ここはジャパリ文庫
SSシリーズを投稿するスレです。
多分何言ってるかわからんと思うからざっくり説明すると、
出版社みたいにここでたくさんの作者さんがSSを投稿し、みんなを楽しませる感じのスレ、
個人で出すよりこういう感じで出した方が知名度も上がるかもしれないし、何より人気投票とかも取るつもりだから(取らないかもしれないけど)みんなももっともっとSSという存在に触れられると思うんだ。
だけど作者さんが傷つくようなことは言うなよ、おかしいと思ったらおかしいっていうのは悪いことじゃないがアドバイスって形で言ってよな
1・まず宣伝をする。
「漫画雑誌とかでいう読み切りみたいなの、ざっくりとしたあらすじとか書いたらいいと思う。[近々公開]とか[○月○日公開予定]とかも書いていいよ(これは好きな時に書いてね)」
2・投稿する。
「書いた自分の作品を投稿しよう。長さはどんだけでもいいしクロスオーバーでもいい、面白い作品を作ろう(読者さんは感想などを書こう。作者さん、喜ぶよ)」
3・続きを投稿する
「続きは一週間後くらいに投稿しよう。予定や気分で投稿できないなら作者かわかるようにしてから[今回は投稿できません]と書いておこう」
自分の作品を投稿して、君もスターになろう!!
・すでにSSスレで投稿している作品でも、こちらで投稿しても良いとする。(ただし、SSスレとここと両立されて投稿すること)
・すでにSSスレで投稿している作品をこちらで投稿する場合、すでに書いている話を一気に投稿しても良いとする
・一人につきSSは何作品も投稿しても良いとする
(投稿できないなどのことは自己責任でお願いします)
・クロスオーバー作品を書く場合はなんの作品とのクロスオーバーなのかを明確にする。
(タイトルの横に「けもフレ×???」という形で書いておくなど…)
・最新話を上げる時、前回のアンカー付けを忘れずに
・SSの最後に予告をつけてもいいとする。
又はつけなくてもいいとする。
・書けるSSは、けものフレンズのSSのみとする。
・ SSを投稿する場合は
ラベルをつけて投稿すること
《【現在連載中の作品】》
・【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】(完結)
・【サバずきんちゃん】
・【アナザーワールド・サンドスターストーリーズ】
・【けものフレンズ2】
・【虫喰いでないフレンズ】
???「また つまらぬものを斬ってしまった...」
着物姿で侍風のフレンズは、かばんちゃんを見下ろしながら そう呟いた。
「どういうつもりですか!?」と食ってかかりたい気分だったが、かばんちゃんをどうにかするのが先決だ。
???「かばんちゃーん!」
そこに雰囲気台無しの底抜けに明るい声で、
これまた その場に相応しいとは思えない恰好(水着)のフレンズが駆け寄ってきた。
コツメカワウソさんだった。
コツメ「かばんちゃん! あそぼーよー!」
ミライ「今、それどころでは・・・ !?」
侍フレンズの後ろに、今度は西部劇 ファッションのフレンズ(?)の姿が見えた・・・
かと思うと、これまた目に留まらぬ速さで腰のホルスターから拳銃を取り出すと、
???「バーン!」
撃たれた!? ・・・のは私ではなく...?
コツメ「うぐぁぁぁ…」
コツメちゃんは右手で左胸を抑えながら、撃たれた衝撃で左肩は勢いよく開き、そのまま仰向けに倒れた。気障 に「フッ!」と吹くと、指でクルクル回しホルスターに戻す。
撃った当人は、煙も出ていないのに銃口を
相次いで銃刀法違反の2人が闖入 し(SPは何をしているのか?)、
目の前で2人が倒れたのに、パニックも起こらなければ、心配して寄ってくる人もいない。
むしろ「また やっとるわ」と呆れているような雰囲気だ。
私はすっかり混乱していた。
かばん「どうでしたか? タチウオさん」
何も起こってなかったかのように立ち上がると、かばんちゃんは さむらいフレンズに話しかける。
ミライ「!?!?!?」
タチウオ「演技としては上出来やけど、真に迫り過ぎてたかなぁ? 姐ちゃんにちゃんと説明したらんと…」
コツメ「私は? 私は!? テッポウウオ?」
ミライ Σ(゚ロ゚;).
コツメちゃんは#蛯名健一のように立ち上がると、もう一人のフレンズに聞く。
テッポウウオ「バッチリや!👍 さすが『すとりーとぱふぉーまー』やな」
コツメ「やったー!」 \(^o^)/
ミライ「・・・」
かばん「あれ? 大阪では斬られたり、撃たれたら、『やられたフリ』をするのがお約束なのでは...?」
ミライ「確かにそういうノリの人もいるけど、皆が皆、いつでもするわけじゃないですよ?」
かばん「でもTVだと・・・」
ミライ
「それはTVに映ってるから、とノってくれたか、頼まれてヤった(やらせ)か、
編集で『ノってくれなかった人』をカットしただけなのよ?」
かばん「そうなんですね...」
私の中の設定に無いかばんちゃんで、新鮮ではあった。
これも立場や環境による変化、なのかもしれない。
かばん
「あ、紹介が遅れました。
#黒門市場で売りに出されていたタチウオさんと、
#ニフレル生まれのテッポウウオさんです。
今は吉本でお笑いコンビ『さむらいガンマン』として活動中です」
ミライ「その刀と銃は?」
タチウオ「おもちゃの刀と」
テッポウウオ「水鉄砲や」
ミライ「がっくし…」
コツメ「ねー! 私も私も!」
かばん
「ストリートパフォーマーをされているコツメカワウソさんです。
#海遊館生まれですね」
コツメ「じゃあ、あそぼー!」
かばん「いいですよ? 何をします?」
ミライ「私はちょっと…」
いろいろあって疲れていた・・・
コツメ「ねぇねぇ、コレ見て? かばんちゃんみたいじゃない?」
取り出したのは「チャッカマン」だった。
コツメ「名前も。 『ちゃっかばーん』って。 アハハ」
まったく悪気が無いのが、厄介だった。
コツメ「ほら、かばんちゃんもやってみて!」
ーと、チャッカマンを手渡した。
かばんちゃんは・・・
ミライ「これ以上私のイメージを崩さないで... ね?」
耐えかねた私は、かばんちゃんの手を握り、真剣な目で訴えた。
かばん「は、はあ…」
私は呆気に取られている かばんちゃんから そっとチャッカマンを取り上げ、ウエストポ-チに仕舞った。
コツメ「えー? つまんないー」
ーと、そこへ新井さんと笛音さんが入ってきた。
新井「作戦会議を始めるのだ!」
部屋に緊張感が走った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【おまけ】
#木葉
#ちゃっかばん
ツチノコ「えー……なんだ?これ……」
渡されたのは台本
表紙にはデカデカと【ツチノコ】と書かれている。
クマデ「あー…あれ?ツチノコさんってそんな格好だっけ?」
ツチノコ「格好……?………ヴァッ!!!なんだこれ!!」
とまと「フェスティバルの悪魔コスがどストライクだったんで着せてみました」
クマデ「こんな変態が作者で困る」
ツチノコ「てか、ステテコはそのまんまなんだな」
ツチノコのスカートの中には花柄のステテコが見えていた。
ツチノコは普段着(フレンズの衣装)では下から丸見えなので普段は花柄のステテコを履いている
とまと「まぁ、アナザーってのも一つの設定だし、表世界とは差別化しないとな」
ツチノコ「はぁ?なに言ってんだお前」
クマデ「まぁ、表世界や裏世界やらの話はあいつらの方が詳しいだろうし……」
とまと「さらっと変なこと言うのやめてくれます?本当に出るか危ういんだから」
ツチノコ「ごめん、台本に書いてあることなに一つ言ってない」
とまと「そうそう、今回の本題はそんなんじゃないんよ」
クマデ「えーと?なになに?【最近投稿ができてない件について】?」
ツチノコ「できてるじゃん」
とまと「これのことじゃねぇよ」
ツチノコ「えー……【書こうとは思っています。最近特別忙しいわけではございません。ネタ不足というわけではありません。ただ単に自分の国語力がないだけです。次の話を待ってる人もごく少数でしょうし、少し油断してしまっているところがあります。申し訳ございません】
は?」
クマデ「割と普通にクズなの草」
とまと「はい、かと言って暇ではありませんでしたが、確実にSSを描く時間はありました。なにかと繋がるのに困って今に至ります。近いうちに投稿はしたいですが遅れそうです。さーせん」
ツチノコ「謝る気無いだろ」
クマデ「クズ」
とまと「まぁ、冗談を言えるほど僕も落ちこぼれてはいません。ただし、投稿には少し時間がかかりそうです。その報告もいい感じにしたくてこんなものを書かせていただきました」
ツチノコ「ま…まぁ、こんな作者もちゃんと頑張ってるから優しく見守ってあげてくれよな」
とまと「ああ!悪魔とは思えない!これは天使やで!」
ツチノコ「って」
クマデ「って?」
ツチノコ「台本に書いてある」
クマデ「やっぱりクズや」
とまと「もういいよ!俺がクズだってのはみんなも知ってるだろうし、ほら、最後にファンサービス」
ツチノコ「は?なにすんだよ、こんなこと台本に書いてないぞ」
とまと「みんなに向けて可愛く【トリックオアトリート】って、ほら、早く」
ツチノコ「はぁ!?」
クマデ「え?俺もやんの?」
とまと「最後に❤とかつけてさ!ほら早く!」
ツチノコ「やだよ!こんなの!」
とまと「悪魔コスしてるじゃん!ほら早く!」
ツチノコ「お前が着させたんだろうが!不可抗力!」
クマデ「あの、武器が可愛く言っても誰も喜ばないかと……」
とまと「早く!せーのっ!!」
ツチノコ「いやっ!ちょっ!!」
クマデ「え!?マジで言うの!?」
とまと「はーやーくー!!せーのっ!!!」
ツチノコ&クマデ「え……と……」
ツチノコ&クマデ「トリックオアトリート❤」
とまと「はい!妄想好きの皆様、存分にお楽しみくださーい!」
ツチノコ「お前!!」
クマデ「次回の更新をお待ちくださーい」
次の更新待ってるぜ!👍
頑張りマッスル٩( ᐛ )و
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第9話 〈悪魔と奇跡が出会うとき〉
部屋の真ん中にポツンと椅子がある。
そこにサンドさんは座った。
ヒグマ「えー……はい、面接官のヒグマです……コレでいいの?」
キンシコウ「大丈夫ですよ、同じく、面接官のキンシコウです」
リカオン「そんなこと大声で言っていいんですか……?同じく、面接官のリカオンです」
僕とサーバル、サンドは共に【ハンター】になるための面接を受けにきた。
ハンターになるためにきたわけではなく、ただの様子見のため。
ヒグマ「えー……と、じゃあまず、氏名の方を」
サンド「ヌトゥル・サンドです」
ヒグマ「……ヌ……ヌトゥル?」
僕たちは別室で待機している。
サンド「はい」
ヒグマ「あれ?海外の人……?」
サンド「はい」
ヒグマ「あれ?出身地書いてない……?出身地ってどこですか?」
サンド「スペインです」
ヒグマ「す……スペイン……日本語がお上手で…」
もちろん嘘。
サンドはなにかと嘘が上手いようで
ヒグマ「では年齢の方を」
サンド「数えてないです」
ヒグマ「は?」
サンド「32歳です」
ヒグマ「け……結構歳いってるね……若く見えますよ」
サンド「そりゃ歳をとらないからね」
ヒグマ「は?」
サンド「ジョークっすよ、フランスジョーク」
ヒグマ「え?スペインじゃ……」
サンド「同じヨーロッパじゃないですか」
ヒグマ「ああ……それならいいんですが……」
キンシコウ「では、自分の長所と短所を」
サンド「長所は俊敏かつ、一撃一撃が重く、サポート面にも優れた戦い方ができます」
リカオン「はぇ〜……意外ですね……」
キンシコウ「ん?」
サンド「短所は、スイーツが好きでよく食べてたせいか、最近になって太り始め、戦闘にも影響が……」
キンシコウ「あ、私のことじゃないですよー」
サンド「ああ、すみません。【自分】の感じ取り方を間違えました」
リカオン(き……キンシコウさんのことだったんだ……)
ヒグマ(マジか、太り始めたんだ……)
リカオン&ヒグマ(てか……)
リカオン&ヒグマ「なんでそれ知ってんの!?」
キンシコウ「いや……えぇ……と……面接は以上です」
リカオン「終わらせたぁ!!」
キンシコウ「次の方どうぞ」
ヒグマ「次に進めたぁ!!」
〜数分後〜
ヒグマ「えぇ………まず、お名前を……」
サーバル「私はサーバルキャットのサーバルだよ!よろしくね!」
ヒグマ「え…はは、よろしく……」
キンシコウ「年齢の方を」
サーバル「年齢……?えーっと……1…2……3……うーん……この前かばんちゃんに誕生日ケーキ買ってもらったから……16くらいかな?」
ヒグマ「書類より2歳若返ってんだけど……」
サーバル「じゃあ18歳?ありがとう!ヒグマさん!」
ヒグマ「ははは、大丈夫かこいつ」
キンシコウ「では、自身の長所と短所を」
サーバル「ちょーしょ?たんしょ?」
リカオン「あー…自分のいいところと悪いところってことですよ」
サーバル「いいところ?だったら……うーん……」
ヒグマ「フリーダムだな……」
キンシコウ「ほら、ここでは戦闘とかメインに取り扱いますし、戦闘面で得意なこととかあれば…」
サーバル「戦闘面……?だったら走るのが得意だよ!あとね、高くジャンプすることもできるよ!!」
ヒグマ「はぇ…攻撃面とかは?」
サーバル「爪でひっかくこととかできるかな?セルリアンとかも一撃だよ!!」
キンシコウ「爪ですか……なかなか……」
ヒグマ「早く移動できるかつ、ジャンプ力も高い………リカオンの爪ともかぶる……リカオンより多能かな?」
リカオン「え?ちょっと待ってくださいよ!!」
キンシコウ「これで面接は終わりです」
リカオン「え!?ちょっとクビだけはやめてくださいよ!ちょっと!!」
ヒグマ「次の方どうぞー」
リカオン「ちょっと!!!短所は!?」
〜数分後〜
リカオン「……まずお名前を……」
かばん「はい、人のフレンズのかばんと申します」
ヒグマ「ん?かばん?なんだそれ?」
かばん「あ…すみません……それあだ名で…慣れててつい……ミライと申します」
ヒグマ「ミライねぇ……年齢はいくつですか?」
かばん「先ほどのサーバルさんと同じく18歳です」
キンシコウ「では、自分の長所と短所を」
かばん「長所は、栄養士免許を取ってるので、栄養のバランスのとれた食事を提供することや、日常的に家事などを行なってるので、掃除や洗濯などは一通りできます」
ヒグマ「おお、こういうの欲しかった。で?戦闘面とかでは?」
かばん「戦闘面では、あまり役に立たないかと思います。強いて言うなら、逃げ隠れが得意だとか……」
キンシコウ「それって大丈夫なんですか…?」
かばん「ああ、少し昔に拳銃なら触ったことがあります。あまり上手く使えなくて……」
キンシコウ「ヒグマさん、これって……」
ヒグマ「いやいや、家事ができるだけでも強いな。自炊とか怠ってたし、コンビニ弁当や外食には飽き飽きしてたんだよ」
かばん「え〜……短所は、運動音痴なところです……」
キンシコウ(なんでハンターになろうと思ったんでしょうか……?)
