バンマオさん
皆様、師走のお忙しい時に、さっそく親身なアドバイスとご指摘を頂き有難うございます。これからもどうぞよろしくお願い致します。申し遅れましたが、私、ロードバイク(ラレーCRF2008年モデル)にも乗っております。ロードバイクに乗っていたら700Cホイールに23Cより太くて重いタイヤを使おうとは思わない...という気持ちも分かります。因みに、私は街中やサイクリングロードをロードバイクで走っても楽しくないので、ロードバイクはもっぱら山里の道を走りに行く時しか乗っていません。
少し古い話で恐縮ですが、
・デフォルトのホイール(シマノWH-RS10)は、リアホイールが僅か600㎞の走行でけっこう横振れが目立ってきたので、ショップの初回点検時に振れ取り修正してもらいました。また、そのことをレースの指導員をしている従兄弟に話しましたところ、自転車仲間が同じホイール(年式は不明)をローラー台でトレーニングしていたところポテチの様に崩壊したそうで、あのホイールは弱いと聞きました。
・ルビノプロ2(23C)を7気圧で乗り、乗車後には圧を弱めて使ってきましたが、走行約2000㎞でリアタイヤのトレッド面が平らに摩耗してきて(ローテーションすればあと1000㎞は使えそう)、フロント、リアとも23Cが25Cぐらいに伸びて膨れてきました。また、角の尖った石を踏んでサイドのゴムが切れてケーシングの白い繊維が露出ました(ケーシングの糸は大丈夫そうでした)。
・デフォルトのタイヤ(コンチネンタル・ウルトラスポーツ23C、25Cスチールビード)を押入れで3年強保管してから履かせたところ、走行2000㎞で後輪(25C)に平らな摩耗が目立ってきたものの、まだトレッドの厚みもありました。ところが、ある日近場を走って帰って来ると外周部に傷もみられないのにタイヤの一部分が幅5㎝に亘ってコブの様に膨れて、あわやバースト寸前でした(ケーシングの糸が内部で切れてしまったような様子)。
・パナレーサーのブチルチューブ(ロングバルブ23~26C用)がタイヤと接する外周面でなく、リムテープと接する内側でパンクし空気が一気に抜けたことがあります(リム穴部分のリムテープの僅かな窪みでチューブが擦れて疲労しパンクした模様)。
・現在はパナレーサーのレースD(デュロ)エボ3(25C)を履いています。ルビノプロ2(23C)に比べて外周部の重みは感じますが転がりも軽く、少々小石を踏んでもコンパウンドの最も外側の層に細かい傷が入る程度で、強度的にも満足して使っています。また、二世代前のエクストリーム・デュロ(25C)はタイヤレバーが折れそうなぐらいビードが固くて閉口しましたが、現行のものはビードが柔らかくなって手で入れられました。
以上のようなことから、シマノもコンチネンタルも一流メーカーですし、デフォルトのホイール(WH-RS10)やタイヤ(ウルトラスポーツ)もそこまで粗悪な低グレードのものでもありませんので、ロードバイクのホイールやタイヤはこれほど脆いものなのか!?そのようなデリケートなものを街乗りに勧めて大丈夫なのかと思っておりました。
道場の皆様の意見を伺い、また、道場長にも改めて真髄を聞かせて頂ければありがたいと思いスレ立てさせて頂きました。道場長の見解を伺って、私が案じていたほど弱いものでもなさそうなので安堵しました。
(追伸)道場長ご指摘のカンチブレーキは、私のマウンテンバイクのフレームがVブレーキが世に出る前の設計なのと、街乗りにはオーバースペックなシュワルベ・マラソン(1.75インチ)を履くと、巡行速度はせいぜい時速20キロぐらいなので確信犯的に使っています。雨天や下り坂でスピードを出し過ぎなければ大丈夫そうで、街乗りやポタリングする分には効きが弱くて危ないと感じたことはありません(結局、どのくらいのスピードで走るのかと、ブレーキ性能のバランスのように思います)。
シマノのカンチブレーキ(BR-CT91)に台湾ブランドのアリゲーターのブレーキシュー(VB-703)を組み合わせて使っていますが、アリゲーターのシューはゴムの厚みは薄いもののゴム質がもっちりとしていて効きも比較的良好でリーズナブルでなので気に入っています。
ところで、世界一周を達成したり、現在世界一周中のチャリダーが海外で出会うチャリダーの約半数がSURLYのLONG HAUL TRUCKER(26インチホイール)に乗っていて、前後にチューブス製のキャリア、オルトリーブ製の防水パニアバッグ(4サイドバック)とフロントバッグがスタンダードなのだそうです。
世界を走るチャリダーが26インチホイールを採用するのは、700Cのホイールやタイヤは26インチに比べて耐久性が弱いので、比較的道路事情の良い北米やヨーロッパぐらいでしか使い物にならず、また、その他の地域では壊れても補給や修理が難しいのだそうです(発展途上の地域ほど26インチホイールとタイヤ、8速チェーンぐらいしか手に入らない)。
そして、タイヤはシュワルベ・マラソン(1.75インチ)よりも更に耐パンク性能や耐久性を高めたマラソンプラス(1.75インチ、マラソンより更に重い)がスタンダードとなっていて、もし、マラソンプラスが手に入れられなくてもせめてマラソンが手に入れば...というほど信頼されているタイヤです(辺境で何日も補給が不可能な過疎地域で自転車が壊れると、最悪行き倒れになってしまう恐れがあるため)。
自転車だけで20㎏近く、これに30~40㎏の荷物を積み込んだんだ計60㎏近いバイクで1日に80~100㎞走るそうです。
これに比べれば、前後のキャリアも大して荷物もないバイクに、多少重いマラソン(1.75インチ)を履いたところで飛ぶように軽く走る!?ように思えてきませんでしょうか。ですから、レースで競うのでもなければ、あまり軽い走りに固執しすぎずもっと気軽に楽しんでもよいのでは?と私は思います。
走るスピードが変わればきっと見える世界も変わってきます(軽い走りに拘りを持つことを否定するものではありません)。それから、これだけ過酷な条件下で悪路を含む長距離を走ると、部品が次々壊れてきてトラブルに見舞われますが、チャリダー達がどういう機材を選んでどういう壊れ方をするのかとても参考になります。ご参考までに、現在世界一周にチャレンジしているチャリダーの一部を紹介させて頂きます。
自転車でゆく!地球一周旅日記@
http://1986yuta.blog.fc2.com/
自転車ときどき世界1周
http://blog.livedoor.jp/tyatsubou/
崎山晋平の自転車世界一周
http://sakiyanma.blog.fc2.com/
自転車世界一周?なんとかなんじゃね?
http://onkyobuffalo.blogspot.jp/
自転車世界一周 犀の角
http://t-karino-sainotsuno.blogspot.jp/