自転車道場

RDの整備 / 291

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ディープインパクト 2024/10/08 (火) 09:47:01 修正

 クオリア44さん
おそらく、リアディレイラーの作動域規制ネジのロー側のオーバーストロークの余裕が僅かに足りなくて、セッティングが出ないだけ。文面を見るに、この規制ネジの調整は丁寧に行った様ですが、クランクを回しながら調整を詰めた様には思えません。この調整は、最終的な詰めは 目視での確認だけでキッチリと行うのは無理で、必ずクランクを回しながら行います。位置を確認するのじゃ無くて、実際にチェーンが外れない事を確認します。

チェーンが外れるくらいに大きめのオーバーストロークに振っておいてから、チェーンが外れない様に作動域を狭める様に行うのです。多分、正解のアジャスター調整の位置は、作動域調整ネジが適切にセッティング出来た上で、現状で調整範囲を絞れたと思ってる範囲の外側にあります。

アジャスター調整が完璧に決まる時は、そのピンポイントでの前後で、徐々に変速動作の状態が良くなって行くのじゃなくて、突然、あるポイントで全てが上手く動く様になります。
で、実はこの正解ポイントから結構外れても、多少具合が悪くても それなりに何となく変速できちゃう事が珍しくありません。もう一度、完全に合っていない調整の範囲から、改めて調整を試して行くと、多分、正解が見つかります。

Bテンションボルトは、ガイドプーリーとスプロケットのクリアランスをギリギリまで詰めると、変速レスポンスが向上しますが、コレを詰め過ぎると、スプロケットに流れ込むチェーンがスプロケットの歯先と干渉して異音が出るので、この異音が出ない様にクリアランスを離します。

クランクを回しながら調整して、異音が出ないギリギリまでクリアランスを詰めた位置が、一番望ましいセッティングですが、多少の異音を許容すれば、レスポンスを優先してもっとクリアランスを詰められるし、逆に 多少クリアランスが大きめでも、大きな問題は有りません。

ただし、コレはダブルテンションのリヤディレイラーの話。
現行のアルテグラ以上のシングルテンションのリヤディレイラーだと、このクリアランスを詰め過ぎると一定条件でチェーンテンションが喪失するそうなので、私も現在組んでる 変速系だけR8000アルテグラを導入したコンポで試してみるつもりです。

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