ここはジャパリ文庫
SSシリーズを投稿するスレです。
多分何言ってるかわからんと思うからざっくり説明すると、
出版社みたいにここでたくさんの作者さんがSSを投稿し、みんなを楽しませる感じのスレ、
個人で出すよりこういう感じで出した方が知名度も上がるかもしれないし、何より人気投票とかも取るつもりだから(取らないかもしれないけど)みんなももっともっとSSという存在に触れられると思うんだ。
だけど作者さんが傷つくようなことは言うなよ、おかしいと思ったらおかしいっていうのは悪いことじゃないがアドバイスって形で言ってよな
1・まず宣伝をする。
「漫画雑誌とかでいう読み切りみたいなの、ざっくりとしたあらすじとか書いたらいいと思う。[近々公開]とか[○月○日公開予定]とかも書いていいよ(これは好きな時に書いてね)」
2・投稿する。
「書いた自分の作品を投稿しよう。長さはどんだけでもいいしクロスオーバーでもいい、面白い作品を作ろう(読者さんは感想などを書こう。作者さん、喜ぶよ)」
3・続きを投稿する
「続きは一週間後くらいに投稿しよう。予定や気分で投稿できないなら作者かわかるようにしてから[今回は投稿できません]と書いておこう」
自分の作品を投稿して、君もスターになろう!!
・すでにSSスレで投稿している作品でも、こちらで投稿しても良いとする。(ただし、SSスレとここと両立されて投稿すること)
・すでにSSスレで投稿している作品をこちらで投稿する場合、すでに書いている話を一気に投稿しても良いとする
・一人につきSSは何作品も投稿しても良いとする
(投稿できないなどのことは自己責任でお願いします)
・クロスオーバー作品を書く場合はなんの作品とのクロスオーバーなのかを明確にする。
(タイトルの横に「けもフレ×???」という形で書いておくなど…)
・最新話を上げる時、前回のアンカー付けを忘れずに
・SSの最後に予告をつけてもいいとする。
又はつけなくてもいいとする。
・書けるSSは、けものフレンズのSSのみとする。
・ SSを投稿する場合は
ラベルをつけて投稿すること
《【現在連載中の作品】》
・【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】(完結)
・【サバずきんちゃん】
・【アナザーワールド・サンドスターストーリーズ】
・【けものフレンズ2】
・【虫喰いでないフレンズ】
シリーズ名の方ですが……
①の
【アナザーワールド・サンドスターストーリーズ】
に決定しました!!
ほかの名前の方ものちのち使わせていただきます!!
今回は募集の方に参加していただき誠にありがとうございました!!
>> 190
おお!カッコいい!!
(そして、深みがあって良いですね!)
他の皆さんの案も、表現等、勉強になりますので、参考にしていきたいです。
この様な場を設けて頂けて嬉しいです、有り難う御座います!
選出された方、御芽出度う御座います!
(ごめんなさい。[プレビュー]と間違えて編集途中で投稿してしまいました)
(少々のキャラ崩壊は許してくだせぇ)
非現実で非常識 第1話
もう5年ほど前、
私たちは二つの勢力を一つにした。
そして一軒家を建てた。
大きな一軒家。
一つになった勢力の仲間たちが仲良く住めるほど
大事に大事にためたお金をそこに使ったはいいものの、この豪邸で住むことを維持するため、私たちはいくら借金をしたのだろうか……
それは軽く億を超えていた。
だが、自然と借金を請求する奴らは来ない。
よく映画で出てくる怖い人のような人。
それは私たちの二つ名に関係していた。
ライオン「ただいま〜……はぁ…疲れたぁ…」
彼女は倒れるように帰ってきた。
彼女はライオン、広告企業で働いてる。
パンサー「おっ…帰ってきたでござるか、お風呂空いたんで先に入ってくるでござるか?」
現在時刻午後9時
ライオン「ああ、そうさせてもらうよ……ありがと…」
ライオンは腰を大きく曲げだるそうに風呂場まで歩いて行った。
ヘラジカ「ライオン!なんだぁ!?お前らしくないなぁ?どうしたんだ?」
ライオン「疲れたんだよヘラジカ……ごめんだけど先お風呂入らせて……」
ヘラジカ「え……そんなに辛いのか……?」
ライオン「辛いわ!広告企業舐めんな!」
広間の近くだったものだからあたりが一気に賑やかになった。
ヤマアラシ「ヘラジカ様ぁ、お電話ですぅ」
ヘラジカ「ん?電話?どれ、もしもし?私だ」
ヤマアラシはヘラジカに対し電話を渡した。
そのうちにライオンが風呂に入る。
ヘラジカの電話は仕事場からだったらしく、
先輩「あ、ヘラジカ君かね」
ヘラジカ「はい、なんでしょうか?」
先輩「明日、申し訳ないんだが現場に来てくれないか?」
ヘラジカ「え?明日は休日じゃ……」
先輩「本当にすまない、佐藤君が急に来れなくなって……」
ヘラジカ「あー…わかりました。」
先輩「ありがとう、この分はいつか返すよ」
電話が切れた。
いい遅れたがヘラジカは工事業者の人、
明日は本来行く必要のない現場だったが行くことになったらしい。
オーロックス「誰からの電話だった?」
ヘラジカ「先輩からのだった。明日休みじゃないんだと……はぁ…」
ヘラジカはソファーに座り、テレビを見た。
先程、億を超える借金があると言ったが、今は違う。
借金こそあるにしろ億はいってない。
ん?いい加減二つ名を教えろだって?
いいだろう。
彼女らの二つ名は
「悪魔の獣」
かの有名なセルリアンハンターよりも勢力をもち、
ハンターよりも力があるとまで言われた。
だから誰もかもが彼女らを恐れ、逃げてきた。
だが、驚くべきところはそこではない、
驚くべきところは彼女らがそれを利用してないことだ。
それもある今非常識かもしれない。
ん?私は誰だって?
それは次回のお楽しみ…
第2話へ続く……
未確認なスーパーヒーロー 第8話
〈君がくれた欲〉
俺は瓦礫とともに地面に押し付けらせた。
もちろんあいつも。
瓦礫と地面とでサンドされた俺の左腕は限界を迎えていた。
???「ぐ……なんだよ……邪魔ばっかしやがって……!!」
俺は左手を取り出し、完全に折れていることを確認した。
ツチノコ「はぁ…はぁ…痛い……いてぇ……」
するとあいつの方から先端が針のように尖った触手が何本か飛んできた。
ツチノコ「あっぶねぇ!!」
[銃弾、装填、いつでも発射できます。]
ツチノコ「気が利いて何よりだ…バーストを発動する」
俺は右腕を前に向けあいつのところに弾が当たるように、慎重に……
[バースト発動]
だがしかし、当たると思われた弾は予想をはるかに右を行く結果になってしまった。
???「どこに打つかと思いきや、横に打つとはな……」
弾は大きく爆破を起こした。
ツチノコ「や……ヤベェ……やっちまった……」
スナネコ「うわぁーーー!!!」
ツチノコ「…へ?」
確かに聞こえた声、
聞き覚えのありさに恐怖を覚えた。
ツチノコ「スナ……ネコ……?」
???「なにを余所見してる!!」
先ほどまであいつがいた場所を見てみると、あいつがいない。
???「こっちだ!!」
その声は後ろから。
俺が後ろを向いた途端、俺の顔に拳が飛んで来た。
あまりの痛さに俺は倒れ込んだ
ツチノコ「グブッ……ガヴァッ……クソゥ……」
そいつは頭の方へ行き、頭をつかもうとした。
???「ヒーローごっこは無残に終わったな……もう終わりd……!!」
ザシュッ!!
何かを貫く音がした。
実にそれは生々しく、そして……
そいつが使っていたような鋭い二本の触手がそいつを貫いていた。
ツチノコ「なん……で……?」
スナネコ「助けに来たんですよ……ツチノコ……」
瓦礫の向こう側から聞こえる。
???「まさか……こいつも……!!グハァッ!!」
そいつが高速で引っ張られる。
スナネコの方に。
スナネコは拳を構え、そいつが目の前に来ると同時に放った。
首だった。
一撃だった。
宙に舞うその首は赤い血の雨を降らしていた。
それと同時にスナネコが倒れた。
ツチノコ「!!…スナネコ!!!」
俺は立ち上がろうとした。
立てなかったんだ。
俺はこの目で見る。
スナネコにヘリコプターの光がスナネコに当たるところを
ツチノコ「スナネコォォォォ!!!」
叫ぶ俺をそっと薬が眠らせてくれた。
次回、多分最終回。
未確認なスーパーヒーロー 最終話
〈未確認でスーパーヒーロー〉
ゆっくりと、ぼんやりと、
白い天井が見える。
ジド「ツチノコ!起きたか!?」
その声で、俺は完全に起きた。
ツチノコ「ジ……ジド?」
ジド「ああ、そうだ!ジドだ……はぁよかったぁ…」
ツチノコ「??こ…ここはどこだ……?」
ジド「え?ここはパー区総合病院さ」
俺は手を使って起き上がろうとするが、
右手に違和感、
(左手は折れてるので使わない)
いつもの義手じゃない……?
俺は右腕を確認する。
ジド「あぁ……すまない……」
ツチノコ「お……おい……これは……?」
それはただの義手。
ブーストもバーストもクソもないただの義手。
ジド「すまないが……ツチノコ…君は今日で警察をクビだ……」
ツチノコ「は?クビ?なんで!?俺がクビになったらスナネコの管理はどうすんだよ!」
ジド「…………」
ツチノコ「なんか言えよ!!」
俺はジドの胸ぐらを掴む。
慣れない義手で、
ジドは涙を流しながら
ジド「すまない……本当にすまない……
スナネコは……
・
・
・
《死んだんだよ》」
俺は胸ぐらを掴んだ手を緩める。
ジド「あの時、あいつを倒した時……彼女自身もかなり負担を負ってた……」
ツチノコ「なんで……?」
ジド「どうやらセルリアンともう一つ、コアも取引の一つに入ってたらしい。おそらくそれを使ったと……」
ツチノコ「じゃあなんで、反応しなかったんだよ!」
ジド「センサーは活動を起こしてるコアしか反応しないんだ!」
俺は手を退け、ベットの壁にもたれ。
そして眉間にしわを寄せながら微笑を浮かべた。
ジド「僕も…できる限りはやった……」
ツチノコ「……やってくれなきゃ困る……」
ジドは立ち上がり、
ジド「詫びじゃないが、渡したいものがある」
・
ツチノコ「お……おい!本当に出ていいのか?」
ジド「ダメに決まってる……」
ジドは俺を車に乗せエンジンをかけ車を走らせた。
ツチノコ「どこに行く!?」
ジド「僕の研究所だ」
ジドの研究所は病院から近く、
と、言うことでもう着いた。
ツチノコ「車で行く必要なかったんじゃ……」
ジド「こっちに来い!」
ジドが強く俺の義手を引っ張る。
玄関を入り、階段を登った。
そしてドアを開ける。
ツチノコ「渡したいものってなんだよ!」
ジド「渡したいものは……」
ジドはあるものを掴んだ。
ジド「新しい義手だ」
ツチノコ「え?」
ジド「あんな如何にも[人を殺してくださーい]みたいな義手は流石に警察はNGだった、だけどこれはあれほどの性能はないけどきっと君なら使ってくれる!」
その義手は前のものと比べると全くもって形が異なっていた。
ジド「力も結構出るし、ナイフも出て銃も打てる。だから……」
ツチノコ「な……なんで……」
ジド「予算が足りなくて高性能にはできなかったけど、平和とミライのために使ってくれ!!」
ジドは義手を渡してくれた。
今つけてる義手は引っ張れば取れるので、すぐ付け替えた。
ツチノコ「感謝するぜ……ジド……」
ジド「あ…そうそう……」
ツチノコ「ん?なんだ?」
ジド「誰か来たらまずいからあとは自力で帰ってくれ」
俺は外に放り出された。
あいにく自宅も近くだったので寄ってくことにした。
ツチノコ「あいつ……鍵閉めてねぇ……」
鍵のかかってないドアを開け、
ツチノコ「てか…ジドの奴……義足も用意できなかったのか……?」
俺はスナネコの部屋のドアを開ける。
そこは本やらなんやらが散らかっていた。
どうやら車椅子に乗るのに苦戦したっぽい。
ツチノコ「……汚いな……」
悲しそうな表情、心も悲しみで満タン。
するとスナネコのベットにたった一冊の本が置いてあった。
ツチノコ「俺の貸した本……」
付箋が付いていた。
俺はそのページをめくる。
思わず涙が出た。
本を閉じた。
泣きぐずれ膝をついた。
ツチノコ「なんだよ……ちゃんと……読めるじゃねぇか……スナネコ…ごめんな……頑張ったな……」
12ページ、付箋はしっかりと貼ってあった。
・
そのあと病院に戻ったらめちゃくちゃ怒られたんだよなぁ……
そして、今につながる。
現在時刻午前1時12分。
さぁ……夜が来る……!!
