ご質問ありがとうございます。 先行研究から、情動とは、生体が外部から刺激を受け取り、身体内部に変化が生じ、それが原因で生体に行動を起こさせるような心的状態とされています。 具体例として、「ミスをしてもプレー中は気にとめない」「失敗してもうまく対処できると信じている」などがあります。 突発的に起こる情動をどのようにコントロールするか、という意味になります。
ご質問ありがとうございます。 食行動に必要な知識を学生アスリートが得るために、指導者が栄養教育に力を入れ、栄養士を招いて栄養指導を行う工夫が必要だと考えます。また、金銭的に食行動を実践する事が難しい学生には、最低限の食行動選択の指標を指導者が示すなどの工夫が必要だと考えます。
三井さん
ご質問ありがとうございます。 以下の通り,回答させていただきます。
運動強度が資質的レジリエンスに与える影響は,小さいものと思われます。 なぜならば,高野・菅野(2018)は,資質的レジリエンスに影響を与える運動について,「一日に行う運動の強度や時間よりも日常的に体を動かすこと」の重要性を指摘しているからです。 しかしながら,運動習慣が形成されている状況において,その習慣のなかで実施される運動の強度や種類(ストレッチや有酸素性運動等)が資質的レジリエンスに与える影響については,検討の余地が残されているように思われます。 今後,さらに調査・検討を進めたいと思います。
馬淵皓大
ご質問ありがとうございます。 ①の回答としましては、先行研究から、性差と競技種目の違いによりあがり現象に影響があることは明らかとなっています。また、性差により自己意識に影響があったことも挙げられています。競技種目の違いによる自己意識への影響については、触れられている先行研究が見当たらなかったため、正確な影響はわかりませんでした。 ②の回答としましては、今回の研究における対象者の男女の割合については、無作為のアンケート調査によるもので男女差には着目していませんでした。また、本研究については全体の結果として男女差による影響はないですが、①の回答からも男女差による影響は考えられることから、性差に着目した結果も今後の課題としていきたいと思います。
ご質問ありがとうございます。 食行動に関する質問を試合前一週間とした理由は、普段と試合前一週間で食行動の選択に差があるかどうかについて調査を行いたかったからです。試合を考えたコンディショニングは人によって心がけている時期や期間が異なると思いますが、試合が近くになるにつれてより顕著に現れると考えました。競技レベル下位群の選手が上位群に食い込めるかどうかについては、競技レベルの高い選手の要因には食行動以外にも様々な要因が考えられるので、一概に食行動を変えれば競技力が向上すると断定することはできないと考えています。
ご質問いただきありがとうございます。 身体的な特徴による結果の変化は、考えられます。身長差や筋力などでタイムの変動や差は見受けられます。 ストロークテンポを維持するには耐乳酸のトレーニングが必要だと考えます。どの程度かは選手の特徴や得意とする距離、スタイルによって異なりますが大体ですが1000m~1500mの練習量をギリギリ耐えられるくらいの強度で行えばよいのではないかと考えます。
また、質問項目の選定については因子分析の過程で固有値の減衰状況と因子の解釈可能性から3因子解を採 用し,因子負荷量が 0.4 を下回る項目,および 2 つの因子に 0.3 以上の負荷量をもつ項目の削除を行いました。 ・今回の研究では新規観戦者と既存観戦者との異なる観戦動機の差異から観戦への糸口を目指すことにあったため新規観戦者と既存観戦者を比較しました。また、「一時的な行動を換気しても自発的な観戦行動には至らない」に関してはご指摘真摯に受け取り、今後の研究に生かしていきたいと思います。 以上が回答となります。
ご質問いただきありがとうございます。 ストロークテンポに差がない区間は、どの大会でもほとんど同じスピードで泳いでいます。
ご質問いただきありがとうございます。 海外選手は日本人選手に比べ、ストロークは長いと考えられます。
・質問項目に関しましては鎌田ら(2014)の観戦動機尺度の質問項目をラグビーという言葉に変更して使用しました
城間先生
ご質問頂きありがとうございます。
1の質問についてお答えさせて頂きます。 ご指摘いただいた通り、画質や明るさ等が結果に影響した可能性も考えられます。 先行研究を調査しましたが、それらに関するデータを見つけることができませんでした。 今後、文献等を参考に調査を進めたり、新しい実験をデザインすることで検討したいと思います。
2の質問についても同様の回答となります。 エフェクトに着目した研究を見つけることが出来ませんでした。 今後、エフェクトの影響についての研究を検討したいと思います。
このたびは貴重なご質問、大変ありがとうございました。 今後もご指導頂ければ幸いです。
三島拓也
ご質問ありがとうございます。