ヒグマ「よし、これで面接は終わりだ。待合室で待っててくれ」
キンシコウ「え?終わらせるんですか!?」
僕が部屋から出ても、彼女たちの会話は続いている
僕は待合室という肩書きの、リビングみたいな場所に行った。
近づくにつれ、ピアノの音色のようなものが聞こえるようになってきた。
待合室に着くと、
サンド「おお!ピアノが上手だね君!」
サーバル「すっごーい!!練習とかしてたのかな?」
ピアノの音が消えると、拍手とともにサンドとサーバルが褒めちぎる声が聞こえた。
かばん「え?知り合いか誰かですか?」
サンド「いいや?」
ミカ「あ、すみません。弾いてくださいと言われて……私の名前は渡辺ミカです」
かばん「あ……はい、僕はかばんと申します」
ミカ「かばん……さんですか……?変わった名前ですね……」
サンド「あだ名だと思えばいいよ」
サーバル「それでねかばんちゃん!この子すっごくピアノが上手なんだよ!!」
サーバルが僕の手を引っ張る。
ミカ「わ……私はこれで……失礼します……」
サンド「えぇー!?もうちょっとだけ弾いてよぉ…」
ミカ「だって……ヒグマさんたち、後ろにいるから……」
サンド「え!?」
かばん「え!?」
サーバル「知ってたけどね」
後ろを振り向くと、そこにはハンターの三人がいた。
ヒグマ「単刀直入に結果をいう。君たちは皆採用だ!」
サンド「やっぱな」
かばん「早くないですか!?」
サーバル「さっき話してたもんね」
キンシコウが微笑み
キンシコウ「ま……まぁ、人手不足が問題ですし、人が増えることが最優先です。強くない弱いはこれから直せば大丈夫ですからね」
かばん「な……なんで面接やったんですか……?」
リカオン「気づいてないと思ってるけど、面接の様子はカメラで撮ってたんです。それを上の方に提出して、どんな人が来たかを確かめてもらう必要性があるんです。決める権利は私たちにありますがね」
かばん「ていうか、こういうのって今決めて今言うもんなんですか……」
ヒグマ「人が少ないんだからしょうがない」
かばん「そ……そんなものでいいんですか……」
ヒグマがゴホンッと咳をする
ヒグマ「寮で生活するかは自由だ、生活する場合明日から何もかももってこい」
サーバル「部屋とかもう決まってるの?」
ヒグマ「大体の部屋がスカス………ああ、前もって決めてたんだ」
サンド「すみませーん、トイレは共同ですか?」
ヒグマ「ちゃんと男子便所がある」
サンド「覗かないでよね」
ヒグマ「なんだこいつ」
本当になんなんだろうか。
この職場は……
本当に、これがハンター?
予想以上に緊張感がなかった……
サンド「まぁ、明日からここでみんな暮らすから。そこらへんはよろしくね」
ヒグマ「随分と態度がでかいな……そうか、ならいいな」
キンシコウ「お引越しはそこまで大掛かりじゃなくても大丈夫です。勤務の時、ここにいるくらいですので、夜勤の多い仕事と思えばいいですよ」
かばん「時々帰ってもいいんですか?」
キンシコウ「はい。まぁ…帰って欲しくはないですけどね……」
キンシコウが頭をかく
サンド「……じゃあ、今日のところは解散かな?」
ヒグマ「ん?ああ、まぁ、今日やることは一通り終わったからな。帰っていいぞ」
サンド「じゃあ帰ろうぜー」
なんだろうか……
サーバル「今日は夜ご飯は何かなー?」
あの……
かばん「ハハ…なんだろうねー?」
あの時、めちゃくちゃ苦労して面接したあの時ってなんだろう……?
あんな苦労なんかせずに、普通にハンターになればよかった……
僕たちは寮を後にした。
家に帰ろうと歩を進める。
一方、寮では…
ヒグマ「ふーん……面接ってこんな感じでいいっけ?」
キンシコウ「いや、よくないですよね」
リカオン「よくないですね」
ジド「まぁ、いいんじゃない?」
・
・
・
ヒグマ「え!?ジドさん!?」
キンシコウ「いつから!?」
ジド「今来た。ほれ、面接のビデオちょうだい。渡しといてあげる」
ヒグマ「あ…はい」
ヒグマが、ビデオカメラを渡す。
ヒグマ「ところでジドさん……」
ジド「ん?」
ヒグマ「あの三人ですが……正直言って、言うほど役に立つとは思いません」
ジド「随分とど直球だね」
キンシコウ「ああ、それは私も同意見です」
ジド「まぁ、君たちは魔具というチート武器があるわけだ。少々そう思うのは問題ない」
リカオン「役に立つとは、つまり?」
ジド「今は力がない。条件さえ整えばどれだけでも強くなれる」
ヒグマ「強く?そんな感じには見えないですが…」
キンシコウ「一人に至っては家事専用みたいになってますよ……」
ジド「………深い話をする必要性も、する気もない。この話はまた別の機会にでもしようか」
リカオン「えぇ……なんですかそれ……」
ジド「だが、これだけは言える
ヒグマ「これだけ?」
ジド「これから忙しくなるぞ!」
ジドがヒグマの肩を叩いた。
ヒグマ「痛!え!?」
ジド「んじゃ、僕はこれから用事があるんでね」
ジドはカメラを持って帰っていった。
ハンター達にはまだ何がなんなのかわかっていない。
が、
これから始まることは、忙しいでは表しきれないほど残酷で、過酷であった。
新たな出会いもあれば、別れもある。
それは未来の話。
彼女達はまだそれを知らない。
第10話へ続く……
とまと「次回のアナザーワールド・サンドスターストーリーズはー!?」
プリンセス「遅いわね」
コウテイ「遅いな」
フルル「遅いよー」
イワビー「遅いぜ……」
ジェーン「遅いですね」
とまと「そんなに言わんでいいやん」
プリンセス「次回はもっと早く書いてよね」
イワビー「どうせ、そんなこと言われても1ヶ月くらい空くんだよ」
コウテイ「私も同意だ」
フルル「失踪してると勘違いされるよー」
ジェーン「ていうか、失踪みたいなもんですし……」
とまと「あーあー!!わかったよ!!一週間以内に書けるよう頑張るから!!」
プリンセス「信憑性ないわね……ていうことで!次回、〈これがハンター〉!お楽しみに!」
とまと「えー、頑張ります……」
更新頑張れ~(読んでるぜ!)
ありがとう!!
👍応援してます
頑張ります!!
サーバル「知ったけどね」
↑脱字?
プリンセス「次回はもっと早く書いたよね」
↑誤字?
この文章で合ってるならごめんなさいなのだ
急ピッチとは怖いものですね…
ありがとうございます…
前の話>> 408、>> 409、>> 410、>> 411、>> 412
【未来のぼうし】
[3話] ~Aパート-2~
新井「では会議を始m…!」
ジャガ「ごめん、ちょっといいかな?」
新井「何なのだ? ジャガー」
大事なことなので2回言おうとしていた新井さんは出鼻を挫かれた。
ジャガ「私、これから仕事だから抜けるね。 取材が来るんだ」
新井府民 の生活が第一なのだ。
「う~ん、戦力ダウンは痛いが、
行ってこい、なのだ!」
ジャガ「サンキュ」
コツメ「おもしろそー! 私も行く!」
ジャガ「えぇ…? 言っとくけど相手は出来ないぞ」
コツメ「じゃあ邪魔しないように遊んどくねー」
そんなことを言いつつ2人は部屋を出て行った。
・・・・・・・・・・・・
新井「では、気を取り直して・・・ 会g…」
タチウオ「ちょっとええかな?」
新井「もぉーっ! さっきからなんなのだーー!」
新井さんは とうとう地団太を踏み出した。
テッポウウオ「もうすぐ#M-1の予選が始まる時間やからワイらも抜けるで」
新井「ぐにゅにゅー… 戦力皆無になってしまうが、行ってこい! やるからには優勝するのだ!」
さむらいガンマン タチウオ「当たり前やん」
さむらいガンマン テッポウウオ「見とれよ」
舞台に向かって意気揚々と2人は部屋を出て行った。
いや、どうやってセルリアンに立ち向かう気なのだろう?
・・・・・・・・・・・・
新井「・・・」
新井さんは警戒している・・・
新井「・・・」
新井さんは部屋を見渡し、警戒している・・・
新井「コホン。 でぃわ、かいぎゅ…」
噛んだ。
新井「・・・」
新井「現状報告を木ノ葉博士から! なのだ!」
諦めた。
博士「では、これを見るのです」
博士の方も、何事もなかったかのように無表情で話し始めた。
新井さんの顔は真っ赤だった。
笛音「またやってしまったね~。 新井さ~ん」
私は萌え死にそうだった。
・・・・・・・・・・・・
部屋が暗くなり、プロジェクターの光がスクリーンを照らす。
グーグルマップで大阪市港区が映し出された。
それが徐々に拡大される.
博士「噴火したのはココ。 #天保山なのです」
新井「なにぃっ!? じゃあ、もしかすると日和山に奪われた『日本一低い山』の座を取り戻したのか?」
立ち直りが早い。
博士「いえ、むしろ山頂にサンドスターの結晶が積み上がったため11位に落ちました。
新井「そんなぁ…」 orz
ミライ「そこまで!?」
笛音「新井さんは何でも一番が好きなのさ~」
博士「話を進めるのです。 奇跡的に被害者はゼロ。 さして混乱も起きていないのです…」
落ち込む新井さんには、目もくれず博士は説明を続ける。
私は気になっていたことを訊いてみた。
ミライ「笛音さんは新井さんとは長いんですか?」
ただの副知事にしては気安いし、ペアルック・チャイナドレスの理由も気になる。
笛音「そだね~、小学生の時からの腐れ縁だね~」
笛音
「これといってイジめられたり、差別されたりしたわけじゃないんだけど、
苗字はすんなり読んでもらえなかったし、ハーフということへの意識が周りにはあっただろうね~。
そんな時さ~」
新井「笛音!」
笛音「!?」
新井「邱 だと呼びにくいから、新井さんは笛音と呼ぶことにするのだ」
ミライ「唐突に、ですか? 学校では渾名 禁止、下の名前禁止、男子も女子も苗字に『さん付け』かと…」
笛音
「ウチもそうだったよ~?
さすがの私も その時は驚いたよ~。 前フリ無しで そんなアプローチの仕方をする人はいなかったからね~。
でも、やけに胸にストンと落ちたんだよね~」
ミライ「問題にならなかったんですか? 先生とか・・・」
笛音「なったよ~。 でも新井さんは注意されても堪えないからね~。 その場では謝るんだけど、次の瞬間には…」
新井「笛音はいつも独りで つまらなそうなのだ。 新井さんといれば たのしーから一緒に行くのだ!」
笛音「ーなんて言ってたからね~」
ミライ「・・・」
笛音「まあ、周りの大人たちは、私が正論で打ち負かしておいたから、それ以上は言ってこなかったけどね~」
今、さらっと怖いこと言った…
笛音
「私は私でマイペースだから、独りでいることが多かったし、
誰かと『つるむ』タイプじゃなかったんだけどね~
新井さんとは波長が合ったってことなのかな~」
「とにかく新井さんは破天荒でさ~。
#『わたあめ』を洗ったり、#マンホールに入ったり、#ミネソタまで行ってビルノヴォリをしたり・・・」
前2つと最後1つのスケールが違いすぎるでしょ。
って言うか、全部動画に撮って残してるんだ…
笛音
「とにかく、はちゃめちゃで~。フォローが大変な時もあったけど、なんだかんだ一緒にいると楽しいんだよね~」
そういう笛音さんのジト目は優しかった。 (気がする…)
笛音
「なんだかんだ、私も付き合ったりしてね~。
2人でぼうし泥棒(新井さんの勘違いだったけど)を追いかけて日本中を旅したり、
『まんまる』を探して日本中『ぶらり旅』をしたり・・・」
ミライ(!? ここでも私の作品が現実化してる!?)
笛音「最近も新井さんが#赤坂でキノヴォリして騒ぎになってたね~」
ミライ「なにやってんすか!? 『最近』はダメでしょ!?」
思わず大声を出してしまって、博士に睨まれた...
ミライ「しょーもないことなんですけど、お2人がチャイナドレスを着ているのは?」
笛音「偶然だよ~。 今日たまたま着てきたら新井さんとカブちゃってね~」
ミライ「以心伝心ですね」
笛音「た・ま・た・ま!」
そういう笛音さんのジト目は本気で嫌がってた。 (気がする…)
また博士がこちらを睨んでいるので思わず目を逸らした・・・
ーと、その先にいた かばんちゃんが目に入った...
