クオリア44さん
5800のケーブルは、ポリマーコーティングじゃなくて、オプティスリックと呼ぶ全然別物です。
で、現在ではデュラエース グレードのみのポリマーコーティングケーブルは、昔のアルテグラのポリマーコーティングとも、昔のデュラエースのポリマーコーティングとも全然 別のずっと進化した製品です。
私は、この最新のポリマーコーティングケーブルを、R8000のシフターに付いてきたモノを初めて使ってみて感心したのですが、それほど距離をまだ走り込んでいないものの、この時点で昔の製品よりも安定性が有るとの感触が得られたけれど、検証の材料としては不十分かもしれません。
で、簡単に調べてみたら、今回ポリマーコーティングケーブルをシフターケーブルのフルセットで3400円もするので、試しに買うには高額過ぎますね。
さらに、調べてみたら、この金額で最新のFD5801 の新世代フロントディレイラーが買えちゃうのですね。コレに交換すると、インラインアジャスターが外せて、ずっと精密なセッティングが簡単に出来るので、ケーブルごときに同じコストを払うよりも買うならコッチですね。
さらに、今までちゃんと調べてみなかったんですが、R8000のフロントディレイラーはもちろん、R8000のリヤディレイラーも、前世代の6800や5800のシフターと完全な互換性が有るのですね。
私は、コレらとR8000の新型シフターだけを11速のカセットやスギノ クランクと組み合わせて使用してみて、その変速性能の素晴らしさ、セッティングのやりやすさにビックリしたのですが、おそらくは、この驚愕の高性能は全く新しい前後ディレイラーによるものだと考えられます。
それで、この前後ディレイラーだけの効果ならば、R8000でもパーツ代金で1万円ちょいで済んじゃうんですね。
そう言えば、カセットスプロケットもR8000でした。
でも、コレが新型アルテグラの快感そのもの変速性能に大きく貢献しているとも思えないのですが、検証は出来てません。
今度、6800のフルアルテグラで組んである別の車体を、前後ディレイラーだけR8000に交換して、更に検証してみたいと思ってます。
私のこの仮説は多分正しいと思いますが、この新世代のシングルテンションのリヤディレイラー、新方式の複雑なリンク構造のフロントディレイラーのおかげであろう官能的変速性能は、6800がオモチャに思える程の素晴らしさです。
現時点で、1万円ちょいで試せる最も効率的な投資だと思います。