ご質問ありがとうございます。 実際に現地で観戦した人と自宅などで中継を観戦した人の間での動機づけの違いについては調査していません。そのため、自分の考えを述べさせていただきます。実際に現地で観戦した人と自宅などで中継を観戦した人の間での動機づけの違いは今回の研究結果である新規観戦者と既存観戦者との違いと似たような結果になると考えています。理由としては、既存の観戦動機の研究がいくつかあり、その結果の中でも観戦回数が比較的多い例が多く、既存観戦者に分類される特徴を持った観戦者が見られるため、今回の結果と似たような結果になると推測できるからだと考えています。 以上が回答となります。
ご質問ありがとうございます。 短水路のプールが長水路よりも施設として単純に多いということが一因として考えられます。また泳速のコントロールの動態を確認するのであれば短水路でも十分に可能であることも考えられます。
ご質問ありがとうございます。 代表的な数値として未経験者のリリース時の肩の水平内転角度は11.52±1.20で経験者は12.06±0.84でした。ポスターで示していたように未経験者が経験者ということもあったので、投動作に慣れており肩の回旋に関して大きな差が見られなかった可能性もあります。今後の課題として被験者の属性と算出するデータを精査して整理する必要があるかと思います。 次に本研究の結果からジャンプシュートの指導に関して、ボールをリリースする直前の伸展を意識させるために、ボールの代わりにタオル等を用いて投動作を行い、肘の伸展を意識しながらタオルを「パンッ」と鳴らせるようにする指導などが有効だと考えます。 このトレーニングについて肘の急激な伸展がないとタオルが鳴らないので、肘が伸展できているかどうかの目安になると思われます。
城間先生質問ありがとうございます。 1の質問に対しての回答です。なぜ未経験者を被験者にしたのかというと、経験者が今回の研究を行うと「シャウトをした結果ではなく」、「いつもと違う環境でシュートをしたから影響が出た」のではないかと考えられ今回は未経験者を被験者にしました。
2の質問に対しての回答です。今回の実験では、シャウトの指示やシュートの打ち方など実験に自由度が多くあり、フリースローに対する集中力が見られない被験者もいたため、再度実験を行う場合は1人ずつ集中した環境やシャウトの指示など具体的な指示を行ったうえで実験をしたいと感じられた。
以上が質問に対しての回答になります。
経済的に考えると東南アジア諸国がいいと思うのですが、せっかく留学をするのであれば、本人の希望している国を選定するべきだと思います。
留学以前にできる限り学習することが重要だと考えています。または、留学中、教授や友人に積極的に話しかけ指導してもらうことも必要だと思います。
「海外留学に関する意識」とは、ポスターに記載している調査内容の③、④、⑤について現状、どのように思っているかを「海外留学に関する意識」としています。 先行研究で内向性が海外留学を阻害しているのであれば、外向性は海外留学を促進する と推測されていたため、本研究では、性格特性である外向性と海外留学に関する意識について調査しました。
小塩ほか(2012)の日本語版 Ten Item Personality Inventory(TIPI-J)の外向性に関する2項目の質問を用い、1項目は「活発で、外向的だと思う」2項目は「ひかえめで、おとなしいと思う」という質問に対して、「全く違うと思う(1点)」から「強くそう思う(7点)」までの7件法で回答を求めました。 調査内容③は8項目の質問があり1項目は留学経験の有無(2件法)、2項目は留学経験者を対象に以前に留学をしていた時期と国について記述式、3項目は海外留学への興味「全く興味がない(1点)」から「大変興味がある(5点)」までの5件法、4項目は留学に関する情報収集について「全くしていない(1点)」から「よくしている(5点)」までの5件法、5項目は大学在学中の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、6項目は大学卒業後の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、7項目は海外留学希望期間について7件法、8項目は海外留学希望国について12件法を用いて調査しました。 調査内容④、⑤は「全く当てはまらない(1点)から「非常に当てはまる(7点)までの7件法で回答を求めました。
外向性上位群は海外留学への興味が高いことから、海外留学に対して強く意識していると考えています。その結果、留学先での授業に付いていくためには、現状の知識では不安であり、更なる努力をすることで充実した留学生活を送ることができると考えている学生が多いのではないかと推測しました。危惧していると記載しましたが、不安点を逆にプラスの方向にも捉えられると考えています。