かばんちゃんも博士の話に耳を傾けているようでいて、どこか「心ここにあらず」といった感じだった・・・
・・・・・・・・・・・・
遅ればせながら1話から通しで読ませて頂きました
原作とオーバーラップしていたり、メタなネタがあったりオリフレや安価で作られた鯖ちゃんが活躍していたり色々な要素てんこ盛りで面白いですね この先どうなっちゃうんスか~!?
続きも楽しみにしとりますく
1話からは大変だったでしょうねぇ…
(自分で書いておいて、告知までして何を)
いよいよ(と書いて「やっと」と読む)佳境に入ります。
ーと言いつつ、いつも通りgdgdやっとりますが…w
今、言うとネタバレになってしまうので多くは語れませんが、
とにかく拾いますので、お楽しみに。
読ませて頂いてまっせ👍
ぜひ最後まで楽しんでって下さい。 m(._.)m
虫喰いでないフレンズ
7話前半>> 393
7話後半>> 394
ドブネズミ
「なあアフリカゾウ、海ってこんなに遠かったか?」
アフリカゾウ
「そんなハズないとおもうんだけど…」
ドブネズミ
「太陽がもう真上に来てるのにずっと平地が続いてるなんておかしい…
こりゃあ迷ったな」
アフリカゾウ
「ねぇ マイに相談してみない?」
ドブネズミ
「わたしはそれはやめたほうがいいと思う。
全域の地図といって当てにならねえ物を渡してきたアイツを頼りにするのか?」
アフリカゾウ
「きゅっ、急に何てこと言うの?!」
ドブネズミ
「言ってただろ?直接は話せないかもしれないとかって」
アフリカゾウ
「それだったら、ドブネズミちゃんが持ってるソレなら直接話せるよね」
ドブネズミ
「…そうだった。
いきなりピンチっぽいし呼んでみなきゃな」
ドブネズミは腕につけた通信機で通信を試みた。
ドブネズミ
「ドブネズミだ。主任につないでくれ」
通信管理員
《調査行動中のフレンズさんたちですね。すぐお取次致しますので少々お待ちください》
ドブネズミ
「今のは…」
アフリカゾウ
「マイの代わりに出るっていう人だね」
マイ
《代わった、マイだ。早速なにかあったというのか?》
ドブネズミ
「そうだ。
わたし達は今かなり困ったことになってる」
マイ
《困ったことだと?状況を説明してくれ》
︙
《どこまで歩いても同じような景色?山にも近づけない?》
ドブネズミ
「ああ。ボスも他のフレンズもいなくてお手上げだ。」
アフリカゾウ
「ほんと!いっぱいもらったジャパリまんもなくなっちゃうよ!」
マイ
《いっぱい貰った…
そういえばジャパリまんじゅうを持たずに出発させたな。
ジャパリまんじゅうの補給は現地で十分だろうと思っていたが、
想定外のアクシデントがあるようだな》
アフリカゾウ
「私たちはどうすればいい?」
マイ
《山に近づけないと言ったな?
山のような大きいものは多少場所を変えて見ても、
見た目の大きさが変わりにくいということがある。
歩けば近づけるはずだからもし、本当にそれだけならば心配はいらない》
ドブネズミ
「それだけなら?何かあるのか?」
アフリカゾウ
「不安になってくるね…」
マイ
《今からいうことは事実だ。
君たちの裏でてんやわんやしてて
言いそびれてしまって申し訳ないが、
これは重要な事柄なのだ。
心の準備はいいか?》
ドブネズミ
「なんだ?そんなにマズイことなのに今更言うのか?」
アフリカゾウ
「しょうがないでしょ!
どんなことでも受けいれるから教えてくれない?」
《ああ。それじゃあ言おう。
君たちは『悪魔の手のひら』に迷い込んだかもしれない。》
ドブネズミ
アフリカゾウ
「「悪魔の手のひら?」」
《悪魔の手のひらとは移動する過酷な土地で、
どこからか突然現れては去っていく。
迷い込むと水も食料も尽きて
助けも呼べずに干からびる。
特徴は反った柱状の岩盤が
くぼんだ土地の方を向いて集まっている
というものらしい。
それが大きな手にでも見えるからそう呼ぶんだろう》
ドブネズミ
「そうか。そんなものは見てないが」
アフリカゾウ
「私も同じ。そんな変なところには行ってないけど」
《そうか。先程言ったのは例えば
砂漠のような気候の場所のみの出現例なのかもしれない。
つまり、形を変えて出現したかもしれないということだ》
ドブネズミ
「なに?
じゃあ一体なぜそんなことが判る?」
《この島でフレンズが提供してくれた、
目撃情報にある場所が悪魔の手のひらの性質と一致したのさ。
つまり姿を変えて出現している可能性が高い。
しかし情報がまだ少ないために
外見上の見分け方が確立できていない》
ドブネズミ
「おい、一つ重要なことをこちらから聞くぞ」
《なんだい?》
ドブネズミ
「こうなることをわかっていながら、
わたし達や他のフレンズ達を外に
居させているのはどうしてなんだ」
《それは島の環境とセルリアンの調査、それだけだ》
ドブネズミ
「それだけか?
フレンズがこの島で暮らす意味はなんだ?
悪魔の手のひらとセルリアンに
何か関係があるからなのか?」
《………》
アフリカゾウ
「…ドブネズミちゃん、
またあとで聞かない?」
ドブネズミ
「そんなに…
そんなにアフリカゾウは自分のことがどうでもいいのか?
わたしにはこのまま引き下がりたくない」
《悪いが、本当にこれだけだ。》
ドブネズミ
「そういうことにしておこう。
今わたし達にできることといえば、
この悪魔の手のひららしき場所を抜け出すことくらいだろうからな。
納得いかないのを抱えているのは癪だが、
切り替えていくしかないんだろう」
《一先ずは受け入れてくれたようだね。
ひとつセルリアンの情報を教えておこう。
島のフレンズがくれた情報だ。
少し目を離している間に隣にいたはずの
フレンズがいなくなっているということがあるのだそうだ。
突然、何の予兆もなく姿も匂いもなくなってしまう。
でも、何かがいるのは間違いないだろう。
それでは失礼する》
ブツッ
ドブネズミ
「切れたか…
アフリカゾウ 行くぞ」
アフリカゾウ
「…ちょっとまってよッ
さっきの話はさ、
マっ、マイが隠し事してたってこと?」
ドブネズミ
「わたしはそうだと思う」
アフリカゾウ
「そんなこと…」
ドブネズミ
「こんなことが有ることはわたしも知らなかった。
出発する前に全部説明するとは言われていないし、
それに承諾してここまで自分で歩いてきたんだ。
おまえ自身の責任を取るためにマイが何をやってるのかを突き止めた方が理解するにはいいんじゃあないか?
本当はわたしがアイツのことを知らんから
調べたいだけなんだが」
アフリカゾウ
「マイのことならひとつわかるけど、
あなたとおんなじように私をフレンズにしてくれたことくらい。
あなたは死体だったとかって言われてたみたいだけど、
私も初めてこの体で目覚めたときは変な感じのこと言われたっけなぁ」
ドブネズミ
「何!?なんて言われたんだ!?」
アフリカゾウ
「えぇっとぉ、たしかね、『君は一本の牙(キバ)だった』?」
ドブネズミ
「一本の牙か…牙だって?」
アフリカゾウ
「うん、長くてするどい歯だよね、牙ってさ」
ドブネズミ
「そんなおっかねーもん持ってるやつはわたしも知らんから、調べてみるか。
アフリカゾウのこと」
アフリカゾウ
「私のこと?」
ドブネズミ
「いや、前のおまえって言った方がいいか」
アフリカゾウ
「前の私のことは、わたしもちょっと知らない…」
ドブネズミ
「いい機会だ。調べようじゃあないか。
アフリカゾウのことも、フレンズやセルリアンとは何なのかということも」
アフリカゾウ
「そうかなぁ?」
ドブネズミ
「いや、奇妙なヤツが現れていきなり
そいつは敵だから戦えって言われたり
お前はフレンズだって言われたらそう思うだろ」
アフリカゾウ
「そう?だったら研究所にいてあそこの
みんなの話を聞いたほうが
すぐフレンズとかセルリアンとか
がわかるんじゃないかなぁ」
ドブネズミ
「いや、あそこにいたときは
言いづらかったけど
人の近くに長く居たくないんだ。
前世の記憶っていうとおかしいが、
この姿の前のことを思い出すからな」
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃんは憶えてるんだ…
私は何も憶えてないんだよ。
この姿の前のことはマイに写真で見せられてわかったんだよね。
あ、実は持ってきてるんだった」
アフリカゾウは『毛皮』のポケットから平べったい何かを取り出す。
ドブネズミ
「何だ?それ」
アフリカゾウ
「写真だよ。このコが『アフリカゾウ』。このコは私じゃあないけどね」
それにはドブネズミの見たこともないところにいる、見たこともない動物が写っていた。
ドブネズミ
「でもコイツもアフリカゾウっていうんだろ?」
アフリカゾウ
「うん。ゾウっていうのは、こんなふうに鼻が長いものなんだ。
今の私の鼻は長くないけど、代わりにマフラーが動くみたい」
ドブネズミ
「いいよなぁそのマフラー」
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃんはさ、マフラーじゃなくても
尻尾が長いんだからいろいろできないの?」
ドブネズミ
「それとこれは別モンだろ。
それの先っぽは2つに別れてて、
閉じたり開いたりするから何かを掴めるんだろう。
この尻尾もそうなっていれば、同じことができるかもな」
ドブネズミは自分の尻尾を持ってアフリカゾウの尻尾とはっきりと見比べてみようとした。
ドブネズミ
「なあアフリカゾゥ……?」
ところが、振り返ってもアフリカゾウの姿は見えない。
ドブネズミ
「アフリカゾウ!!どこにいるッ!!?
突然消えるなんておかしい!
なにかがヤバい!!
既にわたしたちは襲われているのかッ!?」
︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽
???「『アフリカゾウ』ト言ウノカ、コノフレンズハ…
既ニオマエモ我ガ術中ニ落チテイル…」
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〈←to be continued…_ /\┃
👍
😊(読んで頂きありがとうございます!)
アルパカ「かばんちゃん、どうしちゃったんだろうにぇ……」
セルリアンによる危険地区の外れ
そこにあるジャパリカフェと言う喫茶店。
警報が日常的に鳴り響くようになってから客がかなり減った。
コノハ「セルリアンも発生してますし、かなり人が来ないのです。アルパカさん」
アルパカ「うーん……しばらく休業した方がいいかなぁ……」
客席に一人の客が座っている。
アルパカは客に向かって言った。
アルパカ「トキさんはどうしたらいいと思う?」
トキ「ダメよ。ここがなかったら、私何もすることないじゃない」
アルパカ「トキさんのお勤め先、壊されちったもんにぇ……」
トキ「本当よ、ハンターは何をしてるのかしら」
ミミ「ハンター……ですか…」
トキ「あら?あなた、なにか知ってるの?」
アルパカ「そんなぁ、知ってるわけないよぉ〜、ミミちゃんはずぅーっとここで働いてくれてたんだからにぇ」
ミミ「ええ、我々が知ってるわけないのですよ」
コノハ「そうなのです。それよりも、ご注文はまだなのですか?」
トキ「ご注文はないわ、だってお金がないもの。お水だけ貰うわ」
アルパカ「わかったよぉ〜、コノハちゃん、お水持ってって〜」
コノハはトレイにお冷やを乗せ、トキのもとまで運んで行く
コノハ(かばん……サーバル……そしてサンド……お前達に賭かってるものは大量にあるのです…)
・
場面は変わり、ハンター寮
・
サンド「ほほーん……天使もいれば悪魔もいるか….へぇー」
ヒグマ「おいおい、天使がいるとか一言も言ってないんだが……」
クマデ「まぁ、天使はいるけどな。理不尽な神についた愚かな奴らだけどもな」
かばん「悪魔……信じ難いです……」
場面は、ハンター達に武器である「魔具」の存在を教えてもらっていたところ。
サンド「悪魔ってそう言うことね。君たちが悪魔なわけじゃ無いんだ。びっくりした…」
驚きのリアクションはさっきとったので、今は少し冷めている。
サーバル「武器が喋るなんてすごいね!その武器はなんのフレンズなの?」
ヒグマ「悪魔って言ってんだけどな…」
かばん「ところで、天使と妖精の違いってなんでしょうか……同じものなのに、名前も能力とかも違う……」
如意棒「天使と妖精の違いは、主に神の僕になるかならないかで決まる。妖精たちは人生を遊び呆け、天使はこの世の秩序を守るために働かされるってこと」
毒牙「ちなみに悪魔は、秩序を破るための存在なのじゃ。まぁ、そんなこと考えると天使にえらいことされるからやらないがな…」
かばん「棒が喋って手袋も喋って…わけがわからないです……」
キンシコウ「まぁ、サンドスターなんてものがあったってだけでも、十分わけがわからないですけどね」
サンド「ああ、そうだ。この前テレビで記者会見してたじゃん?あの時なんで行けなかったんだ?」
ヒグマ「あ……ああ、あれは事情があって…」
リカオン「別のところで大暴れしている人がいたんですよ。ちょうどここの近くで、そっちに行ったんです」
かばん「暴れ……?誰がですか?」
ヒグマ「えっと……なんだっけ……?」
ヒグマが頭をかきむしる。
キンシコウ「ドクターセルリアン。本名、田所浩治、違法なセルリアンの研究、そして殺人罪に問われ、いまは牢屋の中です」
かばん「セルリアン……それって十分死刑にできるじゃ無いですか!てか、決まってるんですか?」
リカオン「いえ、決まって無いです。ジドさんの意見が通ったらしいんですけど……私にはわからないですね……」
サンド「ジドがなんかやったのか……」
ヒグマ「あの人、後先考えるの結構得意だからねぇ、なんらかの理由があるんだろうか」
一同「はぇ〜……」
腑抜けた空気が流れ込む
静かになりすぎたのか、外の音や空気の音が鮮明に聞こえる。
・
かばん「あ……これがハンターなのか……」
・
独り言をつぶやくが誰一人とも反応しない。
こんな腑抜けた集団なのか
そこまで真面目じゃ無いのか……
もっとトレーニング三昧だと思ってた。
まぁ、これのほうがいいけど。
僕は立ち上がった。
喉が渇いたので自販機にでも行こうと、
かばん「飲み物買ってきます」
サンド「あ、お〜いお茶買ってきて」
僕は笑顔で「はい」と答え、玄関を向かう。
玄関を開け、寮のすぐ近くに自販機があったのでそこに行く。
お金を入れてボタンを押した。
ガラン!
