自転車道場

otomoフレーム製作記録 / 56

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ディープインパクト 2024/09/21 (土) 16:50:00

 skogenさん
泣き虫ペダルさん正確な線は引けませんでしたが、3番目の写真で、タイヤの左右に沿わせて引いた2本の直線の中央のラインと、上の方に少しだけ見えるヘッドパーツの下玉押しの下のフォークの管の中央はずれているように見えます。

ただ、見る角度がちょっと変わるだけでもずれて見えるので、この写真だけでは確定は難しと思います。
人様の自転車を曲がっているとかずれているかも、と言いっ放しなのも、なんか気が引けるので、ちょっと考えてみました。

フォークのセンターが出ていないのは、大まかに2つの理由があると思います。

  1. 2本のフォークが左右対称でない
  2. エンド金具が左右で少し違う
    1については、真正面から両目、片目でじっと見ると分かると思います。人の目は左右の対称性や平行には敏感ですから。

2のエンドの先端については、厚紙をハブ軸とエンド金具の間に挟むと分かると思います。
1,2いずれもエンド部分で左右がわずかに違うだけでリム部では大きくずれます。例えば、エンド部分の切り込みの深さの差は、リム部では6倍(エンド幅の半分が 5cm、ホイール半径が30cmとして 30/5=6)に増幅されます。ですので、0.5mmの差でもリム部では3mmのずれになります。

ここから先は雑談です。^^;
ディスカバリーチャンネルでTREKの工場の潜入取材が放送されていました。
http://www.cyclesports.jp/depot/detail/58492
フレームの精度を出すために、かなりの手間を掛けているのが良く分かりました。

色々な形に切り出したカーボンファイバーシートをクルクルっと巻いて、糊で貼りあわせて作った紙細工みたいな原型のカーボンフレームを、0.1mmの精度で仕上げるんですから、大変というのは良く分かります。番組の中だけでも、焼き固める前のチェックポイントは3箇所ぐらいあったかな。

フレームの強度・耐久性試験で映されたフレームが大きく変形する映像もちょっと驚きました。

あと、ホイール組の場面も出てきました。最初の組み付けは手作業でしたが、そこから先のニップル回し、振れ取り、テンション調整はロボットがやってました。振れ取りは画像解析、テンションはテンションメータを使っているようでした。

でも、最終調整は熟練工の手が入ってましたから、微妙なところには今でも人の手と経験が必要なんですね。

こうして見ると、 YONEXのフレームを作っている人たちはMade in Japanで良くやったと思います。頑張れニッポン。。。高いので買えませんが。 ^^;

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