(推定ED・Great Days)
未確認なスーパーヒーロー 完
前の話>> 154、>> 185
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.25話]こはん
アルマジロ「タッケテー タッケテー」
パンカメ「大丈夫でござるか?」
アルマジロ
「ありがとう。助かった。まさか生き埋めになるなんて。こんなんじゃ、いつ目立てるようになるのか・・・」
パンカメ「拙者は目立ちたくないのでござるが・・・」
のののののののののののののののののの
ビーバー
「俺っちはああしろ、こうしろと指示するだけっす。
実際に身体を張って作業しているのはプレーリーさんっすからね」
プレーリー「自分はそういう意味で言ったのではないであります」
ビーバー
「でもお休みは確かに必要っす。プレーリーさんは休んでていいっす。
俺っちはジャパリバス改造の設計があるっすから・・・」
プレーリー「なんで分かってくれないのでありますかー!」…走
ビーバー「あ・・・」(ーдー)/
アライ「痴話ゲンカなのか?」
フェネ「痴話ゲンカだね~」
カピバラ「痴話ゲンカだねねね」
ビーバー「!!!」ビグゥッ
ビーバー「なんっすか!あなたたちは!?」
♪~ OP「ようジャパへ」
カピバラ「プレーリーさんに温泉を掘ってもらおうと思ったのににに」
フェネ(ブレないな~)
アライ「アライさんが追いかけるのだ」…走
フェネ「・・・ 任せたよ~」
カピバラ「かなり不安だねねね」
フェネ
「アライさんはね~、すっごいんだよ~。任せてたら大丈夫さ~。
それよりコッチの話を訊かせてもらおうかな~」
ののののののののののののののののの
ビーバー
「プレーリーさんが『たまにはお休みしましょう』と言い出したっす。
俺っちは、てっきり疲れたか、仕事がイヤになったと思って」
フェネ
「確かに『じゃんぐるの橋』とか、『こうざんのロープウェー』とか、たくさん作ってるよね~」
ビーバー
「ゆうえんちの観覧車やかばんさんの船も頼まれてて、実は休んでるヒマなんてないっす」
カピバラ「それなのに温泉まで作ってもらうってのは、さすがに気が引けるねねね」
フェネ
「そんな事情が分かってて、自分の都合で休みたい、なんて言う子なのかなあ?プレーリーさんは」
ビーバー「!」
「そう言われてみると・・・(´・_・`)o0○
ののののののののののののののののの
アライ「やっと見つけたのだ。みんなの所に戻ろうなのだ」
プレーリー「ビーバー殿がそう言ったのでありますか?」
アライ
「何も言ってないのだ。
アライさんがなんとなく、そうした方がいいと思って追いかけてきたのだ」
プレーリー「そうでありますか…」
アライ「何があったのだ?」
プレーリー
「最近ビーバー殿は仕事を受け過ぎなのであります。
それに何かを思い悩んでいるようでありまして。
しかし訊いても『大丈夫っす』としか言わないのであります。
だから少し仕事をお休みしましょう、と」
アライ「じゃあ、それを言いに行くのだ!」
プレーリー「いや、だから言っても分かってもらえなかったであります」
アライ「フェネックが居ればなんとかしてくれるのだ。だから行くのだ」
プレーリー「フェネックさんのことは何でも分かるんでありますね」
アライ「フェネックの考えてることは分からないのだ」
プレーリー「!?」
アライ
「アライさんは後先考えずに飛び出してしまうのだ。
フェネックはそれを臨機応変にフォローしてくれるのだ。
だからアライさんはそれを信じて全力疾走できるのだ」
フェネック「ステキなコンビであります」
アライ「なにか言ったのだ?」
プレーリー「なんでもないであります。行くのであります」
のののののののののののののののの
フェネ「・・・っていう意味で言ったんじゃないかな~」
ビーバー「プレーリーさんは俺っちのことを考えて言ってくれてたんすね」
フェネ「多分ね~。もう一度、話し合ったら分かってくれるよ~」
ビーバー「でも戻ってきてくれるか心配っすねぇ」
フェネ「プレーリーさんは必ずアライさんが連れて帰ってくれるよ~」
ビーバー「フェネックさんはアライさんのことがよくわかるんすね」
フェネ「アライさんの考えてることなんて分からないよ~」
ビバ・バラ「!?」
フェネ
「だってアライさん自身がよく分からずに飛び出してるんだよ~
でも、アライさんならどうにかしてくれる、って信じてるからね~
もちろんフェローは欠かせないけどね~」
ビーバー「ステキなコンビっすね」
フェネ「まあね~」
ビーバー「そう言えば耳が良かったんっすよね…」
のののののののののののののののの
フェネ「ところで仕事を頼んでくるのは誰なのかな~?想像は付くけどね~」
ビーバー
「博士たちっす。実はジャパリまん3ヶ月分がまだ払い終えてなくて・・・
それなら『いんふらせいび』の必要な箇所が各地にあるから、と」
フェネ
「なるほどね~。
私たちも頼みたいことがあるから、博士たちの件はどうにかするよ~
それが終わったら、休暇として『砂漠の冷泉』と『柱とジャパリまんツアー』プラチナチケットを
博士たちからもらえるように手配するよ~」
「この人、博士たちと、どういうツテががが?」gkbr
フェネ「さあて、それじゃあ博士たちにそれを伝えるために~・・・」
??? す%%ーー「痛!イタタでござる」
ビバ・バラ「!?」
♪~
「マキビシの材料の菱は先が尖ってまして・・・
「良い子の皆はコレで悪さしちゃダメだぞ。かわむらおねえさんとの約束だ」
<ステルス伏線>解除・回収中!
次回更新でトリックが明かされる!!
未確認なスーパーヒーロー 後日談
〈共食い〉
スナネコが死んでから3週間が過ぎた。
俺は病院を退院し、清々しい毎日を送っている。
いや、実際はそう行かなかった。
あまりの残念さに俺は少しの間、幻覚症状に悩まされ、精神科にもお世話になってたもんだ。
お陰で今はそこまで辛くなくなった。
今日は久々に表町に行こうと思う。
なんせ職を失ったからな……
職探しとお買い物。
たまには自炊しないとな、
それとスナネコの遺体は研究のため引き渡されたんだって、
かの有名な(カコ)って言う博士にな。
それはいいとして、ゴーストタウンから表町に行くためには長い細道を通らなければならない。
ほんと長ーい。
曲がりくねってるからね。
軽く100mはあるんじゃないかな?
ただ今道に入りましたー……
ツチノコ「気……つけないとな……強姦なんざされちまったらたまったもんじゃない」
そう、いくら表町への道とはいえ、ね?
いるんだよそう言うやつ。
?……
何かいる。
小さな女の子がちょこんと向こうを向いて何か……
ガキャリ……
何か食べている!?
服装は白衣……
そして頭になんかピラピラとしたものが乗ってる。
セルリアン?
いや……分からん……もしかしたら最近の女子の変なコーデなのかもしれない……
グキャ……
音が止んだ……
???「そこの君……」
ツチノコ「!?……な…なんだ……?」
その子が後ろを向く…
怖くて汗が出る。
食べてた。
食べてたんだ。
セルリアンを……!
ツチノコ「は!……ヴァァァ!!」
???「人の顔を見てそんなになるかね……?」
ツチノコ「だ……だって……お前!!??」
???「ん?これかい?」
その子は立ち上がり、俺に食べていたセルリアンを見せる。
コアを何度かかじられた跡……そして目ん玉が無残に食べられていた……
ツチノコ「なんなんだよ!!お前!!」
???「僕のことかい?これはね、ちょっとお腹が空いたから食べたんだよ……
そこらへんの奴だからそんなに美味しくないがおやつ程度なら……」
…………
???「僕の名前を知りたいかい?」
ツチノコ「……し……知りたい……です……」
俺は思わず敬語になる。
???「僕の名前はね……」
震えが止まらない。
アークセルリアン「《アークセルリアン》って言うんだ」
セルリアン、その単語を聞いた途端。
俺は叫びながらゴーストタウンの方へ走っていった。
アークセルリアン「全く……うるさいフレンズだねぇ……」
全ての最後へ続く……
前回>> 192
非現実で非常識 第2話
(推定OP・溝ノ口太陽族)
ヘラジカ「ライオン……買うのか……?本当に…」
ライオン「ああ、ヘラジカ……買うんだよ……」
《ドリームジャンボ!10億円!!」
震える手でお金を渡す。
ヘラジカ「一枚だけ……一枚だけでいいか…?」
ライオン「ばか!一枚しか買えないんだよ!」
ヘラジカ「本当にこんなことをしていいのか……?」
ライオン「今更なにを……」
店員「どうしましたか?」
ライオン「いえーなんでもありませーん」
数字の書いてある紙を渡される
(名称忘れた)
ん?豪邸に住めてるのになぜ宝くじを一枚しか買えないのかって?
借金取りが来ないのになぜ買うかって?
まぁ、こいつらはちゃーんと借金を返してるからね。
少量だがな、
だがその分生活を苦しくしている。
私情や私事に使えるほど余裕はない。
では、なぜこの二人は宝ぐしを買ってるのか…というとだな。
答えは漢字一文字で表すことができる。
それは「欲」だ。
ただの「お金が欲しい」という欲。
では、その欲を何万分の1で叶えられるかと言われると、正直わからない。
じゃあもう少し様子を見てみよう。
〜数日後〜
ライオン「ぎゃぁぁぁーー!!!」
ヘラジカ「ど、ど、ど、どうした!!??」
ライオン「へ…ヘラジカ!これを……」
ライオンは新聞紙を渡す。
ヘラジカ「う……嘘だ……」
ライオン「あ…………
…
…
当たってる…!!」
と…言うわけらしい。
まぁ、知ってたけどね。
だがこれは私の作戦の一つ。
こいつらに私は見えない……
豪邸の中が騒がしくなる。
10億円、そんな大金が舞い降りたのだ。
あまりの騒がしさに私は家を出る。
だが、あまりにも作戦通りすぎて笑いが止まらない。
サンドスター「やっかましい!!」
私「へ?」
かばん「ど…どうしたんですか?」
サンドスター「あんただよ!あんた!空を飛んでる妖精さん!!」
私「は?」
サンドスター「全く…なにが《私の正体は次回のお楽しみ……》だ!?ざけんな!」
かばん「妖精??何言ってるんですか?」
な……?サンドスターは口を開けばこんなことを…だから嫌いなんだよ。
ネタバレ最後までとっておくもんだぞ。
ガラガラガラ
ドアが開く。
どうやらあいつらがてできたらしい。
ライオン「うわぁ!!な…なんじゃこりゃ!」
かばん「ど…どうしましたか!?」
ライオン「なんか変なのが浮いてるし!」
見えてる!!??
