僕が常に正しいということはないので、tour-neyさんの方法で実験されればいいと思います。
自転車の力のかかり方の図を作成したのでアップします。自転車は基本的に前後2本のハブ軸で全重量を支えています。図のA,Bです。どういう力のかかり方をしているのか想像してもらうために赤い線を書きました。木製の椅子でこういう形のものを作ったら、どこに座れば一番変形するか想像してみてください?こういう2点止めの長い棚は距離が長くなればなるほど中央がたわみます。
そのたわんでいるところに重さがかかると厳しいですね。図Cの位置に座ると一番変形します。
たわむ時は通常は支え棒を入れ補強します。しかし自転車は補強棒を入れることはできません。前後AB2軸間の距離をホイールベースと呼びます。椅子でいえば座るところですね。こういう構造のものは中央が弱く、とてもデリケートです。自転車はBB位置=ホイールベースの中央部分に乗り手の体重がかかり、しかも推進するための力がかかります。踏み足で全体重をかけたりすれば、相当な力がかかります。真ん中がたわんでいる椅子を上から思いっきり踏みつけるような感じ。この力に耐えれなくなれば椅子は真ん中で割れ、自転車の場合はフレームが断裂します。
カーボンフレームの断裂が一番起こりやすいのがBB部分というのは、こういう原理です。
もうひとつ書けば踏み足より引き足の方が自転車にはやさしいですね。
自転車って距離の長いベンチで中間につっかえ棒がないような状態で走ってるようなものなので、そういうデリケートな力のかかり方も想像して、改造時はより安全なものに仕上げてもらえれば、いつまでも長持ちして、いい相棒になると思います。やさしく愛してあげてね。
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