ガラン!
かばん「サーバルちゃんの分も買っておこう」
ガラン!
飲み物を取り出そうとした。
その時、足音が近づく。
かばん「ん?」
僕は後ろを振り返った。
そこには、白衣を見にまとい、緑髪の少女……
アーク!!??
アーク「お?その顔、驚いてるね?」
かばん「な……なんでここに……!?」
アーク「いや?ガバガバな警備だし、何よりも君に会いたかった……」
かばん「ぼ……僕に……?」
アークが深く頷く
アーク「君、サンスの企んでることをちゃんと理解してるか?」
かばん「それは……あなたを倒すこと……」
アークは少し笑い
アーク「三分の一…しかあってないね。それは3ステップのうちの一つにしかすぎない」
かばん「え……じゃあ残りの二つは…」
アーク「一つ、【脅威の撃破】二つ、【悪との調和】三つ【平和】君たちはこの一つ目を頑張ってるわけよ」
かばん「本当にそれが……」
アーク「いいかい?僕を殺せばこの星にセルリアンは消える。なんせ、セルリアンは僕の餌のためだからね」
かばん「ああ…あの紙に書いてあった…」
アーク「この先、君たちの仲間はもっと増える。その中で、君は先頭に立ち。そして僕を殺す希望になる。かばん、君の力はどんなフレンズよりも偉大で勤勉だ。僕は君に期待をして……」
リカオン「かばん!逃げろ!!」
かばん「え……?」
僕の頭の上を通り、上からリカオンが登場した。
リカオン「誰だお前……!かばんに何の用だ!」
リカオンの服装は大きく変わり、大きい布を体全体に覆い、その中からは防具のようなものが見える。
アーク「お?手厚い歓迎じゃないか。なに?僕はかばんを励ましにきたんだよ」
リカオン「飛んだ不審者ですか……うらぁ!!」
リカオンが右手の爪で引っかこうと振り下げる。
が、アークはそれを左手で受け止めた。
かばん「り……リカオンさん!!」
助けに行きたかったが、足が震え、感覚もなく、恐怖に怯えてた。
アークはリカオンの手をどかすと、右手でリカオンの胸を押す。
その瞬間、リカオンは吹き飛び、軽く10mは飛んだように見えた。
かばん「リカオンさん!!」
リカオン「ぐぅ……うっ……」
リカオンはもがき苦しんでいた。
まるで呪文から解放されたかのように、足の震えも、感覚も戻る。
僕は走ってリカオンの方へ駆けつけた。
アーク「かばん……僕は知っている。君は立ち上がってくれると……」
かばん「それは……どういう意味……?」
アーク「それが君の【力】だ」
僕がアークの方を見る頃にはその姿はなかった。
サンド「アークめ…派手にやったな……」
音が聞こえてきたのか、寮からみんなでてきた。
リカオン「さ……さっきのがアーク……?」
ヒグマ「リカオン……いや…なんでお前らがそれを!」
サンド「そんな話は後だ後!こいつを運べ!」
リカオンは幸いにも酷い傷はなく、地面に落ちた時についた擦り傷だけだった。
サンドは自分の部屋に行く
それにヒグマもついていった。
【力】
立ち上がる力……不老不死?
回復能力?
どれにしても先陣切る能力じゃない
出た答えはなかった。
それにしても、なぜあの時リカオンの服が変わっていたのか……?
何もわからない。
これがハンターなんだろうか。
ハンターみんな魔具を持っている。
それが関係しているのか?
どちらにせよ、ハンターがイメージを大きく変わった日であったのは確か……か……
・
第11話へ続く……
とまと「しゃぁぁ!!間に合ったぜ!どうってもんだい!」
シ---ン……
とまと「あれ?なんで誰もいないの?あ、カンペ出てるなになに……?
[PPPの皆様は今回お休みとなっています。あと三日したら帰ってくるそうです]
って、一週間以内に出すっていうのを守れなかったらくるんかーい。なんなの?ここ、フリートークで埋めろってんの?バカなの?嘘でしょ……」
とまと「えー……喋る事もないんで、次回!〈星からの使命〉お楽しみにー!!」
読んでるぜ
かばんちゃんとアーク… ハンター達にサンド…どーなっちゃうんスか!?
(更新ファイト!👊)
読んでくれてありがとうございます!!
更新頑張らせていただきます!
続きをお楽しみに……
👍
😇👍
直前の話>> 425
【未来のぼうし】
[3話] ~Aパート-3~
―と、部屋の扉が勢いよく開き、
さっきのSP2人が入ってきて勝手に会議室のTVを点ける。
新井「? 今は大事な会議中なのだ!」
笛音「あ~」
ミライ「?」
折楠「詰め所でTVを観ていたところ」
小禄「CM前のフリで『この後、ひらパー前から』というスーパーが出ていたので」
おい、仕事しろ! SP!
新井「おお、そうか。 博士、会議はちょっと中断なのだ」
ミライ「えぇ…」
笛音
「新井さんは#ひらかたパークに並々ならぬ思い入れがあってね~。
どんな小さなことでも逐一情報を入れるように言いつけていて、他のどんな執務より優先するのさ~」
それでいいのか? 大阪府民。
TVに映ったのはワイドショーだった。
MC「・・・はい。 では、ひらかたパーク前に津田さんが行ってます。 津田さん?」
レポーター津田「はい。 今日は話題の『ごはん屋台』を紹介したいと思います」
MC「ごはん? こはん(•̀ᴗ•́)و のタイプミスじゃなく?」
津田「難聴でもありません」
MC「たこ焼きとかの『粉もん』でしょ? 大阪なんだし」
津田「いえ、ごはんです」
MC「おにぎり とかでもなく?」
津田「はい。『白ごはん』オンリーです。 漬物も付いてきませんし、おかずも売ってません」
MC「えぇ…?」
ワイプに映っているゲストコメンテーターたちも一様に微妙な顔だったり、半笑いを浮かべている。
しかしカメラがパンし、行列や人集りが映ると明からさまに態度が変わった。
MC「すっごーい! いつもこんな集まってんの?」
津田
「いえ、今日は特別です。
なんでも店主さんのお友達という方が#パフォーマンスをしてまして」
こっちのコツメちゃんは足技もイケるのか。
それよりあの格好(水着)は...
女性ゲスト「MYNさん、鼻が伸びてますよ」 ジト目(;¬_¬)
MYN違 うし。 踊ってたらヒトにぶつかった、とかないから!
「僕、インドゾウと
あと、それを言うなら鼻の下な!」
男性コメンテーター「ウソばっかり ついてるから」 ジト目(;¬_¬)
MYN
「ピノキオでもないし。 だいたい僕、ウソついたことなんか 一回も無いよ?
それと、さっきも言うたけど鼻の下な。 なんなん皆して!」
全員なごやかな雰囲気でボケとツッコミを楽しんでいる。
関西ローカルらしいやり取りだった。
茶番が一段落するとカメラは現地に切り替わった。
津田「この屋台は1日2回、この場所に来てまして・・・」
リポーターは一通り店の紹介をすると、ジャガーにインタビューを始める。
聞かれたジャガーは、どんな質問にも即座に、的確に、時にトリビアやユーモアを交えながら答える。
津田さんも「せやな そやな これな あれな わかるー」と小気味よく相槌を打つ。
視聴者は「感銘・明察・達観・博識・天下無双」を感じたことだろう。
そして試食タイムに移った。
津田「では、いただきます」
箸でごはんを持ち上げる。
そこにカメラが寄り、アップでご飯を映す。 微妙に手が震えている。
津田「見てください、この色・ツヤ」とか、
スタジオゲスト「おいしそー」
MYN「ええなー」とか言っている。
そして口に運ぶ。
津田「うまーい! うまいぞー!」
口からレーザービームを発射する着物の爺さん(味O)のように叫ぶ。
スタジオの面々が口々に美味しそう、とかコッチには無いの? とか言っている。
津田
「ジャガーさんの『ごはん屋台』は1日2回、ひらパー前に出店しています。
是非、食べに来てみてください」
さっきまで自分が騒いでいたとは思えないほど落ち着いた様子で笑顔でシメた。
プロの仕事だった。
津田「では最後に・・・ 店主、あなたにとって『ごはん』とは?」
出た。 非常に答えにくいフワっとした哲学的な質問だ。
ジャガ「人生そのもの、かな?」
津田「おぉ… 深いでs…」
ジャガ「知らんけど...」
MC「はい。 ありがとうございました。 いやぁ、美味しそうな ごはんでしたねぇ…」
カメラは抜群のタイミングでスタジオに戻ってMCが引き取る。
地味だがスイッチャーもプロの仕事だ。
バックの大きいモニターにはポカンとしたリポーターが映っていた。
バラエティコーナーは終わったらしく、報道センターのニュースに移るようだった。
アナウンサー「政府は大阪で起こっている地震などの影響を重く見て、近くJ隊の派遣を…」
新井「ひらパーの情報じゃなかったのだ!」
うん、確かにひらパーそのものの情報とは言いがたい。
それを察してか、いつの間にかSP2人は姿を消していた。
新井さんは憤懣 やるかたないのか、顔を真っ赤にして地団太を踏んでいる。
笛音「またやってしまったね~。 新井さ~ん」
私はキュン死しそうだった。
博士は無表情でポツリと呟いた。
「知らんがな…」
・・・・・・・・・・・・
チリンチリン ~♪
どこからか軽やかな音が聞こえる
・・・と思ったら、自転車が入ってきた。
おい、仕事しろ! SP!
自転車は部屋をぐるっと一周すると、
「ディラン=マーゲイです」と自己紹介した。
そうして、やっと自転車から、もったいぶりながら降りた。
かなり残念な登場と、赤いチェックのシャツにデニムという色気のないファッション。
しかし「山下〇み」さんに似た美人顔(メガネっ娘)にイケボなのが救いだ。
ミライ「どういう方なんです?」
思わず笛音に訊いた。
笛音諳 で言えるとか~」
「マーゲイさんは大学時代の友人だね~。
MITからアイドル文化を勉強したいってコッチに留学しに来てたんだよ~。
なんでもNMB48のメンバー全員を
才能の無駄遣いも甚 だしかった。
マーゲイ「なんなら披露しましょうか?」
ミライ「コメント欄の行数制限に引っ掛かるかもしれないので遠慮しときます」
作者「調べるのも面倒やしな…」
笛音「他にも『いっこく堂』さんのファンで、独学なのに腹話術もプロ級だとか~」
ミライ「え~? それは聞いてみた~い!」
マーゲイ
「では・・・
新井さんは『ソバ派』なのだ!」
ミライ「すっごーい(#塩鯖)」 (O_O)
とてもよく似ていたし、だからこそ本人が言ったわけじゃないのに、ヒドく裏切られた気分だった。
かばん「あの...」
新井「なんなのだ? かばんさん」
もう復活していた。
この切り替えの早さは尊敬に値する。
かばん「さっき、後ろに佐波さんたちが映ってたような...」
ミライ「え!?」
確かに「食い倒れリアン」や「佐波ちゃん(猫娘コス)」の特徴は伝えてあったが、
よく あの人込みの中で見つけたものだ...
新井「じゃあ すぐに確認するのだ!」
ミライ「え…?」
笛音「新井さんはひらパー情報は録画してコレクションしてるからね~」
ミライ「えぇ…?」
確認してみると、確かに映っていた。
ひらかたパーク入場ゲートの方に向かっているようだ。
気のせいか、佐波ちゃんの方が嫌がる食い倒れリアンを引っ張っているように見えたが・・・
「パークの危機なのだー!」
突如、新井さんが叫びだした。
笛音「また始まってしまったね~」
ミライ「そんなに ひらかたパークが好きなら、どうしてパーク職員にならずに府知事になったんだろ…」
笛音「訊きたい?」
こっちはこっちで どうしてそんなに地獄耳なんだろう?
そして これは「また回想」の流れ...?
作者「まあ、そう言わんと... どこに伏線が仕込まれてるか 分からんよ?」
笛音「あれは8年前のことだったね~…」
回想が始まってしまった...本編 は前に進むのだろう…?
いつになったら
・・・・・・・・・・・・
新井「聞いてほしいのだ笛音」 笛音「んー?」
新井「今度ひらかたパークでな、選挙をやることになったのだ!」 笛音「うん」
新井「新井さんは#ひらパーにいさんになるのだ!」 笛音「(あんた)女の子やろ?」
新井「新井さんは天・才ですから?」 笛音「うん?」
新井「なってしまえば、どうとでもなるのだ」 笛音「う~ん…」
新井「新井さんはな、『ひらパーにいさん』になってチヤホヤされたいのだ」 笛音「うん」
新井「とにかくそれに立候補するから応援して欲しいのだ」 笛音「はーいっ」 ┐(´ー`)┌ 「よ」
新井「やったー! のだ」
ミライ「普通に考えたら、付け込むスキが無いように思うのですが...」
笛音「そだね~」
新井「聞いてほしいのだ、笛音」 笛音「どしたの~?」
新井「間違えて府知事選に申し込んでしまったのだ」 笛音「ふ~ん」
新井「でも今更、後戻りは出来ないのだ」 笛音「そうかな~? やめちゃえば~?」
新井「今度は府知事になって人気者になるのだ!」 笛音「あほくさ…」
新井「だから笛音に手伝ってほしいのだ!」 笛音「まぁ、そこまで頼りにされるなら、付き合うよ~」
ミライ「よく当選 出来ましたね…」
笛音
「なかなか楽しかったよ~。
『じてんしゃてき』なものを#関西サイクルスポーツセンターで借りて選挙区を廻ったりね~」
ミライ「演説は?」
笛音
「原稿は私が考えたよ~。
ただ新井さんは すぐに話が明後日の方向にハズれるから、
マイクの電源は切って、マーゲイさんがアテレコしたりね~」
ミライ「・・・」
笛音
「公開討論会なんかは、なんやかんや理由を付けて新井さんには欠席してもらって、
私が代理で出席して全論破しておいたけどね~」
もうツッコミどころが多すぎて追いつかない...
