自転車道場

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ディープインパクト 2024/08/13 (火) 19:15:22 >> 17

 skogenさん
便乗して、今年の後半に取り組んだ「自転車に乗る練習」をご紹介します。
「自転車に乗る練習」、なんか当たり前な話ですが、「乗る」には少し積極的な意味を込めていまして、自転車に乗らされているのではなく、人が自転車を乗りこなすための練習です。
==リアル四足走行==
これ、ほんとに四つん這いになって、四足で走る練習です(笑)。9月から始めて、いま三ヶ月少々になりますが、効果を実感できています。

私にとってロードバイクの本質的な難しさはライディング姿勢にあります。高い乗車位置で、前傾姿勢でハンドルを持ち、体幹を安定させて、ペダルを漕ぐ。週に1,2回、普通に走っているだけでは、なかなか自転車に乗れるようにならず、思い付きで始めたのがリアル四足走行です(もちろん、道場長が言われる「四足走行」にインスパイア?されています)。深い前傾姿勢で、体全体を自由に動かすのに効果的なトレーニングだと思います。

リアル四足走行をやってみて分かったのは、高い負荷が掛かる全身運動という事。手と足をバランス良く使い、真っ直ぐ前を向いて歩くのが思ったよりも難しいという事です。四足で歩行、走行、前進、後進、横移動、右回り、左回り(四足で回るのって意外と難しい)。ちょっとした場所と僅かな時間があれば、いつでも遊べます(短時間でヘトヘトになれます)。

前傾姿勢で手放し運転ができないとロードバイクは乗れませんが、その練習にも効果的でした(この「乗れない」も、最初の意味での「乗れない」という意味です)。ずっと前傾姿勢での手放しなんて考えずにロードバイクに乗ってましたが、まさに人が自転車にしがみついて走っている、という状態でした。

実際に手放しはしませんが、前傾姿勢でハンドルに触れる程度に手を添え、ペダルを漕いで走る練習は、自転車に乗るために大事だと思っています。リアル四足走行をやると体幹が安定するので、下ハンの片手運転なんかも楽になりました。

==トカゲウォーク==
さらに高強度な体幹トレーニングです。
リアル四足走行も高負荷ですが、地面を這うように四足で歩くトカゲウォークはさらに筋力が必要になります。ラグビー日本代表もトレーニングでやってますね。こちらはまだトカゲ走りができるレベルには達していません。

ロードバイクに乗り始めて1年ちょっとになりますが、コケたり、まっすぐ走れなかったり、下るのが怖かったり、腰を痛めたりと、上達は遅々としてます。半年ぐらい前まで、乗る技術を磨かずに、乗れないのを自転車のせいにしていました。整備が重要であるのはもちろんですが、こちらで頂いたいろいろなアドバイスで、乗り手の技術があることが前提、という当たり前の事に気付きました。

そんな経緯で始めたリアル四足走行、傍から見ると滑稽かも知れませんが、やってる本人は至って本気です。我が家のワンコも私の真剣さを感じ取るのか、逃げ出します(そりゃ逃げますよね 笑)。

その姿を写真に撮ってご紹介しようかと思いましたが、やめておきます。というかアホ過ぎてお見せできません。^^;

幸い、今年はコケること無く終えることができそうです。
気を引き締めて精進を続けます。

今年のまとめという事でもう少しあります。

==バランス練習==
自転車の乗り方に迷っている時に、こちらで教えて頂いて始めたものです。アドバイスを頂いた方々に改めて感謝します。これをやらなかったら心が折れて、ロードバイクを止めていたかも知れません。

これはもう何度も書かれたことですが、超ゆっくり走行、ぐるぐる回り、8の字の練習はふらつかないための、あるいはふらついた時の姿勢のリカバーに大変に効果的です。日本では車が走っている道をロードバイクは走らざるを得ませんが、大型車に追い越されたりすると、その風圧で少しバランスが崩れ、怖い思いをします。また、道の端っこはどうしても凸凹や落下物があるので、真っ直ぐ走る障害になります。そういう障害物や突風でふらついて怖い思いをしないためのバランス練習です。

悪路を走るなんてのもやってます。例えば、石畳の道、砂利道や公園の原っぱみたいな所でバランス練習。あと、ロックする寸前までリアブレーキを掛ける。フロントもやった方が良いのかも知れませんが、まだできてません。

一方でスタンディングスティルはなかなか上達せず、ほんの少しずつ前に動いてしまいます。何か足りません、たぶんバックです。ホッピングはできるようになりましたが、まだ滞空時間は短く、高くは飛べません。でも、ホッピングは面白いです(フレームが傷みそうなので控え目にやってます)。ホッピングはバランスを保つ練習にもなるようです。

==コケる練習==
リアル四足走行を上回る阿呆な練習です。
自転車教室なんかではスタントマンが車や自転車との衝突事故の場面を再現して転倒します。高い位置から地面に落ちて一回転。あそこまではできないにしても、コケる練習をしておくと、起こり得る落車での怪我が軽減されるのでは無いかという思いからやってます。ツールなんかの落車でも、多くのライダーは背中を怪我してますから、きっとコケる練習をしているに違いありません。

で、何の事はない前転や横に転がる事から始めて、四足走行から斜め前や横方向に転がる、前傾姿勢から転がったりという練習をやってます。前転ってもうずっとやってなかった運動なので、前傾から転がったりする練習は最初はちょっと怖い。

でも、本当に自転車に乗ってコケる練習はさすがにできません。横から押されてコケない練習は、プロはローラー台を2つ並べて体当たりなんてやると聞きました。さすがにこの練習はできませんが、やったら抜群の効果があるでしょうね。

今はまだ、できないことが山ほどあり、それにチャレンジする事が楽しい1年でした。
これからも何があってもコケない、ひとつ上の走りができるよう稽古を続けます。

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