うーむ。。。さん
手組みのRR411なら持ってますよ。
昨年、ツーリング車を新調したとき、フレームはCX用、ブレーキはディスクにしたので、ホイールもディスクが必要となり、手組みしました。
RR411 + XTハブ (32H)で、RR411とした理由はホイールの数を増やすし過ぎないようディスク/キャリパーブレーキ兼用にするため(使うことあるのか?)、そしてツーリング用途ということから丈夫+ブレーキ面が銀色で光るからという理由。
確かにRR411はかっちりして走る印象です。ただ、
・32Hは重いです。重くて丈夫なお陰で、かっちりしつつ堅すぎない。ツーリング用途ではそれで良いのですが、ロードバイク的にはどうかなぁ。
・手組みホイールは、確かに個々の部品選択による個性や性能差は大きいにせよ、それが霞むほど大きい要素があります。それは「誰が組むか」。ド素人が組むのとのむラボさんみたいなところで組むのではゴミとダイヤモンドの違いです。店に依頼するなら、きちんと組める店を探して下さい。今や日本にそんなにないと思います。もしご自身で組むのであれば、手元にあるいらないホイールをバラして組み立てる練習を繰り返してからにした方が良いです。私も30本くらい組みましたが(組み直しを多数含む)、1本目から乗れるホイールを組むことは出来たものの、一応安心して乗れるようなホイールを組めるまでに10回くらい掛かりましたし、組めば組むほどダメなところが分かるようになるので、満足度は1本目より今がむしろ下です。そういう意味じゃ包丁研ぎと似てますね。何も知らない初心者のときの方が上手く組めたと思ってしまう。
・そもそも論として、完組が当たり前の昨今、わざわざ手組みでスポークが多いホイールを選ぶ理由は「柔らかいホイールを組めるから」だと思います。かっちりと走るホイールは完組からいろいろ選べます。仕様を製品ごと、部品ごとに最適化し設計しているので、軽く、堅く、走るホイールを容易に作ることが出来ます。スポークの本数は丈夫なホイールを組む要素の一つでしかなく、完組では軽く丈夫にするための最適な設定をしているので、16Hくらいあればそんなに心配はいりません。16Hだと16角形になりそうですが、その凸凹は0.1mmもなく、タイヤの柔軟性で吸収される範囲です。
手組みはtukubamonさんがご指摘なさっているように、何かしらの妥協が必要になります。言い換えると手組みは、完組と逆の方向性を選ぶ事が出来ることをメリットと感じなければ採用する意味がありません。
私がツーリング車に手組みを選んだのは「堅さが程ほどで、丈夫なホイールを組むことが出来るから」です。柔らかいというと言い過ぎですが、ツーリングで長距離でもつかれにくくするために堅すぎず、スポークテンションを低めにすると同時に丈夫にするには、スポーク数を増やすのが近道。完組ではそんな設計をしたものは無いと思いますが、手組みならそれが出来ます。あともう一つ、予備スポークを持っておくことでトラブルに対応しやすいです。
あと手組みを選ぶ理由は、鉄車には32Hや36Hの方が似合う気がするから。
最後に一つ。ただの趣味です。ホイールを組むのは楽しい。
ということで、私が高山リーディングさんなら、完組から選びます。