クオリア44さん
私が、リーチを目安にポジションの最適化を検討するのは揺るぎない真実で、でもそれを現実のポジションフィッティングに落とし込むと、大幅なパーツ交換は避けられないのが、この真実を怪しく感じる違和感の正体だろう、と書き、他のスマートな解決策は絶対に無い、と断言しました。
その理由は、ロードバイクのホイールの700cの寸法と、このフロントのホイールがペダリングの時にシューズと干渉するのを回避する為に、身長の低い人だと、ジオメトリーにロードバイク本来の姿から懸け離れた姿になるのを回避する為に、どうしてもジオメトリーに無理が生じるので、適正な操縦性を獲得するために、どうせパーツ交換は必然だからです。
この意味でパーツ交換でどうとでもフィッティングが出来る、と言う主張が、絶対的に正しい理論と現実のフィッティングの落としどころとして、違和感を感じても、それが真実で有る。
と言うのが私の主張です。
がしかし、今一度、念の為にアンカーとルイガノの最小サイズの、小さな女性でも乗れるとしてるモデルのジオメトリー表を見ると、トレール値とか、ロードバイク本来の操縦性の適正とされる寸法に相当に肉薄してます。何故だ?と思って、諸元表を見ると、かなり短いステムで辻褄を合わせてます。
これは、小さな人が乗るロードバイクの操縦性を適切に保つ為の、多分ベストな選択ですが、今迄の女性専用ジオメトリーでは、コレをカッコ悪いとして、特異なジオメトリーを設定するのが常識でした。
コーダブルームのモデルがその典型的な例です。と言う訳で、訂正します。少なくとも、アンカーはパーツ変更無しでキチンとポジションセッティングが出来て、操縦性もロードバイクとして本来的なものが獲得出来てる可能性が高く、考え得るベストな妥協点です。
この細やかな仕様の適正化には、それなりのコストがかかるのは当然で、割高な価格設定も仕方ないでしょう。* 私が、ソレ持ってます、だから間違い無い、と軽く書くのが嘘くさく思う人も居る様なので、画像を上げておきます。また、この画像は、どんなジオメトリーでも、パーツ変更で、どうとでもポジションセッティングは出せる、と言う事が良く分かると思います。
サーベロs1 480サイズのフロントセンター、及びホイールベースは、きっと世界一短いです。もちろん、シューズとフロントタイヤは、ハンドルを切ると盛大に干渉します。