どうして!!??
サンドスター「おい、かばんちゃん。そいつはほっとけ、行くぞ」
かばん「え…でも……」
ライオン「いいよ……早く行きな……」
サンドスターどもが去ってく……
さて、どうしたものか……
かばん「あの……アレは……?」
サンドスター「あいつは欲を食らう妖精だ。」
かばん「え!?じ…じゃあ助けないと……」
サンドスター「結構。姿が見えた以上。多分ダメだと思う」
幸福を与え、欲を喰らい絶望へ落とす。
それが私だ。
第3話へ続く……
新作SS
「惡魔と奇跡とハンターを」
悪魔との契約。
それは自分自身の魂を売ること。
強大な力はいずれ、その命をも奪うだろう。
だが、私たちは怯まない。
無駄な犠牲を出さないために。
自分たちを犠牲にして。
《近々公開》
>> 195より
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.25話]Bパート
ビーバー「ーで、あなたは誰っすか?」
パンカメ「拙者はパンサーカメレオンと申す者でござる。以後お見知りおきを・・・」
カピバラ「消えることが出来るなんてすっごーいねねね」
パンカメ
「そうでござる。拙者、今回は初めから消えていたでござるし、警戒も怠らなかったでござる。
フェネック殿は、いつ拙者の尾行に気付いたでござるか?」
フェネ「1話のCパート、つまり初登場時からだね~」
パンカメ
「!? ど、どういうことでござるか?姿(文字)は完璧に消えていたはずでござる」
フェネ
「この世に完璧なんてないよ~。国歌斉唱とPPP予告の間に不自然な空間があってさ~。
他人のコメントでも「日付/時間」をクリック→ソース表示にチェックを入れると原文が読めるのさ~」
パンカメ「な、なんと!」
ビーバー「メタ発言っす…」
フェネ
「そんな面倒なことしなくても、PCなら『範囲選択』すれば炙り出しみたいに文字が浮かび上がるけどね~」
カピバラ「なに?この人。怖すぎるねねね」ドン引き
フェネ
「と・こ・ろ・で!個人の趣味で尾行してた訳じゃないよね~?
誰の差し金かな~。まあ察しはついてるけどね~」(`◡´#)
パンカメ
(コ、コワイ…しかし)「に、忍者として言えないでござる。依頼主の名前には守秘義務があるでござる」
フェネ
「そう?教えてくれたら代わりに、
わたしの知ってる忍術を教えてあげようかな~、と思ってたんだけどね~」
パンカメ「博士たちでござる」
ビーバー「あっさりっす」
カピバラ「忍者とははは…」
走…「フェネックー!プレーリーを連れて来たのだー!」
フェネ「あ、アライさ~ん、ちょっと待っ…」
アライ
ぐさっ「痛っ!足の裏になn」バタッ
ぐさぐさっ「背中にもなn」ゴロゴロ
ぐさぐさぐさっ「うぎゃーーーーーなのだぁ!」
フェネ「アライさ~ん。またやってしまったねぇ」
プレーリー「これが伝統芸なのであります」 φ( ̄ー ̄ )
ビーバー「伝統芸っすねぇ」
カピバラ「伝統げげげ」
プレーリー「は!バタバタしてて、ご挨拶が遅れたであります。ご挨s…」頭ガシッ
フェネ「やらせないよ~」(`◡´#)
プレーリー(伝統芸とは…?)
フェネ
「ビーバーさんとだけにしときなよ~。各コンビ不和の元になりかねないからね~」
プレーリー「ハイ…」
のののののののののののののののの
フェネ「さ~、2人の誤解も解けたことだし、わたしたちの頼みごとを…
パンカメ「待つでござる。拙者に新しい忍術を…
フェネ「あ~そういう話m…
パンカメ「まさか拙者をたばかっt…
カピバラ「温泉…
ビーバー(休暇という話は・・・?)
???「こんにちはー!遊びに来たよ、プレーリー」
プレーリー「コツメ殿、お久しぶりであります」
コツメ「ん?何か立て込んでる?じゃあ挨拶だけにして、みずべちほーに行こうかな?」
プレーリー「あ…あい・さつ・・・」(☆__☆)
フェネ (¬д¬。)
プレーリー「あ ( ̄Д ̄; じゃあ、あちらに行くであります」
アライ「難しい話は分からないから、アライさんも行くのだ」
ビーバー「では俺っちも…」コソ
フェネ「はいよ~。じゃあ先にそっちを片付けようか~」
のののののののののののののののの
フェネ「じゃあ『水の上を歩く』忍術をおしえるね~」
パンカメ「おお~、忍者らしいのでござる」
フェネ
「1、まず助走をつける
2、右足を水面に着ける
3、右足が沈まないうちに左足を前に出す
4、左足が沈まないうちに右足を前に出す
5、あとは3と4の繰り返しだよ~。ね、簡単でしょ~」
ビーバー「ムリっすよ~」
フェネ「-て言うのは無くってe」
アライ「アライさんが早速やってみるのだ!」…走
フェネ「あ・・・」
じゃばーん!!
パンカメ「アライ殿!アライ殿は!?」
アライ「ごぼぼぼぼぼ…」
コツメ「わーいw沈んでくぞー!」
アライ「はあ、はあ、死ぬかと思ったのだ」
フェネ「アハハハ、危ないよ~。っていうか、またやってしまったね~。話は最後まで聞くもんだよ~」
一同(伝統芸の天丼・・・)
フェネ「今度はちゃんとした『水蜘蛛』って忍術だよ~」
コツメ「・・・」 (¬o¬;)
フェネ「まず、こういう板を用意して… ◎」シャッシャッ
ビーバー「なかなか上手い絵っすね。こうですか?」◎(模型)
プレーリー「こうでありますね」◎(実物大)
カピバラ「早早早!」
フェネ「そして、こう足にはめて・・・」
コツメ「お・・おお。水の上に立ててるでごz・・・おっと、バランスが難しいでござるな」
コツメ「わたしも!わたしにも作って!」
アライ「アライさんもリベンジするのだ!」
フェネ「アライさんは中をくりぬいたままで浮き輪みたいに使った方がいいかな~」
キャッキャッ・・
ワイワイ・・・
アハハハ・・・
のののののののののののののののの
コツメ「あー楽しかった!」
プレーリー「はい、楽しかったであります」
パンカメ
「されどコツメ殿が一番使いこなせてたのが納得いかないでござる。
もしかするとコツメ殿は忍者の末裔でござるか?それともどこかで修行をされていたとか」
コツメ「えー?修行とか仕事ってシンドそー。どうすれば『たーのしー』かなぁ、とは考えるけど」
ビバレリー「!!」
ビーバー「そう言えば今日はどんなものを作ろうかと、考えていても楽しかったっす」
プレーリー「自分も作るのが楽しかったであります!もちろん遊ぶのも」
「使う人が喜ぶのもいいっすけど…」
プレーリー「作る方も楽しむであります!」
のののののののののののののののの
「さあ、今日こそ温泉作りだねねね。こういうのだよよよ」
ビーバー「じゃあ浴槽はこんな感じっすか?」
カピバラ「そうだねね…」
プレーリー「こうでありますな」
カピバラ「そうだね」
コツメ「早い早いー」
カピバラ「そだね」
パンカメ「どんどん返事が雑になってるでござる」
カピバラ「じゃあ次は温泉の出る場所に案内するよよよ」
のののののののののののののののののの
カピバラ「ここだねねね」
アライ「随分山の中に入ったのだ」
フェネ「浴槽があんなに遠くに見えるね~」
カピバラ「でもここに浴槽を作ると交通の便が悪いからねねね」
コツメ「ねえ、滑り台を作ろうよ。ここから滑ったらたのしそー!」
パンカメ「遊んでる場合ではないでござるよ」
ビバレーリー「!!」
プレーリー「水を滑らせるであります!」
ビーバー「水路っすね!」
のののののののののののののののの
コツメ「わー!すっごーい!T〇KI〇みたい!」
パンカメ「伏字の意味はあるでござるか?」
フェネ「-で、あとは~?」
カピバラ
「ここをフェネックさんとプレーリーさんで掘って欲しいんだねねね。
あとの人は補助をお願いするんだねねね」
一同「おー!!」
のののののののののののののののの
ざっざっざっざっ
じわじわ…
ざっざっざっざっ
ゴボゴボ・・・
ざっ・・ざっ・
ぷしっ!ザーーー!
コツメ「出たーー!」
カピバラ「早く引き上げるねねね」
ビーバー「こっちっす。プレーリーさん」
アライ「もっと手を伸ばすのだ。フェネック!」
ビバライ「「せーの!なのだ」」
カピバラ「じゃあ、お湯が水路に行くように、カバーを着けててて」
パンツメ「「よいーしょ!でござる」」
ザバーーーーー!
カピバラ「大成功だねねね」
のののののののののののののののの
カピバラ「温泉には入らないののの?」
コツメ
「わたし水は好きだけど、お湯はね。
じゃあ!ぺぱぷらいぶ遊びに来てねー!」
パンカメ「拙者もこのままではいけないでござる。修行の旅に出るでござる」
フェネ「あまり思い詰めないようにね~」
カピバラ「じゃあボクは温泉に入ってくるねねね」
のののののののののののののののの
ビーバー「それでフェネックさんの頼みごと、というのは何っすか?」
フェネ「厳密にはアライさんの、だけどね~」
アライ「なんのことなのだ?」
フェネ「ほら、12.21話のQK所で『思い付いた』ことさ~」
アライ
「おー、そうだったのだ。
かばんさんは本当は別れたくないのに、1人で旅立とうとしているのだ。
サーバルも本当はついて行きたいはずなのに、見送るつもりなのだ。
だからアライさんたちが連れて行くのだ。
-で、なんだっけフェネック」
フェネ「その海を渡るための『何か』を私たちにも作って欲しいのさ~」
ビーバー「乗るのは3人っすか?」
フェネ「あとスナネコさんとツチノコさん・・・もっと乗るかもね~」
プレーリー「食料は大丈夫なのでありますか?」
フェネ「それはちゃんと考えてあるよ~」
ビーバー「お2人は優しいんっすね」
アライ「別れるのは誰だってツライさんなのだ。だから一緒にいて欲しいのだ」
ビーバー「一緒・・・別れる?・・・・・・!」
アライ「どうしたのだ?」
ビーバー「確かジャパリバスは前後で別れるって・・・」
フェネ「そうだね~。黒セルリアン戦では前だけになってたね~」
アライ「それで壊れたから、アライさんたちは『まんまる』を探すことになったのだ」
ビーバー
「いえ、俺っちはそれを忘れてて。繋がった状態で設計してたので、
重すぎて船が沈んでしまうんすよ。でも前だけにすれば・・・」
プレーリー「それでは後ろの『まんまる』を前に着ければいいのであります」
アライ「え~?もう『まんまる』を探す旅は終わるのか?」
フェネ(なんか目的がおかしくなってるよ~?)
