小杉むさしさん
どうもエンデュランス系自転車おたくの僕です。エンデュランス系の自転車には各社びっくりどっきりメカを搭載してますので面白いですよね。
トレック・ドマーネ シートポストとフォークコラムが車体から独立して動いて振動をいなすメカがついてます。カンチェラーラのために開発され、彼が愛したという売り文句もちょっとしびれます。カンチェラーラ引退記念カラーのフレームはかなり欲しいです。
2015年モデルにチョイ乗りさせてもらったことがあります。またがった瞬間にわかるくらいBBが低かったです。重心が低くて安定していて乗りやすかったですよ。長距離は本当にラクそうです。
ディープインパクトさんも言ってますけど、BB90という裸のベアリングをフレームに直接ハメる仕掛けをなんとかしてほしいです。このBBのせいで2017年型を買おうかどうか悩み中。BBのせいで踏み切れません。
スペシャライズド・ルーベ こいつが元祖びっくりどっきりメカつきのエンデュランス自転車なんじゃないかと思いますけど、ついに2017年型はフロントにサスペンションがつきました。トラベルは2cmだそうですけど、ロードバイクにそんなことしていいのって感じですよね(笑)
2013年型だか2014年型かなんかに乗りましたが、普通でした。悪くないけど特にこいつを選ばなきゃならない理由がみつからない。BBはBB30なのでねじ切りスリーブを差し込んでしまえばJISになるので問題なし。
タイム・フルディティ 音叉みたいに振動を吸収する板バネが仕込んであるAKTIVフォークというのがついています。ビルの免振機構と同じ理屈で振動が消えるんだとか。フィリピンにはディーラーがないので乗ったことないですけど、ジオメトリを見るとどうにもハンドルが高すぎて乗れない感じです。
キャノンデール・シナプス BB付近が二股にわかれているくらいで、極端なびっくりどっきりメカは搭載されていません。BB30Aに代わる前のシナプスに乗ったことがあります。乗り心地はルーベやドマーネよりいいですけど、なんかふにゃふにゃしてます。上手に乗りこなさないとスピードが出ない感じ。高いほうのハイモジュラスカーボン仕様のフレームはそんなことないのかも。
BB30からBB30Aに変わったのはキャノンデールが自社の専用クランクを売るためのマーケティング部門からの要請でしょうね。なかなかあっぱれな姿勢です。専用クランクは一番高いのは結構カッコいいです。
ただBB30AはBB30とちがってJIS化できないクセの悪いBBなので僕の購入候補にはなりません。
エンデュランスバイクを選ぶのに一番いいのはどれか一台乗ってみるのがいいと思います。僕にとってエンデュランスバイクというのは妥協して選択するものです。長距離走り切るために必要だから仕方なく選ぶ道具って感じ。各社がメインで売っている純ロードレーサー系のほうがはっきり言ってスピードも出るし、乗っていて刺激的で面白いです。趣味で乗るならこっちだろって思います。
この辺は僕の感覚なので、人によって違うでしょう。例えば自転車にそこまでの刺激は求めない。休日に快適なサイクリングを彼女一緒に気楽に楽しみたいなんて用途なら絶対エンデュランスバイクですね。僕は刺激も欲しいし長距離を走り切る道具にも魅力を感じます。ドマーネは長距離走にはホントいい相棒になる予感します。でも刺激的じゃないです。純レーサー系にするかエンデュランス系にするかまだ悩んでます。
それからディスクブレーキは今年はカンパからゾンダディスクが出るのでとりあえずホイールがないという問題はないんじゃないでしょうか。前輪もG3組みになって見た目もおもしろくていいんじゃないでしょうか。年が明ければシマノも本格的にディスクブレーキを売るわけで、ホイールもいろいろ出してくるでしょう。島野社長のキーノートは「来年はディスクブレーキを売り早々に巡航速度に乗る」でしたよ(笑)
これ以上のものが欲しければ、ZIPP、ENVE、レイノルズあたりからいくらでも選べます。