O4-6のオンデマンド発表に対して、こちらから質問や感想等が投稿できます。
質問や感想等を投稿する場合には、お名前とご所属を明記してください。
(お名前とご所属が無記名の場合には、コメントを削除いたします。)
なお、質問や感想等は、学術的見地に基づいた記述をお願いいたします。
発表者個人・所属等への論拠のない誹謗・中傷等は禁止いたします。
7a02c9c905
桜門体育学会事務局
通報 ...
日本大学文理学部の城間と申します。
発表ポスターを拝見させて頂き、非常に興味深い内容でした。
1点、質問させて下さい。
考察に「このテクニックの獲得はフロー状態に形成するための条件になると思われる.」なぜそう思いましたか?また、今後どのようなアプローチが必要だと思いますか?
以上、ご返答をお待ちしております。
ご質問ありがとうございます。
まずはじめに、「このテクニックの獲得はフロー状態に形成するための条件になると思われる.」の部分ですが、正しくは「フローに近い状態を形成するための条件」です。私たちの入力ミスで誤った書き方をしてしまいました。申し訳ありません。
さて、なぜこのテクニックの獲得がフローに近い状態を形成するための条件になるのかというと、この実験の被験者は注意集中スキルの実感はなかったと証言しています。しかし、集中の度合いが相手によって変わる、その中でも、特に格上の相手と対戦した場合においては注意集中の度合いが上がったことを実感したと証言していました。
つまり、内面に狭い注意集中ができていたということだと私たちは解釈したからです。
1ヶ月程度の短い期間で少しはアプローチできているということがわかったので、3ヶ月程度の長い期間で、継続してこのようなSMTを行うことで更にフローに近い状態の形成につながると考えました。また、結果がわかりやすいように実験前後にDipcaを用いた心理テストで心理状態の変化を確認するなどのアプローチが必要だと思いました。
ポスターを拝見し、とても興味深い研究だと思いました。
質問なのですが、今回行われた研究ではある程度スポーツに習熟している人をSMTの対象として行われていますが、あまりスポーツを得意としていない人が今回と同じようなSMTを行なった場合も同じ結果が得られる可能性はありますか?
よろしければご返答お願いいたします。
ご質問ありがとうございます。
スポーツを得意としていない人でも、呼吸法によるリラクセーション及び注意集中スキルのどちらも効果はあると思いますが、スポーツに習熟している人と比較するとそれほど効果は得られないと推測されます。よって、フローに近い状態を形成できる可能性も低いと考えられます。