質問ありがとうございます。 シャウトする言葉は被験者が発声しやすいものとして自由にしました。 なるべく大きな声を出すように指示し、投擲競技のシャウトを思い浮かべてもらい、私達が見本を見せてから実験を行いました。 声量や発声のしやすさは人それぞれ違うと思い、具体的な決まりは作りませんでした。
ご返答、ありがとうございます。 興味深い内容でした。 今後、指導現場にて活用できることを期待しております。
ありがとうございました。
城間
日本大学文理学部の城間と申します。 発表ポスターを拝見させて頂き、非常に興味深い内容でした。
2点、質問させて下さい。 1.なぜバスケットボール未経験者を被験者として採用したのですか。理由を教えて下さい。
2.考察の「パフォーマンスの変数の設定を工夫して再実験を行うべきと考えられる。」と記載されていますが、再度本実験を行うにあたり、変数の設定をどのように工夫し行う方が良いと感じましたか。
以上、返答、お待ちしております。
自信やポジティブ思考に入るためには、挑み続けることが大切だと考えます。今回はスリーポイントのみをとりあげましだが、スリーポイントに限らず一対一のシチュエーションやディフェス時にプレッシャーをかけるなど、攻めの姿勢を忘れないこと、受け身の姿勢にならないことで小さなプレーの成功を積み重ねることが、自信やポジティブ思考をつくるために必要なことであると考えます。
今は環境的な因子も考察に含めるべきであったと考えています。バスケットボールにおいて、相手チームの状況や声援や施設の状態などの環境的な要因が非常に強い影響力をもつと考えています。そのため、自己の内的要因も少なからずこういった外的な要因に影響されていたのではないかと、気づかされました。ご指摘ありがとうございました。
ご質問いただきありがとうございます。 心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)とJISS競技心理検査は共にスポーツ場面における心理的な能力を評価する検査となります。 DIPCA.3に関しては2001年から国立科学スポーツセンター(JISS)において主要国際大会前に選手に対し実施しており、データの蓄積がなされてきました。しかし、DIPCAにおいて作成段階から一般競技者〜国体出場レベルを対象として開発された経緯があります。実際、国体出場レベルとトップアスリート(オリンピック出場レベル)の心理的競技能力には違いが見られており、「勝利意欲」「協調性」に関しては国体選手の方が高いと指摘されております。そこでトップアスリートを対象として作成された検査がJISS競技心理検査となります。 JISS競技心理検査に関しては2020年より一般使用が開始されたためまだまだ知見が少なく、更なる検討が必要かと思われますが、現段階ではDIPCA.3は一般競技者〜国体出場選手、JISS競技心理検査はトップアスリート(目指す選手も含む)という解釈になるかと思われます。 本研究では大学テニス選手という育成・強化段階の選手を対象としたことを踏まえ2つの質問紙を使用いたしました。
ご質問いただきありがとうございます。 質問項目が多いため、もっとも重要と考えられる質問から回答をして頂きたくこの順番とさせて頂きました。 本研究においてスポーツ傷害歴が最も重要と考え先に回答して頂き、DIPCA.3は先行研究も多く、知見も多いため2番目にお願いし、JISS競技心理検査については2020年から使用開始されたため、知見がなく、結果が予測しずらいと判断しこのような順番といたしました。
河野さん自身がコンディショニング維持において具体的にどのようなことをしていますか?
ご質問ありがとうございます。 まずはじめに、「このテクニックの獲得はフロー状態に形成するための条件になると思われる.」の部分ですが、正しくは「フローに近い状態を形成するための条件」です。私たちの入力ミスで誤った書き方をしてしまいました。申し訳ありません。 さて、なぜこのテクニックの獲得がフローに近い状態を形成するための条件になるのかというと、この実験の被験者は注意集中スキルの実感はなかったと証言しています。しかし、集中の度合いが相手によって変わる、その中でも、特に格上の相手と対戦した場合においては注意集中の度合いが上がったことを実感したと証言していました。 つまり、内面に狭い注意集中ができていたということだと私たちは解釈したからです。 1ヶ月程度の短い期間で少しはアプローチできているということがわかったので、3ヶ月程度の長い期間で、継続してこのようなSMTを行うことで更にフローに近い状態の形成につながると考えました。また、結果がわかりやすいように実験前後にDipcaを用いた心理テストで心理状態の変化を確認するなどのアプローチが必要だと思いました。
ご質問いただき誠にありがとうございます。 試技の際はスパイクを着用して行いました。 set時の姿勢に関しましては、体幹角度、股関節角度(前脚)、股関節角度(後脚)、前脚膝関節角度、後脚膝関節角度のそれぞれを確認しましたが、いずれも試技間に大きな差は見られませんでした。
心理的競技能力診断検査とJISS競技心理検査の違いは何ですか?