ビーバー「それっす。後ろの部分を改造すれば、アライさんたちの船もできるっす!」
一同「おぉーー!!」
ビーバー「こうなれば早速、改造の設計を・・って、ああ!?」
プレーリー「どうしたでありますか?」
ビーバー
「へいげんのアトラクション作りの件をすっかり忘れてたっす。
設計は終わってるっすから、作りに行くっす」
プレーリー「了解であります」∠(`・ω・´);
アライ「忙しい人たちなのだ」
フェネ「そうだね~。わたしたちは気楽に行こーよ~」
アライ「何を言ってるのだ。『まんまる』探しは喫緊の課題なのだ。しゅっぱーつなのだ!」
フェネ「・・・はいよー」 ┐(´ー`)┌
コウテイ「ライオンは今や1日20時間ダラダラしてるらしい」
イワビー「引きこもり?」
コウテイ「へいげんに突如現れたアトラクションとは?」
イワビー「とうとう『まんまる』の在り処も判明?」
コウテイ「次回へいげん」
~Cパート~
カピバラ
「あれ?みんなはどこここ?
温泉の管理は誰がするのののーー!?」
♪~ ED「僕のフレンド」
~to be continued~
前回>> 199
非現実で非常識 第3話
(推定OP・溝ノ口太陽族)
サンドスターが去った。
まずい…妖精の存在を知られて痛い目を見てきたやつは腐るほどいるのは分かってる。
《妖精で遊ぼう!》だったか…そんな漫画に記されたものもいる。
(調べるなよ。フリじゃねぇからな)
ライオンがこっちを見ている。
逃げないと、
ライオン「うおぉーー!!時間がない!!急げ!」
何に時間がないのか分からんが、なんとかなりそう。
ヘラジカ「おい!ライオン!みんなで行かないとダメだろ!オーロックスがまだトイレだぞ!」
ライオン「バカ!そう言うことを外で言うな!」
私「ぷっ……クックック……」
ライオン「あ!お前笑ったな!」
ヤバイ……逃げないと……
私は翼を広げ逃げの体制をとり、逃げた。
ヘラジカ「おい!なんか逃げたぞ!」
ライオン「確かさっきかばんたちがなんか話してたような……そして追った方がいいこの空気!」
《サンドスター「欲を喰らう妖精」》
ライオン(欲……?喰らうと言うことはこのことは約束されてたこと?結構前から変なモヤモヤみたいなのは見えてたし…もし奴それで、奴が居なくなったら……た……宝くじが!!)
結構前から見えてたんだー……
て、なんでだよ!なんで崖っぷちなのに希望があんだよ!!
まぁいい、この速度なら逃げられ……
・
やはり私と言う妖精には学習が必要なようだ。
悪魔の獣を舐めきった私が。
ライオン「……ねぇ……」
縄で身動きが取れなくなった私にライオンが問いかける。
家の中の和室。
普段使われないのか綺麗なまま、
ライオン「君って一体なんなんだ?私たちに関係がなかったら話すけど、家の前でなんか騒いでたし……」
明かすか明かさないか……
明かすに掛けた。
ナーチャ「わ…私の名はナーチャ…雌の妖精族で……」
ライオン「欲を喰らう妖精ってやっぱり君のこと?」
おのれサンドスター、死んだら来世まで呪ってやる……
ナーチャ「あ…ああ、そうだ……」
ライオン「だったらさ!このことって君が仕組んだこと!?」
ここは素直に……
ナーチャ「そ…そうだ!」
ライオン「それなら恩返しさせてくれ!私たち本当にお金に困っていて……しばらく私たちの欲ってやつをあげるから!」
こいつ……!私を利用しようと……!
やはりこの街はダメだ……
別の街だったら妖精なんか見たらすぐに逃げるのに……
連続で起きてる《怪事件》!
大半がこいつのせいだ……
未解決のまま数年が過ぎて、もう皆もそう言うことに対して耐性がついてる。
しかしこのフレンズ…いや…分からん。
様子を見るか。
ナーチャ「ほ…本当か!?ああ、なんと素晴らしきフレンズなのだ……」
ライオン「いやぁ…そう言われるとぉ……///」
ん?宝くじはどうなったかって?
ヘラジカたちが取りに行ったそうだ。
ヘラジカ「おーい!!ライオン!本当にもらっちゃったぞ!お金が重い!!」
ライオン「あー、めんごめんごナーチャ、ちょっと待っててね」
え、放置するの?
縄解いてよ。
ナーチャ、ライオン邸にて寄生生活を始める。
第4話へ続く……
悪魔と奇跡とハンターを 第1話
〈事故契約〉
(推定OP・シリウス)
それは実に偶然で事故だった。
まず、君たちは「悪魔」の存在を信じるだろうか?
無論、私自身も信じてはいなかった。
だが、これは過去の話。
今は………
《少女「助けて!ヒグマ!お願い!!」
業火の中、私を呼ぶ声がする。
ヒグマ「じ……時間が……もう……でも!」
救助隊「やめろ!早く逃げるんだ!ここは危ない!!」
涙を流し、手を伸ばしてるのが見えた。
私に対して、
ヒグマ「ふざけるな!あの子を見殺しにするのか!!??」
救助隊「大丈夫だ!!あの子は必ず助け出す!だから早く避難しろ!!」
少女「助けて!!助けて!!」
私は指示に従い、救助ヘリに乗った。
救助隊を信じて、助けてくれると……
私は見た。
灰になった少女の姿を、
涙を流し悔いやむ親の姿を、
そして感じた。
その灰が私の首を絞めていることに。》
ヒグマ「はぁっ!!……はぁ……はぁ……」
夢……か……
???「だ……大丈夫か!?ヒグマ!?」
声がする。
ここは警察寮、私だけの部屋。
とりあえず話を戻そう。
多分だが皆、悪魔の存在を信じてないと思う。
だが私の目の前には悪魔ではないが、
魔具
つまり悪魔の力が込められた武器がある。
私はそれを使っている。
勿論だが、これは警察から配布されたものではない。
少し前、リカオンの専用の武器?プロテクターみたいなものを買いに行った時、怪しい店に立ち寄ったんだ。
そこでは私たちが使ってる武器に似たようなものがあり。
私たちがその武器を手に取った瞬間、私たちは外に出ていた。
店も消えていて、だけど武器は持ってる。
そしてそれがたまたま魔具だったわけ……
私が取ったのはクマデという魔具だったらしい。
ヒグマ「ああ、クマデか……なんでもない」
無論、こいつは喋る。
クマデ「変な夢でも見たのか?水でも飲んで気分を落ち着かせろ。さもないと俺がねれない」
そしてこいつは性別上、女らしい。
(女には見えないぞ……)
ヒグマ「あってるけど…水はいい」
クマデ「そうか、ならさっさと寝ろ。明日も仕事なんだろ?俺もあんたといっしょに行動しなきゃならんのだから、俺のことも配慮しろバカ」
ヒグマ「はいはい……」
こいつ、博士たちよりタチが悪い。
クマデ「あんたが起きたら俺も起きるし、あんたが疲れたら俺も疲れるんだよ。全く、こんな出来損ないと契約した俺がバカみたいじゃないか」
凄いくらいこっちのセリフ。
ちなみに契約をしたのは私からじゃない。
あっちからだ。
手に取った瞬間に契約だってよ。
もはや事故、ただの事故だよこんなの。
こいつも自分の心配しかしないクズ……ドクズ…
クマデ「はーやーくー!!寝ーろー!!!」
ヒグマ「わかったから!!」
私たちハンターの3人が取った魔具の中で一番クソ。
ていうかリカオンとかキンシコウの魔具なんざおしゃべり相手になってくれる。
家事を手伝ってくれたりもする。
布団に横たわった私はそっと目を閉じた。
疲れてるし、怒ってはいたがすぐ寝れた。
クマデは壁に立てかかっている。
起きてるのがバレなかったらこいつを折って捨ててやるのに、
今の生活が嫌いだ。
だけど自殺をしてはならない。
どんなに苦しくても、
あの時の…あの夢の痛みが消えるまで。
第2話へ続く……
悪魔と奇跡とハンターを 第2話
〈間違った正義〉
(推定OP・シリウス)
警察寮、共有休憩スペースにて、
リカオン「はぁぁーー!疲れたっすよぉ〜!」
ヒグマ「まぁ、今回は少し大きめだったしな」
キンシコウ「今夜は食事会でも?いっしょに行きましょう」
ヒグマ「食事会っつってもどうせ人なんか集まらんだろ。……行くけど……」
リカオン「今回は誰のおごりっすか?私は嫌っすよ」
キンシコウ「ふふふ、今回は流石に割り勘ですよ」
リカオン「ええ……オーダーきついっすよぉ……」
クマデ「今回はどこだ?焼肉?焼き鳥?カラオケ?もしかして…食べ放題か!!??」
あたりが静かになる。
ヒグマ「バカ言え、近くの店で鍋だ」
???「じゃあちゃんぽんがいいかの!」
ヒグマ「ん?今のは……?」
リカオン「ああ、毒牙(どくが)ですね、ちゃんぽんすか?」
ああ、言い忘れていたがリカオンが持ってるのは毒牙、キンシコウが持ってるのは如意棒だ。
如意棒「私は何気にすき焼きだな、甘いものが食べたい」
クマデ「なんでお前はすき焼き=甘いなんだよ」
ヒグマ「まぁまぁ間違ってない気がするが……」
毒牙「最近疲れてたものじゃし、和食さ○はどうじゃ?」
クマデ「おお!!やっぱ食べ放題じゃないか!!わかってんだよなぁ毒牙は!……それと比べてお前は……」
如意棒「よせクマデ、お前の言葉には暴力しかない」
毒牙「そうじゃぞ、ヒグマ殿を見ておられ、お前に対し何も言い返さないだろ」
ヒグマ「いや…私は大丈夫だから……」
クマデ「ケッ…どいつもこいつもシケてんな!」
ヒグマ「ウルセェ!!お前も文句ばっか言ってんじゃねぇ!!」
クマデ「なんだと!?コンニャロー!」
如意棒&毒牙「おい」
クマデ自体も自力で動ける。
つまり、こうなると取っ組み合いの喧嘩になるわけ。
リカオン「武器とフレンズが喧嘩してる………」
キンシコウ「いつも通りですね」
しばらく喧嘩をしていたが、誰かが来たらしい。
ツチノコ「おーい……誰かいるかー?」
正体はツチノコ、私はクマデを掴む手を離した。
リカオン「あれ?ツチノコさんじゃないっすか、辞めたんじゃないんすか?」
ツチノコ「いや、ちとばかりジドに用があってな……」
ヒグマ「あれ?ジドさんって確か一軒家持ってなかった?」
ツチノコ「泊まり込み用に寮も持ってるんだよ。一軒家を訪ねたけどいなかったんだ」
余談だが、ツチノコもジドも私たちの先輩だ。
リカオン「多分ジドさんは別の寮だと思いますよ。ここハンター専用ですし」
ツチノコ「ありゃ、そうだったか?すまんな」
キンシコウ「いえいえ、気を付けてくださいね」
ツチノコが玄関の方へ行く、
そしてこっちを見て、
ツチノコ「俺はきりたんぽ派だな」
一同「は…はい!」
第3話へ続く……
非現実で非常識 第4話
(推定OP・溝ノ口太陽族)
住み始めて早一週間。
ピカピカしてる……
ひどいくらいにピカピカしてるぞ……!!
