鶏 泰造さん
初心者357さんサドル高はそれほどおかしくないですよ。かつては「ペダルにかかとを乗せて、ヒザが楽に伸ばせる高さ」と言われていて、私はそこを出発点に微調整して現在のサドル高になりましたが、実測してみたら、最近、良く言われている「股下寸法×0.875」にピッタリでした。(バイオレーサーは0.860で計算してるっぽい)
サドルが低いと大臀筋の稼働率が低下するという研究結果もあったと思いますから(順天堂大だったかな?)、サドル高は下げないほうが良いと思います。
サドルとハンドルの落差ですが、最初は「サドルの上面とハンドルの上面が同じ」くらいから始めると良いと思います。体やペダリングができてきて、巡航速度が上がってくると、自然に低い姿勢を取りたくなって腕が余ってきますから、そうなったら少しずつ下げればいいです。
ちなみに私、身長181cmで手足も長いほうですが、ハンドル落差を測ったら70mmでした。たまに市民レースに出ていた30代のころは、今よりもう少し下げていましたが、それでも80mmぐらいだったと思います。
このサドル高で「ペダルが遠い」と感じたとすると、足の正しい位置でペダルが踏めていない可能性があります。ペダルの軸中心と母子球(ジャンプするときにいちばん力のかかるところ)がほぼ一致するのが正しい位置ですが、それより土踏まず寄りで踏んでいたとすると、ペダルが遠く感じるはずです。
そういうクセの付いている人が母子球で踏むようにすると、ふくらはぎの負担が大きく感じると思いますが、それは①ペダルを上から踏んでいる、のと、②使用しているギヤが重い、のが原因です。ペダルを上から踏んづけなくても進むぐらいの軽いギヤを選んで、ペダルが上がってくる動きを邪魔しないように足を持ち上げるようにペダリングすれば、ふくらはぎの負担を感じることなく、軽く走れるようになると思います。
一度、エアペダリング(片足で立ってペダリングの真似をする)をやってみて下さい。いかに自分の脚が重たいか、この重さがペダルの回転の邪魔になっているかがわかると思います。