イチロー選手は試合前のルーティーンでカレーを食べることで有名ですが、食生活をルーティーン化することについてはどうお考えですか?
現在、海外留学をするのにおすすめの国や具体的な学校名を教えてください。
ご回答いただきありがとうございます。 試技重量の決定理由について理解できました。
ご質問ありがとうございます。 ・1つ目の質問に対する回答になります。 資料に示された内容は名詞,動詞,形容詞を判別したものになりますが、この考察は回答者の自由記述の結果も改めて 見直して考えられた内容になります。 ・2つ目の質問に対する回答になります。 AIテキストマイニングの共起キーワードで関連付けられたものを基にして、私なりにこの5つの変化に分別しました。 今回の研究では客観的分析が欠けていたため、その要因を抽出する方法論や項目の妥当性を検討する必要があると 考えています。
ご質問ありがとうございます。 本研究では、ございませんでした。 もしあった場合には、個別に丁寧な対応を心掛けます。その生徒のバックグラウンドも考慮しながら、話を進めていく必要があると考えます。
平木様 ご質問ありがとうございます。2点それぞれお答えさせていただきます。
・まず、イップスの尺度の研究動向を見たところ、各競技に限定されたイップスを評価する尺度の開発は進んでいないことが分かりました。原因としては、イップスという概念そのものが未だ浸透していないこと,イップスとみられる症状がイップスとはまた異なる名称として各競技の問題とされ,定着しているということなどがあげられました。しかし、広いスポーツ領域において、イップスに関する理解や認識が浅いあまり、精神的疾患であるイップスに対して、時に指導者による技術的な指導や、本人による不要な技術的反復練習が繰り返され、イップスが悪化していってしまう選手の存在が推察されます。そこで、どの競技のスポーツ選手でも、「自分がイップス傾向にあるのかどうか」をいち早く知ることができるイップスの評価尺度、すなわち、各競技の具体的な「イップスの症状」からではなく、イップスになりやすい人の「性格特徴やパーソナリティ」の観点からイップスを評価する尺度を開発することに意義があるのではないかと考えました。
・「強迫傾向尺度」は、回答者の強迫傾向を評価する尺度で、「侵入的思考」、「確認強迫」、「不決断」、「洗浄強迫」の4因子で構成されています。イップスと強迫は書痙の原因とされているジストニア及び心身症の観点から,十分な相関関係があり、書痙の患者に強迫的パーソナリティの者が非常に多くみられるという先行研究のデータおよび、今回開発を目指す尺度は「性格特徴」の観点から評価するものであることを踏まえ、「強迫傾向尺度」を用いて基準関連妥当性を検証しました。
ご質問ありがとうございます。コンセプトについては、一人ひとりのニーズに応じた負荷と回数の設定を、常に心がけました。1つのエクササイズでも、3段階くらい(「鬼コース」「神コース」「仏コース」と表現しました)で強度や回数を変えられるようにして、筋肥大したい人、身体を締めたい人など目的に応じて、各自が選択できるようにしました。オンラインならではというのはあまり意識しませんでしたが、自重やペットボトル、椅子などを用いたエクササイズだったので、最初の説明時に、より正確な動きを「腑落ちできる」表現にすることに、注視しました。
「心身の疲労を蓄積しない効果的なコンディショニングの方法」とは具体的にどのような方法でしょうか。
三井様 ご質問ありがとうございます。276名の内、欠損値のあるものを削除した207名の性別ごとの内訳は、男性:107名、女性:96名、どちらでもない:4名となりました。また、年代別の内訳は、10代:2名、20代:56名、30代:71名、40代:56名、50代:19名、60代:3名となりました。
手続きの中で、「プロフィール,スポーツ傷害歴,DIPCA.3,JISS競技心理検査の順に回答」とありますが、この順で回答させる意図はありますでしょうか。
ご質問ありがとうございます。
先行研究から、情動とは、生体が外部から刺激を受け取り、身体内部に変化が生じ、それが原因で生体に行動を起こさせるような心的状態とされています。
具体例として、「ミスをしてもプレー中は気にとめない」「失敗してもうまく対処できると信じている」などがあります。
突発的に起こる情動をどのようにコントロールするか、という意味になります。
ご質問ありがとうございます。
食行動に必要な知識を学生アスリートが得るために、指導者が栄養教育に力を入れ、栄養士を招いて栄養指導を行う工夫が必要だと考えます。また、金銭的に食行動を実践する事が難しい学生には、最低限の食行動選択の指標を指導者が示すなどの工夫が必要だと考えます。
三井さん
ご質問ありがとうございます。
以下の通り,回答させていただきます。
運動強度が資質的レジリエンスに与える影響は,小さいものと思われます。
