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ディープインパクト 2024/10/28 (月) 16:33:22

 バンマオさん  街乗りクロスバイクに細いタイヤを履かせるメリットについて
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淀川右岸よりキタのビル街を望む 淀川右岸より対岸、天保山方面を望む

いつも役に立つ情報をありがたく拝見させて頂いております。
私は随分前から道場のファンなのですが、少々疑問に思っていることがあります。

道場では、街乗りクロスバイクまで23Cのタイヤ(ルビノプロ)とロードバイクのホイールを推奨されているようにお見受けしますが、細いタイヤを履かせることにどれほどのメリットがあるのでしょうか。

置き場所などの制約があってバイクを複数所有出来ないが、ロードバイクの様な軽い走りにカスタマイズしたいというのであれば話は分かるのですが、私には街乗りに細いタイヤはあまりメリットがあるように思えず、むしろ乗りにくくなるのではないかと思うのです。

ストレートハンドルで速く走れるバイクが良いなら、最初からフラットバーロードを買えばいいと思いますし、クロスバイクにはクロスバイクとしての使い勝手の良さがあるように思うのです。また、クロスバイクは28Cが主流ですが、私的にはむしろ32C~35Cの太めのタイヤを履いた方が街乗りにはより使い勝手が良いと思います。

街乗りクロスバイクにルビノプロ23Cとロードバイク用ホイールを推奨されていることと、チェーンのリンク部分に「ミシン油」をごく少量さして拭き取るだけ(チェーンクリーナー不使用)というところが、その他多数のメンテナンス本やサイトと異なるところで特徴でもあるとお見受けします。

以前に道場長が「ロードバイクは真剣だ」と言われていたと記憶していますが、ロードバイクと同じホイールを履いたクロスバイク(=走りが軽くスピードが出やすい)で走ることは、「街中で真剣を振り回す」ことになり矛盾しているようにも思うですが、道場の皆様にそのあたりをご教授頂けませんでしょうか。

話が少しそれますが、私の街乗りメインバイクは、レトロな26インチホイールのクロモリマウンテンバイク(リジットフォーク)で、シュワルベ・マラソンの1.75インチタイヤを履かせていますが、シフトダウンすれば漕ぎ出しが重いとも思いませんし、スピードは出ませんがよく走り、安定性が抜群に良くて、何より体の一部のようで乗るのが楽しいです。

タイヤが道場長推奨の1.5インチではなく1.75インチなのは、両方試してみましたが、私のバイクはフロントホークが鉄棒みたいな極太パイプで1.5インチタイヤだと手に衝撃を受けやすくて疲れるのと、デフォルトが2インチのブロックタイヤなので、1.5インチだとホイール径がかなり小さくなって、ハンドルが切れすぎて乗り味が悪くってしまうからです。

現在、26インチホイールのマウンテンバイクは規格外になりつつあり、昔ながらのリジットフォークのマウンテンバイク(街乗りにサスペンションは不要、シロウト騙しの「ルック車」に付いているなんちゃってサスペンションは百害あって一利なし!)は大陸横断ロングツーリング用やクロスバイク的なものが僅かに残っているぐらいで、ランドナーと並んで絶滅危惧種ですが、26インチマウンテンバイクは取り回しが良くて、シティーサイクルよりもふらつき難くく、大きく軽いギアが選べるので、足腰の弱ったお年寄りにも最適だと思います。

ご参考までに、恥を忍んで画像を晒しますので、大阪の水辺の風景などお楽しみ下さい。では、よろしくお願い致します。

(追伸)
私が思う街乗りバイクにロードバイク用ホイールや細いタイヤ(23C、25C)を履かせるデメリットを思いつくまま挙げさせて頂きます(思い違いがあればご指摘下さい)。

・細いタイヤほど道路と路側帯の継ぎ目(縦方向)の段差でハンドルを取られやすい。
・グレーチングの継ぎ目や溝でハンドルを取られやすく、最悪、前輪がグレーチングの溝にスッポリ嵌ると前転し前方に投げ出される。
・夜間は昼間より視界が悪くなるので、ロードバイク用ホイールで走って障害物や段差があるのに気付くのが遅れて乗りあげると、タイヤがパンクするどころかホイールまでダメになる場合がある。
・暗い夜道では何を踏むか分からないので細いタイヤの方が不安を感じやすい(太いタイヤの方がより安心感がある)。また、パンクした際も細いタイヤよりも太いタイヤの方が修理しやすい。
・道路事情によっては、やむをえず自転車通行可の歩道を走る場合があるが、歩道などの段差に弱い。
・タイヤのエアボリュームが少ないので、石畳の道や舗装が荒れて路面状況の悪い道(河川敷やサイクリングロードなど)では乗り心地が悪い。
・36本組みの丈夫なホイールに比べてロードバイク用ホイールはスポーク本数が少ないので負荷がかかると振れが出やすく、一端振れが出るとアルミニップルかつ高テンションなので振れ取りしにくい。
・タイヤのエアボリュームが少ないのでキャリアを付けて重い荷物を運ぶのには不向き。
・タイヤのサイドが薄いのでブロックの角などで擦ったり、角の尖った小石など異物を踏むとサイドが容易に傷つく。
・乗るたびに空気を高圧(6~7気圧)まで入れなくてはならない。また、万一パンクすると携帯ポンプで高圧まで入れるのは一苦労。
・タイヤが高圧なので、高速走行中や下り坂で、万一バーストしたりパンクで一気に空気が抜けると転倒するリスクが高い。
・タイヤが高圧でチューブも薄いので、パッチで補修しながら使うのはバーストの恐れがあるのでためらわれる(→パンクするたび新品に交換)。
・セミロングやロングバルブのチューブは値段が高い。また、高品質なタイヤは価格が高く、安いタイヤはボロいものがほとんど。

なお、仏式バルブに関して(700C×28C~35Cタイヤも基本的に仏式ですが、米式バルブと比較した場合)、
・仏式バルブは空気を入れる際にバルブコア軸を曲げやすく、また、米式バルブに比べ仏式バルブの方がトラブルが多い。
・仏式バルブは長期間使用するとバイクの保管場所によってはバルブが錆びてきたり、耐久性自体が米式バルブよりも低い。
・米式バルブに比べ仏式バルブの方が空気が抜けやすい(26×1.75インチ用の米式バルブのチューブだと2~3週間ごとに空気を入れればよい)。

ご参考までに、私が街乗りマウンテンバイクで今まで履いてきたタイヤは次の通り(1万㎞以上走ってパンクはゼロです)。
・1本目 スペシャライズド・ニンバスリフレクト(1.5インチ)約3500㎞でトレッド面に亀裂が入ってきたので交換。
・2本目 シュワルベ・ロードクルーザー(1.75インチ):約1500㎞、僅か半年でサイドにボロボロに亀裂が入ってきたので交換(→輸入代理店にメールするも返信もらえず)。
・3本目 シュワルベ・マラソン(1.75インチ):6000㎞以上走行してもトレッドもまだ十分残っていて亀裂も入っておらず、あと3000~4000キロは持ちそう。2本目の損を取り戻した気分。

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