欲の一つもない……計画通りの毎日……
ナーチャ「なぜだ……なんとか偶然で乗り越えて来たが…進展がない……」
利用してる感じはない。
私は皆と違い少し小さめだが、半分くらい。
ペットボトルの飲み物が少し多めに感じるくらい。
別に特別な扱いを受けてるわけじゃなく、ただただ普通の生活を送っているだけ。
オーロックス「おーい!ナーチャ!居るなら手伝ってくれ!!」
ナーチャ「分かったー!」
ドアを開け、声がしたほうへと進む。
時刻はもう夕方の六時。
夕食時だ。
オーロックス「これ、運んでってくれ」
ナーチャ「オーケー、分かったよー」
夕食のおかずだ。
並べていると、
ライオン「たっだーいまー!!!おっ!今日の夕食はハンバーグかぁ!」
ヘラジカ「おお!おかえり!ライオン!今日は元気だなぁ!」
やかましいのが帰ってきた。
てか、ツヤッツヤしてんなぁ…
いつもより早めに帰ってきたようだ。
アラオリ「はぁ、ちょっと待ってくださいよぉ……」
あれ?こいつどっか行ってたんだ。
(アラオビはアラビアオリックスの略ね)
ところでだが、こいつらには特に大きな欲はない。
(〜を買いたい)や、(〜が欲しい)などのものでなく、日常的に生ずる小さな欲だけ。
よかったな、私が普通の飯も食べれて、
今頃弱い妖精なら餓死しているところだ。
ライオン「じゃあもう夕飯にするか!」
ヘラジカ「おーい!みんなー!夕食だぞー!」
うっせ、うっせ。
ツキグマ「ん?帰ってきてたんだ。おかえりなさい」
(ツキグマはツキノワグマの略ね)
パンサー「今日はハンバーグでござるか……!」
ふぅ、たくさんいるのは好きじゃないんだよ。
アルマジロ「ん?ハシビロコウ?早くこないと食べちゃうですよー?」
私は後ろを見る。
ヒィ!!……なんだ……あれ……
目つきもそうだが、何よりあの殺意を持たない殺気……!
こいつ…相当鍛えられている……!!
アルマジロ「あれ…どうしたの?ハシビロコウ?」
ハシビロコウ「え?…あ……ごめんね…すぐ行くよ」
いや……これはまぎれもない殺気……
こいつ…危険だ……!
ライオン「ん?どーしたの?ナーチャ?」
ナーチャ「な…何でもない!…あー、牛肉ミンチの焼き物美味しそうだなぁ」
ヘラジカ「なんだ?それ、ハンバーグのことか?」
ナーチャ「あ…あれ?これってハンバーグって言うの?普通に知らなかった……」
パンサー「はっはっは!なんでござるか!?それは!?」
あたりが笑い出す。
私も苦笑いを浮かべ、彼女の視線から目をそらした。
第5話へ続く……
悪魔と奇跡とハンターを 第3話
〈助け〉
[ハンター班、突撃!]
人質立てこもりが発生。
相手はセルリアンの融合体であることが発覚。
至急私たちが呼ばれたわけだが、
ここは表町。
というか表町でしか仕事がない。
ゴーストタウンや裏町には触れてはならないのだ。
人質に取られたのは少女。
記憶をくすぐる少女。
ヒグマ「警察だ!!手を上げろ!!」
男が窓の方を見ている。
私たちに気づきこっちを見る。
男「お…おい!!こいつがどうなってもいいのか!?」
私は笑い。
ヒグマ「そうだった…銃は効かないんだったな!!行くぞクマデ!!」
クマデ「えーやだー」
ヒグマ「ファッ!?」
毒牙「ヒグマ殿!クマデの説得を頼む!!先を行くぞリカオン殿!」
背後にいたリカオンが前に行く。
如意棒「クマデ!いい加減にしろ!行くぞキンシコウ!!」
ヒグマ「なんで嫌なんだ!!大事なところだろ!!」
クマデ「さっきの決め台詞っぽいのがいやなの!!なんか俺があんたに従ってるみたいじゃん!!」
背後でリカオンとキンシコウが戦っている。
人質がいるもんだから苦戦してるらしい。
ヒグマ「はぁ?じゃあなんて言えばいいんだよ!」
クマデ「クマデ様お願いします」
一方戦闘グループは、
男「おい!!なんで後ろで説得してんだよ!」
リカオン「気にしないで欲しいっす!あの……すみませんっす!!」
キンシコウ「は…早く人質を離しなさい!!」
人質「た…助けて!!」
一方……
ヒグマ「あ?」
クマデ「ほら…早く言え……て……まさかお前!」
その声、あの時のように
《少女「助けて!ヒグマ!お願い!!」》
それはあの時を再生してくれた。
ヒグマ(ヤバイ!助けないと!)
ヒグマ「うおおおおお!!」
私は男の方へ走り出した。
何も見えてない。
判断力が低下する。
男「ちょちょちょ!!これ以上近づくな!!っておい!!」
拳を固め、右手を挙げた。
男「お前!!こいつがどうなってもいいのか!?」
ヒグマ「うおおおおおお!!!」
男「ちょっと!おい!待てって!いや!待って!待ってください!!」
ヒグマ「うおおおおおおお!!!」
男「はい!すみませーん!!がはぁっ!!」
メゴォ!!
男は人質を放り投げ、
そして私の拳が勢いよくめり込んだ。
男は吹っ飛び、窓を破り外の方へ落ちて行った。
幸いここは二階建ての一軒家だったので、外に待機していた警察たちに身柄を拘束された。
リカオン「あ…あ…やばい…カッコいいっす……」
キンシコウ「派手にやりましたね…ヒグマさん…」
ヒグマ「はぁ……は!だ…大丈夫か!!??」
か
一同「へ?」
私は少女に近づき、
ヒグマ「怪我は!?痛いところとか!?大丈夫!?」
少女「え?…だ……大丈夫……です…」
ヒグマ「はぁ……よかったぁ!」
私は倒れ込んだ。
クマデ「ちっ!なんだよ……!」
第4話へ続く……
悪魔と奇跡とハンターを 第4話
〈鉄拳〉
(推定OP・シリウス)
メリケンサック。
手にはめるアレ。
私はそれを通販で買った。
結構高かったが、これからのためだ、仕方ない。
ヒグマ「おっ……結構重いんだな……」
クマデ「お……おい!なんだよそれ!メリケン!?」
ヒグマ「ん?そうだけど」
クマデ「なんで俺という存在がいるというのに……さてはアレだな?この前自力で殴って飛ばしたから調子に乗ってんだろ!」
ヒグマ「えぇ……お前が使わしてくれないからだろ」
クマデ「はぁ?それはお前が使わねぇからだろ!!」
ヒグマ「手伝ってくれって言ったって嫌って言ってたじゃん」
クマデ「そういう意味じゃなくて!言い方を気をつけろってことだよ!物分かりが悪いなぁ……」
ヒグマ「お前の言う言い方は完璧に従僕なんだけど……」
クマデ「契約悪魔だぞ!敬意を払えよ!使えよ!お前アレだぞ!株買って優待券使わないくらいもったいないからな!!」
ヒグマ「別に値上がりしたら売ればいいじゃん」
クマデ「そう言うことじゃねぇぇぇ!!」
なぜ今日は起こらないかって?
メリケンさ、こいつを買ったからさ。
やっとこのクソ生意気なやつから解放される。
だけど、少し大きめなのはあの二人にお任せになるけどな。
ガチャ,,,
毒牙「お?随分と賑わってるじゃないか」
リカオン「ヒグマさーん!仕事ですよー」
ん?仕事?
リカオンが来たようだ。
ヒグマ「あれ?電話とか無視してたか?」
リカオン「いや、呼びに行ってくれって言われたんすよ」
ヒグマ「そうか、わかった、行く」
毒牙「ん?クマデは持って行かぬのか?」
ヒグマ「え?いらないよあんな燃えゴミ」
クマデ「ファッ!?」
毒牙「一応持っておけ、流石にメリケンだけじゃ手に負えない可能性があるからの」
ヒグマ「え?嫌だよ」
即答、当たり前だ。
毒牙「どんだけわがままなんじゃ……リカオン、持ってやれ」
リカオン「え?嫌っすよ」
毒牙「なんでぇ……?えぇ……」
リカオン「持った瞬間乗っ取られそうですもん、前科がありますからね」
そうだ、一回こいつは私の体を乗っ取って好き放題暴れまくったことがある。
幸い、セルリアンのせいにはできだもののあと一歩で私は豚箱行きだった。
毒牙「はぁ……仕方あるまい、私が持とう。それでいいだろ」
言い忘れていたが、毒牙は手袋形状の魔具、つけると甲冑のようになる。
毒を操ることができるが、その分契約者に毒を送り込み強制的に毒の抗体を作ると言う、すごい荒業を果たす。
爪は鋭く、刀より鋭い。
そのため……
クマデ「おい!毒牙!絶対引っ掻くなよ!絶対だからな!!」
毒牙「わかっておる、我を誰だと思ってるのじゃ」
リカオン「うるさいすよ、黙ってください」
私たちは階段を降りて行く、
どうやら寮の共有スペースに行くっぽい
最後の階段を降りてみるとソファのところに人が何人か座っていた。
ヒグマ「なんだ?いつもの雑用か?犬探しみたいな」
リカオン「いや、それが違うっぽいんすよね、証言が曖昧だから私たちに任せてって形だと思いますが」
座っている人を確認した。
見覚えがあると思い、考える。
わかった。
ヒグマ「あの時の……人質…!!」
クマデ「心配性のヒグママがまたなんか言ってるぜ」
それは予期せぬ依頼だった。
第5話へ続く……
みんなに募集をしたい。
俺が今書いてるSSに登場する
「クマデ」と「毒牙」と「如意棒」のデザインを募集したい。
クマデの方は、ヒグマが持ってるあの武器より少し禍々しい見た目で
毒牙の方は少し違った感じの手につけるアイテム兼武器みたいな
如意棒ば言わなくてもいいよね。
いいデザインのを期待してます。
非現実で非常識 第5話
(推定OP・溝ノ口太陽族)
先輩「おーい!ヘラジカー!これ運んでくれ!」
ヘラジカ「わかったー!」
ここは工事現場、
私は少し様子を見に来ている。
ヘラジカはいつも何をしているのか、
もちろん他の奴らも見に行くつもりだ。
職場見学みたいな感じか、
ヘラジカ「お?ナーチャ来てたのか!」
ナーチャ「そ…そうだけど……すごいな…」
鉄の棒を5個担いでる。
フレンズってよくわからない。
ヘラジカ「何しに?その体じゃやることもないと思うが」
ナーチャ「別に働きに来たわけじゃない、だいたい私のことは誰も見えないし、ただの見学だ」
ヘラジカ「そうか、じゃあ!頑張らないとな!」
どこまでもポジティブ。
それは前までと同じ……か、
ナーチャ「……なぜ、働く?」
ヘラジカ「ん?」
ナーチャ「10億という大金を手にしてなぜ働く?遊んだりしないのか?」
ヘラジカ「それは、お金がない……いや、あるか」
ナーチャ「そうだろ?今は働かなくたって生きていける。《欲》のまま、自由に」
ヘラジカはしばらく歩きながら考えた。
ヘラジカ「限りが、あるからか?どんなことに対してもな」
ナーチャ「限り?」
ヘラジカ「お金だって限りがあるだろ?」
ナーチャ「ああ、あるがその限りは大きいぞ」
ヘラジカ「お前の言う《欲》に則るなら、その限りをさらに大きくするのが私たちの《欲》だな」
は?
