バンマオさん
咲斗さん、beeシュリンプさん、skogenさん、 チップインダブルボギーさん
皆様、コメントありがとうございます。あくまで大阪の話ですが、サイクリングロード(自歩道)でロードトレーニングする輩もいて、男の子だったらこんなところ走ってないで峠上って来いよ、せめて飛ばすなら車道にしろって思うことはよくあります。
また、たいていのローディはバイクにベルが付いてない(違法)ので鳴らさないし、背後から音もせずに忍び寄ってきて声もかけずに抜き去っていくことがほとんどです。街中(淀川・神崎川)方面にポタリングに行く度に一度は冷っ!て思わされることに出くわしますが、たいてい相手はマナーの悪い自転車で、交通法規無視のママチャリ(女性に多い)や細いタイヤを履いて飛ばすスポーツバイクです。
かく言う私もとても褒められたものではなく、初心者の頃、ロードバイクで河川敷の土手を走っていてついスピードが出ていて、土手に勢いよく登って飛び出してきた来た人を驚かせたり、逆に飛び出してきた飼い犬に驚いたこともあります。
私は、道場長がGIOSミストラルにRS21とルビノプロ3にビットリアのチューブを推奨される良さも分かっていて、ある程度自転車のことが分かってる人がスポーツサイクルとして乗るにはベストの選択だなと思っています。また、デフォルトのタイヤは粗悪品の場合が少なくないので、最初から品質の良いものに交換した方が良いことも承知しています。
だだ、初心者の街乗りクロスバイクは普段の足として普段着でユルイ乗り方をする人や、その方が使い勝手が良い場合も多々あるので、万人向けの掲示板を目指されるのであれば敢えて23Cタイヤに拘る必要もないかなと感じました。
ツールの選手でも700Cホイールに23Cタイヤが使われるのは、人にとって取り回しやすいホイール径(タイヤを含む)があるのだそうですが、おそらくそれが関係しているのではないでしょうか。マウンテンバイクの29er(ツーナイナー、700Cと同じリム径)を世に広めたゲーリー・フィッシャーによると、「A点からB点を速く走るという意味では、ほぼあらゆる条件で、小さなホイール達よりも29erの方が確実に物理的に速い。」また、「大きなタイヤのメリットはもう語るまでもないが、例えば、段差を乗り越えやすく、トラクションが掛かって、前転しにくく、グリップする上によく走る。ウェイトのデメリットは既に過去の話なので実用上悪い事は何も無い。」のだそうです。
要するに、ホイール径が大きい方が速くて走破性が高いが、大柄な欧米人選手でも29erが限界だということでしょう。それが、欧米人に比べて小柄な日本人の場合、700Cホイールに23Cを履かせたサイズが取り回しやすいサイズの限界なのでしょう。
ホイールにタイヤを履かせたサイズは、「マウンテンバイクの26インチホイールに1.75インチタイヤ < 昔ながらのランドナーの650Aホイールに26×1・3/8タイヤ < 700Cに23Cタイヤ」ですが、概ね似通っていてだいたい同じようなサイズに収斂されてくるのでしょう。だから、ロードバイクよりもさらに太いタイヤを履いたクロスバイクではロードバイクよりも若干取り回しづらくなるのでしょう。
因みに、レースの指導員をやっている従兄弟に、欧米人に比べて小柄な日本人は29erよりも650B(27.5インチ)の方が取り回しやすいからレースに有利なのか?と尋ねましたら、笑われて29erの方がレースには有利だが29erだと大きすぎて売れないからメーカーが商売の為に650Bを売り出したのだろうと言ってました。
ですから、小柄な女子選手でもレースに勝つために取り回しにくい筈の29erを乗りこなそうとされているようです。そういう意味からすると道場長が推奨されている700Cホイールにルビノプロ3(23C)は理にかなっていると思います。道場長が推奨されるルビノプロ3は品質が良くて舗装状態の良い車道を走るのに適した、いいタイヤだろうと思います。
