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文藝誌 ジャパリ文學(SS総合投稿スレ) / 409

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名無しのフレンズ 2018/10/28 (日) 13:05:23 修正 f2808@7d493

かばん「こちらは地質学者の木ノ葉博士です」

先ほどまでかばんちゃんと話していた女の子(?)を紹介された。
超小柄な上にベビーフェイスだが、無表情でどこか尊大な雰囲気を醸し出している。

博士
「木ノ葉ミミなのです。 府知事の相談役としてここにいるのです。
 お前たちにもサンドスターのことを教えてやりましょうか?」

教えを請うと、給料3ヶ分とか ご飯を(おご)らされそうだった。
喋り方も偉そうで生意気だ。
「博士」に対する評価としては失礼な表現かもしれないが・・・

博士
「ちなみに戸籍上は「木葉」なのです。 誰も『このは』と読まないので「ノ」を入れたのです。
 語呂は似ていますが、木〇実ナナとは無関係なのです」

そんなこと全然思ってなかったのに、もう2時間ドラマに定番の「ある女優の顔」が浮かんで仕方なかった。

アルパカ「ハイ、ドウゾー」

メイドさんがグラスに入ったアイスティーを渡してくれた。
他の参加者にも甲斐甲斐しく飲み物を提供している。

かばん
「さっきの方は#五月山動物園生まれのアルパカさん
 大阪 日本橋(東京で言うところの秋葉原)でメイド喫茶を経営されています」

「病気」が出そうになったが、太股をつねって堪える。

「あちらは#みさき公園のアメリカビーバーさんとプレーリードッグさん。
今は土木課に勤めてらっしゃいます」

ミライ(ダメ、どんなに耳がしゃぶりたくても、今は我慢よ!) ぷるぷる…

かばん
「あ、大丈夫ですよ。 ちゃんと公務員試験を通って、正規のルートで採用されてますから。
 談合とも無縁ですし」

私が必死に発作を抑えているのを、義憤に震えていると勘違いしたらしい。
でも、さらっとスゴいこと言ってるなぁ...

ーと、着物姿で長身の見たことのないフレンズ(?)が、音もなくかばんちゃんの背後に近寄ってきた。
その気配に不穏なものを感じて、叫んだ。

ミライ「かばんさん、うしろうしろ!」

かばん「たうぇ…」

振り返ったかばんちゃんを、そのフレンズは腰に()いていた刀を抜いたかと思うと袈裟懸けに斬り付け、鞘に戻した。
居合いだろうか? 目にも留まらぬ速さ、流れるような所作で見とれてしまった。

かばん「うあぁぁぁ...」

かばんちゃんは左手で斬られた胸を押さえ、右手を広げて仰け反ったかと思うと、
やがて膝から崩れ、右手を床に付け(うずくま)った。

ミライ「どうして… どうしてこんなことに...」

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