3月27日~4月4日に開催されるけものフレンズBBS NEO春のSS祭り会場です
けものフレンズ×春がテーマであれば大体OK!
ssの感想等はどんどん入れちゃって下さい!
次のコードをWIKIWIKIのページに埋め込むと最新のコメントがその場に表示されます。
// generating...
タイトル背景・アイコン募集中
🐉
週間フレンズ+月刊けものを統合し、総合ファンスレとしてリニューアル
詳しい事はスレで
変則隔週日曜日 22:00~23:00 けもがたりの場所
11・12月の予定 🐸<もう今年も終わりでありますなぁ
11/3 黄色い生き物の話 モンキチョウ、キビタキ、ウデフリツノザヤウミウシなど
11/17 赤い生き物の話 アカゲザル、タンチョウヅル、ベニザケ(繁殖期)など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12/1 緑・青色の生き物の話 ミドリムシ、ウグイス色のメジロ、アオツラカツオドリ、マルタタイガーなど
12/15 雪と氷と生き物と ユキヒョウ、ニホンザル、アザラシ、ワカサギなど
12/29 これまでのけもフレとこれからのけもフレ プロジェクト10周年!
けもがたり保管庫
(けもがたり過去ログまとめ)
2024/9/9
久々の日記更新。この前三次コラボに行ってきました。親になると子供目線で施設を見たり色々と気付きが出てきますね。
2024/12/15
熱中症になった
ここまでがあなたのコンテンツ
ここからもあなたのコンテンツ
27日からスタートです SSどんどんご応募お待ちしております
競い合う大会ではないので、勝ち負けとか賞品とかはありません
しいて言うならけもねお民からの称賛が賞品です
小春日和の過ごしやすい午後のこと・・・
トキとショウジョウトキはアルパカのカフェへ向かって飛んでいた
「あら?あのトキみたいな色の木はなんなんでしょう?」ドヤァ
「とっても綺麗ね。ちょっと降りて見てみましょうか」
ジャパリカフェのすぐ近く、山の上に1本の桜の木が生えていた
丁度桜が満開で見ごろを迎えていたのだ
「すごく綺麗ね。確かに私の色にそっくりだわ」
「何かこう、エネルギーに満ち満ちてるような、そんな感じがするんですけど!」ドヤァ
すると、向こうの方からカチャカチャという音が聞こえてくる
カフェの中から窓の外を見ていたアルパカが外の2人に気づき、お茶を持ってきてくれたのだ
「こんなところで何やってるのぉ?」🍵🍵🍵
「お茶いただきますなんですけど!」ドヤァ
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
3人はとりあえず座ってピンク色に咲き乱れる桜の花を見上げながら、お茶を啜る
「この花は、いつから咲いているの?この前来た時は気づかなかったけれど」
「ウーン お日様が10回沈む前くらいかなぁ?暖かくなりはじめたころに、たまに咲くんだゆぉ」
「とっても、綺麗なお花なんですけど!」ドヤァ
「他の場所ではあんまり見かけない、不思議な花ね」
「そうなのぉ?アタシャ二人みたいに空を飛べないから、他のちほーの事はあんまり知らないんだゆぉ」
「・・・ふっふっふ わたし、いいこと思いついちゃったんですけど!!」キュピーーーン💫
トキとアルパカは顔を見合わせる
「何かしら?」
ショウジョウトキは桜の木の下で大きく天を仰ぎ両手を高く掲げた!🙌
「この綺麗な木の下で、トキリサイタル開演したら!」
「お花と私たちの煌びやかさの合わせ技で!!」
「絶対に!盛り上がる事!間違いなしなんですけどーーーー!!」ドヤァ!!
3人の間をビュウ~と風が吹き抜ける・・・🌀
「ズズ~」🍵
「それは面白そうね ムフ♪」
「お客さん いっぱいくるカナァ・・・」
「そりゃーもちろん満員御礼!トキリサイタルなんですけど!」ドヤァ!!
「そういうことなら、みんなにお知らせしなくっちゃね」
「おうたの練習もしなきゃなんですけど!新曲作っちゃうんですけど!」
「お茶とお菓子の準備もしておかないとにぇ~」
「そうと決まれば・・・早速準備☆開始 なんですけど!」ドヤァ
「何から始めましょうか」
「コリャ 忙しくなりそうだにぇ~」
そしてリサイタル当日・・・
桜の木のもとには大勢のオーディエンスのフレンズ達がガヤガヤと集まっている
「みんなで来たよー!」
「何やるのか聞いてないけど、とりあえず来たわ」
「何が始まるんですか?」
「さあ、知らないぞ」
「た、たまたま暇だっただけだからな!」
集まったフレンズ達にお菓子やお茶を配って回るのに奔走するアルパカ
「はいはい、お茶だゆぉ はい どうぞ!はい どうぞ~」🍵🍵
「アルパカ、こっちにもちょうだい!」
「ハイハイ じゃぱりちっぷすもあるゆぉ みんな食べてにぇ~」
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**「さてさて!お集まりの皆様!トキリサイタルの、開幕開幕!なんですけど!」**ドヤァ!!
集まったフレンズ達は静まりかえり、二人はスゥゥっと息を吸い込んだ・・・
「あ~たたかくなってきた~の~♪」
「お~はなが さいた~の~♪」
「トキの色にそっくりね~♪」
「ほんと~に~ そうね~♪」
♪きれいな 花が咲くと
山の上のカフェへ 行きたくなるの
あなたと お茶を飲みたくなるの
肩を並べて 歌を歌いたくなるの♪
♪ため息も お茶に溶けていく程
リクエストにも 応えましょう
秘め事も 風にそよぐ程
甘い眠りにも 落ちましょう♪
♪だってここは ジャパリカフェ
暗い星空も 眩しく見える場所
だってここは ジャパリカフェ
それはあなたの 帰る場所♪
「相変わらずすごい声!でも、なんだか楽しいね!」
「まあ、お茶はうまかったぞ」
「うーん、頭がくらくらしてきましたよ・・・」
「そうか?結構いい歌だったような気が・・・し、しないでもないっ」
「これはもう、まちがいなくリサイタル大成功!なんですけど!」ドヤァ
「確かな手ごたえを感じるわ」
リサイタルは宴もたけなわ・・・その後もフレンズ達は余韻を楽しんだ(?)
リサイタルは無事終了し、それから数日が経った午後の事
トキとショウジョウトキはアルパカのカフェへ向かって飛んでいた
「もう、すっかり暖かくなったのね」
「ふんふふ~んふ~ん♪・・・」
「あっ!!!」
「?どうしたの」
「た、大変!!!」ドヤァ
急いで下へ降りるショウジョウトキと、それを追うトキ
「・・・・」
「お花が、お花が散ってるーーーー!!」😭
木の下で崩れ落ちるショウジョウトキ
一面には以前は咲いていた花びらがたくさん落ちている
「・・・・お花って、なくなってしまうものだから・・・」
「ウエエェェェェェーーーーン!!どうしてぇ!?」😭
「アリャリャ どうしたのぉ?」
アルパカがカフェからお茶を持って出てきた🍵🍵🍵
「アルパカ!お花が!お花がーーーー!!」😭
「アリャマ すっかり散っちゃったにぇ・・・」
「どうして・・・どうしてお花は散ってしまうの?」
「ウーン・・・どうしてだろうにぇ~」
アルパカはお茶をズズっと一口飲んで、一息をつく・・・🍵
「フー・・・ショウジョウトキちゃんが、自分が一番輝いてるナァってときは、どんな時?」
「一番輝いてる時?・・・それは、やっぱり歌ってる時なんですけど!」ドヤァ
「でも、ずーーーっと歌い続けていたら 疲れちゃうでしょお?」
「確かにそうね」
「だからサ 次の歌を歌うためには、ごはんを食べて ぐっすり寝てまた次のお歌に備えなきゃぁ」
「うん・・・グスン」
フワっとこうざんに風が吹き付け、地面に落ちた花びらが少し舞う
「だから お花さんもきっと同じで、次にまた綺麗なお花を咲かせるために少しお休みしてるんじゃないかナァ」
「・・・そういうことなの?」
「まあ わかんないけどニェ~ ウヒ」
ショウジョウトキはズズっと鼻をすすり、すくっと立ち上がった
「・・・そういうことなら、お花が散ってしまうのも仕方がないんですけど!」立ち直りドヤァ!
