skogenさん
鶏 泰造さん
> 塑性域回転角度法という方法を使います。
これはとても勉強になりそうなキーワードありがとうございます。
トルクレンチを使えば良い整備ができる訳では無い、それは本末転倒である、というのがディープさんが言われている事ですから、岡流斗さんは誤読しているように思います。
実際、私が知る古くからある何軒かの自転車屋さんでトルクレンチを使う場面は見ません。全く使わない訳では無いですが、殆どの作業は経験で締め付けの強さを決めているようです。
シマノのマニュアルなんかに書いてある締め付けトルクってどの程度、従わないといけないんでしょう?前に軸力を計算したことがあるんですが、あの規定値はボルトのサイズに対して値を割り振ってるだけの感じがします。もちろん、それは当たり前な話で、場所に合わせて適切なネジを選んでる訳ですから、ネジに合わせて締め付けトルクの規定値が決まる。
一方で、そこに掛かる力から締め付けトルクを決める、というやり方もある訳で、そちらから考えるとマニュアルの数字に疑問が湧く事になります。ボルト毎に規定された軸力なんて実感できませんから、熟練した人は固定に必要な力から締め付けの力を決めてるんじゃ無いかと思います。(鶏が先か卵が先か、ネジが先か固定力が先か、みたいな話)。
でも、これだと緩みに対する考え方(規定トルクはその考え方で決まっていると思ってます)がおかしくなるんですが、そういう場合は「塑性域回転角度法」で考えるんですね。
それにしても、ホローテックBBの締め付けトルクの規定値が35-50Nmというのは理解ができません。あそこには強い力は掛からないですよね。あのサイズのネジの締め付けトルクはM系列だと1000Nm程度ですから、それよりは遥かに弱いんですが、かといって50Nmは強い気がする。