ーというか、新井さんもそうだが、本気で大阪府民が心配になってきた。
それとも優秀なブレインがいれば看板はどうでも良いのか…?
TRRRR...
部屋に置いてあった固定電話が鳴った。
ディスプレイには「ひらかたパーク」と出ている。
登録までしてるのか…
新井「私が出るのだ!」
電話の近くに居た者を手で制して、自ら受話器を取る。
新井「きっと新園長就任のオファーなのだ」
とか言ってる。
根拠は無いはずなのに、なぜか自信満々だ。
あり得ないとは思うが、もしそうだとして府知事職は どうするつもりなんだろう?
皆に聞かせようと、スピーカーボタンを押してから電話に出た。
新井「新井さんなのだ!」
???「おぉ。 府知事自ら電話に出てくれるとは。 話が早いなぁ」
声の主は食い倒れリアンだった...
・・・・・・・・・・・・
読ませていただきました
相変わらず色々なネタてんこ盛りで読みやすいですね(話が中々進まないがw)
続きも楽しみんみ~
喜んでもらえて何よりです。
次か、その次の更新くらいで物語は大きく動き出す!
・・・はず… おい!
👍
( ̄ー ̄) b
ガチャ……
サンドは指定された部屋のドアを閉めた。
廊下を歩き、その先のドアをまた開ける。
サンド「ヒグマぁ?何か用か?」
サンドが振り向くと後ろにはヒグマが背中に装備したクマデを持って構えてる。
ヒグマ「ああ、なんか用だ」
サンド「そんなに警戒して、何かあったのかい?」
ヒグマ「さっき、お前【アーク】って言ったな!?なぜそのことを知っている!?」
サンド「あー、そんなこと言ったっけ?」
クマデ「言った!シラを切る気が!」
サンドは頭をかきむしる。
サンド「……なんでか、知りたいかい?」
ヒグマ「あ……ああ……」
サンド「ここで言わないって言ったら?」
ヒグマが熊手を強く握る。
サンド「OK、わかった。教えないよ」
ヒグマ「え?なんで…軽い脅迫だったのに…」
サンド「お前ら警察だろ…」
クマデ「なんで教えねぇんだよ!俺たちは悪魔だぞ!お前なんか一握りだ!」
ヒグマ「クマデ!」
クマデ「あ!?」
ヒグマ「私たちはそんなに強くない……」
サンド「漫才かよ……理由は、別に教えることがないからだよ」
クマデ「シラ切るな!アホ!ボケ!」
ヒグマ「あー恥ずかしい……」
ヒグマはクマデを握っていた腕を下げ一気にだらける。
サンド「そんなに知りたいの?」
ヒグマ「あー……なんかどうでも……良くない!早く教え……!」
ウウウウウウ……!!!
クマデ「け……警報!!??」
ヒグマ「くそ……こんな時に……!!話は後だ!」
ヒグマはドアを飛び出し、走って駆けてった。
サンドは正反対に、ゆっくりとドアを出る。
かばん「え…!?え!?なんですかこれ!?」
キンシコウ「出動命令です!早く準備して!」
かばん「え!?じゅじゅ準備!?」
ヒグマ「今回は見学だ!早く行くぞ!!ミカ!リカオンを頼んだ!」
ミカ「はい!気をつけて」
ハンターはドアを飛び出した。
階段の方を見るとサンドが呑気に歩いてやってくる。
サンド「別に急がなくてもいいぞ」
かばん「え……なんで……」
サンド「奴らの力がどれくらいか、見るのにいい機会だ。たまにはかばん、君も見物をしたいだろ?」
かばん「いや…まぁ、戦うくらいならしたいですが……一応ハンターなんですし……」
サンド「知るか、あいつらが空気とノリでハンター入れただけだろ。そんなことにいちいちハンターとして首突っ込んだらそのうち首が無くなるぞ」
そうか、確かに
僕たちはただ単に様子見のために入った。
戦闘術のかけらもない僕たちが無理に戦う必要はない。
そっちの方がサンドもありがたいだろう。
ここで命を落としてはいけないのかもしれない。
サンドさんに選ばれたと言われたのであれば
まぁ、それは人としてどうかと思うが
かばん「あれ?サーバルちゃんは?」
・
一方、ハンターは走っていた。
・
キンシコウ「ヒグマさん!!」
ヒグマ「なんだ!?」
キンシコウ「サーバル以外来ていないですよ!」
ヒグマは立ち止まった。
サーバル「ど……どうしたの?」
それにつられみんな止まる。
行きが激しく交差する中、ヒグマは息を大きく吸い込んだ。
ヒグマ「はぁぁ!!!???」
そう言ったヒグマの顔は、口が開き、眉間にしわを寄せた。
実に面白い顔をしていた。
ヒグマはそのまま5秒ほどフリーズする。
キンシコウ「ど……どうします…?」
ヒグマは口を開いたまま言った
ヒグマ「先を急ごう…」
キンシコウ「わかりました……」
・
そして、サンドはと言うと
・
サンド「あれ?おかしいな……」
サンドが寮の中を見回している。
サンド「かばんがいない……」
その一言の如く、僕はそこにいなかった。
当たり前だ。
僕は今走っている。
息が荒く、不器用に走っている。
決して速くはないが、それでも急いでる。
必死に、ただ前を見て
サイレンが強く響く
もう、二度と失わないためにも、僕は走る。
かばん「先行ってて!サーバルちゃん!!僕も行くから!!!」
守る。
絶対に
サンド「……彼女の使命を守ったか……これで事が良くなればいいんだが……」
サンドは窓を見て、そっと警報が指す場所へ行った。
・
第12話へ続く……
とんでもない間違いを発見したので訂正しました。
読んでて、自分もびっくりしました。
すみませんでした
コウテイ「次回のアナザーワールド・サンドスターストーリーズは!?」
とまと「次回には何かしら、新しい何かを出したいと思ってるんだ」
プリンセス「とか言いつつ、どうせ変わらないのよ!」
ジェーン「サブタイと中身が合ってないですもんね」
コウテイ「考えて書かないあたり、SSを舐めてるような…」
フルル「そんなこと言っちゃダメだよー!」
とまと「ふ……フルルー!」
フルル「って、言えってジャパリまん渡されたのー」
イワビー「賄賂かよ……」
とまと「じじじ次回!〈もっと速く〉お楽しみにー!」
プリンセス「どうせ次回もサブタイ詐欺よね」
ジェーン「だいたい分かりますよ」
読みんみー👍
ありみんみー👍
👍
ありみんみ〜👍
(推定OP・ともに)
走るハンター達、そしてサーバル。
目的地に着いたのか、徐々にスピードを落とし止まる。
ヒグマもキンシコウも、リカオンもサーバルも仰天した。
地面には人型のセルリアンが、軽く数百体。
ビルには10mはこしてそうなセルリアンが張り付いていた。
ヒグマ「ひ……人型のセルリアン……!?」
キンシコウ「こんなの初めて見ましたよ……」
セルリアンはハンターの存在に気づいたのか、ハンターの方を向き、のろのろと近づいてくる。
ハンター達は武器を持ち
キンシコウ「魔装!!孫悟空!!!」
ヒグマ「魔装!!邪熊ノ手!!」
キンシコウは如意棒をお尻に刺し、ヒグマはそのまま走り出す。
気づいた時には、その服装は変わっていた。
サーバル「え!?服が変わってる!!??」
ヒグマは振り向き、サーバルに言う
ヒグマ「サーバル!危なくなったら早めに逃げろ!!いいな!?」
サーバル「え……あ、うん!」
ヒグマはセルリアンに対し、大きくクマデを横に振った。
5体ほどのセルリアンは弾き飛ばされ、そしてバラバラになり、消えた。
ヒグマ「結構手応えがないな……」
クマデ「だがヒグマ、油断はするな。耐久性はないが、こいつら攻撃力は結構あるぞ…」
ヒグマ「攻撃力……?」
ヒグマはボォーっとしてしまう。
キンシコウ「ヒグマさんあぶない!!」
キンシコウは、背後から攻撃されそうになっていたヒグマを助ける。
ヒグマ「キンシコウ!背中合わせだ……!」
キンシコウは頷き、ヒグマに背後を任せる。
周りはセルリアンに囲まれている。
ヒグマ「懐かしいな…この体勢……リカオンが来る前までこんなんだったな……」
キンシコウ「……懐かしいですよね……あれが解散してから……」
ヒグマ「私たちはあいつらの分まで戦わないのな…!ここで死んでられない」
キンシコウ「じゃあ、せーので行きますよ…」
セルリアンはゾロゾロと近づいてくる。
キンシコウ「せぇーのっ!!!!」
キンシコウは垂直に飛び、ヒグマはクマデを横に一周するように振った。
ちょうど一周回る時、ヒグマはクマデを振り上げ、地面へ思いっきり叩きつけた。
その衝撃で、周りにいたセルリアンは上へ飛び上がる。
キンシコウ「伸びろ!如意棒!!」
キンシコウは空中で、ヒグマと同じように伸びた如意棒を横に一周するように振った。
大半のセルリアンは飛んで行く
キンシコウは着地した
ヒグマ「たく……キリがないな……」
キンシコウ「足止めだけでもやりますよ……ヒグマさん…」
結構減ったが、それでも減った気がしない。
本当にこれを、二人だけで倒しきることができるのか?
疑問が尽きない。
サーバル「うみゃー!!」
サーバルは尻餅をつき、叫んだ。
ヒグマ「!…サーバル!逃げろ!!」
足がむくんで力が入らないのだろうか、立とうとしない。
セルリアンは手を上げると、それはまるでムチの如く長くうねうねと
サーバル「だ…だれか助け……て……」
サーバルは涙を浮かべ、それを眺めてる。
セルリアンはサーバルの方へ手を振り下げる。
サーバルは手で顔を防ごうとした。
すると、横っ腹あたりに強い衝撃が…
かばん「サーバルちゃん!!」
サーバル「か…かばんちゃん!?」
サーバルの上にかばんがのしかかる。
かばんは、サーバルが間一髪のところを助けに来たのである。
かばんはサーバルを横からタックルし、セルリアンの攻撃を避けた。
その証拠として、セルリアンの腕は地面に深く刺さっている。
どうやら抜けないのか、セルリアンはもがいていた。
かばんは立ち上がり、ビルが崩れた時に出てきたのか、鉄パイプを片手にセルリアンに突っ込んで行った。
かばん「うぅー……てやぁ!!」
セルリアンの頭を鉄パイプで殴る。
するとセルリアンは、もう片方の腕でかばんの顔を殴る。
かばん「うっ……はぁ…はぁ…」
こんなに運動したのは初めて、ここにくるまでで結構バテてる。
それでも、僕は殴りにかかった。
何倍にもして返されたのに
セルリアンは刺さった手を切り離し、ぼくの腹部を殴った
僕は退き、打撃の衝撃をひたすら耐えた。
セルリアンは拳を、人の胴体一個分ほど大きくして、上にあげる。
僕は恐怖に溺れた。
サーバル「やめて!お願い!」
セルリアンがそんなこと聞くはずもなく
サーバル「動いてよ!もっと……!私の足!もう!」
かばんは避けようとしない。
サーバル「やめて!やめてよ!!……なんで……なんでぇ!!!」
メゴッ……
鈍い音がサーバルの鼓膜を嫌という程震わせる。
ぼくは打ち所が良かったのか、尻餅をついただけだった。
が、サーバルと同様、足が動かない
てか、何もかも動かない、座るだけでも大変。
サーバル「かばんちゃん!!!!!」
サーバルは何度も自分の足を叩く、真剣な表情で、汗と涙が地面に落ちた。
サーバル「早く…!早く!!もっと!!」
セルリアンはまた、拳を振り下げ……
サーバル「早く…!!う……うぅ……ゔぅみゃぁぁーー!!!!」
僕は目を閉じた。
涙を流し
帽子を風が揺らす。
心地よい風だ……
ブゥワァ!!!!
そのとたん、嵐より強い風だぼくを叩きつける。
帽子は飛ばされ、ぼくは驚き目を開けた。
かばん「さ……サーバル…ちゃん…?」
逆光の先
肘あたりから白い炎のようなものを発し、腕は大きい爪のようなもをつけ、黄色に茶色の斑点の付いている腰ローブを巻いた。
それはまさしくサーバル。
ぼくの知っているのとは遠く離れているが、それはサーバルだった。
サーバルはそっと振り向き微笑んだ
それは一瞬。
ヒグマ「あいつ……魔装できるのか…?」
キンシコウ「えぇ………」
ヒグマ「サーバルの…服が変わった……?」
サーバルは深く深呼吸し、構えた。
サーバル「かばんちゃん………かばんちゃんは…!私が守る!!!!!!!」
第13話へ続く……
プリンセス「次回の!アナサーは!?」
コウテイ「早いな……」
ジェーン「早いですけど……サブタイトルと合ってない気が……どちらかというと【早】こっちの漢字ですよね…」
とまと「昨晩、めちゃくちゃ速く書いた。そういうことだ」
プリンセス「え!?作品と関係な……」
フルル「絶対漢字間違えただけだよー」
とまと「しー!!言うな!!」
イワビー「マジかよ……適当すぎないか?」
コウテイ「次回の更新はいつぐらいだ?」
とまと「1ヶ月後くらいかな?」
イワビー「えぇぇーー!!!???」
フルル「次回ー〈速さの野心〉みんな読んでねー」
ジェーン「サボりもほどほどにお願いしますよ……」
読みみ~👍
ありみんみ〜👍
段々バトルシーンが白熱してきましたね~
かばんちゃんを守るためにサーバルちゃんが魔装を…!? どーなっちゃうんすかー!?
ありがとうございます!
戦闘シーンには気合を入れて書かせていただきました!
サーバルちゃんの魔装……もしくは……!?
直前の話>> 441
【未来のぼうし】
[3話] ~Aパート-4~
現場に緊張が走る。
新井さんが振り向いて言った。
新井「#逆探知なのだ!」
一瞬で弛緩 した...
相手に丸聞こえだから受話器の口を押さえて!
昔の警察ドラマかよ!?
ナンバーディスプレイに向こうの名前出てたよね!?
