skogenさん
カンパ・フルクラムのラチェット起こしバネですが、私の見聞した範囲内ではそんなに簡単には折れません。
でも、折れる心配はしてます。その時はその時と腹をくくって、神経質にならない方が良いと考えてます。冷静に考えて、落車で走行不能になる事の方が多いと思います。心配し過ぎるとロードバイクには乗れなくなりますが、心配ならロードサービス付きの保険もあります。
私は8000kmぐらい走ってますが、フリーボディーのメンテの際に、特に折れる気配は無かったのでまだ交換してません。機構的に折れる理由は良く分かりませんが、一時期、太さが違うバネが使われていたからという話もありますし、装着時のミスでは無いかという話もあります。あるいはフリーのメンテナンスをさぼってたか(グリス切れで摩耗したとか)。
周囲でカンパに乗ってる人からも折れたという話は聞きませんし、走っていて折れた場面に遭遇したこともありません。概算で折れる頻度は10万km以上で1度。
ついでに。
カンパ・フルクラムもMavicもフリーの構造は簡単なので整備は容易です。
Mavicはフリーには専用のオイルを使うようですが、あれはちょっと疑問。オイルよりも流れないグリスの方が性能は維持しやすいはず。でも、ラチェット起こしがコイルバネなのは良さそう。
いずれにしろ、整備できる人にはカンパ・フルクラムやMavicは向いていると思います。どちらもヨーロッパの製品です。メカを自分で整備するのはヨーロッパでは普通ですが、比較すると日本人はメカをいじる人は少ないと感じます。この道場を読んでいると、自分で整備するのが当たり前の正義と感じるかも知れませんが、自分で整備しないし自転車屋とも縁がない人は少なく無いと感じます。
シマノのメンテナンスに対する考えと、カンパやMavicなんかの考え方の違いは、そういう背景もあるのかなぁって想像します。日本はハイテク&新しもの好きで故障無しを尊びますが、ヨーロッパは機械との付き合い方・考え方がちょっと違う。
さて、幸運なことにキシリウムエリートUSTに乗る機会がありました。平地走行メインで100kmほど走行。乗り心地が良いですね。スムーズに軽く進む感じます。USTタイヤとホイールのどちらが効いているのかは分かりません。推測すると、空気圧は低め、ゴム質も柔らか目なのでグリップが効き、乗り心地が良く、チューブレスなので走行抵抗は低め。フルクラムのホイールより脚力が無くても乗れる感じ。USTタイヤはMavicが言う通り、手で嵌めることができるようです。
USTタイヤの重量は25cクリンチャータイヤとほぼ同じですから、チューブの分が軽くなります。C17ワイドリムは重量的には不利ですが、C17リム+USTタイヤだとC15+クリンチャーよりトータルでは軽くなります。C17ワイドリムはチューブレスで初めてC15を総合的に上回るのかも、と感じました。(C17+25cクリンチャーだとメリットとデメリットの両方があり、評価が分かれます)
そんなこんなで、春になり物欲満開。^^;