自転車道場

RDの整備 / 147

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ディープインパクト 2024/09/20 (金) 00:26:27

クオリア44さん
たとえ画像が有っても、レンズの樽型歪曲収差、撮影アングルによるパースの発生で、余程デタラメな状態じゃない限りは、トラブルの原因を画像で判断するのは困難です。微妙な症状の場合は特に。

なので、提示された条件から推察するに、一番怪しいのは、正にBテンションボルトの調整不良です。
スプロケットを交換した事で、スプロケットとディレイラーのガイドプーリーのクリアランスが詰まって、異音が発生して、それを解消する為にアチコチを触って、どうにもならなくなった可能性が高いです。

B テンションボルトを調整して、チェーンジャムが起きないギリギリまでクリアランスを詰めると変速レスポンスが向上すると一般には言われてますが、クリアランスを詰めると下から見た時のチェーンラインが描く微かなS字が、ほんの僅か曲率がきつくなって、チェーンがガイドプーリーからスプロケットに流れて噛み込む箇所で、僅かに干渉して異音が出る事があり、Bテンションボルトでクリアランスを広げれば直りますが、それをキッカケに他の調整箇所を不用意に弄る事で事態が悪化します。

一番有りがちなのは、ディレイラー作動範囲規制ネジを弄ると、ワイヤーの引き量調整が狂っていても、トップとローだけは擬似的に調整出来た様に勘違いするので、ワイヤーの引き量を調整するアジャスターの調整が混乱して、迷宮に入り込む事です。

取り敢えず、Bテンションボルトでスプロケットとガイドプーリーのクリアランスを多目にして、作動範囲規制ネジに調整でトップ側にもロー側にも僅かにオーバーストロークする余裕が有る事を確認して、慎重にリヤディレイラーのアジャスターで引き量を調整すれば、正解が見えて来る筈です。
アジャスターの1クリックで4分の1回転、ネジが回りますが、正常に変速機構が作動するのは、正にその1クリックのピンポイントです。

で、変速が取り敢えず正常に動く事を確認してから、改めてBテンションボルトと作動範囲規制ネジの調整を詰めれば、完了です。

コレでちゃんと動かない場合は、他の何処かが原因ですが、多分、調整作業の精進が足りないだけだと思います。

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