部屋が暗くなり、プロジェクターの光がスクリーンを照らす。
グーグルマップで大阪市港区が映し出された。
それが徐々に拡大される.
博士「噴火したのはココ。 #天保山なのです」
新井「なにぃっ!? じゃあ、もしかすると日和山に奪われた『日本一低い山』の座を取り戻したのか?」
立ち直りが早い。
博士「いえ、むしろ山頂にサンドスターの結晶が積み上がったため11位に落ちました。
新井「そんなぁ…」 orz
ミライ「そこまで!?」
笛音「新井さんは何でも一番が好きなのさ~」
博士「話を進めるのです。 奇跡的に被害者はゼロ。 さして混乱も起きていないのです…」
落ち込む新井さんには、目もくれず博士は説明を続ける。
私は気になっていたことを訊いてみた。
ミライ「笛音さんは新井さんとは長いんですか?」
ただの副知事にしては気安いし、ペアルック・チャイナドレスの理由も気になる。
笛音「そだね~、小学生の時からの腐れ縁だね~」
笛音
「これといってイジめられたり、差別されたりしたわけじゃないんだけど、
苗字はすんなり読んでもらえなかったし、ハーフということへの意識が周りにはあっただろうね~。
そんな時さ~」
新井「笛音!」
笛音「!?」
新井「
ミライ「唐突に、ですか? 学校では
笛音
「ウチもそうだったよ~?
さすがの私も その時は驚いたよ~。 前フリ無しで そんなアプローチの仕方をする人はいなかったからね~。
でも、やけに胸にストンと落ちたんだよね~」
ミライ「問題にならなかったんですか? 先生とか・・・」
笛音「なったよ~。 でも新井さんは注意されても堪えないからね~。 その場では謝るんだけど、次の瞬間には…」
新井「笛音はいつも独りで つまらなそうなのだ。 新井さんといれば たのしーから一緒に行くのだ!」
笛音「ーなんて言ってたからね~」
ミライ「・・・」
笛音「まあ、周りの大人たちは、私が正論で打ち負かしておいたから、それ以上は言ってこなかったけどね~」
今、さらっと怖いこと言った…
笛音
「私は私でマイペースだから、独りでいることが多かったし、
誰かと『つるむ』タイプじゃなかったんだけどね~
新井さんとは波長が合ったってことなのかな~」
「とにかく新井さんは破天荒でさ~。
#『わたあめ』を洗ったり、#マンホールに入ったり、#ミネソタまで行ってビルノヴォリをしたり・・・」
前2つと最後1つのスケールが違いすぎるでしょ。
って言うか、全部動画に撮って残してるんだ…
笛音
「とにかく、はちゃめちゃで~。フォローが大変な時もあったけど、なんだかんだ一緒にいると楽しいんだよね~」
そういう笛音さんのジト目は優しかった。 (気がする…)
笛音
「なんだかんだ、私も付き合ったりしてね~。
2人でぼうし泥棒(新井さんの勘違いだったけど)を追いかけて日本中を旅したり、
『まんまる』を探して日本中『ぶらり旅』をしたり・・・」
ミライ(!? ここでも私の作品が現実化してる!?)
笛音「最近も新井さんが#赤坂でキノヴォリして騒ぎになってたね~」
ミライ「なにやってんすか!? 『最近』はダメでしょ!?」
思わず大声を出してしまって、博士に睨まれた...
ミライ「しょーもないことなんですけど、お2人がチャイナドレスを着ているのは?」
笛音「偶然だよ~。 今日たまたま着てきたら新井さんとカブちゃってね~」
ミライ「以心伝心ですね」
笛音「た・ま・た・ま!」
そういう笛音さんのジト目は本気で嫌がってた。 (気がする…)
また博士がこちらを睨んでいるので思わず目を逸らした・・・
ーと、その先にいた かばんちゃんが目に入った...
かばんちゃんも博士の話に耳を傾けているようでいて、どこか「心ここにあらず」といった感じだった・・・
・・・・・・・・・・・・
遅ればせながら1話から通しで読ませて頂きました
原作とオーバーラップしていたり、メタなネタがあったりオリフレや安価で作られた鯖ちゃんが活躍していたり色々な要素てんこ盛りで面白いですね この先どうなっちゃうんスか~!?
続きも楽しみにしとりますく
1話からは大変だったでしょうねぇ…
(自分で書いておいて、告知までして何を)
いよいよ(と書いて「やっと」と読む)佳境に入ります。
ーと言いつつ、いつも通りgdgdやっとりますが…w
今、言うとネタバレになってしまうので多くは語れませんが、
とにかく拾いますので、お楽しみに。
読ませて頂いてまっせ👍
ぜひ最後まで楽しんでって下さい。 m(._.)m