何言ってんだ。
こいつ。
分かってない。
欲のあり方を、欲の使い方を、
そんなのただの善……
いや…もうすぐボロが出るだろう。
ならこれは善ではなく《偽善》だ。
ヘラジカ「ん?どうした?ナーチャ」
ナーチャ「……いや、素晴らしいと思ってな」
ヘラジカ「そうか……お前は偽善が好きなんだな」
!!??
ヘラジカ「冗談だ、漫画や特撮によくあるヒーローが好きなんだな」
何を言っている!?
ナーチャ「ああ、そうだな」
びっくりした……なんなんだ…こいつ…
てか、遠いな。
いったいどこまで行くんだ?
ドゴゴォォ--!!
ヘラジカ「ん?なんだ!?今のは!?」
ナーチャ「あ?……ああ?」
同僚「逃げろぉ!!」
後輩「ビルが爆破した!!」
先輩「テロだぁぁ!」
ヘラジカは運んでいたものを落とした。
ナーチャ「ど……どうした!?」
ヘラジカは絶望の表情を見せ。
ヘラジカ「ライオンの……会社だ……」
第6話へ続く……
前回の話 >> 195、>> 201
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.26話]アバン
オーロックス「なあ、大将はあのままでいいと思うか?」
アラビアオリックス「そうは言っても仕方がないじゃないか」
オーロ「これまでも多少のダラダラには目をつぶってきたが、アレはさすがに…」
???「キャアァァァ!」
クスクス「「!?」」
???「あぁ、た、食べないでk…」
オリ「セルリアン!?少し大きいか?」
オーロ「これは・・・久々に、いっちょ揉んでやるか」
オリ「全力で行くよ」
ザシュッ、ガシン!
セルリアン「ウォォォォーーン!」
オリ「そっちだ!」
オーロ「任せろ!」
ガン!!・・・パキッ・・・キキ…………ぱっかーーーーーん!!!
ののののののののののののののののの
オーロ「大丈夫か?」
???「はい。助かりました。ありがとうございます」
オリ「ここはまだ危険だ。とりあえず城に行こう」
ののののののののののののののののの
オーロ「ーで、どこから来た」
???「サバンナからです。図書館に行こうと思って。隣なんですよね?」
オリ「1人で、かい?」
???「はい」
オリ「また襲われたら危ないからハンターを呼ぶよ。送ってもらうといい」
オーロ「ここで待ってろ」
♪~ OP「ようジャパ」
[12.26話]Aパート
アライ「なんなのだ?これは」
フェネ「おお~。これが『あとらくしょん』かな~?」
アフリカタテガミヤマアラシ
「そうですぅ。ビーバーとプレーリーが突貫工事で作ったんですぅ。
なんでも『さすけ?』をモチーフにしたんだそうですぅ」」
オオアルマジロ「『くのいち』じゃなかったけ?でも1晩で作っちゃったんだよねー」
パンカメ「どちらにしても忍者魂が疼くでござる」
フェネ「みんな準備に余念がないね~」
アライ「どうしたのだ?こんな所で落ち着いて。ヘラジカは参加しないのか?」
ヘラジカ
「試しに誰かやってみてくれ、というから私が挑戦してみたら壊してしまってな。
お願いだから参加しないで下さい、と土下座されたよ」
一同(・・・)
ヤマアラシ(セットに突進したようにしか見えなかったですぅ)
♪~
???「アニメでは、どうして草食動物が『百獣の王』に勝負をしかけるんだwと思ったものですが・・・
???「さすが『森の王』と呼ばれるだけのことはありますよね」
パンカメ「それでも1晩で修繕するのだから見上げたものでござる。あの2人は」
フェネ「ジャガーも不参加~?」
ジャガー「これは体重の軽い子の方が有利そうだから、わたしはやめとくよ」
ヘラジカ「・・・」
アルマジロ「それを言ったらシロサ・・ィ?」
アライ「なんなのだ、その格好は。鎧は?」
シロサイ
「サラブレッドのフレンズたちが『あすりーと』は、勝負事のある時は、
こういうものを着るものだ、と教えてくれましたの」
フェネ「脱いだらスゴかったんだね~」
ヘラジカ「ほう、なかなか強そうな体つきだなぁ」
ジャガー「・・・」
ののののののののののののののののの
ニホンツキノワグマ
「あ、オーロックスちゃんとオリックスちゃんだ。おーい、もうすぐ始まるよー」
オーロ「それにしても、こんな所にまでセルリアンが出るとは」
ヤマアラシ「じゃあ誰から行くぅ?」
オリ「あの子もよくここまで無事で来れましたね」
アルマジロ「目立ちたいから、わたし!」
アライ「セルリアン?大丈夫だったのか?」
ヤマアラシ(ちょっと言い過ぎたかなぁ)「ではスタート!ですぅ」
オーロ「ああ、私たちなら大丈夫だ。戦闘能力には自信がある」
アルマジロ「よよ・・・はっ、ほっ、うぅぁぁ…あ!」バシャーーン!
オリ「君たちは見なかったのかい?」
ヤマアラシ「アルマジロ、失格!ですぅ」
フェネ「わたしは見てないよ~。ねぇアライさ~ん」
アルマジロ「うう…」ちゃぷん
アライ「もうその話はやめて欲しいのだ…」
フェネ「あれ~?もう始まってたの~?」
ツキノワ「次はわたしだ」
パンカメ「頑張るでござるよ、ツキノワ殿!」
オリックス
「そう言えばハンターを呼ぶためにボス通信をしたんだけど、
『こはん?』に居るカピバラが、温泉を管理できる人を寄越して欲しいと割り込んできたよ」
アライ「あ、忘れてたのだ」
フェネ「じゃあオリックスさんとオーロックスさんで頼めるかな~?」
オーロ「こはん?って、どっちだっけ?箸を持つ方が右で・・・?」
アラビア「わたしは左持ちだぞ?」
オーロ「え?あー、うーん」
ツキノワ「おっとっとっと…」ばっしゃーーん!
フェネ「・・・うん、分かった~。別の人に頼むよ~」
パンカメ「あーー!もうっちょっとでゴールでござったのに・・・」
シロサイ「次はわたしですわ」
ヤマアラシ「では始め!ですぅ」
アライ「おー、なかなか機敏な動きなのだ。『ろびん』みたいなのだ」
フェネ「ydtmg理論だね~」
シロサイ「よ!は!これでサイごですわ。はーー!」
ヤマアラシ「シロサイ!ゴールですぅ。タイムは2分30秒」
シロサイ「え?時間も計ってたんですの?」
ヤマアラシ
「博士たちから砂時計を借りてきました。
だって成功者が何人もいると優勝が決められないですぅ」
シロサイ「そういうことは、サイ初に言いなサーイ!」
[12.26話]Bパート
パンカメ「では次は拙者が。ふふふ、忍者らしいところを見せるでごさるよ」
ツキノワ「頑張れー、カメちゃん!」
パンカメ「仇は取るでござるよー」
ヤマアラシ「では、始め!ですぅ」
パンカメ「はっ、ふっ、よっ」
ツキノワ「いいよ、いいよ。その調子!」
パンカメ「はー、ふー、よっこいしょ」
ツキノワ「ちょっと、ちょっと。大丈夫ー?」
パンカメ「はーはー、ふぅふぅ、どっこらしょ…」
ヤマアラシ「5分経過!時間切れでパンカメ失格!ですぅ」
ツキノワ「制限時間もあるの?」
ヤマアラシ「時間無制限だと、いつまで経っても終わらないですぅ」
パンカメ「拙者、持久力はそれほど無いでござる…」orz
オーロ「では、次はわたしだ!」
ののののののののののののののののの
アライ「お?ジャガーとヘラジカはここで何を始めるのだ?」
ヘラジカ「今日の勝負の準備だよ。ジャガー、地面は均しておいたからテーブルはここに」
フェネ「なんの勝負~?」
ヘラジカ「腕相撲だ!これまで50戦50引き分けだからな。そろそろ決着をつけたいものだ」
フェネ「今まではどんな勝負を~?」
ヘラジカ
「かばんの教えの通り、ケガをしないように・・・あっち向いてホイ・黒ヒゲ・花札。いろいろやったな。
テトリスやぷよぷよの時はライオンも参加してんだがなぁ」
アライ「楽しそうなのだ。アライさんもやってみたいのだ」
ヘラジカ
「お前のようなチビっ子が、か?
って、おい、どうしたジャガー。今日は一段とノリが悪いな」
ジャガー「いや、こんな風に遊んでていいのかなって…」
ヘラジカ「真剣な勝負を遊びだと?」
フェネ
「まあまあ、じゃあその腕相撲で勝負しようよ~。
ーでわたしたちが勝ったらジャガーさんに手伝って欲しいことがあるのさ~」
ヘラジカ「いい度胸だ。相手になってやろう」
オーロックス「なんだ?力勝負か?面白そうだな」
ヤマアラシ
「今度はこっちで競技ですか?でも身長差がありますぅ。
アルマジロちゃん、何か台になるものを・・・」
アルマジロ「はい。これでいいかなー?」
ヤマアラシ「では、ヘラジカ様VSアライさんの腕相撲対決。始め!ですぅ」
アライ「ぐにゅにゅー!」
ヘラジカ「おおおぉぉぉぉ!!」
机「バギィ!!」
アライ「のだーー!!」@ゴロゴロゴロ
ヘラジカ「おお?」ぐるんっ タッ!
ヤマアラシ「引き分け!ですぅ」
ののののののののののののののののの
ヘラジカ「まさか、こんな逸材がいたとは。体つきだけでは判断できないものだな」
フェネ「アライさ~ん、大丈夫~」
ヘラジカ「して、どうする?まだ決着はついてないぞ?
フェネ「じゃあ『あとらくしょん』の優勝者を予想して当てた方が勝ち、というのは~?」
ヘラジカ「いいだろう。では、わたしから予想しよう。『シロサイ』だ」
アライ「あー!?ずるいのだ。『シロサイ』は暫定1位なのだ」
※現在の順位
1、シロサイ(2分30秒)
2、オリックス(2分42秒)
3、オーロックス(3分54秒)
[失格]
アルマジロ・パンカメ・ツキノワ
[不参加]
ヤマアラシ・ヘラジカ・ジャガー
ヘラジカ「だったらお前たちが出て、記録を塗り替えればよかろう」
アライ
「でもアライさんは、さっきの勝負でヘロヘロなのだ。
あとはフェネック。頼むのだ」
フェネ「じゃあ『ハシビロコウ』さんで」
ハシビロ(じーーーーーーっ)「!? え?わたし!?」
一同(やべぇよ、やべぇよ。ハシビロちゃんのこと忘れてたよ)
ハシビロ「確かに、いつ参加しようか機を窺ってたけど・・・ゴールできるかな?」
フェネ「まあまあ、気楽に行こうよ」「水に触らなきゃいいんだから…」コショコショ
ヤマアラシ「では気を取り直して。始め!ですぅ」
ハシビロ(・・・)バサッ!バサッバサッ!
