クオリア44さん
トライアスロンやTTでは、画像の様な先端を切り詰めた形状のサドルを仕様します。
着座位置が限りなく先端部ギリギリなので、ジオメトリーがシートチューブ角が表記よりも相当に立ってるのと実質的に同じ事になります。無理に換算すれば、限りなく90度に近づきます。
座面は基本的に前下がりで、サドルと接触する体の、何か、とサドルとの圧迫を避ける為に、何と左右のどちらかにサドルのセンターを振るというセッティングをするのが基本だそうです。
また、使った事のある人なら誰でも分かりますが、中央部が大きく窪んだ形状のサドルのセラSMPでは、セッティングの際の上下角度に大きな幅が想定されているのですが、僅か、0.5度の半分の更に半分程度の角度が変わっただけで、しっくりくる着座位置のポイントがcm 単位で移動します。
という訳で、サドルの仕様次第出絶大な影響が出るので、角度表記だけでは、ポジションの比較は簡単には出来ません。更に誰も知らないでしょうが、そもそもジオメトリー表の角度表記は現物のフレームとは違います。ジオメトリー表が間違ってるのでは無くて、慣習的な表記の仕方と製造上での精度確保の、限界の為です。
僅か0.5度でヘッドチューブ角の変化で操縦性の一応の指標のなるトレール値が激変するのを、早見表で確認出来る。また、シートチューブ角の僅か1度の違いでサドルの固定位置が1cm程も前後するのは、誰でも分かると思います。しかしながら、この数値の表記の刻みは、必ずo.5度です。
その刻みで設計、製造されてる訳じゃ無くて、煩雑さを避ける為に、近似値として、その刻みに表記を合わせているだけで、現物の角度は違うのです。私は以前から薄々知ってたのですが、確認出来たのは、セレーションの組み合わせで角度調整する機構のサイドクランプの角度調整の刻みが0.5度単位のシートポストで前述のセラSMP のサドルをシートポストごと同じ筈のシートチューブ角の別のフレーム間で交換したらば、片方はてんでセッティングが合わなくて乗れない事態が発生したので、この表記の限界が判明しました。
数値は、精密な専用治具が無いと測定出来ませんが、違いは確かです。
ところで、競輪フレームのシートチューブ角の規制は、数値としては明記されていません。サドルとの位置関係の表記も有りません。私が記事を書く前にも、それからも、公開されてる公式文章を何度も確認しましたが、有りませんでした。本当に規制されてるならば、目的の為の手段の拡大解釈として、謂わば窓口で規制されてる様です。生活保護の手続きとか、公務員の常套手段ですね。