自転車道場

サドル沼 / 86

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ディープインパクト 2024/09/28 (土) 18:23:17 修正

 うーむ。。。さん
サドルなんて10個20個買って探るもんだと思っています。まず他人の評価は全く当てにならない。
同じ骨格、同じ骨盤、同じ筋肉、同じ柔軟性、同じ血管の造形の人なんているわけありません。

さらに、乗った瞬間から10kmくらいまで良いもの、50kmまで良いもの、100kmまで良いもの、200kmまで良いもの、最初から最後まである程度良いもの、最初は最悪に思えても、1日300km走ってもそれ以上悪化しない=最終的には最高のモノとか、いろいろあります。というわけでお店でサンプルをしばらく貸してくれるところもありますが、数時間とかで分かるものでも無い。

ただむやみやたらに試しても無駄なので私なりのアドバイス。

・確かに同じ人種、同じ性別、同じような体格であればある程度好みも似てくる可能性があるのである程度参考になりますが、あくまで確率が上がる程度ですので、参考にしかなりません。その点を踏まえて期待値を持たないと、評価が不当になったり、満足度は上がらないと思います。

・その辺り踏まえずに「このサドルはいいぞ、お前も絶対買え!」と特定の製品を強力に進めてくる奴がいたら、そいつは個人差という概念を理解していない奴かもしれません。近づかない方がいいです。そういう奴の話を真に受けるとどんどん正しいと思い込んでしまうので、無駄金を使う可能性が高まります。もしそういう奴がいたら「一週間貸してくれ」と頼みましょう。

・ブランドごとに作りに個性があるので、相性がいいサドルの同じブランドは当たる(or 大外れしにくい)ことが多いような気がする。

・アジアブランドやアジア人が中心となって作っているモノは私にとって意外といいモノが多い。
 安物メーカーだと台湾のVeloとか私的には結構いいです。500円で買ったサドルを永らく愛用してました。
 Specializedはアメリカブランドですが、中の人はアジア人が多いらしい。比較的私にも合います。
 イタリアブランドではセラサンマルコが個人的に好きです。
 
・柔らかいサドルは短距離は快適だがそれを超えると辛くなることが多い。
・堅いサドルは大抵最初の印象は悪いが、長く乗ってもそれ以上辛くならないことは多い。
⇒尻との相性を見るのに本当に必要なのはサドルの骨格だが、柔らかいサドルだとその骨格が分かりづらい。そのため最初の印象で飛びつくと後悔しがち。逆に堅いサドルは糸色文寸無理なのはすぐ分かるし、ちょっと辛いけど大丈夫そうという印象であれば、それがそのまま長続きしやすい。堅いのに平気!という印象は最高のサドルかも。

・あと大事なこと。乗り込んで尻に筋肉が付けば、意外とどれでも大丈夫になってくる
逆に贅肉はいくらたくさんあっても痛いものは痛い。筋肉がない時の印象は筋肉がない時だけの印象。脚力が付けば評価の付け方が違うので、評価は筋肉を付けた後にすべきモノ。筋肉が付く前後で評価が逆転することも多い。←これ重要。世の中のチャリオタやプロのアドバイスは、筋肉が出来上がってからの経験でのアドバイスなので、見失いがちの視点。骨格とサドルが合う合わないの評価は本当に難しい。

ということで、真田まるさんがどれだけの経験、脚力、尻の筋肉をお持ちか知りませんが、まだ肉付きが良くないレベルであれば、最低限許容出来る範囲のサドルでいいので、まず走り込んで下さい。で、一度いいものを見つけたら買い込んで下さい。ディープさんは保守的といいますが、これが大事です。究極的には乗り手の骨盤とサドルの骨格の相性、それに+αして骨盤とサドルの骨格の間に収まる筋肉。常に走り込んでいれば、相性は変わりません。

私みたいに年単位で走る時と走らないとき(筋肉が贅肉に置き換わる)がある人はそれぞれの時期向けのサドルが必要になります。

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