正月は結構バカやってきました。昔は冬は南半球に行ってたので正月はニュージーやオーストラリアにいたけど、ニュージーランド北島にいた時、偶然正月大晦日ギズボーン市にいて宿がどこも満員で、なんでこんな僻地みたいな田舎が賑わってるんだと不思議で理由を聞くと「世界で一番初日の出が速い町」だそうで世界中から世界一速い初日の出を見に観光客が集まってきてた。
みんな暇やなあと(おまえが言うな!)思った。僕はそんなの全然知らなくて偶然ギズボーンにいて宿とれなくて災難?に出くわした。そういうことなら世界一速い初日の出どんちゃん騒ぎに便乗しちゃえ!と大晦日は寝ないでカウントダウンパーティ。爆竹鳴らして騒いでる人もいたし、この過疎の町が1年で一番騒がしく人が集まってた。
日本ではクリスマスが騒がしいけどニュージーランドやヨーロッパでもカトリックが強いところはクリスマスは静かにお祈りする日で静寂。逆に新年のカウントダウンは騒ぐ。日本は正月の方が静寂(最近は外国人いっぱいきてお祭り騒ぎだけど)年とってくると騒ぐのが面倒くさくてうざくなってくる、だから正月は人混みには行かなくなった。
家で除夜の鐘を聞きながらジャンパー縫ったり?なぜか裁縫すると心が落ち着く。
僕が一番大晦日でバカやったのはダウンジャンパーを自作したこと。羽根が家中に飛び散るので最初部屋にテント立てて、その中で縫ってた、でもなんかうっとうしくて外にミシンと机だし、外で縫った。昼頃から初めて除夜の鐘が終わる頃には縫い上げるつもりだった。最初羽根が少なくて、もう一度ほどいて羽根足して縫い直し、直した所から羽根が飛び出してきて修正と繰り返してたら夜になり除夜の鐘が始まり、寒くなってくるし手は凍るし(手袋はめて縫った)除夜の鐘が終わっても縫い上がらない。
こうなったらもう意地。刺繍を4つ入れて縫い上がったのは早朝、何と初日の出を見た後。なんで正月から外で夜通しジャンパー縫ってるねんと思いながら、やっと縫えた寝よと道具片付けしてたら、初詣に行くのに道を通ってきた隣のおばちゃんが「何してるの?」と声かけてきた。
昨日からこれ縫っててん。とジャンパー見せたら驚いて絶句(無言)。羽根飛び散るから外で夜通し縫ってたんやけど寒いわぁ。除夜の鐘終わるまでに縫い終わるつもりやったのに初日の出見てしまった。と説明。もう寝ると家に入った。
正月一番記憶に残ってるのは、この大晦日ダウンジャンパー夜通し自作、初日の出見た事件。
ミシンの音と除夜の鐘のコラボ、感動できます。劇的な大晦日でした。
ダウンジャンパー自作は結構大変です(経験者談)