ディープ・ インパクト さん
2023/9/29 07:25 [191-18414] 削除
skogenさん
振れ取り台を買い、スポークのスレッドマシンも気になって仕方ない状況になったきっかけ一つであるkinoさんの自転車日記に感謝の気持ちを込めて、初心者ながら考えてみました。
スポークの直径を2mm、締付けトルクを0.4Nmとすると軸力(スポークテンション)は1000Nぐらいになります。このスポークテンションはオーダー的に合っているのでこれで議論します。
人の荷重による力は前後に分散され片輪に500N程度、これに上下方向の衝撃的な加速度(実走行時の上下動)が加わり、2倍程度には簡単になるので、スポークテンションと同程度の力となります。スポーク数が多い場合は分散されますが、ロードバイクのようにスポークの数が少ない場合は1-3本のスポークでこの力を支えます。この力がネジの軸方向に繰り返し、衝撃的に加わりますが、これはネジが緩む条件(ネジが緩まないために掛けている軸力が瞬間的にはゼロ、さらにマイナスになる)に合致します。つまり、ニップル(ナットに相当)とスポークのネジ切り部(ボルトに相当)で構成されたネジは緩むことになります。
さらに、スポークテンションが揃っていないと、力はうまく分散されず、緩みはさらに生じやすくなるでしょうね。
ネジの緩みを止めるには
・滑りが良い場合、つまり潤滑剤を入れた場合はネジ止め機構(座金、ダブルナット、ネジ止め剤など)が必要。
・潤滑剤を入れていない場合、接触部の面積を増やし、固着等を起こせばネジ止め機構は必須では無い。
という大まかに2つのケースがあり、これが潤滑剤とロックタイトに関する2つの流儀ではなかろうかと想像します。
2番目のかちっと止める平衡点を探すのはスキルが必要だと思います。このスキルが無いと、うーむ。。。さんが書かれているように、逆に緩みやすいネジになってしまう。これ、実体験として、締めにくいネジは緩みやすい、締めが決まってない時は緩みやすい、と私も感じます。
手組みをやったことも無いのに、理屈だけで済みません。
週末に手組みにチャレンジ予定ですが、自分が何をやろうとしているのか、頭の中のイメージだけはうっすら出来てきました。
2015/8/20 09:10 [191-18416]