ただ、ロードバイクのようにスポーツライドする方にはいいですが、私には街乗りにフェラーリを勧めておられるようにも思います。街乗りするのにフェラーリ使うとガソリンスタンドや店に入るのに腹を擦らないか気になってかえって使い勝手悪いでしょという話です。
細いタイヤほどトラクションが小さくなるので走破性が悪くなり、舗装が悪いガタガタ道や砂が浮いていたり落ち葉の積もった道、砂利が転がっている道や未舗装路は走りにくくなります。また、エアボリュームが小さくなるので、安くて固いアルミフレームを使いがちなクロスバイクでは乗り心地も固くなって悪くなります。更に、レース用に贅肉をそぎ落とした23Cタイヤはゴムの厚み自体が薄く、特にサイドが薄くて弱くなり、小石やブロックの角とかで傷つきやすいです。
私もルビノプロ2を使ったことがありますが、トレッド部分は丈夫ですがビットリアの特徴なのかサイドの上半面がぺナペナで薄くて柔らかく(その分乗り心地は良い)、私が好きな山里の道は山から崩れ落ちたばかりの角の尖った石ころがよく転がっていて、ルビノプロ2ではサイドがザックリ切れてしまうので、よりサイドが分厚くて丈夫なパナのエクストリーム・デュロ25C(現在はレースDエボ3)に変更しました。
なお、エクストリーム・デュロのことは、センチュリーランを走る会「自転車百哩走大王」さんの情報で知りました。
道場でルビノプロ3に5気圧を推奨される随分以前、ルビノプロ2にメーカー推奨最低空気圧の7気圧以上入れるのに抵抗を感じていて、より丈夫で低い空気圧で乗れるタイヤを探していました(但し、道場長によるとパナのタイヤは滑りやすいそうなので推奨はしません)。ルビノプロ2は確かに走りが軽くて乗っていて気持ちよく、丈夫で耐久性のあるタイヤだと思いました。ただ、サイドが切れてケーシングに達する傷が入った場合、シロウト目には乗り続けて大丈夫なのかどうなのか判断が難しいです。
たまたま大丈夫だっただけかもしれず、また、グレーチングを超えてギシギシ音が鳴る度、サイドを擦って傷が入ってないか心配で、一時期ロングを走る際はスペアタイヤを持っていこうかと考えてました。
一方、普通に出回っているクロスバイク用タイヤはシティーサイクル用タイヤと同様に重いですが「肉厚」でトレッドも刻まれていて傷が入りにくいです(但し、パンクに関しては細い太いはあまり関係ないようです)。車がビュンビュン走る車道を走るだけならいいですが、皆さん、街乗りの場合、通勤ならともかくオフで走るのは少しでも車通りが少なく排気ガスを吸わない道を選んで走っておられるのではないでしょうか?
そういう道は、たいてい舗装も傷んでいたり、砂が浮いていたり、時には未舗装だったり、歩道や石畳を走る場合もあるでしょう。要するにロードバイクは文字通りロードしか走れないバイクで、街乗りに23Cタイヤを使うと気持ちよくサイクリング出来るエリアを自ら狭めてしまう(走る道が限られる)ように思います。
もし、私が街乗りに選ぶなら、タイヤはシュワルベ・マラソンレーサー30C、ビットリア・ランドナー32C、シュワルベ・マラソン32C、ブリジストン・ディスタンザ32C、パナレーサー・ツーキニスト35C辺りで十分、特に拘りません。無茶な走りをすると滑るかもしれませんが、それよりも街乗りは「飛ばさずゆっくり走ろう」です。
バイクは最初からロードバイク用ホイールが付いているGIOSミストラルに太いタイヤは似合わないので、JAMISコーダスポーツにして気に入らない部品を交換します。ホイールはデフォルトのまま乗るか、気に入らなければシマノClarisハブにアラヤかアレックスの適当なダブルウォールリム、14Gのスポークにブラスニップルの32本組みで自分で手組みします。
(ご参考)
エンゾはん、これは少々いただけまへん、の(週刊 自転車ツーキニスト413)
http://melma.com/backnumber_16703_5063012/