skogenさん
フレームによる違い
ひなもりももさん
はい、あくまで自転車の楽しみ方の一つです。多分に趣味的で、私なりの楽しみ方。^^;
走行して確認するのって、意外と難しいんですよね。
路面なのかタイヤなのか、ホイールが微妙に掛かりが悪い感じがする事があります。それが今回の空気圧の決め方を考えた理由です。例えば、レーシングゼロがなぜか私の脚に合わない、なぜそんな感じがするのか知りたかった。
乗り心地とはちょっと違っていて、できるだけ走行抵抗を小さくしながら、前に進む感じがダイレクトになるような上限の空気圧が知りたかった。
==空気圧の比較のめんどくさい話に戻ります==
さて、空気圧を上げると減衰率が上がるという結果の解釈ですが、なんか難しいです。解釈にちょっと自信なしです。
今回、観測した波形はフロントフォーク、ヘッドチューブを含めたハンドル部分での振動です。なので、減衰率はタイヤだけで考えることができなくなります。
空気圧を上げると、タイヤは衝撃を吸収しなくなり、フォーク・ヘッドチューブだけで吸収する。タイヤが跳ねないので(反発係数が小さくなるので)、振動はすぐに減衰する。そう解釈しています。
なんか小難しい話になりそうなので(いや、そもそもこのスレ自体が小難しい ^^;)、ホイールとフレームの違いの簡単な例を紹介しておきます。
クロモリフレーム(Tange #2)の結果です。ホイールは32Hでタンジェント組のオープンプロで、タイヤはRubino Pro3 23cです。
同じホイールをカーボンバイクに装着した結果と、Yksion ProとCorsa G+(どちらも25c)の振動の様子も表示しています。
波形の違いは一目瞭然で、フレームが違うと振動の仕方がガラリと変わります。という事は、フロントホイールの衝撃を吸収するのはフォークとヘッドチューブ周りですね。カーボンバイクの場合、ホイールが違っても、振動は基本的には同じです。つまり、ハンドルで感じる振動は基本的にフロント周りの変形によるものだと言えます。タイヤによってその振動の仕方が少し変化する、という感じなのかな。
この違いに比べると、ホイールやタイヤの差は小さいです。ラジアル組やタンジェント組の差は明確には出ませんでした。でも、今回のお話はこの小さな波形の違いが大事なんですよね。
なお、最初のガツンという第一バウンスは、ホイールとタイヤによって違いが出ますが、ホイールとタイヤのどちらが効くのかはまだ調べてません。この最初の衝撃は乗り心地に大きく影響すると思います。
今の所、タイヤが空気圧で衝撃を吸収する上限の空気圧が最適な空気圧だと思います。低い空気圧側から上げていった場合の境界は、
・減衰率が上がり始める空気圧
(空気圧が低い領域ではタイヤの空気圧が仕事をするので減衰率は変わらない)
あるいは
・振動の周期が変わらなくなる空気圧
(空気圧が低い側では空気圧を上げるとバネ係数が上がり、振動周期が短くなります)
だと考えています。いずれも、タイヤの空気バネを感じなくなる空気圧だと思います。