だから新井さんが出たんでしょうに!
はあ… はあ… orz
いっぺんに4つもツッコんでしまった…
新井「大丈夫なのか? ミライさん」
ミライ「アンタのせいや!」
5つになってしまった…
・・・・・・・・・・・・
SPが再び しれっと入ってきて、いそいそと逆探知機の準備を始める。
食い「話を進めてええか…?」
相手に気を遣わせてしまった…
新井「人質は無事なのか? 声を聞かせるのだ」
食い「…だとよ。 ほら、なんか喋れ」
サバ
「やっほー! 約1ヶ月ぶりだね~。 私はげんき、げんき! ミズモノモーネ! キノヴォリ! みんm…」
メタ時間じゃなくて劇中時間でお願いします。
あと、それらしいワードを羅列だけするのはヤメてくださーい。
新井「では、一応そちらの要求を聞くのだ」
食い「まず食料だな。 ジャパリまん100ヶを用意しろ」
新井
「分かったのだ。
ファミマに業務停止命令をチラつかせるとかして、最大限の圧力を掛けて早急に作らせるのだ」
最低のパワハラ権力者だった。
笛音「私たちがちゃんとフォローしておくよ~」
頼むで、ホンマ
新井「カラシはお付けになられますか、なのだ」
食い「コンビニの肉まんやないんやから、要らんやろ。 それに関西だけやぞ? そんなん訊くのは」
かばん「そうなんですか?」
ミライ「#551の蓬莱の影響でね」
博士「#こういうのが付いてくるのです」
また話が脱線しつつあるが、私はもうツッコまない…
・・・・・・・・・・・・
もっと話を伸ばして、と
SPたちが新井さんに手振りで促す。
当時、逆探知で相手の居場所を突き止めるためには時間稼ぎが必須だったのだ。
博士「あと肉まんと豚まんの違いを知りたければ、#コレを読むのです」
いや、ソッチの話は引っ張らんでええやろ。(やっぱりツッコんでしまった…)
むしろ巻いて欲しい。
読者からも指摘されてることだし…
誰やお前は! どっから出てきた! (誰かツッコミを代わってくれ)
・・・・・・・・・・・・
食い「あとはユーチューバーを連れて来い。 そこで声明を全世界に発信する」
新井「誰が ご所望なのだ?」
食い
「大阪の、言うたら#takeyaki翔か? 関西圏、いうことで#ヒカルでも えぇぞ」
新井「アポを取ってみるのだ。 もし断られたら、そいつらをBANしてやるのだ」
そんな権限は無いだろうに、相変わらずのパワハラっぷりだ。
ふと、かばんちゃんが難しい顔をしているのに気が付いた。
ミライ「かばんちゃん…? 何か気になることでも?」
かばん「いえ… セルリアンは何故、最初に電話に出たのが新井さんだと分かったんでしょう?」
ん? そうだったかな?
・・・・・・
読み返してみたが、さほど気になる書き方には思えなかった。
読者もきっと さらっと流していただろう。
ミライ「それって後から効いてくる?」
かばん「・・・ 分かりません」
それはそうだ。 未来は誰にも分からない。
・・・・・・・・・・・・
食い「じゃあ 『ちょっぱや』で頼むわ」
電話を終らせようとしている。
新井「あ、おい。 待つのだ」
食い「なんや?」
新井「ちょっぱや、ってなんなのだ?」
食い
「・・・
じゃあ 『なるはや』で頼むわ」
新井「なるはや…?」
食い「超早く、なるべく早くの略や!」
ガチャン!
電話が切られた。
やけに死語に詳しいセルリアンだった…
新井「どうだったのだ?」
オリクス「追い切れませんでした」
オロク「逆探知、失敗です」
ミライ「なんでやねん!」 ( ・`ω・´)⊃
・・・・・・・・・・・・
TRRRR…
千客万来の次は電話攻勢か・・・
この流れを どこまで引っ張るつもりだろう…
非通知だ。
条件反射的に新井さんが取ってしまった。
新井「新井さんなのだ」
堂々と名乗っちゃったけど、良かったのかなぁ…
???「大阪地検特捜部です」
新井「!?」
???
「あなたに5年間で50億円という脱税の疑いが掛かっています。
今ならこちらで穏便に済ませる手段を講じますので、
手数料として100万円をこれから言う銀行口座に振り込んでください」
新井さんは保留ボタンを押すと、こちらに振り向いて・・・
「笛音くぅ~ん、お金を貸して欲しいのだ~」
泣きついてきた。
ツッコミどころが多すぎて追いつかないんですけど・・・
笛音「まあまあ、新井さ~ん。 私が代わるよ~。 逆探知も しといてね~」
そう言うと受話器を上げた。
笛音
「代わりました。 経理担当の者です。
はい… はい。 それはおかしいですね。
新井には、お小遣いとして ひと月3000円しか渡していないのですが…?」
一同「安 っ! 新井さん、やっす!!」
笛音「人違い? そうですか。 では失礼させて頂きます」
カチャ…
電話を置いた。
笛音「どうだった~」
オリクス「バッチリです」
オロク「突き止めました」
ミライ「なんでやねん!?」 ( ・`ω・´)⊃
笛音「じゃあ5000兆回 後悔するような『自主規制 』な目に合わせてやるよ~」
ミライ (((( ;゚Д゚)))
・・・・・・・・・・・・
色々と突っ込みドコロが多すぎて劇中でも突っ込みの連発ですが読んでる方も突っ込みが間にあいませんねw
はやく
肉まんと豚まんにそういう違いが…同じ物だと思っていた
>>豚まん・肉まん・・・
カラシの話もそうですが、こういう関西・関東の違いや、
知られていない関西自体を知ってもらうのも狙いの1つです。
👍
(^O^)
虫喰いでないフレンズ
8話>> 426
前回の虫喰いでないフレンズ
マイの依頼で調査に赴くドブネズミとアフリカゾウ。
しかし、立ち入るだけで死の危険がある土地がどこにあるかわからないと後から告げられ、ドブネズミはマイに不信感を募らせる。
二人は歩きながら暇つぶしに喋っていたところ、突然アフリカゾウが姿を消したのだった。
ののののののののののののののののののの
キャラクター紹介
名前:ドブネズミ
年齢:?(フレンズ化してから約1日)
生年月日:?
好きな食べ物:肉類全般
嫌いな食べ物:ネズミ駆除用毒餌などの罠の餌
好きなこと:肉を食うこと。生きる意味を見出したような気持ちになるから。
嫌いなこと:食事の邪魔をされること。されると不機嫌になる。
スタンド:ラット
破壊力:Bスピード:C射程距離:D
持続力:B精密動作性:E成長性:C
(A-超スゴイ、B-スゴイ、C-人間並み、D-ニガテ、E-超ニガテの5段階)
スタンドさえ溶かす弾を撃ち出すスタンド。
命中したものはドロドロに溶かされる。
弾は跳弾が起こるくらいで、基本は物理法則を無視してまっすぐ飛ばせる。
スタンドヴィジョン(スタンド像)
一つ目の機械的な怪物の顔のような部分が前面にあり、その裏側に砲身が伸びる。
そこ以外も、全体が機械的なデザインになっている。
台があり砲身を180°回転させられるようになっている。
砲身の上にスコープがついている。
砲身の裏がちょうど一つ目の目のようになっている。
覗くときは顔の部分を裏返し砲身を前へ向けることになる。
顔の部分の裏側には撃鉄があり、発射時にはこれを撃つ。
何発も連続で発射することが可能。(原作にて8発まで連射しているシーンがある)
フレンズ化の恩恵
ヒトの体を得たことでサイズが大きくなった。
また、それにより相対的に射程距離が伸びた。
ののののののののののののののののののの
ドブネズミ
「何があってアフリカゾウがいないのかわからんが、話の流れであいつがわたしの見えないところにいくとは考えられんし…」
(それほどアフリカゾウとの付き合いは長くないからエラソーな事は言えんがね)
ドブネズミ
「さて、どうしたものか、マイの言うとおりになっちまった。
フレンズがいなくなっていることを知っているというのは、フレンズから聞いたのか?
その隣から居なくなったと言ってきたフレンズが無事なのは、そいつだけ逃げ果せたからなのか?
仲間を見捨てて自分だけ逃げるなんてことがあるなんてことを考えたくはないが、アフリカゾウが無事かどうかだけは知りたい。
仮にこれがセルリアンの攻撃としても、あんだけノロい奴等がいきなりフレンズを連れ去るなんてことが奴らにできると思えない。
だが、その可能性を捨てるなんてことはわたしにはできない。
わたしはアフリカゾウを見つけだして、また案内して貰わなくてはならないからな」
意を決して、ドブネズミは匂いを探し始めた。
アフリカゾウの匂いがどこから流れてくるかを、四つん這いになったりつま先立ちになったりして探す。
ドブネズミ
「ニオイではわからん……………
ニオイで気づかれないように風下から襲ってきた可能性があるな。
風下の方向には、ちょうどでかい岩山がある。
目立つあそこが一番クサいな……」
視力をラットのスコープで補い、遠くを眺めて観察した。
すると、なにやら怪しいものが岩山の崖に張り付いている。
ドブネズミ
「鳥の巣のような台があるな。
その上のあれは、丸いカプセルのような……
中にいるのは、もしかしてアフリカゾウか?
なぜ何もしない?『何もできない』のか?
助けるなら行くしかねえが、何かありそうだな。
用心しとこう………」
ドブネズミは岩山へ向かって歩きだした。
それを上空の真上から観察する者には気づかないが、ラットを出して周囲を警戒する。
︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽
???「アレデハヤリニクイナ…
ダガ、コチラニハ気ヅイテイナイヨウダシ、問題ハ無サソウダ」
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ドブネズミは、いつの間にか高く宙に浮かされていた。
見回すと、妙なのが自分を包むカプセルを掴んでいる。
ドブネズミ
「こいつは都合がいい…
歩く手間が省けた。
落ちて怪我するのもアホらしいしな。
アフリカゾウもこうやってこいつに抵抗できずに連れ去られたわけか…」
目と鼻の先にいる敵の攻略方法を考えていると、アフリカゾウの近くに『置かれた』。
『置かれた』というよりは『放られた』というほうが正しいと言えそうなくらい雑に投げられたため、ドブネズミは中で何回転かしたため暫く目が回っていた。
自分たちを連れ去った者がそこを去ったのを見届けると、アフリカゾウの様子を見る。
カプセル中では膝を抱えていたが、ドブネズミが来たのを見つけるとこちらを向き話しかけてきた。
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃんも…ここに連れてこられちゃったんだね………」
ドブネズミ
「あぁ、まんまとやられた。でも、わたしははじめからそのつもりだった」
アフリカゾウ
「えっ………どうして?」
ドブネズミ
「このセルリアンを倒す必要があると思ったからだ。
マイが突然居なくなったフレンズがいると言ってたのは何故だと思う?
それはフレンズがセルリアンに襲われたからだ。
セルリアンがフレンズを襲うなら倒すだけだと言ったのはアフリカゾウもだろ?」
アフリカゾウ
「そうかもだけど……
この丸いの、殴っても殴ってもびくともしないよ。
なんだか力も出ないし、ここからすぐに逃げたほうが良さそう」
ドブネズミ
「捕まったら入れ物を壊そうとすることまで対策済みということか。
アフリカゾウの力でも無理なら『溶かす』しかないわけだな」
ドブネズミはラットを発現させ、壁に弾を撃ち込んだ。
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃん、もしかしてわざと捕まってここに来ちゃったの?」
ドブネズミ
「そうじゃあない、敵がわたし達を捕まえるなら同じところに持って行くと思ったからだ。
ふっ。
アフリカゾウが捕まってるところに行くならこれが手っ取り早いし、敵が集まってくるならまとめて溶かしてやればいい。
よっと。出られた。
アフリカゾウの方も溶かしてやる、待っててくれ」
アフリカゾウ
「うん……」
ドブネズミ
「よっ……!?」
ドブネズミはカプセルから足を踏み出したところの感触に違和感を覚えた。
ドブネズミ
「『巣』に脚が沈む…っ
硬そうな見た目だったのに…
それに、足をがっしりと掴まれているみたいだ…
抜こうとすると固くなって動かなくなるっ………」
アフリカゾウ
「なんだったかな、そういうもののこと…
足元をさ、溶かして柔らかくすれば抜けるんじゃない?」
ドブネズミ
「そうかもな、そうしよう」
アフリカゾウ
「どう?」
ドブネズミ
「んんん、一発じゃあ足りないみたいだ。3発くらい追加してみるか」
(ギャーーーース!)
ドブネズミ
「なんだ?」
アフリカゾウ
「あれ、何だろう…?」
ドブネズミ
「こいつはこの巣の主か?
さっきわたしを持ち去ったやつに似てるな。
まさか、探すまでもなくあちらから来てくれるとはな」
アフリカゾウ
・・
「また閉じ込められたりしないかな…?」
ドブネズミ
「わたしはコレに捕まってる。
・・
この状況でまたカプセルに閉じ込めてくるのか?………」
(ポコン)
アフリカゾウ
・・
「またそうなっちゃったね…」
ドブネズミ
「………
足はなんとか抜け出したが…
振り出しか。
巣の一部が足にくっついて来てるが」
アフリカゾウ
「うへぇ〜」
ドブネズミ
「閉じ込められてても会話できることは幸運だったかな?
とにかく、あいつの攻撃を受けないようにしないと何度でも閉じ込めてくるだろうな」
現在ドブネズミは右足に『巣』の一部が付着している。
巣は速く力を加えると固くなりゆっくり力を加えると液体のようになるダイラタンシーの性質を持っていたが、カプセルが置かれている分には固いままだった。
物が置かれているのならそこにゆっくりとした力が加わっているはず。
そこに、ドブネズミは疑問を抱いた。
ドブネズミ
「わたしが足を踏み入れたときと、そうでないときとは何か違いがあるのか…?」
アフリカゾウ
「あっ、ダイラタンシーだ!
