ヘラーマンさん
前フォークの実験してきました。
車種はVENTAで垂直方向へのずらし量(キャリパー方向)は
1mm、2mm、3mmと3種類試しました。
検証方法は以前の通りでゆるい緩斜面でペダリングをせずにゆっくり手放しで判断しています。
1mmは普通に走れ正直わかりません。
2mmは若干傾くかな?程度(1~2cmぐらい)で真っ直ぐ走ることには問題ありません。
3mmはあきらかに異常で手放しだと5cm以上傾けないと真っ直ぐ走らない感じでした。ハンドル持っても違和感に気づくぐらいで、手放しペダリングしても体が傾いています。ただこの状態でもフラフラすることはないです。
逆方向も試してみましたが、体を傾ける方向が変わるだけで現象は同じでした。キャリパー位置でずらした方向と逆方向に車体を傾ける必要があります。
垂直方向の傾きの影響を比べると、やはりフロントの方が大きく感じました。リヤの3mmがフロントの2mmぐらいに感じ、フロントの3mmはフロント2mmの2~3倍に感じますので単純な正比例という感じではなく、ズレ量が大きくなるほどにハンドルへの影響は何倍にも膨らむ感じでした。
また、このフロントフォークのみで3mm狂っている状態は、目視でわかるレベルで前から見ると明らかにおかしくお店で見ても気づくレベルです。
ただカーボンフレームの場合はフレームが太く、後ろ側のタイヤホイールがフレームに大きく隠れてしまうため、目視で前輪と後輪の平行を比べるのは非常に難しいです。それぞれの向きから見た車輪とフレームを比べるくらいしか方法がない感じですが、ヘッドチューブなどの比較するチューブそのものがテーパになっていたりしてフォークとヘッドの取付角度をミリ単位で正確に外観で見るのは難しいです。
これがアルミやクロモリだとわかりやすいのですが、このあたりもカーボンフレームの精度を見るのが難しい理由かと思います。