「トキ!この木が次のお花を咲かせるまでに、新しい曲を練習しておくんですけど!」ドヤァ!
「ウフフ、そうね」
アルパカは飲み切ったお茶のカップをソーサーにカチャっと置いた
「ウェヒヒ 頑張ってにぇ アタシャポカポカして眠くなってきたヨ フアアァ~~」
あくびをしてゴロンと横になったアルパカのおでこに、風で舞った桜の花びらが一つ ヒラリと舞い落ちた
そんなポカポカしたパークの午後のお話・・・
おしまい
みんな歌については微妙にはぐらかしてるの草 (^^)
散った桜のために泣けるショウジョウちやん尊い (つД`)
充電期間を経て来年咲く桜に期待、ですね
感想ありがとうみんみー
正直作詞した部分が一番ハズいです
ほのぼのとしつつもしんみり感でgood
歌づくり大変だったでしょう…☕
正直歌の部分だけ超はずかしいわ
ほっこりと、少し深くもあるいいお話でした
さすアルパカさん👍
ありがとうございます~
歌詞も雰囲気にあっていて好き
最後のアルパカさんのしめが穏やかな雰囲気が出ててぽかぽかします
SSは別にどうってことないけど、歌詞を見られると死ぬほどハズカシイ不思議
素敵なオチもあってほっこりしたお花見でした!
今日はフレンズたちと花見にやってきた。
「ぷは〜! ライブ明けの一杯は五臓六腑に染み渡るわね〜」 (>_<)
「おい、一杯どころじゃないじゃないか! ピッチが早過ぎるぞ」
「もう完全に出来上がってますよね」
「いいんじゃないですか? たまには。 本番に向けてお酒を断ってたみたいですし・・・」
(ぐへへ… この後は介抱するフリをして・・・)
「分かってるじゃない! それに『駆け付け3杯って言うじゃない!」
「それって元々は酒席に遅れて来た人に対する罰げぇむだったらしいけどね〜」
「だから、なんでお前はそんなことを知ってんだぁ?」
「♪〜 もうすぐは〜〜るですねえ ふんふ ふふふふ ふふぅふん」
「だらだらしても怒られない… 毎日が花見ならいいのに…」
「フェネック、ちょっと気になったのだ」
「な〜に〜?」
「フェネックの喋り方って最初からそうだったのだ?」
「さぁ〜 どうだったかな〜?
そう言えばアライさんと会ったのも、このくらいの時期だったね〜」
「そうだったのだ! あの時はモノマネ芸人に飛ばされて大変だったのだ」
「そこまで完全に間違えて覚えちゃってたらフォローのしようが無いね〜」
「ふぇねっくぅぅぅ!?」
「こんな話を知っているかい?
桜餅を食べ続けると髪はピンク色に。 毛先は緑に変色してしまうらしいよ」
「! それはヤギの仕業ですね!」
「恋のなせる業かと〜」
「まだその話を引っ張るのかね? そろそろ集◯社も・・・」
「桜餅は[かんさいちほー]では道明寺とも呼ばレ・・・
「うぅ… 葉っぱがお餅にへばり付いて・・・ あぁ、また破れちゃった」
「この塩?っぽいのがアクセントとしていいらしいよ?」
「え〜 和菓子って甘いんじゃないのぉ〜? それにこの色、体に悪そ〜」」
「サーバル(葉っぱも)食べていいヨ」
「じゃあ僕のと換えてあげるよ。 綺麗に剥けたから」
「ありがと、かばんちゃん」
「♪〜 さくら〜のぉ したぁの〜 ジャパリま〜ん〜が〜 あぁおいし〜 さーいこぉ〜〜」
「♪〜 しょ、しょ、ショウジョウトキ ショウジョウトキのドヤァは・・・」
「騒々しいヤツらですね、まったく・・・」 ぱくぱく…
「風情というものを解さない困ったヤツらなのです、まったく・・・」 もぐもぐ…
ーとまぁ、賑やかな事この上ない。
だが花より団子とも言うし、こんな花見も悪くない。
どれ、私も1つ桜餅でも頂くとしようか・・・
【このろくでもない、素晴らしき世界】
缶コーh…
「ジョーンズちゃぁん、和菓子を食べる時はお茶に限るよぉ〜
はい、どぅぞぉ〜」🍵
「・・・そうですね…」
ジョーンズそこ代われ!
お断りデース
〆カットは草 のほほんとしてgoodです
ちょっとヒネってみましたw
花見は平和だから出来ることですもんね
ショウジョウトキのドヤァはぁ←ここ好き
つ、つ、月夜ドャァ みぃんな出ってドャドャドャァッ!
賑やかで楽しそうですね!
ドブネズミ
「あったかくなるとこう、バリバリとした食感のアレが食べたくなるなあ」
(昆虫や蜘蛛が食べたい)
アフリカゾウ
「春かあ、私はバリバリしたものより柔らかい葉っぱがいいな」
イエネコ
「アレってなによ、しょうもないものじゃあないでしょうね」
「アレはアレだよ、案外すばしこいけどガシッと掴んで一気にこうガツっとムサボるのがいいのよ
イエネコもネズミの一匹くらい捕まえてんじゃあないの?」
「いやないけど、それよりもよ
フツウ自分で仲間のことを食ってるのかって目の前にいる相手に聞く!?」
「ああ、言ってなかったかイエネコには
全然同族でも仲間意識とか無いからいいんだ
この『ラット』の格好の実験台だったしな」
「そ、それはわかったわ!!
それはそれとして、相手がどう思うかも気にした方が良いって!!