なぜならば,高野・菅野(2018)は,資質的レジリエンスに影響を与える運動について,「一日に行う運動の強度や時間よりも日常的に体を動かすこと」の重要性を指摘しているからです。
しかしながら,運動習慣が形成されている状況において,その習慣のなかで実施される運動の強度や種類(ストレッチや有酸素性運動等)が資質的レジリエンスに与える影響については,検討の余地が残されているように思われます。
今後,さらに調査・検討を進めたいと思います。
馬淵皓大
ご質問ありがとうございます。
①の回答としましては、先行研究から、性差と競技種目の違いによりあがり現象に影響があることは明らかとなっています。また、性差により自己意識に影響があったことも挙げられています。競技種目の違いによる自己意識への影響については、触れられている先行研究が見当たらなかったため、正確な影響はわかりませんでした。
②の回答としましては、今回の研究における対象者の男女の割合については、無作為のアンケート調査によるもので男女差には着目していませんでした。また、本研究については全体の結果として男女差による影響はないですが、①の回答からも男女差による影響は考えられることから、性差に着目した結果も今後の課題としていきたいと思います。
ご質問ありがとうございます。
食行動に関する質問を試合前一週間とした理由は、普段と試合前一週間で食行動の選択に差があるかどうかについて調査を行いたかったからです。試合を考えたコンディショニングは人によって心がけている時期や期間が異なると思いますが、試合が近くになるにつれてより顕著に現れると考えました。競技レベル下位群の選手が上位群に食い込めるかどうかについては、競技レベルの高い選手の要因には食行動以外にも様々な要因が考えられるので、一概に食行動を変えれば競技力が向上すると断定することはできないと考えています。
ご質問いただきありがとうございます。
身体的な特徴による結果の変化は、考えられます。身長差や筋力などでタイムの変動や差は見受けられます。
ストロークテンポを維持するには耐乳酸のトレーニングが必要だと考えます。どの程度かは選手の特徴や得意とする距離、スタイルによって異なりますが大体ですが1000m~1500mの練習量をギリギリ耐えられるくらいの強度で行えばよいのではないかと考えます。
また、質問項目の選定については因子分析の過程で固有値の減衰状況と因子の解釈可能性から3因子解を採
用し,因子負荷量が 0.4 を下回る項目,および 2 つの因子に 0.3 以上の負荷量をもつ項目の削除を行いました。
・今回の研究では新規観戦者と既存観戦者との異なる観戦動機の差異から観戦への糸口を目指すことにあったため新規観戦者と既存観戦者を比較しました。また、「一時的な行動を換気しても自発的な観戦行動には至らない」に関してはご指摘真摯に受け取り、今後の研究に生かしていきたいと思います。
以上が回答となります。
ご質問いただきありがとうございます。
ストロークテンポに差がない区間は、どの大会でもほとんど同じスピードで泳いでいます。
ご質問いただきありがとうございます。
海外選手は日本人選手に比べ、ストロークは長いと考えられます。
・質問項目に関しましては鎌田ら(2014)の観戦動機尺度の質問項目をラグビーという言葉に変更して使用しました
城間先生
ご質問頂きありがとうございます。
1の質問についてお答えさせて頂きます。
ご指摘いただいた通り、画質や明るさ等が結果に影響した可能性も考えられます。
先行研究を調査しましたが、それらに関するデータを見つけることができませんでした。
今後、文献等を参考に調査を進めたり、新しい実験をデザインすることで検討したいと思います。
2の質問についても同様の回答となります。
エフェクトに着目した研究を見つけることが出来ませんでした。
今後、エフェクトの影響についての研究を検討したいと思います。
このたびは貴重なご質問、大変ありがとうございました。
今後もご指導頂ければ幸いです。
三島拓也
ご質問ありがとうございます。
ご質問ありがとうございます。
実際に現地で観戦した人と自宅などで中継を観戦した人の間での動機づけの違いについては調査していません。そのため、自分の考えを述べさせていただきます。実際に現地で観戦した人と自宅などで中継を観戦した人の間での動機づけの違いは今回の研究結果である新規観戦者と既存観戦者との違いと似たような結果になると考えています。理由としては、既存の観戦動機の研究がいくつかあり、その結果の中でも観戦回数が比較的多い例が多く、既存観戦者に分類される特徴を持った観戦者が見られるため、今回の結果と似たような結果になると推測できるからだと考えています。
以上が回答となります。
ご質問ありがとうございます。
短水路のプールが長水路よりも施設として単純に多いということが一因として考えられます。また泳速のコントロールの動態を確認するのであれば短水路でも十分に可能であることも考えられます。