マイが作ってくれたんだよね、あれ」
ドブネズミ
「ダイラタンシー?」
アフリカゾウ
「手を入れると固くなるけど、持ち上げると水みたいにサラーってなるやつだよ」
ドブネズミ
「そうか。この土台がそのダイラタンシーになるのは、足をいれたときだけだった。
ここにある破片でも確かめてみるか」
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃんが羨ましいよぅ…
すごくヒマなんだけどぉ…
それをコネるだけでも楽しそうだなぁ…」
ドブネズミ
「そ、そうだったな。
アフリカゾウ、なんでかわかるか?
ダイラタンシーがこんなことになるワケ」
アフリカゾウ
「確かに、なんでだろ?」
ドブネズミ
「そこは教わってないのか…
ム、ダイラタンシーが粉っぽくなってきたぞ。
粉と水が混ざってたのか?
この辺は水なんて流れてないから水じゃないかもしれないが」
アフリカゾウ
「水……そうだ、マイは片栗粉と水を混ぜてたんだ。思い出した」
ドブネズミ
「ふぅん、なるほど。
カタクリコというのはなんだか粉っぽいものということまではわかった。
さてと、上のヤツはいなくなったみたいだな。
今度こそアフリカゾウも一緒に出してやる。
フルパワーでラットを撃ち込んでやる」
アフリカゾウ
「足元のことは?」
ドブネズミ
「出なくてもいい方法を思いついたんだよ!
コレから抜け出してから、またダイラタンシーとかの話をしてくれ!
『ラット!』」
︙
アフリカゾウ
「うわぁ〜。キレイに開いたね」
ドブネズミ
「よく考えても見れば、さっきは完全にカプセルから踏み出したから再び閉じ込められたんだ。
つまり上半分だけ外せば外に出たことにならずに助けられるわけだ」
アフリカゾウ
「ふんふん、なるほどぉ」
ドブネズミ
「実際、さっきのすぐ戻ってきたとき上半分を外しかけてたのに何もしなかったしな」
アフリカゾウ
「そうだっけ?まあいっか」
ドブネズミ
「アフリカゾウ、壁面を溶かすときなんとかしてそっちのカプセルを回してくれ。
それと、ラットは威力の調節ができない。
だから、撃つときは言うから穴を空けても当たらないように後ろ側に寄っかかっててくれないか?」
アフリカゾウ
「わかった。頑張ってね!」
ドブネズミ
「ああ。じゃあいくぞ」
ドブネズミはラットを出現させ構えた。
アフリカゾウは支持通り後ろに寄りかかりながら待つ。
二人は何も起こらずラットが壁を溶かすと期待していた。
そして次の瞬間に、それが裏切られたのを理解した。
(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……)
ドブネズミ
「な、なんだ!?また邪魔が入ったか!?」
アフリカゾウ
「今度はなにィ〜〜〜!?」
ドブネズミ
「足元から揺れ動いてるッ。何かこの下にいるのかもしれない」
アフリカゾウ
「下ぁ?」
ドブネズミ
「そうだ、下だ。何がいるのか調べるには……」
(ずごごごごごごごごごごご!!)
ドブネズミ
「しばらく掛かりそうだと言おうとしたんだが、なんの苦労もなくわかったなっ。
今、巣の回りが盛り上がってきてわたし達を下から包み込もうとしているところから確信できる。
敵は『巣と土台そのもの』だったんだ!
最初からわたし達の足元にいたんだ。
わたしの脚にくっついたのはコイツの上の部分なんだろう。
異変を感じ取って動き出したといったところか?
ラットを撃ち込んだから、それが効いてるかはわからんが何も感じてないことはないはずだしな!」
アフリカゾウ
「『アフリカゾウ』でもこんなにおおきくない…
どうやってこんなのと戦うの…」
ドブネズミ
「このままだと二人とも、コイツに取り込まれて吸収される!
わたしが『撃ち込ん』で、おまえが『打ち込む』んだ!それしかない!」
アフリカゾウ
「そうだよね…そうするしかないか」
ドブネズミ
「いくぞ!『ラットォーーーーッ』!!」
アフリカゾウ
「パオオオオオオオオオオオオオ!!」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ドブネズミはできる限り休みなくラットを撃ち込み、アフリカゾウはカプセルの下を野生開放して拳で連打した。
ラットの溶解弾はカプセルの底を破り奥へと溶かし進み、アフリカゾウの拳打の衝撃はカプセルを貫通して伝わる。
やがて猛烈な打撃と溶解弾の応酬に耐えきれず足元の巨大セルリアンは
(グゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!)
という断末魔と共に
ぱっか━━━━━z_____ぁぁぁん!!
と破裂した。
サンドスターの結晶とラットに溶かされたドロドロの残骸が拡散し、二人は吹き飛ばされる。
半分になったカプセルに乗っていたドブネズミは反転しないように押さえつけ、アフリカゾウは着地の衝撃に備えて構えた。
ドブネズミは、着地してすぐ裏返しになり半球状のカプセルが被さってきたのでラットを立てて頭を守ろうとしたが、結局転げて頭を打った。
アフリカゾウは、回転がかかっていたため何回か体を内壁にぶつけ中で回されながらもなんとか止まることができた。
ドブネズミ
「ぁっ……痛ぁッ……まあっ、生きてるだけいっか」
アフリカゾウ
「っはーーっ、疲れたぁぁぁ。まわりがぐるぐるして動けないぃぃぃ。首も痛いしぃぃぃ……」
二人は後に着地のとき無傷で済ませることができなかったものの同じ方向に飛ばされていたため、生還したことを喜びあった。
︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽
???「『フレンズ』ノ『スタンド使い』ヲ捕獲出来ナカッタカ…
コレデハマタ新タナ『スタンドセルリアン』ガ必要ダナ…
成功シテイタトシテモ、喰ワレルンジャア意味ガ
ナカッタヨウダガ…
次ハモット上手クヤレソーナヤツヲ…」
︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾︾
←to be continued… /\┃
下の補足情報は九話を読んだあと開いてください
スタンド名:200キロの旅
破壊力:Eスピード:A射程距離:A
持続力:A精密動作性:E成長性:E
特徴:足の指が長くなった鷲のようなスタンド。
能力:上空を旋回して対象を見定め、急降下して接近し瞬時に継ぎ目の無いカプセルに対象を閉じ込める。
カプセルはこのスタンドが接近しただけで生成されるため防御は困難。
対象を入れたカプセルを足で掴み任意の場所に運べる。
カプセルは衝撃を外に分散するため破壊には工夫が必要。
今回のスタンドはセルリアンが使用していたため自分の上にカプセルを落とすようにしていた。
👍
😇ありがとうございますー!
虫喰いでないフレンズについて
8話(>> 464)にて、ドブネズミのスタンド・『ラット』のヴィジョン説明が誤っていたため修正しました。
内容には影響しないため本文の修正はしていませんが、万が一にも誤解を生むことの無いように気をつけてゆきたいと思います…
(影響しないと言い切る態度が今後に影響しそうだけど)
直前の話>> 458、>> 459
【未来のぼうし】
[3話] ~Aパート-5~
TRRRR…
ミライ「・・・」
また非通知だ。
今度は新井さんも警戒して取らない。
アルパカさんが受話器を取った。
「あらぁ、ヤベちゃん。 久しぶりだにぇ~」
新井さんの背筋が伸びる。
ミライ「ヤベ?」
笛音「総理大臣のヤベちゃんじゃないかな~」
オリクス「アワワワ…」
オロク「ヤベェ、ヤベェよ~」
ミライ「・・・」 (笑わないぞ)
アルパカ
「もう、そんなことばっかり言ってぇ。
ヤベちゃんもトキちゃんとかショウジョウちゃんみたく若い子の方が良いんでしょ~」
笛音「ヤベちゃんはアルパカさんとこのメイドカフェの常連さんなんだよね~」
ミライ「・・・」
アルパカ
「え? 新井さんに代わってくれってぇ?
も~ この埋め合わせはしてもらうからにぇ~」
新井さんは全力で「居ないと言ってくれ」と身振り手振りをしている。
アルパカ「あらぁ、居留守だってさ~」
❄ピキーン!!!❄
場が凍りついた。
オリクス「アワワワ…」
オロク「ヤベェ、ヤベェよ~」
ミライ「・・・!」 (笑うもんか…)
新井さんは往生際が悪く、何故かビーバーさんの背中を押して電話に出るように促す。
渋々ビーバーさんが出るが、案の定しどろもどろである。
ビーバー「いや、新井さんっすよね。 はい。 新井さんなら・・・後ろに居るっす…」
❄ピキーン!!!❄
場が凍りついた。
オリクス「アワワワ…」
オロク「ヤベェ、ヤベェよ~」
ビーバー「いや、今のは違うんっす。 ダジャレじゃないっすよ~」
プレーリー「穴、穴を掘ったら入りたい気分でありますか?」
ミライ「・・・っ!」
こらえ切れずに声が漏れるが、周りには知られたくなかった。
私はぼうしを目深にかぶりながら悪態を付いた。
ミライ「燃やしたろか…」 ( ᵕ )
かばん「口が笑ってますよ…」 ( ´ω`)
・・・・・・・・・・・・
やっと新井さんが電話に出た。
最初からそうしておけば良かったのに・・・
さっきまで及び腰だったのがウソのように首相を向こうに回して堂々と渡り合っている。仄 めかしていたが、
ヤベちゃんは「J隊」の派遣も
「問題を起こしたのは一部で、多くの方は頑張っておられるとは思うが、
最近 立て続けなので、きっと府民の理解は得られないのだ」
ーと、事実上 断っていた。
ここにパンカメちゃんが居たら、
「とても政治家っぽいでござるぅ」
ーとでも言いそうな上手い言い回しだった… ... ・・・!?
ふと横を見ると、笛音がスケブでカンペを出している。
新井「口パク」 マーゲイ「問題を起こしたのは・・・」と書かれている。
ミライ「・・・」
こうやって選挙を戦っていたのか。
ある意味「むてきのふじん」なのかもしれないけど…
現に、あのヤベちゃんが気圧 されている。
マーゲイ「新井さんはその辺バッチリなのだ!」
その言葉に、とうとうヤベちゃんが退 いた。
ヤベ「分かりました。 新井知事に一任します」
ガチャン
受話器を置いた。
振り返った新井さんは ふんぞり返って腰に両手を当てながら高らかに宣言した。
新井「ふははは! 新井さんにお任せなのだ!」
\ おーー! /
部屋中が喝采で溢れ返る。
なんで?
確か口パクだったよね…
・・・・・・・・・・・・
新井「さあ、お邪魔虫は撃退したのだ。 次はセルリアンの番なのだ」
かばん「首相を お邪魔虫って…」
新井「対策会議を続けるのだ!」
ミライ「ああ、そういう話だっけ…」
ずいぶん時間を浪費した気がする。
新井「では作戦本部長の かばんさん、どうぞ」
おお… とうとう「かばんちゃんの叡智」が この目で見れる…?
・・・・・・・・・・・・
かばん「かばん、です。 作戦は・・・」
ミライ「ごく…」
かばん「ありません。 僕1人に任せてもらえませんか?」
ミライ「え…
新井「えーー!? 新井さんは作戦会議がしたいのだーー!」
新井さんは、とうとう床に大の字になると手足をバタバタさせて、駄々をコネだした。
本来ならドン引きするところかもしれないが、
「なんとかしてあげたい!」という気持ちが、どうしてか湧いてくる。
そう思わせるのは、業 なのか、私がパークガイドだった頃の名残なのか、
新井さんの人望のなせる
はたまた作者の都合なのか、それとも読者の願いなのか・・・?
笛音「まあまあ。 私が付き合うよ~」
新井「笛音くぅ~ん!」
プレーリー「私も突撃したいであります!」
ビーバー「心配っすからねぇ」
周りにいる人が続々と協力を申し出る。
フレンズの輪が広がる・・・ 感動的なシーn…
博士「あほくさ…」
マーゲイ「ぐへへ… 新×笛音はいつ見ても良いですな~」
ミライ「・・・」
・・・・・・・・・・・・
かばんちゃんは独りで部屋を出ようとしていた。
私は慌てて追いかけた。
新井「極秘会議なので折り畳んでおくのだ。
笛音「誰が見ているか分からないし、文字も色指定でホワイトにして隠しておこうか~」
博士「? それでは読者にも読めないのでは?」
笛音機能 を使ったかも分かるのさ~」
「大丈夫さ~。
範囲選択をするor
日時をクリック→「ソース表示」をクリックすれば、誰のコメントでも見れるようになるよ~
こうすれば、どんな
作者「 #xxx←僕もコレは こうやって見つけましたw」
博士
「では始めましょう。 かばんさんの報告によると、セルリアンを倒すには
1、へしの破壊
2、水を掛ける(水に浸ける)
ーとあります」
マーゲイ「腕っぷしの強いジャガーさんや、武器持ちの『さむらいガンマン』さんたちが居ないのは痛いですね」
新井「そうだ、あの人を呼んでおくのだ」 📞
博士「このメンツで肉弾戦は厳しいのです。 どうにか水を使って・・・」
オリクス「腕に覚えはあるんだけど…」
笛音「肝心な時に迷子になって居ないじゃないか~」
オロク「・・・」 (反論できない…)
博士「ん…?」
プレーリー「海遊館まで誘き出して、近づいたところで水槽を壊して浴びせるであります!」
オロク「水槽は厚さ30cmあるらしいから、我々でも割るのは無理だぞ」
博士
「普通なら厚みに比例して屈折率が上がるのです。
強度を保つために厚みを持たせながら、展示物を観せるためにクリアさを保つ、
-というのは至難の業なんですよ」
新井「日本の技術者はすっごーい! のだ」
オリクス「阪神タイガースを優勝させれば道頓堀に飛び込むのでは?」
オロク「あったなぁ」
新井「新井さんはカープファンなのだ」
博士「今年はペナントレースどころか、日本シリーズも終わりましたが…?」
新井「カープはどうなったのだ?」
ビーバー(ファンのくせに知らないんすか?)
博士「さっきから…
オリクス「リーグ優勝こそ したものの」
オロク「日本シリーズでは負けてましたよ」
新井 orz
ビーバー(今更落ち込まれても…)
博士「心の声まで…
マーゲイ「そんなことをしなくても ひらパーにはプールがありますよ?」
新井「もっと早く言うのだ!」
ビーバー(ひらパー好きのはずなのに知らないんすか…?)