ジャパ饅吐きそうになったらどうしてくれるのよ!!」ウエップ
「あ………それは済まなかった
正確に伝えようとするあまり思いやりを忘れていたようだ」
「ねぇ、ドブネズミちゃんさ
それって、仲間って誰のこと?ネズミって言うけど、どういう仲間なの?」
「あ、アフリカゾウは気にしてないのか?まあ大丈夫そうだから答えるけど、私と同じような場所で寝食してたような物好きのことだからかなり近い範囲で同じ種類のネズミだろうな
サンドスターが当たれば私や虫喰いと同じ姿になるんだろうなっていうくらいの」
「そうなの。
ドブネズミちゃんは、今は姿が近い仲間のことを『実験台』とか『食糧』だとかって思ってる?」
「…………全然」
「ふうん。
じゃあドブネズミちゃんにとってはイエネコちゃんも私も仲間って思っていい?」
「仲間か………いや、友達 だ」
「たまには良いこというじゃあないの」
「フフフ、またまたイエネコちゃんたらァ」
「いや素直な感想だけど」
end
なかなかドライな関係 ですね…w
それでも惹かれ合うものがあるんでしょうね
ご感想ありがとうございます
このドブネズミは原作での所行により冷酷な面をもつ性格となりました
ですがこの性格であるがゆえに、信用できる相手がいればかなり入れ込むのかもしれません
3人の関係性がよくわかる素敵なSSですね
ドブネズミちゃんは結構オトコマエ
ご感想ありがとうございます
今やキャラクターを知っているこの三人で書くのが鉄板なので、今後も面子は変わらずやっていくことになりそうです
オトコマエのドブネズミちゃんは、優しいアフリカゾウを前にして影響されています
そしてその優しさを表現する相手も必要なのでイエネコもドブネズミには無くてはならない存在です(イエネコでなくてもいいけど)
なんかいいですねー会話がそれっぽさももちつつも女子の会話みたいで素敵
ご感想ありがとうございます
本音で申し上げると、某勘違いネタで始めようとしましたが書き出してすぐ頓挫しています
虫のことを上手く誤解させるのが難しく、結果通常のイエネコのツッコミ芸になりました……
いつもプロット無しで書き出して成り行きに任せるので当然ですが
ドライでかっこいい関係ですね
オチもそれっぽさがあって笑いましたw
ご感想ありがとうございます
オチの感想も聞けてなにより…
オンモラキ「暖かくなってきたわね・・・私にとっては暑いくらいだけど。」
オンモラキ「さて・・・春の陽気に誘われた娘達がいっぱいいるわね。食べごろな娘は・・・」
???「あの〜・・・」
オンモラキ「・・・?あなたは誰かしら?」
???「私はア、アードウルフです・・・」
オンモラキ「ふ〜ん・・・私に話しかけるなんて意外と度胸あるわね。そういうの嫌いじゃないわ。」
アードウルフ「す、すみません!お、お一人だったのでつい・・・」
オンモラキ(心の声)「この娘、まだ死期は遠いようね・・・まぁ私も暇だし話ぐらい聞いてあげようかしら」
オンモラキ「立ちっぱなしで疲れたでしょ?私の横に座りなさい」
アードウルフ「は、はい!ではお言葉に甘えて・・・!」
🌸🌸🌸🌸🌸🌸
アードウルフ「桜・・・きれいですね・・・!」
オンモラキ「あら?あなた知らないの?桜の木の下には息絶えた者たちがいっぱいいるのよ?」
アードウルフ「え゛っ・・・そ、そうなんですか・・・?」ガタガタ
オンモラキ「まぁあくまで噂だけどね。信じるかはあなたに任せるわ・・・フフフ」
アードウルフ「でもそれが本当なら沢山の人のお陰で綺麗な花を咲かせてるんですよね?」
オンモラキ「お陰っていうよりは死んだものの成れの果てみたいな感じだと思うわ。」
アードウルフ「・・・・・・」👏
オンモラキ「何してるの?」
アードウルフ「も、もしオンモラキさんの言葉が本当なら亡くなった方たちにお礼を言ったほうがいいかなって・・・」
オンモラキ「・・・なんでそんな事するのかしら?」
アードウルフ「えっ・・・?なんでって・・・」
オンモラキ「命なんてみんな消えるものなのよ?そんなものにいちいち祈って疲れないのかしら?」
アードウルフ「で、でも・・・!人を思う気持ちは大切じゃないですか!オンモラキさんにはそれがわからないんですか・・・?」
オンモラキ「残念ながら今まで大量の魂を喰らってきた私には到底理解できないわね。」
アードウルフ「・・・・・・!」
アードウルフ「魂を喰らう・・・オ、オンモラキさんって一体何者なんですか・・・?」
オンモラキ「何者って言われても難しいわね・・・ただ言えるのは死を運ぶ鳥ってことかしら。」
アードウルフ「・・・なんとなくわかった気がします。オンモラキさんの死への概念が。」
アードウルフ「オンモラキさんと私の考え方は全然違うんですね・・・熱くなってすみません」
オンモラキ「まぁそれが生きてる世界の違いってことかしら。死を見慣れた私にとってはあなた達のように感情的になることがないのよ」
アードウルフ「そうなんですね・・・」
🌸🌸🌸🌸🌸🌸彡彡彡 ファサーッ・・・
アードウルフ「あっ・・・桜が散っていっちゃう・・・」
オンモラキ「・・・桜には魂を呼び戻す効果があるらしいわ。まぁ信じるかは」
アードウルフ「私次第。ですよね・・・!」
オンモラキ「フフフ・・・」
オンモラキ「さてと・・・長居しすぎたわね。そろそろ行こうかしら」
アードウルフ「きょ、今日は色々話せて良かったです・・・!」
オンモラキ「あなたとはまたいつか会いそうね。でももしかしたら悪い方向に・・・フフフ」
アードウルフ「悪い方向?それってどういうk」スッ・・・
アードウルフ「あ、あれ?いなくなっちゃった・・・」
オンモラキ「私としたことが・・・はぁ。だから春は苦手なのよね・・・」
終わりです。初SSなのでガバガバですが読んでいただけたら幸いです
命より生まれし者と
死より生まれし者
儚さの代表である桜が引き合わせた一瞬の邂逅、
といったところでしょうか
オンモラキさんの怪しい雰囲気すこなのだ
なるほど、オンモラキさんはクセが強いのと、自分なりの価値観で行動しているというだけで、やっぱ別に悪いフレンズというわけではなさそうだ
オリフレSSで登場してもらってるので、作る側としては掘り下げた雰囲気がわかると助かりますw
なんだかんだでいい子なんですねー
死に対する考えは違ってもそれを認め合っているのがいいですね
オンモラキさんの不思議な雰囲気と優しい天然なアードウルフちゃんも大好きです
すごく、ミステリアスな人ですね!
サーバル
「見て、サクラが満開だよ!」
かばん
「本当だ、キレイだね~」
サーバル
「わーい!満開だよー!アハ、アハハハハ~」
「はぁ…はぁ、えへっサクラだけにサクランしちゃった」
かばん
「…………」
サーバル
「(……無視!?)」
サーバル
「あっ、サクラといえばさくらんぼの"んぼ"ってなんのことかな!」
かばん
「はは、何だろうねー」
サーバル
「(……スルー!?)」
サーバル
「もう!かばんちゃん冷たいよ」
「……さてはあなた偽物ね!クールボックスちゃんね!」
かばん
「…………んぼw」
サーバル
「(……ウケた!!)」
かばん 🔥
「不覚・・・」 /
ボス
「かばん、燃やしちゃだめだヨ!」
ちなみにさくらんぼのんぼは 坊 だ!
さくらの坊(子供)
さくらん坊
さくらんぼ
そして、錯乱坊の姪はさくらさんだ(うるせいやつら)
チェリーと呼んでくだされ
クールボックスは草 なんだかんだでなにより
クールボックスちゃんw
んぼwっていう謎の笑い方好きです
ひげじいを燃やせ!
