自転車道場

マイパラスM-702 / 24

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ディープインパクト 2024/08/09 (金) 21:58:18

 ドラマスキーさん
画像1画像2画像3画像4
写真1でかモンキーレンチ 写真2AZウレアグリスの経年変化 写真3ボトムチューブ内の3ミリ突起物 写真4ワイヤーホルダー固定ビスにワッシャー 写真5カートリッジ左部品(アダプター)のネジ山に白い塗布物 写真6F52TxR14TのRD状態 写真7チェーン外した時のRD状態

結論から言うと、マイパラスM-702にFDはまだ取り付けしていません。
今回はチェーンラインのずれを少し修正しました。
修正の方法は、BBをカートリッジに変更するのに合わせてBB軸長の短いものを使うことで対応しました。

私のマイパラスM-702のオリジナルからの変更点
1.クランクセット シマノ FC-A050(ガード付き 170mm) 52T/39T
2.チェーン シマノ CN-HG40 55コマ
3.ペダル 三ヶ島 CT-LITE
4.今回ボトムブラケットをBB-UN55 (113mm) に変更
もともとFC-A050の推奨BBはUN26の110ミリでしたが、フロントトリプルも視野に入れて113ミリとした。

チェーンラインの測定方法の参考ページ
http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-chainline.html
まず、チェーンラインがどれくらいずれているのかを計測しました。

測定値
オリジナル(カップアンドコーン型)軸長 118.7ミリA=72.28 B=34.01
フロントチェーンライン CL≒53 単位ミリ

測定値 W=28.51 T=6.87 O.L D.=126 リアチェーンライン CL≒42 単位ミリ
BB変更前は F>R その差11ミリ となりました。
これでもおとなしく乗っている分には何も問題はなく、ただ最高速度を出そうとすると、フロントでチェーンが外側に外れる(幸いにチェーンガードに乗っかる形でしたので怪我等の実害なし)ということがありました。

BB変更後の測定値 A=68.73 B=30.38 フロントチェーンライン CL≒49.5 単位ミリ
BB変更後も依然として F>R のままですが、53-49.5=3.5(ミリ) の改善になりました。
これは理論値(118.7-110)/2=4.35(ミリ) に対して少し小さいのですが、測定誤差もあるので妥当な値かなと思います。これでチェーンがさらに外れにくくなることを期待しています(今までもめったに外れなかったですが、、、)。以下、今回の作業で気を付けたところ、気付いた点です。

①工具について
以前にBBの左椀を外す時にものすごく苦労しましたので、右椀を外すための工具として大きめのモンキーレンチを用意しました。写真1です。モノタロウの大阪魂ブランド、開口45ミリで全長375ミリのものです。全くストレスなく外すことができました。工具は適切なものを使用することが何より大切ですね。右椀を外す向きは右まわし(逆ネジ)です。ご注意ください。

②AZウレアグリスの経年変化について
カップアンドコーン型のときには、AZウレアグリスをたっぷりと盛って玉押し調整をしました。今回、半年経ってからグリスを確認することができました。結果、グリスの色が殆ど透明になっていました。AZウレアグリスのもともとの色は「腐ったカスタードクリーム」のようなやや黄緑がかった乳白色でしたがこんなに変化するのですね。写真2です。写真2はグリスを少しふき取ってしまった後のものです。グリスの量は少し減っていたかなと思いました。

③ボトムチューブ内の突起物について
BBを取り付けようとしたら、ボトムチューブに 3ミリ程の突起物があり、これが邪魔をして取り付きません。写真3です。この突起物は何かというとRDのワイヤーホルダー固定ビスでした。ビス長を 8ミリから 5ミリに変更の方がスマートですが、ワッシャーを入れてボトムチューブ内に飛び出ない様にしました。写真4です。

④カートリッジBBの取り付けについて
ネジ山にはAZウレアグリスを塗ってください。取り付けの順序は右側からです。固定する向きは左回し(逆ネジ)です。右は順調に取り付けできました。問題は左側です。左の部品、BBの取扱説明書によると名称はアダプターとありました。この部品のネジ山に白い樹脂が塗ってあってネジ山が埋まっている状態になっていました。写真5です。何かいやな予感がしたのですが、アダプターに工具のTL-UN74を嵌めて手で回しながら締め込んで行きますが、2回転ぐらいで止まってしまいました。やはりこの樹脂が悪さをしています。ネジ山が埋まっているので無理もありません。今度はモンキーレンチで回します。それでもあと1回転ぐらいしか回せません。仕方ないのでアダプターを外して、自分の親指の爪でこの白い樹脂をなぞって少しでも取ろうと努力しました。そしてまた再度取り付け直します。これを3回くらい繰り返すと何とか締め込みできました。一体この白いものは何のために塗布してあるのでしょうか? さっぱりわかりません。

⑤チェーンの長さ調整について
チェーンラインを少し改善したので、クランク逆回しテストをしました。
チェーン長が54コマのときは、フロント52T×リア24T(2速)の状態で、クランク逆回しで3速に落ちました。そのためチェーン長を55コマにして対策しました。本来は、フロント52T×リア28T(1速)の状態で、クランク逆回しでもチェーンが外れてはいけないという道場長の教えですが、チェーン長55コマでは2速に落ちます。それで、もう1コマ足して56コマにしたのですが、やはり外れます。しかしながら、チェーン長をこれ以上長くするのも限界です。
その理由は下記によります。
写真6はフロント39T×リア14T(6速)にした時のRDの位置です。2つのプーリーが殆ど水平になっています。写真7はチェーンをフロントリングから外したときのRDの位置です。まだプーリーは跳ね上がりますが、写真6と7を比べるとフロント39T×リア14T(6速)の時に、最低限これくらいの張力は必要なのではないでしょうか。チェーンを長くしてこれよりも張力を小さくするのは6速側で問題を起こしそうです。暫く乗ってからチェーン長はそのうちに55コマに戻そうかなと考えています。
以上の理由で、フロント52T×リア28T(1速)の状態のクランク逆回しテストはあきらめることにします。順方向の回転つまり普通に漕ぐ分には何の支障もありません。ただ逆回しができないだけです。不本意なんですがこの組み合わせのクランク逆回しはNGのままです。
これから改造される方に参考になればと思います。
以上です。

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