ご質問ありがとうございます。
代表的な数値として未経験者のリリース時の肩の水平内転角度は11.52±1.20で経験者は12.06±0.84でした。ポスターで示していたように未経験者が経験者ということもあったので、投動作に慣れており肩の回旋に関して大きな差が見られなかった可能性もあります。今後の課題として被験者の属性と算出するデータを精査して整理する必要があるかと思います。
次に本研究の結果からジャンプシュートの指導に関して、ボールをリリースする直前の伸展を意識させるために、ボールの代わりにタオル等を用いて投動作を行い、肘の伸展を意識しながらタオルを「パンッ」と鳴らせるようにする指導などが有効だと考えます。
このトレーニングについて肘の急激な伸展がないとタオルが鳴らないので、肘が伸展できているかどうかの目安になると思われます。
城間先生質問ありがとうございます。
1の質問に対しての回答です。なぜ未経験者を被験者にしたのかというと、経験者が今回の研究を行うと「シャウトをした結果ではなく」、「いつもと違う環境でシュートをしたから影響が出た」のではないかと考えられ今回は未経験者を被験者にしました。
2の質問に対しての回答です。今回の実験では、シャウトの指示やシュートの打ち方など実験に自由度が多くあり、フリースローに対する集中力が見られない被験者もいたため、再度実験を行う場合は1人ずつ集中した環境やシャウトの指示など具体的な指示を行ったうえで実験をしたいと感じられた。
以上が質問に対しての回答になります。
経済的に考えると東南アジア諸国がいいと思うのですが、せっかく留学をするのであれば、本人の希望している国を選定するべきだと思います。
留学以前にできる限り学習することが重要だと考えています。または、留学中、教授や友人に積極的に話しかけ指導してもらうことも必要だと思います。
「海外留学に関する意識」とは、ポスターに記載している調査内容の③、④、⑤について現状、どのように思っているかを「海外留学に関する意識」としています。
先行研究で内向性が海外留学を阻害しているのであれば、外向性は海外留学を促進する
と推測されていたため、本研究では、性格特性である外向性と海外留学に関する意識について調査しました。
小塩ほか(2012)の日本語版 Ten Item Personality Inventory(TIPI-J)の外向性に関する2項目の質問を用い、1項目は「活発で、外向的だと思う」2項目は「ひかえめで、おとなしいと思う」という質問に対して、「全く違うと思う(1点)」から「強くそう思う(7点)」までの7件法で回答を求めました。
調査内容③は8項目の質問があり1項目は留学経験の有無(2件法)、2項目は留学経験者を対象に以前に留学をしていた時期と国について記述式、3項目は海外留学への興味「全く興味がない(1点)」から「大変興味がある(5点)」までの5件法、4項目は留学に関する情報収集について「全くしていない(1点)」から「よくしている(5点)」までの5件法、5項目は大学在学中の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、6項目は大学卒業後の海外留学希望について「希望していない(1点)」から「希望している(3点)までの3件法、7項目は海外留学希望期間について7件法、8項目は海外留学希望国について12件法を用いて調査しました。
調査内容④、⑤は「全く当てはまらない(1点)から「非常に当てはまる(7点)までの7件法で回答を求めました。
外向性上位群は海外留学への興味が高いことから、海外留学に対して強く意識していると考えています。その結果、留学先での授業に付いていくためには、現状の知識では不安であり、更なる努力をすることで充実した留学生活を送ることができると考えている学生が多いのではないかと推測しました。危惧していると記載しましたが、不安点を逆にプラスの方向にも捉えられると考えています。
質問ありがとうございます。
シャウトする言葉は被験者が発声しやすいものとして自由にしました。
なるべく大きな声を出すように指示し、投擲競技のシャウトを思い浮かべてもらい、私達が見本を見せてから実験を行いました。
声量や発声のしやすさは人それぞれ違うと思い、具体的な決まりは作りませんでした。
ご返答、ありがとうございます。
興味深い内容でした。
今後、指導現場にて活用できることを期待しております。
ありがとうございました。
城間
日本大学文理学部の城間と申します。
発表ポスターを拝見させて頂き、非常に興味深い内容でした。
2点、質問させて下さい。
1.なぜバスケットボール未経験者を被験者として採用したのですか。理由を教えて下さい。
2.考察の「パフォーマンスの変数の設定を工夫して再実験を行うべきと考えられる。」と記載されていますが、再度本実験を行うにあたり、変数の設定をどのように工夫し行う方が良いと感じましたか。
以上、返答、お待ちしております。