大まか設定
鉄道のフレンズは帽子を筐体として車両を呼び出すことができる。基本的に呼び出し状態で列車を運転し、もちろん置いておくことも可能だ。呼び出した電車は普通のフレンズが動かすことはできない。呼び出し状態の鉄道フレンズは帽子がない。
個々の鉄道フレンズの紹介
・月光
581系電車のこと。交流専用の寝台列車。
名前は581系だが、なんだか愛称として言うにはしっくりこないので、普段は「月光」と名乗っている。
寝台特急の中で、当時のサラリーマンを支えた車両ともあり、どんな人にも優しく接する。
・明星
583系電車のこと。交直両用の寝台列車。
こちらも愛称としてしっくりこないので普段は「明星」と名乗っている。
581系とは双子のような関係。性格も似ているし、声も似ているので、二人がいると、どっちがどっちかわからない。
違いを見抜くには電流の種類を見るか頭の帽子のミニ電車のマークを見ればいい。
・出雲・瀬戸
285系電車のこと。本当の名前は「サンライズ出雲」「サンライズ瀬戸」。
普段は「出雲」「瀬戸」と名乗っている。瀬戸用編成と出雲用編成の両方がいる。
581系と583系以上に見分けがつかない。でも区別はあるらしい。性格は二人とも明るいほうである。
・瑞風
87系気動車のこと。電車ではなく気動車。
普段は「瑞風」と呼ばれている。ちなみに本当の名前は「Twilight Express 瑞風」。
乗車チケットがないと乗ることができない。しかし、サービスは一級品。
どちらかといえば慎重派である。
月光と明星は昨日の夜からの寝台列車の仕事を終えて、ひと眠りした後に計画を立てていた。
月光
「今日は夜桜を見るフレンズたちを輸送するための列車を運行しなくてはな。」
明星
「月光兄さん、もらった桜餅置いとくね。」
月光
「ありがと。そういえば明星、出雲・瀬戸がどうしてるか知らないか?」
明星
「まだ俺の車内でぐっすり寝てるよ。寝る姿はほんと男の子みたいだよ。」
月光
「まだ時間としては早いな。寝かせてもいいか。」
明星
「兄さん、それで今日の計画はどうするつもりなの?」
月光
「17:00に出発、到着は19:30だ。各席は自由席のつもりだ。俺と明星の車両を連結して、みんながあの景色を見れるようにするんだ。」
明星
「さっすが月光兄さん!あでも、桜が見えるところってあったけ?」
月光
「パークの管理人に断りをもらって新しく桜が見える路線を敷設してもらったんだよ。」
明星
「そうなんだ。にしても、夜桜を見るなんてよく思いついたね兄さん。」
月光
「前にフレンズにこぼれ話をしてた時にたまたま夜桜のことを話していたら、彼女たちが食いついてしまったものでね。あれをどうしようか考えていたんだよ。そのために今回のことを考えていた。」
明星
「そうか...じゃあ、ちょっとした準備を車内に施してくるよ。」
月光
「...?」
続く
ちょっとした準備・・・お座敷かな?
俺も電車でパークの夜桜を見たいです
電車で夜桜を見に行くなんて素敵!
シマカラ とある春の一日
例によって短めです。名物については名前以外何も考えてません
カラカル
「わぁーすごいわねぇ!」
走るカラカルの頭上は一面の桜、桜、桜
それを追っているシマスカンクは
シマスカンク
「おいおい、あまりはしゃいで転ぶなよ?」
大丈夫よ!と言わんばかりの笑顔で返すカラカルにおもわずシマスカンクも顔がひきつる
通りを歩いていくといろいろな屋台が目に入ってきた
ピーチパンサー
「いらっしゃいませー、おいしいお団子はいりませんか?」
カラ
「ねえ、これ食べない?」
シマ
「おっいいじゃないか。じゃあ2つくれないかい?お嬢さん」
2人は団子を片手に通りを歩く。すると…
ホルスタイン
「おいしいミルクはいかがですかー?」
カラ
「ねえこれ」
シマ
「おっいいじゃないか」
ヒメアリクイ
「じゃぱりまんじゅう桜味でしゅ」
ツチノコ
「シン名物、ジャパリ焼きだ!ひとつ100ゴールド!」
…
カラ
「食ぁべすぎたーーーー!!!!」
シマ
「おいおい、先に欲しがったのはお前だぜ?」
2人はお腹をふくらし寝そべっていた
カラ
「でも、おいしかったわね。ゲフ」
シマ
「ああ、でも…」
カラ
「?…!!」
そう言いシマスカンクはカラカルの唇に優しくキスをした
シマ
「これが一番うまいな。ハニー」
カラカルはそのとっさの行動に少し呆然とした後
カラ
「んもう、そんなに褒めても何もでないわよ!」
そう言って赤面した
それをこっそり見ていた周りのフレンズは、2人の世界を大切にしようと
静かに見守っていたのであった
END
食べないで下さーい (いいぞもっとやれ)
お二人さんもう早く結婚しちゃいなYO!
シマちゃんやっぱりイケメン
尊いみが深い!
初SSです。痛くて恥ずかしい文ですがお許しください。細かい時系列とかは全く考えてないです。
「でも不思議だね」
川沿いに延々と続く丘の上をふたつの影が歩いていた。
「なんで川に沿って丘がずっと続いているんだろう…これも昔のヒトが作ったのかな」
「わっかんないや!」
サーバルと僕は長い長い旅をして、かつて<とうきょう>とよばれた場所にたどり着いた。<とうきょう>は、今まで見たことの無い高さの建物が立ち並んでいて、かばんは昔のヒトというものに驚きを隠せなかった。
「うーん…さっき行った<ほんや>にあった<とうきょうがいど>によると、このあたりに<きれいなばしょ>があるらしいんだけど…」
かばんは「東京観光ガイド」と書かれたカラフルな本を手に取りながら辺りを見回したが、それらしいものは見当たらなかった。
「サーバルちゃん、何かきれいなばしょは見える?」
「うーん…みみ…あっ!」
サーバルは何かに気づくなり、一目散に駆け出した。
「サーバルちゃん、待ってよー!」
どうやらその声は届かなかったらしく、サーバルの背中はみるみる遠ざかってしまった。
時々、思うことはある。僕はヒトだ。サーバルに比べて、僕は視力も体力もジャンプ力もスピードも無い。きっと、僕がいなければ、サーバルはもっと早く<とうきょう>にたどり着いただろう。きっと、ドジな僕が起こした失敗でサーバルが迷惑することも無かっただろう…
「ごめん!」
突然声をかけられて、かばんはびっくりした。サーバルが戻ってきたのだ。
「かばんちゃんのこと、置いて行っちゃった」
「僕は遅いし、後から行くからいいよ」
「私はかばんちゃんと一緒に見たいの!」
言うなり、サーバルは僕の手を引いてゆっくりと走り出した。
そうか。ヒトとサーバル、身体能力の差はあれど、ここまで楽しく旅をしてきた。それは、僕とサーバルが互いの「できないこと」を助け合ってきたからだ。大変な旅だったけど、これからもサーバルとずっと旅を続けたい。
サーバルと走ったその先に広がっていたのは桜並木だった。美しい桜色に染まった道は、青い空と重なり、灰色の東京の中で輝いていた。
「かばんちゃん、ここすごくきれいだね」
サーバルに伝えたい思いは沢山ある。きっと、話していたら日が暮れてしまうことだろう。
「あの…サーバルちゃん」
でも、そんなことしなくても、僕たちならこれだけで想いは伝わる。
「ありがとう」
終
終末世界を旅して、「ありがとう」と一言伝えるサーかばを書きたかっただけです。廃墟と化し、ゆるやかに朽ちゆく東京をサーかばが旅してたら俺得なので書きました。
作中の「川沿いの丘」は隅田川の土手をイメージしてます。実は隅田川は行ったことないので細かい地理情報は分かりませんが雰囲気で書きました。
文によって植物の侵食具合が違うのは内緒だ!
なお、画像はすべて転載です。
変わらず咲き誇る桜の背景に折れたスカイツリーがあって、緑に包まれようとしていたらいいよね…
お目汚し失礼しました。
確かにサーバルだけならいち早く[とうきょう]に着いていただろう
でも1人きりなら[とうきょう]に来ようと思っただろうか?
桜並木を見てもそこまで心が動いただろうか?
2人だから辛さは半分になり、喜びは倍増するのではないだろうか?
・・・ってボクは? (ボス)
ボスは今頃桜の花びらに埋もれて行方不明だ
アワワワ…
感想ありがとうございます。
脚本のひとそこまで考えてなかった…勉強になります。
ボスは話の展開的に入れるのが難しかったので、かばんちゃんのかばんの中あたりで大人しくしてもらうことにしましたw
サーかばが目にしたとーきょーの桜並木は、さぞかしきれいな事だろう
俺もその朽ち行くとーきょーを探検するサーかばの背後を、透明人間になって付け回したいもんだぜ!初SSお疲れ様!最高!👍
感想ありがとうございます。
僕も透明人間になって付け回してニヤニヤしたい!