一同「え?」「トンディル、トンディルー!」「いいの、アレ?」
ハシビロ(・・・)スーーー トッ
ヤマアラシ「ゴール!タイムは23秒!ですぅ。優勝はハシビロコウ!!」
ヘラジカ「おい!今のは反則じゃないのか!?」
ヤマアラシ
「ルールに飛んではいけない、というのは定めていませんでした。
よってヘラジカ様と言えど、結果は変えられません、ですぅ」
ヘラジカ「そうか。ならば仕方ない。わたしの負けだ」
マーゲイ「素晴らしい判定と仕切り力です」
ヘラアラシ「!!!」ビグゥッ
ヘラジカ「お前はどっから出てきた!?」
ヤマアラシ「ですぅ」ドギマギ
マーゲイ「ヤマアラシさん。あなたの力量を見込んで『ぺぱぷらいぶ』の司会をお任せしたいと思います」
ヘラジカ「人の話を聞かないヤツだな。・・・だが良い話じゃないか。ヤマアラシ、行ってこい!」
ヤマアラシ「でも、マーゲイさんはペパプのマネージャーでMCも、いつもは・・・」
マーゲイ
「今はペパプのライブを盛り上げるために、このようにパークを巡ってスカウト活動をしています。
当日も会場には行けないと思うので・・・」
アルマジロ「わたしも、わたしもMCをさせてもらえませんか!?」
マーゲイ(・・・)
「いいでしょう。実績より、やる気を重視します。お2人でダブルMCというのも面白いかもしれません」
マジアラシ「「はい!頑張ります」ですぅ」
マーゲイ「では私はこれで」
フェネ「ちょっと待ってよ~」
マーゲイ「なんでしょうか?」
フェネ「らいぶが終わってからでいいんだけど、わたしたちからも頼んでいいかな~?」
マーゲイ「どんなことですか?」
フェネ
「わたしたち、かばんさんに内緒で追いかけるんだけど人数が増えてきてさ~。
食料を集めるのを手伝って欲しいんだよね~。正式な依頼は博士たちからあると思うからさ~」
マーゲイ「エリアの外に・・・ですか?」
アライ「フェネックは、そんなことまで考えていたのだ?」
フェネ「まあまあ。持ちつ持たれつだよ、そこは」
マーゲイ「分かりました。考えておきます」
ののののののののののののののののの
ヘラジカ「さて、話を戻そうか。フェネック、お前はジャガーに何をさせたいんだ?」
フェネ
「かばんさんの船とは別にもう一隻、船をビーバーさんとプレーリーで造るんだよ~
人手が必要だからジャガーさんにも手伝ってもらおうかな~って」
ヘラジカ「行ってこい」
ジャガー「いやわたしは・・・」
ヘラジカ
「お前はいつも『誰かのために働きたい』と思う、優しいヤツだ。
これまで、わたしのヒマ潰しに十分付き合ってくれて助かった。ありがとう。
これからは、もっとたくさんの、お前を頼ってくれる人のために働け」
ジャガー「・・・ヘラジカ、ありがとう。フェネック、船造りを手伝うよ」
ヘラジカ「カメレオン、お前は『こはん』に行け」
パンカメ「御意」(あそこには山あり、湖ありだから修行に勤しむでござる)
ツキノワ「じゃあわたしも」
パンカメ「では覚えたての『水蜘蛛の術』を披露するでござる」
ツキノワ「たのしそー!」
オーロ「おいツキノワ、大将はどうするんだ?」
ライオン「構わん」
オリ「大将!?」
ヘラジカ「おー。久しぶりだなぁ。少し痩せたか?」
ライオン「げぇまぁの体力をナメるな?テクを磨いてるとゴロゴロする暇もない」
%%{fg:gainsboro}フェネ「ねぇ、どういうこと~?」
オリ「ゆうえんちで、すっかりキタキツネと意気投合してね」
オーロ「引きこもって『げぇむ』ばかりしてるんだ」
オリ「最近は『ねとげ』がどうの『つーしんたいせん』がこうの、とか」%%
ライオン
「わたしのことは心配いらん。
お前たちも力を持て余してるようだから『はんたーでびゅー』でもしろ。
ヒグマたちが来てたから、話は通しておいた。
パークは広いからハンターチームがもう1つあったら助かる、と言ってたぞ」
オーロ「どうする?」
オリ「わたしは・・・構わないぞ」
クスクス「「じゃあ・・・・・・一狩り行こうぜ!」」
ライオン(こいつらも引き込めば良かったか・・・?)
ハシビロコウ(じーーーーーーっ)
一同(やべぇよ、やべぇよ。またハシビロちゃんのこと忘れてたよ)
アライ「そう言えば、((〇))こういうの、見なかったか?
ハシビロコウ(じーーーーーー⇒腕相撲対決の踏み台
アラフェネ「あーーーーー!!??」
♪~ ED「僕のフレンド」
プリンセス「ちょっと!まんまるを見つけちゃってどうするのよ?」
イワビー「それが目的なんだから怒られる筋合いじゃないだろ」
コウテイ「なにを言ってる。わたしたちの出番が、この折り畳まれた予告しかなくなるだろ」
ジェーン「でも12.28話の伏線をこれでもか、と張ってるのに・・・」
フルル「あれ?Cパートに続くみたいだよ?」
~Cパート~
アライ「とうとう『まんまる』を見つけたのだーー!」\(^o^)/
フェネ「ちょっと待って~。サイズが違うよ~?」
アライ「サイズが違っちゃダメなのかー?
フェネ「アライさんだって右足と左足の長さが違ったら困るでしょ~?」
アライ「なるほど、なのだ」
フェネ「こう聞いた方がいいかな~?『ジャパリバス』をこの辺で見なかった~?」
ハシビロコウ「・・・ジャパリバスなら、『くいず?の森』の近くに・・・」
~to be concluded?~
[新作SS予告]
ここはジャパリ都パー区……
現在連載中のアナザーワールドの……
「パラレルワールド!?」
そこの女学園!《ジャパリ市立パー区女学園》で、今日もフレンズたちがどったんばったん大《暴れ》!!??
時々更新!見逃すなよぉ!?
《《SS作品「ポップ・ステップ!フレンズ!れっつごー!!すくーるらいふ!!」》》
(近々公開予定)
かばん「なんでとまとはこんなの書いてるんだろ……?早く本編を進めてくれないと……」
悪魔と奇跡とハンターを 第5話
〈頼みの綱〉
(推定OP・シリウス)
この世には〈2世タレント〉と言うものが存在する。
親の息子、又は娘ということで有名になったり、親と同じ職についたりと、芸能界を騒がしている存在である。
そして、親が何かをすると、それは息子にも回ってくる。
今回の依頼はそんな感じ、
ミカ「わ…私の名前はミカって言って……」
ヒグマ「そうか、だったらどうしたんだ?」
ミカ「その……私の父は科学者で……なんていうんだろ……」
ミカの言葉が詰まる。
キンシコウ「父が殺されたんだって、それで親の研究データが狙われてるらしいですよ」
私は腕を組み、少し考える。
リカオン「それで、これがデータですね」
手渡されたのはUSBメモリ、
ヒグマ「えぇ……」
キンシコウ「ヒグマさん、機械類苦手ですもんね……フフフ」
ヒグマ「と……ところで、これはなんの研究データなんだ?」
ミカ「た…多分…セルリアンの……だと……」
セルリアンの研究…?
特別なライセンスが必要なはずなんだがな……
リカオン「少し質問なんですが、ミカさんの苗字てなんですか?」
ミカ「え?渡辺ですけど……」
ヒグマ「ん?苗字なんか聞いてなんになるんだ?」
リカオン「誰の子かを調べようとは思いましたが……そういや私、科学者に詳しくないっす…」
ヒグマ「おい」
ひとまず沈黙が続く、
???「およびかな?」
一同「うわぁ!!」
キンシコウ「って、ジドさんじゃないですか…どうしましたか?」
ヒグマ「てか…窓から入ってきてる……」
ジド「渡辺だって?」
リカオン「え?……そうですけど……」
ジドが窓から入ってきて、立ちながら考えていた。
ジド「渡辺なら知ってるぞ、知り合いの科学者なんだ。僕も少しの間お世話になったよ」
ミカ「父を……知ってるんですか?」
ジド「ああ、渡辺嚢斗(ノート)だろ?キラキラネーム待った無しだが、まともな奴だよ」
ヒグマ「え?誰も窓から入ってきたことに突っ込まないの?おい……」
クマデ「ああ、突っ込まないな」
ジド「ちゃんとセルリアン研究のライセンスは持ってるよ」
キンシコウ「へぇ…あれ?これ聞いてなんか調べる予定でしたっけ?」
リカオン「確かに……なにも関係ないですね…」
ヒグマ「ていうか、ジドさん、なんの御用で?」
ジド「ん?クマデの方を借りたくてね」
クマデ「俺借りてどうするってんだよ」
ミカ「ん?ん?武器か喋ってる……?」
ヒグマ「いや…今は無理だな……」
ジド「フッ……知ってるよ…」
ヒグマ「ひさびさに手応えのありそうな仕事が来たんでな!」
デデン!!
キンシコウ「ヒグマさん……」
リカオン「ヒグマさん……」
キンシコウ&リカオン「まだお仕事聞いてないですよ」
ヒグマ「アリャ?そうだったっけ?」
ジド「ズラかるぞー」
クマデ「お前ほんとにバカだな……」
第6話へ続く……
>> 212
非現実で非現実 第6話
ボロボロな社内。
血まみれの後輩。
その山に立つ男……
いや…妖精なのかもしれない。
ライオン「ヤバいよ……これはマズイって……」
かろうじて、ライオンは机の裏側に隠れることができたらしい。
なぜこうなったのかは今から5分間遡る……
必要もなく、突然なんの前触れもなくやってきた
そいつはこう言った。
男「なんだ、結構脆いじゃないか…」
爆風により殆どの人々が殺られ
そして今に至る。
男「……まだ…いるな?」
恐怖に怯えるライオンに……
そう、《泣きっ面に蜂》とでも言っておこう。
男「サンドスターロウ……フレンズ?セルリアン?」
ライオン(あゝ、終わったよ……)
諦めかけ、死を覚悟しようとしたその時
ツキグマ「ライオンさん!大丈夫です……か……?あ……ああああああ!!」
ツキノワグマ、彼女が来たのである。
なぜ来たかは簡単、ライオンは昼食の弁当を忘れていたこと、それをツキノワグマが持ってくることになっていたこと、以上だ。
ライオン(ツキノワグマ……?嘘だ…なんで逃げない!)
爆発とはいえ、階段は使える。
高いビルだが、フレンズだ、余裕であろう。
ツキグマ「ひ…ひぃぃぃ!!」
ドタバタと足音が聞こえる。
逃げようとしているような。
男「お?サンドスターロウの正体はこいつか」
瓦礫を踏んだり、落としたり
階段の方へ
ライオン(お願い……早く……!)
