うーむ。。。さん
予想通りのスレの流れすぎて困ってます(笑)
私なら品質不良を理由に返品して、面倒見てくれたお店で買い直します。
そのお店も「商売のためにやっているんだろう」と考える嫌がる人もいるかと思います。
糸色文寸その通りです。でも、その人は商売のためには消費者に取って大切なこと、正しいことを考える、という当たり前かつ我々に有益な手段により金儲けをしようとしているので、これは倫理的にも極めて正しく、これらを非難することこそ人の道から外れた外道というものです。
すくなくとも「善人ぽくみえるが、プロとしての最低限の技量も倫理も持っていない」今の店よりは間違いなく消費者のためになるでしょう。
>一番トップクラスの機種以外は手を抜いている
>ラインアップの下のほうの機種になるほど、利益を出すための商品として売っている。
>そこで出た利益でトップクラスの機種に開発費をつぎ込む。
そんなものです。というか当然です。
ただし、若干不正確。「手を抜く」という表現は「価格に応じた手間を掛ける」と言い換える必要があるし、「下の方の機種になるほど、利益を出すための商品」というのも補足・言い換えが必要でしょう。
ハイエンドはもちろんプロがレースでメーカーの看板を付けて使用するものであり、かかった費用もブランド構築のためのマーケティング費用みたいなものです。単体での採算が取れているとは限りません。ハイエンドとしてのステータスを持たせるために原価と売価の関連性が薄く、赤字かも知れないしボロもうけかも知れない。トップ選手用の本物のレース用フレームは見た目同じで個別設計製造だと思うので赤字でしょう。
それ以外のもの(ハイエンド以外、つまりセカンドグレード以下)はブランディング・マーケティング上の位置づけを考慮し売価・原価を決定します。それぞれの車種で価格帯に応じた市場サイズxシェア=販売量予測をし、それぞれブランド構築への貢献、かけられるコストや生産上の制約の中で利益を計算し、それら全体で利益最大化を図ります。
価格を下げるためには製造原価を下げる必要がある、原価を下げるには不良品を出さないことが非常に大事。不良品を出さないためには生産工程で歩留まり・良品率を上げる以外にも、選別基準を甘くするという手段があります。そこらへん会社によってゴニョゴニョって感じでしょう。
ローエンドになると、どうせどこかのメーカーに設計から外注した自転車ですから、そこら辺は当然ゴニョゴニョゴニョ、そしてハイエンドで培ったブランドをぺたっとくっつけて安い自転車に貼り付ければ数万円高く売れます。なので値段なりの品質は期待出来ません。その数万円の差額は品質との関連性が薄いブランド料ですから。で、数が出るので利益も大きくなります。
以上は一般論。
同じ価格帯で大きなシェアを持つブランドでも、PinarelloやCannondaleではあまり酷い品質問題は聞かないですね。ゼロではないですが。固定ファンも多いです。TREKのユーザーは以前何人かいましたが、みなブランドのファンになることなく次のフレームから別ブランドに離れていき、いま周りにはチャリオタで使っている人はいません。
私はTREK社のフレームを買ったことはありませんが、幾つか電装品等オプション品を買ったことはあります。そしてすぐ壊れ、中を見て、その品質に愕然とし、この会社の品質管理を想像して二度と手を出さないことに決めました。たぶん、OEM品は一切品質管理をせず、中国のメーカーがやりたい放題にやっています。ライトの品質なんてパッケージは立派、値段も5000円弱でしたが、中身は小学生の夏休みの宿題(はじめてのはんだづけ・はじめてのプラモデル)レベルでした。プラスチックは歪み、接着剤は糸を引き、半田は芋半田で走行中の振動で外れ、点灯不良・・。
ハイエンドのフレームだけはいいメーカーだと思いますけど。(根拠はありません)