初めてとは思えない出来でした👍👍終末世界って荒廃しただけじゃなくこういうところもあれば素敵ですよね
感想ありがとうございます。
廃墟は(年数にもよりますが)けっこう緑が生えるので、かばんとサーバルに似合うかなーと思って書きました。
緩やかに滅びゆく
週末終末世界大好きです。初のSS作成お疲れさまでした👏
私も廃墟好きなので、廃墟となった東京を散策するふたりの尊い姿がありありと…
感想ありがとうございます。
廃墟好きなb0782さんにもそう思っていただけて光栄です。
サーかばって廃墟世界にすごく似合いますよね。
フレンズ達と廃墟の調和がすごくいいんですよね…わかる
フレンズ達が元気で天真爛漫だから、廃墟の悲壮感みたいなものがマイルドになってよい塩梅になるのが素敵
二人の素敵な旅路が目に浮かぶようです!
>> 4
歌詞は良いのにトキの歌はいつもこうなのだ…
お花見リサイタルの華々しさは二人のトキのボリュームにも負けないものがあったのでしょう
カラスノヨウニ ニゴッタコエデ トテモウルサカッタンダッテ
スナドリ「はーるがきーたーはーるがきーたーどこーにーきたー♪」
サモエド「あらあらサモエドちゃん、ずいぶんはしゃいでるね」
スナドリ「いやあだってさ、そろそろ春だぞ!あったかい日差しに桜の花びら、満開の花々の中でシート引いてバッタ食べてジャパリソーダ飲んで飛んで遊んで……」
サモエド「あはは、ウキウキねサモエドちゃん。でもいま……」
、
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「秋ですよ。」
スナドリザムービー
失われたバッタ
、
、
、
スナドリ「ええっ!だってだってもうすぐ4月だって!日めくりカレンダーを毎日破ってただろ!」
サモエド「でもここ南半球だよ。」
スナドリ「なんでだよ!いつからワープさせられたんだよ!いつどこで現実改変が起こったんだよおかしいじゃん!」
サモエド「だって…んまあ、OGビーフでも食べて落ち着きましょ」
スナドリ「オーストラリアで決定だよ!もう見た!?じゃねーんだよオイ!そのでっかい肉よこせ!あ!うまいなこれ!」
サモエド「まだまだあるよ〜」ガラガラ
スナドリ「おおっ玉ねぎか!いいね、これがなくっちゃバーベキューは始まらないー…って!ネコに玉ねぎ食わすなーーっ!!!」
サモエド「フレンズだからいいでしょ」
スナドリ「ネコは!チョコと!玉ねぎは!ダメなの!食べられても真似しちゃうネコが出てくるかも知れないだろ!!ほんとは毒として作られてるのをぼりぼり食べられる方がおかしいの!わかる?!」
サモエド「美味しいよ」シャクシャク
スナドリ「食べられるのかよ!」
サモエド「後でテロップ入れておいたらなんとかなるでしょ」
スナドリ「その手があったな!よし!私も食べるぞ!」シャク
サモエド「でもやけに静かね、この海」
クロノ「やっほー」
サモエド「こんにちはー、あなたも玉ねぎ食べる?」
クロノ「いや犬猫が玉ねぎ食べちゃダメだろ」
スナドリ「もういいよそのネタ!解決したし二番煎じ!」
クロノ「おいおいおい初対面でその物言いはないだろう、挨拶が欲しいよ挨拶が……」
スナドリ「そ、それもそうだな。おほん、私はパークの人気者にしてスーパースター、星の砂の下に生まれてきたスーパー美少女、スナドリネコさんだ!」
サモエド「だめだよ嘘ついちゃ。因みにボクはマサラタウンのサトシ、それでこっちが相棒のピカチュウだよ」
スナドリ「あんたの嘘の方が悪質だよ!」
クロノ「夫婦漫才やってんじゃないんだぞ」
スナドリ「……//」
サモエド「っ……//」
クロノ「…お、おいやめろよ……こっちまで恥ずかしいじゃんか……///」
えくすきゅーずみー!
クロノ「申し遅れた、我はクロノサウルスのクロノス。近くに奇妙な残滓を見つけてもしやとおもって浜辺を捜索していたら、君たちを見つけたんだ。」
スナドリ「ざ、ざんし?」
クロノ「時の残滓、といえばいいのかな。時にサンドスターは守護けものくらいの力を合わせると時やタイムラインを移動できる力も有しているらしいんだ。詳しくは私もよくわからないんだけど。」
サモエド「ああ!だからクロノサウルスさんが来たのか。」
クロノ「いや、我の名になったクロノスは時の神じゃない方のクロノスだ。ギリシャ神話のゼウスの父神だな。よく間違われやすいから覚えていてくれ。」
スナドリ「ここまできてようやくためになる情報に出会えた気がする」
クロノ「ところで汝らはどうしてこんなところに?」
サモエド「バーベキューをするんです」
クロノ「それは現在進行じゃないか。過去を教えてくれといってるの…」
スナドリ「春を探してるんです!!!」
クロノ「?????」
えくすきゅーずみー!
クロノ「なるほどね、つまり君たちは時間と空間を超えてこんな場所まで来てしまったわけだ。」
スナドリ「帰れるんですか?」
クロノ「いやわからん……」
スナドリ「だよね…」
クロノ「そこになぞのワープホールが開いているだけだが」
スナドリ「絶対それだよ!!!!!!」
サモエド「お世話になりましたー!バーベキュー美味しかったですー!」
クロノ「おいこらー!後片付けしやがれ!海を汚すとキレますよ?(長州力)」
スナドリ「またねー!」
ピュンッ
スナドリ「……もうすぐ春、か」
サモエド「……そうですね。ふふっ」
スナドリ「…ん、ああっ!」
スナドリ「美味しそうなバッタだーーーー!!!」
おわり
スナサモノリノリやんけ!片付け終わるまでがバーベキューよ
春(秋)
私のオリフレ出演させていただいてありがとうございます🙇♂️
わちゃわちゃした掛け合いが楽しい!そして夫婦漫才に赤面するあたりに尊み…
(自分のオリフレで尊みを感じられる日が来るとは)
謎にボクサモが頭に残って且つログがなかったのでボクサモになっちゃったんだけど合ってましたかね…?
スナサモはできてる(ソースは月刊雑誌ジャパリ)
確か逆輸入してボクっ娘になってたはずなのであってます👍
勢いで最後まで持ってっちゃいましたねw
ちなみにボクサモの犯人は私です
ツッコミの勢いがすごいw
みんなノリノリで楽しいSSですね
みんな仲良くさそうでいいですね!
>> 14の続き
以前紹介のキャラは前の説明を見てください。
・こだま
151系のこと。国鉄黄金期のビジネス特急。
時間に厳しい。特急列車たちから「先輩」と慕われる。
当時の狭軌最高記録である163km/hを叩き出したことも。
・やくも
381系のこと。国鉄特急最後の生き残り。
世界初の振り子式車両。律儀で、後輩思いの良き先輩である。
明星(583系)と面識がある。過去の湖西線で行われた速度試験で179.5km/hをたたき出しており、在来線最高速度で現在でも塗り替えられてない。
明星
「できた~。これだよ兄さん。」
月光
「これは、ライト?」
明星
「そうそう。停車する場所には灯篭があるけどそれだけだと暗いと思ってね。モチーフは流れ星新幹線だよ。」
月光
「いい案だ。なかなかやるじゃないか。でも出雲・瀬戸はどうした?」
明星
「手伝ってもらったんだよ。後で運用があったからすぐどっか行っちゃったけど。」
月光
「そうか。お、こだま先輩とやくもじゃないか。おーい!」
こだま
「おや、何をしているんだい?」
月光
「ちょっとした話を。こだま先輩は、昼の運用を終えてきたんですか?」
こだま
「そうだ。やくもも一緒だ。」
やくも
「こんにちは~。」
明星
「やあ、やくも。」
やくも
「明星先輩、あなた車両になんかついてますね。ライトですか?」
明星
「おや、すぐ気づいたね。兄さんは言わないと気付かなかったのに。」
こだま
「今日の夜桜のためか。その運用手伝わせてくれないか?」
やくも
「それ、ぼくも手伝わせてほしいな。」
月光
「ありがたい。それでは、俺の電車にも明星と同じことをして、フレンズたちをびっくりさせようじゃないか!」
明星、こだま、やくも
「そうしよう!」
つづく...。
煌びやかなライトで夜を演出か?