ご質問ありがとうございます。
自信やポジティブ思考に入るためには、挑み続けることが大切だと考えます。今回はスリーポイントのみをとりあげましだが、スリーポイントに限らず一対一のシチュエーションやディフェス時にプレッシャーをかけるなど、攻めの姿勢を忘れないこと、受け身の姿勢にならないことで小さなプレーの成功を積み重ねることが、自信やポジティブ思考をつくるために必要なことであると考えます。
今は環境的な因子も考察に含めるべきであったと考えています。バスケットボールにおいて、相手チームの状況や声援や施設の状態などの環境的な要因が非常に強い影響力をもつと考えています。そのため、自己の内的要因も少なからずこういった外的な要因に影響されていたのではないかと、気づかされました。ご指摘ありがとうございました。
ご質問ありがとうございます。
自信やポジティブ思考に入るためには、挑み続けることが大切だと考えます。今回はスリーポイントのみをとりあげましだが、スリーポイントに限らず一対一のシチュエーションやディフェス時にプレッシャーをかけるなど、攻めの姿勢を忘れないこと、受け身の姿勢にならないことで小さなプレーの成功を積み重ねることが、自信やポジティブ思考をつくるために必要なことであると考えます。
今は環境的な因子も考察に含めるべきであったと考えています。バスケットボールにおいて、相手チームの状況や声援や施設の状態などの環境的な要因が非常に強い影響力をもつと考えています。そのため、自己の内的要因も少なからずこういった外的な要因に影響されていたのではないかと、気づかされました。ご指摘ありがとうございました。
ご質問いただきありがとうございます。
心理的競技能力診断検査(DIPCA.3)とJISS競技心理検査は共にスポーツ場面における心理的な能力を評価する検査となります。
DIPCA.3に関しては2001年から国立科学スポーツセンター(JISS)において主要国際大会前に選手に対し実施しており、データの蓄積がなされてきました。しかし、DIPCAにおいて作成段階から一般競技者〜国体出場レベルを対象として開発された経緯があります。実際、国体出場レベルとトップアスリート(オリンピック出場レベル)の心理的競技能力には違いが見られており、「勝利意欲」「協調性」に関しては国体選手の方が高いと指摘されております。そこでトップアスリートを対象として作成された検査がJISS競技心理検査となります。
JISS競技心理検査に関しては2020年より一般使用が開始されたためまだまだ知見が少なく、更なる検討が必要かと思われますが、現段階ではDIPCA.3は一般競技者〜国体出場選手、JISS競技心理検査はトップアスリート(目指す選手も含む)という解釈になるかと思われます。
本研究では大学テニス選手という育成・強化段階の選手を対象としたことを踏まえ2つの質問紙を使用いたしました。
ご質問いただきありがとうございます。
質問項目が多いため、もっとも重要と考えられる質問から回答をして頂きたくこの順番とさせて頂きました。
本研究においてスポーツ傷害歴が最も重要と考え先に回答して頂き、DIPCA.3は先行研究も多く、知見も多いため2番目にお願いし、JISS競技心理検査については2020年から使用開始されたため、知見がなく、結果が予測しずらいと判断しこのような順番といたしました。
河野さん自身がコンディショニング維持において具体的にどのようなことをしていますか?
ご質問ありがとうございます。
まずはじめに、「このテクニックの獲得はフロー状態に形成するための条件になると思われる.」の部分ですが、正しくは「フローに近い状態を形成するための条件」です。私たちの入力ミスで誤った書き方をしてしまいました。申し訳ありません。
さて、なぜこのテクニックの獲得がフローに近い状態を形成するための条件になるのかというと、この実験の被験者は注意集中スキルの実感はなかったと証言しています。しかし、集中の度合いが相手によって変わる、その中でも、特に格上の相手と対戦した場合においては注意集中の度合いが上がったことを実感したと証言していました。
つまり、内面に狭い注意集中ができていたということだと私たちは解釈したからです。
1ヶ月程度の短い期間で少しはアプローチできているということがわかったので、3ヶ月程度の長い期間で、継続してこのようなSMTを行うことで更にフローに近い状態の形成につながると考えました。また、結果がわかりやすいように実験前後にDipcaを用いた心理テストで心理状態の変化を確認するなどのアプローチが必要だと思いました。
ご質問いただき誠にありがとうございます。
試技の際はスパイクを着用して行いました。
set時の姿勢に関しましては、体幹角度、股関節角度(前脚)、股関節角度(後脚)、前脚膝関節角度、後脚膝関節角度のそれぞれを確認しましたが、いずれも試技間に大きな差は見られませんでした。
心理的競技能力診断検査とJISS競技心理検査の違いは何ですか?
