カンナに夢中
今年一番使った工具はカンナ。木で何か製作する時、必ずカンナを使う。包丁の切れを研いで復活させるのと同じで机や椅子が汚れたらカンナかけて新品復活。拭いたり掃除するの邪魔くさいのでカンナかけて奇麗にしてる。まな板も半年に1回くらいカンナかけて新品に復活。
最近初めて挑戦したのが箸の復活。僕は鉄木の箸を使ってる、これ硬くて安い(300円位)重量も軽い(ここ大事、自転車乗りが一番気にする点)しかし箸は長く使うと表面が荒れてケバケバになってくる、そうなると寿命で今までは捨ててたんだけど、まな板みたいにカンナで削れば復活できるんじゃないかと思い削ってみた。復活はできたけど、まな板のカンナ掛けよりワンランク上の難易度。
カンナの世界では薄皮削り選手権という大会があり、どれだけ木を薄くカンナで削れるかを毎年競ってる。優勝は0.01ミクロンみたいな世界で選手権用にみんなカンナを自作してくる。僕も1回削らせてもらった、結果は0.3ミクロン、一桁違ってた。0.3ミクロンでも向こうが透けて見えて自分的には、よくやったと思ったけど優勝競ってる人たちのは、ありえない薄さだった。この薄さを出すには市販のカンナでは無理で、みんな台も刃も薄皮用に自作してる。鉄の炭素配合率とか秘伝もある、僕も台だけでもいつか自作してみたいと思うけど、沼が深くて落ちると2度と戻ってこれなさそうで、スタートする勇気がない。
実際の話0.01ミクロンで削れても何の役にたつの??現場でそんなカンナ使うことないしと思ってたけど箸を削るにはこの薄皮選手権カンナ欲しいと思った。カンナを極めたかったら箸作り?ケヤキなら手持ち材料であるので、今度ケヤキ削って箸作ってみたい。
僕のカンナの台もボロボロなってきてるので台の自作が先ですねぇ。台作るにはノミの修行しないとダメだし、来年はノミ修行??かな。