(1話感想も含めて)
パークの舞台裏って感じがして好き
みんないい子たちですね
【PPPかいさんコンサート】
アライ
「やっと着いたー! のだ…」 orz
かばん
「お疲れ様です」
サーバル
「だから途中で代ろうかって・・・」
フェネック
「気にしないでいいよ~ アライさんはフィジカルだけが取り柄だからね~」
アライ
「そうなのだ。 アライさんは無敵なのd…」 。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:. .. ( ̄:;....::;.:.
ボス
「アワワワ… サンドスターが枯渇かけてフレンズの形が保てなくなってるヨ」
フェネック
「・・・」 ( ꒪⌓ ꒪)
かばん
「あぁっ! フェネックさんの目のハイライトまで・・・!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「危ないところだったのだ」
フェネック
「アライさんはいつもムチャするんだから~ 気を付けてよ~」
ジョーンズ
「アルパカさん、ちょっといいですか?」
アルパカ
「なにかなぁ~」
ジョーンズ
「自販機くんのラインナップに『ボス』が無いんですが・・・」
アルパカ
「そうなのぉ~? 考えたことなかったなぁ~
午後の紅茶じゃダメなのぉ~?」
ジョーンズ
「クラフトボスか、せめてリプトンを・・・」
アルパカ
「分かったゆぉ~ 後でボスに頼んどくにぇ~」
サーバル
「あ、ジョーンズちゃん。 来週のお花見には来れそう?」
ジョーンズ
「はい、行きます。
ただ雨がちょっと心配ですね」
かばん
「そうなんですか?」
ボス
「4月2日の降水確率は50%だヨ」
サーバル
「え~!? それって降るの? 降らないの?」
フェネック
「100%で降らないこともあるし、0%で降ることもあるからね~」
アライさん
「お~ さすがフェネックは何でも知ってるのだ。
まるでどこかの『きょぬーでメガネの三つ編み委員長』みたいなのだ」
フェネック
「・・・今では随分イメチェンしちゃったみたいだけどね~」
サーバル
「かばんちゃんだってアイデアや発想力ぅでは負けないんだから!
お尻だって大きいし」
かばん
「サーバルちゃん… 嬉しいけど恥ずかしいよぉ」
サーバル
「あ、PPPの新しいコンサートポスターだ!」
アルパカ
「あぁ、それにぇ~
マーゲイちゃんがさっき貼っていったんだゆぉ~」
サーバル
「え~っとぉ『PPPかいさんコンサート』だって」
かばん
「え・・・?」
サーバル
「どうしたの? かばんちゃん」
かばん
「ほんとだ。 確かに『かいさん』って書いてある」
サーバル
「それがどうかしたの?」
博士
「集会・行事などが終わって、集まっていた人が分かれてばらばらになること。
会社・法人・結社などの『団体組織を一定の手続きにより解消させる』こと」
助手
「解散にはそういう意味がありますね」
サーバル
「よく分かんないけど・・・?」
かばん
「PPPさんたちがアイドルをやめちゃうかもってことですか・・・?」
サーバル
「え~!?」
アルパカ
「あら~」
トキ
「そう。 ライバルがいなくなるのは少し残念だけど・・・私のファンがまた増えてしまうわね」
ショウジョウトキ
「時代が私に追い付いてきたんですけどぉ!」 ドヤァ
かばん
「あの、アルパカさん。
マーゲイさんは何か言ってませんでした? 様子はどうでした?」
アルパカ
「んん? 普通だったと思うけどぉ?
イワビーちゃんのアイデアを取り入れたとかで、
『これまでどのフレンズも見たことのないようなライブにします!』って張り切ってたゆぉ~」
サーバル
「ホントだ。
会場はいつもの[みずべステージ]じゃなくて[ひので港]特設ステージだって」
フェネック
「日取りは~?」
サーバル
「4月1日・・・
って、お花見の前の日だ!」
かばん
「確かお花見にはPPPさんたちも来るって言ってたよね?」
アライ
「それって気まずい雰囲気になったりしないのか?」
サーバル
「よく分かんないけど、コンサートは絶対見に行かないとね!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ーこの噂は瞬く間にパーク中に広まったー
「ねぇ、ホントにPPP解散しちゃうのかな?」
「これから何を楽しみに生きて行けばいいのー!?」
「プリンセスが肝臓壊したとかかな? だからあれほどお酒は控えてって・・・」
「コウテイのどことは言わない部位が大きくなりすぎて衣装が着れなくなったんだよ、きっと」
「それは痩せるとか、衣装のサイズを大きくすれば済む話じゃ…?」
「ジェーンちゃんも『普通の女の子に戻りたい』のかなぁ~?」
「イワビーが別のバンドグループに移籍・・・?」
「そう言えば時々居なかったよね」
「フルルがとうとう寿退所!」
「え、それってちょっと前から付き合ってるって噂のファンクラブ会長と・・・?」
ファンたちが解散の理由について侃侃諤諤 の議論を戦わせる中、とうとう当日を迎えるのだった。
ライブは、最後だからと気合が入っている様子も、悲壮感が漂っているようにも見えず、
大方の予想に反して普段通り進行していた。
いつもと違うのはディナーショーのようにテーブルと椅子が用意されていることくらいだ。
マーゲイ
「オープニング曲は初代PPPのカバー曲で『my graduation(SPEED)』でした。
続いては2代目PPPのカバー曲『春一番(キャンディーズ)』です!」
カバ
「選曲や原作のグループに何らかの意図を感じるような気がしますわね」
アライさん
「そうなのだ?」
フェネック
「・・・2代目PPPの解散コンサートでもコレを歌ったんだよ~」
アルパカ
「やっぱりアイドルを卒業しちゃうのかにぇ~」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マーゲイ
「続いては今ライブのメインイベント!