イチロー選手は試合前のルーティーンでカレーを食べることで有名ですが、食生活をルーティーン化することについてはどうお考えですか?
現在、海外留学をするのにおすすめの国や具体的な学校名を教えてください。
ご回答いただきありがとうございます。
試技重量の決定理由について理解できました。
ご質問ありがとうございます。
・1つ目の質問に対する回答になります。
資料に示された内容は名詞,動詞,形容詞を判別したものになりますが、この考察は回答者の自由記述の結果も改めて
見直して考えられた内容になります。
・2つ目の質問に対する回答になります。
AIテキストマイニングの共起キーワードで関連付けられたものを基にして、私なりにこの5つの変化に分別しました。
今回の研究では客観的分析が欠けていたため、その要因を抽出する方法論や項目の妥当性を検討する必要があると
考えています。
ご質問ありがとうございます。
本研究では、ございませんでした。
もしあった場合には、個別に丁寧な対応を心掛けます。その生徒のバックグラウンドも考慮しながら、話を進めていく必要があると考えます。
平木様
ご質問ありがとうございます。2点それぞれお答えさせていただきます。
・まず、イップスの尺度の研究動向を見たところ、各競技に限定されたイップスを評価する尺度の開発は進んでいないことが分かりました。原因としては、イップスという概念そのものが未だ浸透していないこと,イップスとみられる症状がイップスとはまた異なる名称として各競技の問題とされ,定着しているということなどがあげられました。しかし、広いスポーツ領域において、イップスに関する理解や認識が浅いあまり、精神的疾患であるイップスに対して、時に指導者による技術的な指導や、本人による不要な技術的反復練習が繰り返され、イップスが悪化していってしまう選手の存在が推察されます。そこで、どの競技のスポーツ選手でも、「自分がイップス傾向にあるのかどうか」をいち早く知ることができるイップスの評価尺度、すなわち、各競技の具体的な「イップスの症状」からではなく、イップスになりやすい人の「性格特徴やパーソナリティ」の観点からイップスを評価する尺度を開発することに意義があるのではないかと考えました。
・「強迫傾向尺度」は、回答者の強迫傾向を評価する尺度で、「侵入的思考」、「確認強迫」、「不決断」、「洗浄強迫」の4因子で構成されています。イップスと強迫は書痙の原因とされているジストニア及び心身症の観点から,十分な相関関係があり、書痙の患者に強迫的パーソナリティの者が非常に多くみられるという先行研究のデータおよび、今回開発を目指す尺度は「性格特徴」の観点から評価するものであることを踏まえ、「強迫傾向尺度」を用いて基準関連妥当性を検証しました。
ご質問ありがとうございます。コンセプトについては、一人ひとりのニーズに応じた負荷と回数の設定を、常に心がけました。1つのエクササイズでも、3段階くらい(「鬼コース」「神コース」「仏コース」と表現しました)で強度や回数を変えられるようにして、筋肥大したい人、身体を締めたい人など目的に応じて、各自が選択できるようにしました。オンラインならではというのはあまり意識しませんでしたが、自重やペットボトル、椅子などを用いたエクササイズだったので、最初の説明時に、より正確な動きを「腑落ちできる」表現にすることに、注視しました。
「心身の疲労を蓄積しない効果的なコンディショニングの方法」とは具体的にどのような方法でしょうか。
三井様
ご質問ありがとうございます。276名の内、欠損値のあるものを削除した207名の性別ごとの内訳は、男性:107名、女性:96名、どちらでもない:4名となりました。また、年代別の内訳は、10代:2名、20代:56名、30代:71名、40代:56名、50代:19名、60代:3名となりました。
手続きの中で、「プロフィール,スポーツ傷害歴,DIPCA.3,JISS競技心理検査の順に回答」とありますが、この順で回答させる意図はありますでしょうか。