かばん「こちらは地質学者の木ノ葉博士です」
先ほどまでかばんちゃんと話していた女の子(?)を紹介された。
超小柄な上にベビーフェイスだが、無表情でどこか尊大な雰囲気を醸し出している。
博士
「木ノ葉ミミなのです。 府知事の相談役としてここにいるのです。
お前たちにもサンドスターのことを教えてやりましょうか?」
教えを請うと、給料3ヶ分とか ご飯を
喋り方も偉そうで生意気だ。
「博士」に対する評価としては失礼な表現かもしれないが・・・
博士
「ちなみに戸籍上は「木葉」なのです。 誰も『このは』と読まないので「ノ」を入れたのです。
語呂は似ていますが、木〇実ナナとは無関係なのです」
そんなこと全然思ってなかったのに、もう2時間ドラマに定番の「ある女優の顔」が浮かんで仕方なかった。
アルパカ「ハイ、ドウゾー」
メイドさんがグラスに入ったアイスティーを渡してくれた。
他の参加者にも甲斐甲斐しく飲み物を提供している。
かばん
「さっきの方は#五月山動物園生まれのアルパカさん
大阪 日本橋(東京で言うところの秋葉原)でメイド喫茶を経営されています」
「病気」が出そうになったが、太股をつねって堪える。
「あちらは#みさき公園のアメリカビーバーさんとプレーリードッグさん。
今は土木課に勤めてらっしゃいます」
ミライ(ダメ、どんなに耳がしゃぶりたくても、今は我慢よ!) ぷるぷる…
かばん
「あ、大丈夫ですよ。 ちゃんと公務員試験を通って、正規のルートで採用されてますから。
談合とも無縁ですし」
私が必死に発作を抑えているのを、義憤に震えていると勘違いしたらしい。
でも、さらっとスゴいこと言ってるなぁ...
ーと、着物姿で長身の見たことのないフレンズ(?)が、音もなくかばんちゃんの背後に近寄ってきた。
その気配に不穏なものを感じて、叫んだ。
ミライ「かばんさん、うしろうしろ!」
かばん「たうぇ…」
振り返ったかばんちゃんを、そのフレンズは腰に
居合いだろうか? 目にも留まらぬ速さ、流れるような所作で見とれてしまった。
かばん「うあぁぁぁ...」
かばんちゃんは左手で斬られた胸を押さえ、右手を広げて仰け反ったかと思うと、
やがて膝から崩れ、右手を床に付け
ミライ「どうして… どうしてこんなことに...」
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