こちらにご注目ください!」
マーゲイの差し出した手の先にはオーロラビジョンがあり、PPPの面々が手を振っているのが映った。
録画映像のようだ。
面々は思い思いに海に飛び込むと
縦横無尽に泳ぎ回り、生きた魚を手掴みしたり、海女さんのように潜水して貝を獲ったり、
マグロの一本釣りまで披露する。
観客「漁業アイドル!?」
タライやザルに入った新鮮な魚介類、そして超大物のマグロを前に
PPPたちが[すしざんまいポーズ]をキメたところでVTRは終わった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
舞台上ではヒグママによるマグロ解体ショーが始まった。
ヒグマ
「なんで私が…」
リカオン
「ひゅーひゅー」
キンシコウ
「ほら笑って笑って~」 REC
切り分けられたマグロ、そして先ほどVTRの中に出てきた魚介類がPPPの手で各テーブルに配られる。
サーバル
「みんな生き生きしてるね」
かばん
「うん。 とてもこれで解散するグループ、とは思えないんだけど…」
MCパートが始まった
コウテイ
「じゃあここからは、皆お待ちかねのトークタイムだ」
観衆「ゴクリ…」
プリンセス
「ちょ…アイドルのライブでMCパートが一番楽しみっておかしいでしょ」
ジェーン
「歌や踊りみたいに、お喋りももっと上手く出来るといいんですが…」
フルル
「このグダグダさ加減がクセになってるっていう子もいるんじゃないかな~」
イワビー
「お前が言うなよなぁ」
プリンセス
「まったく。 相変わらずね、この子たち・・・て、今日はどうしたの? みんな」
コウテイ
「そう言えば何か雰囲気がおかしいな。 最初から」
ジェーン
「お通夜みたいなオーラが出てますよね」
イワビー
「なんだぁ、お前ら? 調子でも悪ぃのかぁ?」
フルル
「ジャパリまん食べる~?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それは私から説明しましょう」
プリンセス
「ちょっ・・・マーゲイ? 台本と違うわよ」
マーゲイ
「今日は何月何日か知っていますか?」
マーゲイは構わず続ける。
ジェーン
「4月1日ですよね」
フルル
「あ~」
イワビー
「なんだ、フルル。 お前何か知ってるのか?」
マーゲイ
「今回、パーク中に張り出した告知ポスターがコチラ。
<PPPかいさんライブ>
そしてコウテイさんに見せた見本刷りがコレになります。
<PPP海産ライブ>」
コウテイ
「それが?」
マーゲイ
「実は今日、4月1日はヒトの風習でエイプリルフール・・・嘘をついてもいい日なんです!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観客「・・・」
コウテイ「ほう」
プリンセス「つまり」
イワビー「オレたちを騙した、と」
ジェーン「ファンの皆さんまで不安に陥れて・・・」
フルル「がっで~む」
パン! パン! パン! パン! パン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・観客はドン引きだった。
そして更に衝撃の事実が明かされる。
マーゲイ
「実はこの企画、博士たちにも手伝ってもらったんですが・・・」
博士
「あ、バカ」
助手
「なんでバラしてしまうのです」
サーバル
「そう言えば博士たち、カフェで・・・」
博士
「あ、あれは『解散』という言葉をネット辞書の受け売りで解説しただけで・・・」
助手
「誰もPPPのことだとは言ってませんよ?」
かばん
「2人とも・・・」 (^∀^#)
この後、博士たちは1週間おやつ抜きの刑に処されたという・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観客「つまり、どういうことーー!?」
プリンセス
「心配かけたわね」
ジェーン
「活動は続けます。 つまりはこれからもどうかよろしくお願いします!」
フルル
「え…あれぇ? もしかして私たちドッキリに引っ掛かってたってこと~?」
コウテイ
「みんな! ウチのマネージャーがお騒がせてしてすまなかった! だが・・・
PPPは永遠に不滅だ!」
\おーーー!/
カバ
「そのセリフもどうなのかしら~?」
アルパカ
「ある意味フラグを折ってるのかもしれないにぇ~」
ー完ー
ちゃんと海産ライブですからある意味嘘ついてはいないですねw
ギリギリ言い訳の立つレベル・・・にしたはずが、
PPPの逆鱗に触れたマーゲイにはご褒美、
かばんの躾により博士たちには罰が与えられることに…w
PPP解散しないんやよかったぜー
ジョーンズどこいったんや!
ちょっとしたドッキリでしたね
ジョーンズちゃんは、お花見にはちゃんと来てましたよ
解散しないんかーい(だがそれがいい)
そんな意見は、意に介さん!(気にしない)
うそというか、解釈の違いですね!
PPPは絶対に解散しません!
たとえ解散しても、pppは何度でも蘇るさ
なぜならパークの夢を司る存在だからだ!
4月1日の午前中だけ嘘をついてもよいという習慣。エイプリルフール。日付の概念を知らぬけものには、春になれば1日だけ嘘をついても許されるなどのように誤解が広がっていた。
「ねえねえ、知ってる?」
「なあに?」
「この前聞いた話なんだけどさ、フレンズってジャパまんをよく食べるのは理由があるんだって」
「えー、考えたこともないなー。別に甘い木の実とかシャキシャキの茎とか食べるしー」
「そういうこともあるだろうけど食べるでしょ?ジャパまん。ほんとはねー……………」
広がる噂自体は真実であっても、言っている本人が嘘のつもりであれば嘘吐きが存在することになる。
この歪んだ習慣は、誰もその嘘について深入りせず噂話が立ち消えることで問題視されずに根付いていた。
ドブネズミ、アフリカゾウ、イエネコはそんな現象に遭遇した。
ドブネズミ
「島の外に出ないようにするため?」
イエネコ
「ええ、確かにそう聞いたのよ」
アフリカゾウ
「それはどういうわけなのかな?そこまでは聞いてる?」
イエネコ
「大体それもわかるわ。島にはサンドスターがあるわよね?」
ドブネズミ
「そうだな」
イエネコ
「そのサンドスターは私たちがこうしていられるようにしている物質なのも、わかるはずよ」
アフリカゾウ
「うん。マイに見せてもらったからね」
イエネコ
「で、よ。私たちは島から離れるとこうしてはいられなくなるっていうのよ」
ドブネズミ
「ん?島から離れると?ってことは、外には無いのか」
アフリカゾウ
「サンドスターって珍しいものなんだっていうもんね。だから研究所がこの島にあるんだよね」
イエネコ
「ドブネズミもアフリカゾウも、研究所で作られたようなもんだからわからないわよね。ま、要するに、島から離れたらサンドスターが無くてこのままではいられないから、それを止めるためらしいの」
ドブネズミ
「あのジャパリ饅が?そうするとおかしくないか?食べたいものがいつもアレになるとは限らんだろ」
イエネコ
「またイロイロ聞いてくるわね。飽くまでも噂のことを話しただけだから、私に聞かれても答えられないわ」
ドブネズミ
「なんかな、噂という割には奥がありそうな気もするんだ。
そのために配ってる饅頭が実際に機能してるのかを調べたくて、噂を流して確かめているのか?
あるいは配らせたくない何者かの企みか?
饅頭は他の食べ物と違って途轍もなく長持ちするから、受け取るわたし達によほどのことが無い限りは手元に届くんだよな」
イエネコ
「ちょ、まさかホントにジャパまんには何かあるっていうの?」
アフリカゾウ
「……………」
ドブネズミ
「こういう考察はわたしの趣味のようなものだ。聞きたくなければ耳を塞いでいてもいい」
アフリカゾウ
「びっくりしちゃったよ。丁度みんなで食べようとしてたから」
両手とマフラーで3つのジャパリまんじゅうを持ったアフリカゾウから、ドブネズミとイエネコは、一つずつもらって食事の時間を共にした。
おわり
当時の『考察』に近いものがありましたね
果たして本当か妄想か
それともウソから出たマコトが真実になってしまうのか・・・?
深く知らないほうがいい真実もあるかもしれない
世の中にはそういうこともあるのだ
実際のところジャパまんには何があるんでしょう…
ジャパまんこわい?ですね
【別れと出会い】
― ××年前 -
私は1週間前、長年連れ添ったパートナーを失った。
とても頑丈で細かいことにも気の付く良い子だったが、
この時ばかりは無計画で無鉄砲なところが災いした。
生きる気力を失った私は、そのままサンドスターが枯渇するのに任せて消え去るつもりでいたが、
毎年一緒に花見をしていたのに今年はちゃんと見れなかったことを思い出し、
冥途の土産のつもりで、この丘にやってきた。
しかし桜はものの見事に散っていた。
花びらこそ地面を覆い尽くしていた(桜絨毯というんだったか)が、キレイだと思える気分ではなかった。
なぜ桜は散ってしまうんだろう? なぜずっと咲いていられないんだろう?
