自転車道場

ブレーキの整備 / 142

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ディープインパクト 2024/10/03 (木) 23:21:22

 skogenさん
ブレーキの踏み代が深い自動車にずっと乗っているので、カックンブレーキでは無い効き方のほうが自転車も自動車も私には合っています。

一方で、売っている自転車のブレーキは引き代は浅いのが多いと聞き、実際に触った感じも確かにその通りで、一般には引き代の大小はあまり重要では無いって事かと思います。

となると、どっちが正しいのか分からない、というのが今の正直な気持ち。

自転車屋さんに整備をお願いする事については、道場長とは考えが違うかも知れません。

私自身は自転車屋さんで多くのことを学んだので、簡単に「自転車屋レベル」という言い方はできません。ディープさんレベルになるとそういう事が言えるのは分かります。キャリアが何10年もあって、整備の力量がとても高い人が居ることも、自転車屋さんで学んだことです。

でも、ここを読んでいる多くの人に(もちろん私も含めて)、「自転車屋レベル」と言える程の力量は無いでしょう。

「自転車屋レベル」という表現は、自転車に取り組む姿勢を言われているのだと思いますが、それを間違って理解している人も居るように思います。「自転車屋の整備レベルは低く、自転車の整備を任せるべきでは無い」、「少しやれば自転車屋の整備は誰でも超えることができる」といった誤解です。普通の人だと自転車屋さんの整備レベルには勝てないと思います。経験値が圧倒的に違う。時間コスト計算をして、程々の整備をしているだけで、技術が無い訳じゃ無い。

何かが間違っているとすれば、自転車屋さんにきちんとお願いする、コストを掛ける、礼を持って接する、そういう気持ちが無いと、相手も動かない。ただし、前提として、良い自転車屋さんを探すことが必要です。がっかりするような自転車屋さん、例えば、見えなければ騙す、手を抜く、そいうお店の存在も少なからず知ることができました。

その一方で、ネットで安く買って、ネットの情報で組み付けて、お手上げになって自転車屋さんに泣きこむ、という場面も見ました。うちでは出来ないからと、たらい回しにされて良心的な自転車屋さんに流れ着く人も居ます。覚悟を持って整備するのと、コスト感覚でプロの仕事を知らずに手前勝手に整備するのは180度結果が違います。

この道場の情報を見て、きちんと問いかけてくる人は悩んだ末のことだと思います。その一方で、拾い読みしてその場限りの情報として使われる可能性を考えると、よろしく無い結果、つまり良心的で整備力がある自転車屋さんを軽んじる事にもなる。その割合がどの程度か分からないのですが、少数だとは思えないんですよね。

そういう訳で、自分より明らかに力量が上のプロには整備を任せるようにしてます。自分自身も整備の基本ができるようになって、初めて整備を任せることができる、という風にも考えています。なので整備してもらうことで自転車の勉強をしてます。

私は街の自転車屋さんが瀕死状態にあるんじゃ無いかと危惧してるんですが、それは自転車乗りにとっては不幸な事だと思います。ちゃんとした自転車屋が居ないと、いよいよメーカーや輸入代理店の好き放題にされてしまう。そして、通り一遍の整備だけで、お客を軽んじる自転車屋が増えてしまうのじゃないか、そんな風に考えてしまいます。

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