博士「隠す必要は無いのでは…?」
プレーリー「では落とし穴を掘って拘束している間にプールの水を掛けるであります!」
新井「それで行くのだ!」
ビーバー (ガバガバな作戦に思えるんすけど・・・ 心配っすねぇ…)
笛音「今更だけど、新井さんだけセリフが隠せてないよ~」
新井「なにーー!?」
笛音「また、やってしまったね~。 新井さ~ん」
・・・・・・・・・・・・
ミライ「かばんちゃん!」
かばん「あ、ミライさん」
ミライ「どうして あんなことを・・・」
かばん「すいません。 僕1人で作戦なし、って言うんじゃ心配ですよね、佐波さんのこと…」
今は かばんちゃんの方が心配だった。
セルリアンに独りで特攻してしまいそうで…
かばん「あはは、そんなことしませんよ」
ミライ「じゃあ、やっぱり何か秘策が?」
かばん
「いえ、本当に作戦なんて無いんですよ。
唯一、事前に作戦を立てた黒セルリアン戦は失敗でしたし・・・
僕はいつも思い付きで乗り越えて来ました。
フレンズさんたちの助けがあってこそ、ですけど」
そう言う かばんちゃんは、なぜか『独り』で何かと戦っているように見えた。
ううん、そんなはず無い!
あんなにフレンズたちと良好な関係を築いているのだから・・・
かばん
「今回はこちらの方々を危険に巻き込むわけにはいきません。
だから・・・」
ミライ「はい。 止めません。 ただし私も行きます」
かばん「ですからそれは...」
ミライ「私も独りで行くんです。 たまたま現地で、かばんさんと鉢合うかもしれませんけどねw」
かばん「もう...」 ( ´ω`)
・・・・・・・・・・・・
バタン!
会議室のドアが勢いよく開いた。
新井「#VS parkの危機なのだー!」
笛音「明後日とは言わないけど微妙に方角がズレてるよ~」
ミライ「そこは『ひらパー』と違 うんかい!」
プレーリー「#大阪城まで走って突撃であります!」
かばん「ムリですよ~」
マーゲイ「大阪城で止まるんじゃねえぞ。 その先に ひらパーはあるからよ…」
オリ・オロ「「
大将団長!?」」笛音「そっちの方が、確かに方角的には合ってるね~」
ビーバー「心配っすねぇ。 この人たち…」
・・・・・・・・・・・・
ついにあのヤベ首相に事を一任されたか新井さん… ここからの展開も見逃せないです!
(海遊館の工夫と努力には頭が下がりますね)
新井さんがスゴいのか、側近が優秀なのか…w
でもカリスマ性というか、
付いて来てくれる人、盛り立ててくれる人が集まるイメージですね。
っと、
ミライさんが「主役は私ですよ!」
ーという目でガン見してます。
では、急いでBパートの執筆に取り掛かります。 …走
👍
(^ ^)
…
酷い砂嵐の日。
吹き荒れる轟音に流される、鼻歌
砂の海をリズムと共に掘り起こし、なにかを探している。
砂漠の天使がそこにいる。
スナネコ「ふんふふふ ふふふん ふんふふふ〜ん…おっ。」
スナネコは一つの石を掘り出した。
スナネコ「おぉ〜、面白いかたちですね。」
その鋭い石に淡い黄の瞳を輝かせる。だが、その興味はすぐに薄れてしまう。
スナネコに無残に捨てられた石。
ただの石ころ、形以外に面白みは何もない。
そう、ただの石ころなのだ。
スナネコは手をぎゅっと握りしめ、歩き出す
そのとき、何かが爆ぜ、飛び散る音がした
その異変が、全てを変えた。
スナネコが振り向く。
砂嵐の中には…
さっきの石をびっしりと生やした口が見えた。
新連載
スナネコと暁の牙
第1話古 』
『
期待してるぜ👍
支援っ
挿絵を自分で描ける・・・
強そうだなぁ…
お互い頑張りましょう!
👍
👍
惹かれる導入だ…
虫喰いでないフレンズ
九話>> 464
ドブネズミ
「わたしだ。マイはいるか?」
《コノシマ所長ですね?接続致しますので少々お待ちください》
ドブネズミ
「ああ、よろしく頼む」
アフリカゾウ
「ドブネズミちゃん、りちぎだね」
ドブネズミ
「リチギ?なんだそれは?」
アフリカゾウ
「礼儀正しいっていうか、真面目っていうか」
ドブネズミ
「良いのか、それは」
アフリカゾウ
「良い、んじゃあない?」
マイ
《わたしだ。なにかあったのか》
ドブネズミ
「マイか。単刀直入に言う。
セルリアンと思われる敵の襲撃に遭った。
率直に、敵はスタンドを使っていたと考えられる。
そいつはさっき二人でたおしたから、もうここら辺のフレンズが襲われることは無いだろう」
マイ
《ふむ。では何故、スタンドを敵が使っていたと言える?》
ドブネズミ
「わたしには見えた敵がアフリカゾウに見えていなかったからだ。
能力は破壊不可能のカプセルに閉じ込める能力だったとみている。
わたしのラットにかかれば溶かせない物はないから脱出できたが」
アフリカゾウ
「ほんと、ドブネズミちゃんが来てくれなかったらどうなってたか」
マイ
《そうか。無事なら良かった。取り敢えず、襲われてから今に至るまでの経緯を話してくれ。敵のスタンド能力が本当にそれなのかこちらで判断したい》
ドブネズミ
「なるほど、そういうことなら面倒だが仕方ないか…」
︙
ドブネズミ
「二人で足元にいたデカいのを撃ちまくったら、弾け飛びやがった。
そいつの上にいたから当然わたし達も上に吹っ飛ばされたんだが、その時チラッと空を飛んでた鳥のようなスタンドが消えかかっているのが見えたんだ」
マイ
《なるほど。アフリカゾウはどうだったんだ?》
アフリカゾウ
「いやもう、ドブネズミちゃんが気がついたらいなくて、突然浮いてて、よくわからない所に持ってかれて」
ドブネズミ
「うん?『持ってかれて』?アフリカゾウは鳥のようなやつは見えてたのか?」
アフリカゾウ
「え?いや、自分で浮いてる訳ないから何か見えないものがいるんじゃないかなって」
ドブネズミ
「想像力がすごいな…
とにかく、それくらいだ。
セルリアンらしいセルリアンは他にいなかった」
マイ
《なるほど。それで、飛び散ったという残骸は回収したかい?》
ドブネズミ
「あ…倒した後岩山にすぐ行ったんだがな、キレイサッパリ、何も無くなってて回収できなかった。
確かに結構デカい破片が飛んだハズなんだ」
マイ
《そうか…まぁ、ご苦労だった。君たちにはこれからも得体の知れない敵が襲い来るだろう。
だが、君たちは必ずや生還しフレンズにも我々ヒトにも有益な情報をもたらしてくれると信じている。
敵は必ずしも向こうから襲ってくるとも限らない。
待ち構えているものだっているだろう。
セルリアンにはそのようなものがいるという報告もある。
そうそう、メモ帳で敵を大体の形でいいから描いておいてくれ。
口頭だけではわからないこともあるしな。
では、失礼する。
二人とも、おやすみ。》
ドブネズミ
「おやすみ。」
アフリカゾウ
「おやすみ。」
ドブネズミ
「…フレンズとヒトってのは何が違うんだ?」
アフリカゾウ
「え、なに?」
ドブネズミ
「マイがよく言ってるだろ?
いつも、フレンズとヒトを並べているようで分けて考えているみたいな言い方なんだよ。
ヒトとわたしと、区別がつくか?」
アフリカゾウ
「簡単じゃん。耳が4つあるよ?
尻尾だって違うし」
ドブネズミ
「そうじゃあねーんだが…
じゃあ言い方を変える。
マイが言う『フレンズと我々ヒト』って所は自分がフレンズとは違うから『我々ヒト』なんて言い方をするんだと思わないか?
つまりはヒトとフレンズは何かの立場が違う」
アフリカゾウ
「うーん…言われてみれば、そうかも。
フレンズは私の行ったことない所ではヒトに混ざって一緒に暮らしてるってマイが言ってたんだけど、そこのフレンズはヒトに自分がフレンズだって知られちゃあダメらしいし…」
ドブネズミ
「なに?何でそんなことを言われた?ホントか?」
アフリカゾウ
「いやぁ、私が見たこともないところにいるフレンズっているのかなって思わず呟いたら『知りたいか?』ってさ」
ドブネズミ
「アフリカゾウって、そんなに知らないこと知りたいってなるのか」
アフリカゾウ
「あぁ、なんにもキッカケが無いわけじゃないと思うよ?
テレビで遠くの見たこともないものとか、アニメとか、かよー番組とか観てたらぱっと浮かんだみたいな?」
ドブネズミ
「テレビ…?
あ、アレか。寝るとこにあったやつか」
アフリカゾウ
「ええ?ちょっと、きのうの夜中じゅうずぅっと観てたのにおぼえてなかったの?」
ドブネズミ
「いや、アレ観ててもテレビって単語はそれほど出てこないから名前ははっきりしなくてもおかしくないんじゃないか?
寝るのも忘れてずっと観てたのは憶えてるよ」
アフリカゾウ
「そうだよね、良かった〜。
じゃあ何を見たかは憶えてる?」
ドブネズミ
「えっと、何やらピシッとしたやつがこっちと手元を交互に見ながらクソ真面目に淡々と一人で喋ってるやつだろ、それとは対照的に暴れながらワアワアと喚き散らしてるやつだろ、それと…」
アフリカゾウ
「まってまって!それじゃあ何を観てたのか伝わってこないよ!」
ドブネズミ
「わからんか?
最初はニュースってので、次のザ・ベストソング・ショーってので、言おうとしてたやつの異様にのっぺりしたアニメってのがやってたな。
どれも個性的なもんで、こんなのを楽しんでるヒトのことをちょっとはわかった気がしたんだ」
アフリカゾウ
「うん………そう………ふぁぁぁ。
良かったね。
私はニュースは観ないからわかんないや」
ドブネズミ
「くっ…ぁぁぁぁ。
そうか。もう眠いし話すのはやめて静かにしとくか」
アフリカゾウ
「そうだね。おやすみ。」
ドブネズミ
「おやすみ。」
二人とも木の下で寝転がっていた。
地面は草などクッションになるものはないが小石が多いわけでもなく、寝付きにくさに体を痛めながらの就寝だった。
夕方になって麓の樹林帯に着いたが、夜にここに入るのは危険と判断したため境目に近いところにいた。
ドブネズミは眠りに就く前に今日のことを振り返るように思い出していた。
敵スタンドを撃破した直後の残骸の石を回収するべく岩山の上へと登ったとき、ラットのスコープで山がある方向を確かめようとした。
すると雲を突き抜けるほど高い山がそびえ立っていた。
アフリカゾウは似たような光景に見覚えがあるようだったが、ドブネズミには馴染みがないため暫くの間はずっと山頂付近を眺めていた。
その後は山へ向かって歩き、暗くなってからようやく現在地に着いて今に至る。
ドブネズミ
(アフリカゾウはわたしの知らないところの景色を知っている…
アフリカゾウがいたところはどんなところなのだろう…
そこにはどんな物があるんだろう…)
ドブネズミは自身の疲れによって強力になった睡魔をも押し退けて考え事に夢中になっていた。
結局昼前頃にアフリカゾウに揺すり起こされるまで夢をみていたのだが、その夢が今後を暗示していたことに気づくのは少しだけ先の話である。
ののののののののののののののののののの
ここは二人が旅する島の某所。
二人もまだ知らない、何かがいた。
︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽︽
???「イタ…ミツケタゾ…
ルートカラモ外レテイナイ…
コレデヒトツ、オマエタチヲ試サセテ貰ウカ…」
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←to be continued…/\┃
読んでるよ 更新頑張ってください😆👍👍
😊👍👍ありがとうございます!
更新頑張ります!
スナネコと暁の牙 1話
ー出会いはいつも突然である。
轟々と唸る風の中、大きな影が揺れる。
ーそして、それはどんな者が訪ねてくるかも予測はできない。
鋭い石…いや、牙を鳴らしてこちらにやってくる。
スナネコは、この予測不可能な事態に直面し、文字通り硬直していた。
穴を掘るついでに、恐ろしいものを発見してしまった。
新種のセルリアンだろうか。いや、それとも…
…騒ぐほどでもないや。
この場合、スナネコの飽き性な性格が幸いした。
そして、無理に動かないその姿勢は、影を興奮させずに済んだのだ。
風が幾分か収まってゆく。その度に、全貌が見えてくる。
鋭い牙を持つ大顎、すらりとした顔立ちに睨みつけるような目と周囲の突起、ダークカラーには腹の赤い模様が強調されているようだった。
恐ろしいもの…しかし、スナネコには本能的な確信があった。
生き物特有のあたたかいものを感じる。
彼女はそっと、その「大きなけもの」に手を伸ばした。
手が伸びる。それには、迷いは見られなかった。
大きなけものは、低く唸る。うるると喉が鳴る。
しかし、その眼には敵意は見られなかった。
ゆっくりと、顎を乗せる。
スナネコ「これで、お友達ですね」
…
……
…
スナネコ「あなたはどこから来たのですか?」
大きなけものは、何も応えなかった。
スナネコ「おうちが、わからないのですか?」
更に問う。やはり返事はない。
しかし、その目はまっすぐだった。
どこか哀しげのある表情をしながら、陽炎と砂埃でぼやけた砂漠の地平線を眺めている
スナネコ「…ボクが、一緒に探してあげますよ。いきましょ」
やがて歩き出す。運命と共に。
砂嵐はもうおさまったようだ…空には照りつける太陽と澄んだ青空が見える。
どこかで、なにかが崩れる音がしたようだ
2話へ
読んでるよ 続き楽しみにしてます
更新がんばってネ!👍
スナネコかわいい…みゆはんボイスで脳内再生余裕なのがすごいです
未来を暗示する表現が砂漠にマッチしてて巧いと思います
2話更新まってます👍
ありがとうございます😊
挿絵と表現は頑張ります故、処女作なので何卒緩〜く見ていただければ…
支援!
がんばってね~👍