子ども用は今が全て!来年はないです。特に小学校低学年はその時その時でベストな自転車を作るしかない。
今年小学1年生に作ってあげた自転車の写真アップ、これ毎日すごい距離走っていて近所の子どもたちも来て大勢で取り合いして乗ってます。軽いし走るので一度乗ると、みんな離さない。変速機使えない子どももいるし、自転車の扱いも荒いし、ディレーラー曲げるわ、ディレーラーハンガーぶつけてネジ飛ぶわ、壊します。しかし壊れたのを修理するのは大人の甲斐性。壊して初めて限界がわかり、次は壊さないように扱うようになる。
だからどんな故障でも修理してやるから思いっきり乗り回せと言ってる。
自転車は並と上にはとても差がある、一般の人は本物のいい自転車に乗る機会がないので、自転車の軽さ、楽しさを知らない。悪い自転車ばかり乗ってきた人は「重くて電動アシストないと走れない」と勘違いする。電気アシストなくても自転車は軽く楽しく遊べるツール、一生の相棒になる。
そういう経験を真っ白な子ども時代に知るのは大きな意味があり人生の財産になります。
子どもが変速できないのは、大人が変速させないからで、誰でも最初は初心者。失敗を繰り返し練習して出来るようになります。僕が作った自転車を知った子どもたちは家でゲームするより、外で自転車乗り回すようになりました。小学校1年の子が大人が苦しんで登る坂を変速使い軽々と登るのが面白い。
子どもでも「子どもだましのゴミ部品寄せ集め自転車」と本物の自転車の違いを見抜きます。1秒1秒の一瞬の積み上げが日になり月になり年になります、最高の1秒を感じられない自転車を5年間我慢して乗るのは不幸だなあと思います。
子ども用自転車は損得勘定すると必ず赤字、しかし目先では赤字ですが子どもの長い一生で「自転車で遊べる人」はきっと大きな黒字を生みます。目先の損得より将来に残る財産を子どもに残せれば自転車はいい投資です。
>変速操作は苦手みたい。また非力で硬そうにしていた。
変速整備が甘いのが原因。
>慣れやワイヤー調整などで解決するもの??
本気で完璧な変速整備をやれば小学校1年の子どもでも前3×後6の18段変速を自在に使えます。
何か不具合がある時は子どもの責任と考える前に、胸に手を当て自分(大人)がズボラしているからではないのか?と反省してベストを尽くす。そんなかっこいい大人でいたいですね。