tour-neyさん こちらこそはじめまして。そして親切にアドバイスをいただきまして、どうもありがとうございます。トーアウト、書き洩らしておりましたが私も以前試しました。それでもシューの鳴きは解消されませんでしたので、片側トーイン片側トーアウトというようにあらゆるパターンを試みました。
けっして褒められたものではありませんが、今は開いていない側の台座のスプリングを少しずつ伸ばしてバネレートを調整し片効きを抑え、トーインを2mm弱付けてシューの鳴きは収まっています。チドリのセンターも何とか出ましたが、微速でブレーキを握り込むと少しリムがビビる瞬間があります。
半ば強引に思える方法で調整したので、おそらくですが左右で幾ばくかのバネレートの差が生じ、リムに対してシューが均等な力で当たっていないのでしょう。リアの台座は問題がありませんでしたので、ブレーキもスーッと効きまます。画像貼りますので良かったら見てください。
私もカンチブレーキの調整ネジで調整しきれないフレームはおかしいと思い別のショップにも訊いてみたのですが、やはりどのメーカー(ブランド)のフレームでも2mm程度の位置ズレはよくある話だそうです。そう考えると自転車店はそこを上手く調整をするというか、きれいに帳尻を合わせるものなのですね。
私のフレームはクロモリフレームを生産する工場としては世界で最大規模の工場で作られているそうです。
機械も設備も充実し少量生産の工場と比べるとしっかりしたものが使われているとのことなのですが、そのような工場で生産される製品であっても誤差はつきものなのが現状ですので、それがいやなら腕の良い個人のフレームビルダーさんに作ってもらうしかないようです。費用は吊るしのフレームに比べると2~3倍ほどになるのでしょうか。また日本向けのモデルは他国向けと異なり、仕上がりが良くなっているそうです。
今回は1cmズレてないと交換対象にならないという代理店さんの言葉がどうしても引っ掛かり、実際はどの程度ズレが生じているものなのかが知りたくて皆様に色々とご意見をお尋ねをさせていただきました。
1cmもズレている台座ってあり得ないと思いますので、裏を返せばブレーキ台座のズレくらいでは交換しませんよという代理店さんの思いの表れのように感じました。また自社の取り扱う製品に対して、自信も責任も持てないということなのかとも思いました。しかし別のショップのオーナーさん曰く、そこの代理店は腰が低い方ばかりなのでそのような物言いはしないだろうとのことでした。
確かに実際には私が直接代理店の方と話をしたわけではありませんので、ショップの方の受け取り方や話し方、そして私自身の受け取り方でどこかにボタンの掛け違いが生じたのかも知れません。
ディープ.インパクトさん何度もコメントをいただき、本当にありがとうございます。
>一番握った時にブレーキレバーとハンドルの隙間は20mmです
引き代は思っていたよりかなり大きく取らないと、すぐにロックして危険なのですね。
こうして写真を見せていただいた上でそう仰っていただくと、その意味の大切さがよく分かります。
確かに私がVブレーキを使用していた頃は、自転車店が調整してくれた通りになるように調整していたので、少し握り込めばブレーキがすぐにロックしていました。ネットの情報を見てもVブレーキの制動力は強力なため、ロックし易いものだというように書かれており、Vブレーキとはそういう物なのだという認識だったので整備に間違いがあるとは思いもしませんでした。正しい整備を知ってその通りに行なえば、Vブレーキはカンチブレーキより安全でコントローラブルなブレーキになるのですね。
これまで誰も教えてくれなかった貴重な情報です。お教えいただき誠にありがとうございます!
それにしても危険な整備方法が自転車業界のスタンダードになっているとは知りませんでしたので、この度のディープ、インパクトさんの投稿で整備の方法も自転車店の整備を基準にするのではなく、各部品の構造と動きを理解してどう調整するのがよいのかを、自分でよく考えないといけないと痛切に感じました。
>カンティなんてやめてVブレーキをまともに整備して乗ることをお薦めします はい、素直にそうしたいと思います。ちなみにですがブレーキレバーとVブレーキ本体はエイヴィッドです。
>ブレーキというと本体ばかり気にする人がいますが、実はブレーキレバ-が最も重要
余談になりますが、以前に知り合いの自転車のブレーキレバー(キャリパーブレーキ)をシマノの物に交換したことがあるのですが、ワイヤーの取り付け部がレバー部分と別部品になっていて、それがワイヤーの動きを妨げないよう関節のような働きをしてとてもスムーズに動いていたのを覚えています。確かBL-R550というモデルだったと思いますが、ご紹介いただいたBL-R2000もその辺りは基本的に同じと思ってもよろしいでしょうか。
BL-R2000はBL-R550とは違いVブレーキにも対応しているようですが、このモデルが気になってしまったのでもしよろしければお教えくださいますと助かります。BL-R550は引きが軽くて指の微妙な動きに反応してくれて、引き心地が本当に良かったです。良い動作をするブレーキレバーなら引きも軽くスピードコントロールもし易くなって、自転車をより安全に楽しむことが出来るでしょうね。
ディープ・インパクトさん
おすすめのBL-R2000は、現行品の中では十分に使える良いブレーキレバーなのですね。とりあえず手持ちのエイヴィッドのVブレーキをお教えいただいた正しい組み方で組んで、実際に使ってみてからBL-R2000に交換したいと思います。せっかく新しく買うのですから、ぜひその違いを味わってみたいですね。BL-R550が好印象だった分、とても楽しみです。
カンチブレーキは無駄な出費になってしましたが、それでも自分の自転車のブレーキ台座がズレていたことに気づかせてくれましたし、何より正しいVブレーキの調整方法を知るためのきっかけになりました。これは自転車をより安全なものにして今後も楽しく乗り続けるために、とても大切なことだと思うんですよね。そして現在流通している自転車のフレームは、どこかに誤差が生じている可能性があるという事実。私の自転車は購入店とは別のお店経由でビルダーさんに見てもらい、ブレーキ台座の修正と再塗装を行なっていただきたいと思っています。
Vブレーキに戻せば弊害は無いに等しいのかも知れませんが、これを機会に他にも狂いが生じていないかを見ていただいて、おかしな箇所があったら全部直しておきたいと思います。
代理店や購入店の対応に疑問を感じ、あれこれと思いを巡らせていると物凄く気分が滅入ってしまい、それならいっそのことフレームを買い換えて気分を一新してしまおうかとも思いました。しかしそこを思い留まり、直して乗り続けようという気持ちに至ることが出来たのは、色々なアドバイスや体験談をお聞かせいただいた皆様のおかげだと思っております。本当にありがとうございます。
>実際に交換して乗ってもらったら「自転車ってここまで変わる??」みたいに驚きます 人に驚きと喜びを与えられることは、とても素晴らしいことだと思います。これもディープ・インパクトさんの心根の現れなのでしょうね。そしてブレーキは命に関わる大切な部品だということを、よく知っていらっしゃるからこそだと思いました。ワイヤリングや本体の掃除のことなどを気遣っていただいたことからも、そう強く感じましたよ。
>どこにお金をかけるのが一番効果的なのかを、しっかり考えていい買い物してください
はい、このアドバイスをしっかりと肝に銘じて、これからはそのようにいたしますね。たくさんのお気遣いをいただいて、本当にありがとうございます。