運営者 ディープ・ インパクトさん ディープ・ インパクトの縁側掲示板自転車道場
ぼららすさん、そのねじです。
整備についてはヘラマンタイトンさんが解説されているので、僕の出る幕はないです。
セリーノさん、やっぱり怒られちゃいました。僕が怒られるか、ぼららすさんの安全をとるかで、僕が怒られる方を選びました。実は僕は過去に女性の方に相談を受けてケガをさせたことがあります。危ないことがわかっていたのに、そこを直すように言わずに指摘もせず何もしなかった、そのため、その方は予想通り落車してケガをしました。
ずり落ち落車というもので、ブラケットを下にしすぎている場合、段差などで手が空中に飛んだ時に前にいってしまい、ハンドルをつかむことができずバランスを失い転倒します。僕なんかも手がハンドルから離れてしまうことはよくありますが、その時は手離しで走っていきます。しかし初心者の方は両手が空中に浮いてしまうと焦って一発で落車します。
ブラケットを握っている時に段差によって手が空中に浮くと、たいていは前のめりになります。その時に最後の防波堤になるのはブラケット先端の落差です、シマノはこの段差が大きく、ここで止まることが多いのですけど、ブラケットを下に移動した状態では逆に前のめりになっていて、すぐに手が離れずり落ち落車します。
僕が相談を受けた女性も最初にみた時にブラケット下がりすぎてるなあ、段差はまったら一発で手が飛ばされるだろうなあと思いました。でも上にあげるとバーテープ巻き直さないとダメだし、ワイヤーもきつそうだし、そんな知り合いでもないし「ちょっとこの位置きつくないですか」と言っただけで何もしませんでした。そして数日後に彼女がこけたから直して欲しいと自転車を持ってきました。
ハンドルが曲がり、バーテープは破れ、血のにじんだガーゼが彼女の肘と膝に張ってありました、状況を聞くと僕が予想した通りのこけ方です。STIの位置を動かし、ブレーキと変速調整をやり直し、新品バーテープを巻き直し、あの時この整備をやってあげてれば彼女はけがしなくて済んだなのになあと思いました。彼女の血がにじんだガーゼ姿が痛々しかったです。
今回セリーノさんに怒られるのはわかっていたのですけど、ぼららすさんに彼女と同じ血のついたガーゼ姿になって欲しくなかったので書きました。STIの位置は手の小さい女性の方が乗る時は特に注意して整備しなければ危険です。ブレーキが改善されてもハンドルのバランスが崩れればそれはダメです。ぼららすさんがケガされれば子どもさんも悲しみます。
一度もこかさない、一度もケガしないで真剣勝負で行きましょう。
こんな匿名のネット掲示板でも、僕もヘラマンタイトンさんも真剣勝負で回答しています。個人的な中傷のような小さな気持ちは全くありません。自転車乗られている人たちがみなさんケガをせず幸せだけを得られればと思います。セリーノさん気分なおしてね。
あの馬鹿道場長と5寸釘打ち込んで、うさはらしてください。よろしく。
2015/1/21 21:37 [191-15451]