ザシュッ
グギャ…
その音はあまりにも残酷すぎた。
骨を折り、肉をえぐり、血を落とす。
足音が止まり、男の笑い声が響く。
ツキノワグマには、先が尖った槍のようなものが刺さっていて、いずれも彼女の体を突き破っていた。
ライオン「………」
ライオンは察する。
ライオン「ざけんな………」
男「ん?まだいたのか?」
彼女はゆっくりと立ち上がり、男に顔を見せた。
男「おいおい?どうした?まさか俺とやり合うってのか?」
ライオン「………」
ゆっくり、だだ歩く、
のそりのそりと男の方へ。
男「やめとけ…俺は人間じゃないだぞ?たかがフレンズに……」
ライオン「だからなんだよ?」
男「あ?」
ライオン「だからなんだって……言ってんだよ!!」
ライオンは倒れていた机を軽く蹴り、
ライオン「その汚ねぇ面を……血で綺麗にしてやっからよぉ………」
男「あ……ああ?」
落ちていた鉄のパイプを持ち、それを前にかざした。
ライオン「覚悟だけでもしとけ!!」
もうすでに、その血は沸騰してしまったらしい。
第7話へ続く……
前の話 >> 213~
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.27話]じゃぱりとしょかん アバン
フェネ「こう聞いた方がいいかな~?『ジャパリバス』をこの辺で見なかった~?」
ハシビロコウ「・・・ジャパリバスなら、『くいず?の森』の近くに・・・」
アライ「じゃあ森にまんまるを取りに行くのだ!」
フェネ「案内を頼めるかな~」
ハシビロ「こっち…」
ののののののののののののののののののの
「みんな行ってしまったな・・・」
シロサイ「そうですね」
ヘラジカ「ん?おまえは行かなかったのか?」
シロサイ
「ヘラジカ様の勝負相手が必要でしょう?
防御力には自信がありますから。ヘラジカ様に認められたのも嬉しかったです」
ヘラジカ「手加減はできないぞ?」
シロサイ「ふふ、どこからでも掛かってきなサイ」鎧装着
ヘラジカ「うおおおおおーーー!」ドドドっ
ガシィーーッンン!!
野鳥たち「バサバサッ!」
♪~ OP「ようこそジャパリパークへ」
アライ「まんまるはどこなのだ?」o(・ω・ = ・ω・)o
フェネ(・・・)¬_¬);
⇒ ▶ →
➡ → ⏩
🔜 ⇒ 👉
ハシビロ「こっち…」
フェネ「お~、ジャパリバスだね~。ボロボロだけど」
アライ「使えそうな『まんまる』は、ありそうなのかぁ?」
フェネ「・・・これならいけそうだね~」
アライ「 (•̀ᴗ•́)و → (^ω^)/『みっしょん・いんぽっしぶる』なのだー!」
フェネ「まったく逆の意味なんだね~」
ハシビロ「みっしょん・こんぷりーと…」
ののののののののののののののののののの
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.27話]じゃぱりとしょかん Aパート
キンシコウ「ここまで1人で来たんですって?」
???「いえ、あ…『こはん』からはそうなんですけど、それまではいろんなフレンズさんに助けてもらいました」
ヒグマ「弱っちいくせにフラフラ1人で。もう少しで食べられるところだったらしいじゃないか」
???「す、すいません」
キンシ「ごめんなさいね、キツい言い方で。これでも心配してるんですよ」
ヒグマ「な!適当なことを言うな」
リカオン「あ、来た来た。偵察をしてきました。この先にセルリアンはいませんでしたよ」
ヒグマ「そうか。・・・だからって気は抜くなよ」
リカオン「オーダー了解です」
キンシ「あともう少しで『としょかん』ですからね」
???「はい。頑張ります」
ののののののののののののののののののの
博士「あなたたちの企画書によれば、温泉地での余興+げぇむ大会だったはずです」
助手「なんですか?この図面は。なぜそんな大掛かりな『せっと』がいるのです」
ギンギツネ「ちょっと。わたしも聞いてないわよ。ゲームコーナーでやるんじゃないの?」
キタキツネ「やるのは『eすぽーつ』だから。『きょうたい』2台に『もにたー』も要るんだよ」
♪~ ???「eスポーツは最近にわかに脚光を浴び始め・・・
「日本人にも競技者はいますが、認知度はまだまだ低いようです」
ギン「またわけの分からないことを…」
博士「・・・まあ時間はまだあるのです。許可してやるのです」
助手「ただし。これ以上の追加設備は受け付けないのですよ」
キタ「よーし。それじゃあ早速戻って準備だ!」…ととと
ギン「いつになくやる気ねぇ。いつもこうだと助かるのに・・・って、待ちなさいよぉ」…ととと
ヒグマ「博士!お客だぞ」
博士「やれやれ。今日は千客万来なのです」
キンシ「あら。他にも誰かが?」
助手「かばんとサーバルが来てるのです」
リカオン「久しぶりですねぇ。2人は元気でしたか?あとボスウォッチも、ちゃんと動いてますか?」
博士「・・・問題ないようなのです」
???「はじめまして。ここに来ればなんのフレンズか教えてくれると聞いて、やって来ました」
助手「ほう、丁寧な言葉遣いには好感が持てるのです」
博士「まったくタメ口だったり、エラそうだったり」
助手「これまでは長への『りすぺくと』の感じられない、ポンコツだらけだったのです」
???「・・・?」
博士
「まあ、いいのです。
ところで・・・見たところ、この子は『あの』動物のようですが、どう思います?助手」
助手「ええ。『あの』動物だとは思いますが・・・」
博士「念のため『ずかん』で確かめるのです」
助手「そうですね。確認してくるので、お前は中に入って待っているのです」
???「はい。お邪魔します」
ヒグマ「じゃあわたしたちは任務に戻るぞ」
キンシ「その子のことお願いしますね。博士、助手」
リカオン「ボスにもよろしく」
ののののののののののののののののののの
アライ「博士ー!助手ー!『まんまる』を見つけてきたのだー!」
博士「なんですか?騒がしいですよ・・・ ノ)゚Д゚(ヽ (シュッ)
助手「まったくうるさいヤツなのです・・・ ノ)゚Д゚(ヽ (シュッ)
フェネ「パブロフのイヌみたいだね~。それともトラウマかな~?」
博士( ゚д゚)ハッ! 「わたしたちには先客がいるので忙しいのです」
助手( ゚д゚)ハッ! 「お前たちの相手は後回しなのです。外で待っていろなのです」
アライ「せっかく見つけてきたのに・・・なのだ」
フェネ「まあまあ、いいじゃないか~」 (ー_ーэ│(聞き耳)
ののののののののののののののののののの
博士「待たせたのです」
助手「お前がなんのフレンズか分かったのです」
博士「おまえは・・・」
助手「どぅるるるるるるる…(どらむろーる)・・・シャン(しんばる)!」
博士「・・・・・・・です!」
ア???「ア、ハイ…」
博士「・・・」
助手「・・・りあくしょんが薄いのです…」
ア???「え?・・・えぇ!?」
博士「やり直しなのです」
助手「やり直しだ、と言ったのです。さあ!」
ア???
「わ、分かりました。 ・・・えーと…
えー!? そうだったんですかー!?」(棒)
助手「ふむ、まだちょっと気持ちがこもってない気もしますが…」
博士「まんぞく…」
ア???「は、はあ・・・」
博士「あとナーバリア・・・・・・です」
ア???「そうなんですね!わーい」(棒)
助手「そうです。最初からそうすれば良かったのです」
博士「ではハシビロコウ、・・・・まで送ってやるのです」
助手「気を付けて帰るのですよ。聞きたいことがあれば、また来るのです」
ア???「ありがとうございました」
アライ「何をしてるのだ、フェネック?」
フェネ「ん~?なんでもないよ~」
ののののののののののののののののの
【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】
[12.27話]じゃぱりとしょかん Bパートー1
博士「ではまんまるを検分するのです」
助手「じっくり見るのです」
博士「・・・・・・」
助手「・・・・・・」
博士「合格です」
助手「合格なのです」
アライ「やったのだー!」
助手「どうします?」
博士「まさかこの2人があっさり合格するとは想定外なのです」
助手「しかし功績は認めざるを得ないのです。現実は非情なのです」
博士「なにを言ってるか分からないでしょうが、何か褒美を取らせるのです」
アライ
「じゃあアライさんたちは『ぺぱぷらいぶ』を見に行きたいのだ
なんでも新人あいどるがでびゅーするらしいのだ」
フェネ
「おお!いいね~。
―て、アライさんがアイドルに興味があるなんて意外だね~」
アライ
「アライさんの『パークの人気者の座』が危機なのだ!
どの程度アライさんの脅威になるかを偵察するのだ」
フェネ(・・・)
「じゃあ博士たちと打ち合わせがあるから
後はわたしに任せて『まんまる』をキレイに洗っておいてくれるかな~?」
アライ「分かったのだ。ぴっかぴかにしてくるのだ!」タイヤごろごろ
博士「どういうつもりです。アライさんを遠ざけて何を企んでいるのです?」
助手「聞かせたくないような内容なのですか?」
フェネ
「やだな~。アライさんにこういうドロドロした交渉事は似合わないと思ってるだけさ~」
博士「かばんとは別に『サーバルとお前たちの乗る船』を作って欲しい」
助手「そして『そのための食料などを集めて欲しい』だったはずです」
博士「その2つに関しては『こうざん』で会った時に了承したはずですよ?」
助手「まさか、まだ何かあるというのですか?」
フェネ
「その船だけどね~。そのビーバーさん発案なんだけど
ジャパリバスの前部分をかばんさん用、後ろ部分をわたしたち用に改造してもらうんだよ~」
博士
「ほう、なかなかの発想の転換力ぅなのです。
でもプレーリーと2人だけで大丈夫なのですか?」
助手
「ビーバーは、ああ見えて優秀なのです。メンタルに難がありますが。
しかし人手が足りないのではないですか?」
フェネ「ジャガーさんも手伝ってくれるってさ~」
博士「それならかなりの戦力アップなのです」
助手「それにしてもあのヘラジカがよく手放したのです」
フェネ「それと~、ビーバーさんの『借まん』を棒引きにしてあげてほしいのさ~」
博士「あ、あれはギャグで言っただけなのです」
助手「そ、それをビーバーが本気にしただけなのです」
博士「7話でちゃんと『ジャパリまんは食べ飽きた』という旨のセリフがあるのです」
助手「疑うなら見直してくるのです」
フェネ
「ふ~ん、まあ全話観てるから知ってるけど。 あと、あの2人に休暇として、
『さばくの冷泉&こうざん・柱とジャパリまんツアー』チケットをあげて欲しいんだよね~」
博士&助手(・・・何を企んでいるのですか…?)
のののののののののののののののの
アライ
「まんまる まるぜん、まんまるぜん。ほいー・・・
ん?サーバル!」
サーバル「あ、アライさん」
アライ「どうしたのだ?こんなところで」
サーバル
「かばんちゃんの『りょうり』のお手伝いだよ。野菜を洗ってカットを。
アライさんは・・・『まんまる』を見付けたんだね。
・・・じゃあかばんちゃんは、もうすぐ・・・」じわ… (Ŏ﹏Ŏ)
アライ
「サーバル・・・・・・」(._.)
(`・ω・´)「実は・・・・・・!」Σ(゚Д゚)
(´・_・`)o0
フェネ「わたしたちの船のことは、まだ黙ってた方がいいよ~」
アライ「なぜなのだ?」
フェネ
「今でもかばんさんのための船を作る、っていうことを秘密にしてるのはツラいと思うんだよね~。
それに加えて、自分も追いかけるつもりっていう『内緒のお話』を抱えると隠し切れなくなると思うんだよね~」
サーバル「どうしたの?アライさん」
アライ Σ(゚Д゚)
「なんでもn・・・」(´・ω・`)
(実はアライさんも、嘘や隠し事は得意なフレンズじゃなかったのだ...)
かばん
「あれ?アライさん、こんにちは。どうしたんですか、こんなところで。
それにそのタイヤ・・・」
アライ
(かばんさんまで! フェネックぅ、助けて欲しいのだ。アライさんのピンチなのだー!)
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