そんな感傷的に気分になってしまう。
去年までなら『そんなもの』と割り切れていたのに・・・
ふと視界の隅に花が咲いているのが映った。
でも桜ではない。
なんという名前だっただろう?
???
「のだーーーーー!」
💃➰➰➰➰➰➰➰➰➰➰ゴロゴロゴロ・・・
しんみりとした空気を台無しにする声と共に『何か』が目の前に転がり込んできた。
フェネック
「…!?」
その『何か』に声を掛けようとして、思わず固まってしまう。
???
「イテテ・・・ 急に突風が吹いてきて飛ばされてしまったのだ」
言葉が出なかった。
早く声を掛けないと、このままではすぐにどこかに行ってしまうだろう。
そして、少しでも会話を引き延ばさないと・・・
フェネック
「・・・春一番のこと~?」
咄嗟に口から出てきたのは子供騙しのような『間延びした言葉遣い』だった。
???
「1、2、3、なのダーー!」
相手は気にすることなくノってきた。
フェネック
「モノマネ芸人の話じゃないよ~ しかも古いよ~」 (今なら誰になるのだろう)
???
「そうなのか? とにかく助けてくれてありがとうなのだ。
・・・えーと、命の恩人の名前を教えて欲しいのだ」
フェネック
「別に助けてないけどね~ フェネックだよ~」
キュルル…
アライ
「あ、アライさんはアライさんというのだ!
アライさんは『けもの』だけどタヌキじゃないフレンズなのだ!」
腹を盛大に鳴らしたアライさんは何故か必死に自己紹介する。
アライ
「そう言えば全然食べてなかったのだ」
フェネック
「あ、じゃあコレ・・・」
一緒に出掛ける時のクセで、つい準備万端整えてしまっていたことに我ながら戸惑いつつ
懐からジャパリまんを1つ取り出すとアライさんに渡した。
アライ
「ありがとうなのだ!」
フェネック
「?」
すぐに齧り付くと思いきやアライさんはニコニコしたままこっちを見ている。
フェネック
「どうしたの~ 遠慮しないで食べなよ~」
アライ
「フェネックは食べないのか?」
フェネック
「・・・今は食欲が無くてね~」
実際、この1週間というもの空腹感はマヒしていた。
アライ
「ジャパリまんを食べて『元気出すかー!』なのだ」
そう言うとジャパリまんを千切って大きい方を差し出してきた。
ツッコミどころが多過ぎる・・・
とりあえずモノマネ芸人の話はもう引っ張らなくていいと思うがスルーして、
フェネック
「全部食べていいよ~」
それだけを言うに留めておいた。
しかし、
アライ 😆
「フェネックが食べないならアライさんも食べないのだ」 キュルル…
フェネック
「・・・」
受け取らないわけにはいかなくなった私は、差し出されたジャパリまんを手に取ると半分に千切り、
片方をアライさんの手に握らせると、自分の分のジャパリまんを一口齧ってみせる。
アライさんはそれを満足げに確認すると、自分も両手に持ったジャパリまんを一気に口に放り込んだ。
アライ
「むぐ… ぐ・・・ げほっ げっほ!」
盛大に噎せるアライさんを見て、スッと水筒を手渡した。
アライ
「んぐんぐ… ぷは~
死ぬかと思ったのだ」
フェネック
「気を付けてよね~ そんなに急いで食べるから~」
アライ
「フェネックは、まるでこうなることが分かってたかのように用意が良いのだ」
フェネック
「・・・」
パークは冬の時代を迎えていた。
長い間サンドスター山の噴火が起こらなかったせいだ。
2代目PPPが3人しか集まらなかった背景にも、そういった事情があった。
特に深刻だったのはライオンやヒグマといった強いフレンズが生まれなかったことだ。
(ジョーンズさんというチート級の宇宙人が居た世代もあったそうだが、この時期は母星に里帰りしていたらしい)
必然的にセルリアンによる被害が増大し、フレンズはどんどん数を減らしていた。
群れで対抗しようにも5人以上集まっていると決まって襲ってくる性質のオメガセルリアン(裏ボス)のせいで
博士たちからは『なるべく密にならないよう』通達が出る始末だった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ある日のこと、私たちは毎年恒例のお花見をすることにした。(2人ならセーフだ)
その丘に向かっていると、歌声が聞こえてくる。
フェネック
「今日だったんだ」
このご時世では仕方ないことだったが、
2代目PPP解散コンサートの会場となった桜の丘は閑散としていた。
観客はソーシャルディスタンスを守るようキツく言い含められていたし、
多くのフレンズはボスネットでの配信ライブでの視聴を選んでいた。
♪ジャン、 ジャンジャジャン♬
\ドーーーン/
「なに!?」
「サンドスター山の方だよ」
「噴火!? 何年振りだろう?」
「もうちょっと早かったら…」
「紙テープとかクラッカーを用意しとけばよかったね」
こうして2代目PPPはサンドスター山の粋な演出で最後の花道を飾り、惜しまれつつ引退した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
偶然PPPの解散に立ち会った、その帰り道。
私たちは『例のセルリアン』に出くわしてしまう。
情けないことに私は立ち尽くし、『覚悟』を決めることしか出来なかった。
それを打ち破ったのはパートナーだった。
アライ
「ここは任せるのだ!
フェネックは会場に戻って、この事を知らせるのだ」
フェネック
「でも…」
アライ
「早くするのだ!」
私は急いでコンサート会場に戻ると、
思い出話に花を咲かせたり余韻に浸っていたフレンズ、
そして名残惜しそうにファンと交流しているPPPに例のセルリアンが出たことを伝え、避難を促した。
数分後、急いで取って返した私が目にしたのは、
満足したのか立ち去ろうとするセルリアンの後ろ姿と
元パートナーの変わり果てた姿だった。
アライ
「アライさんはそろそろ行くのだ。
ジャパリまん、ごちそうさまだったのだ」
フェネック
「どこに?」
慌てて引き留める。
アライ
「そうだ、フェネックは知らないか?
実は誰かと一緒に桜を見に行こうとしていた記憶はあるのだ。
だけど、それが誰で、どこに向かってたのかまでは思い出せないのだ」
薄々そんな気はしてたけど、記憶の引き継ぎはされていないらしい。
アライ
「そこに向かっている途中でモノマネ芸人に吹っ飛ばされたのだ」
もう記憶の改竄は進んでいる・・・
フェネック
「もしかして・・・ココ?」
思い出すだろうか?
アライさんは辺りを見渡す。
アライ
「おーー! 確かに記憶の通りの場所なのだ!
さすがはフェネックなのだ!」
どうやら『誰か』までは思い出せなかったらしい。
だけど、それほどショックではなかった。
アライ
「あーー! 散っているのだ!
どうしてなのだ・・・」 orz
物事には必ず『終わり』が来る。
でも一方で『始まり』や『再開』もある・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(うーがおー!)
そこに『例のセルリアン』が現れた。
突然のことに私は立ちすくんでしまう。
『覚悟』を決める余裕も無かった。
アライ
「フェネック! ここは任せて逃げるのだ!
フェネック
「!?」
私はアライさんにパートナーだった頃の記憶が残っているのかなんて、気にしてたのがバカらしくなった。
結構序盤から・・・いや再会した時からアライさんはアライさんだった。
だから言える。
フェネック
「冗談~ アライさんに付いてくよ~」
たとえ散るにしても、今度は一人で逝かせたりはしない。
アライ
「・・・分かったのだ。 でもどうすればいいのだ?」
フェネック
「・・・」
今度ばかりは策を用意するヒマなんて無かった・・・
「ジョーンズビーーーム!」
ぱっかーーーん!
勝負は一瞬で決まった。
ジョンーズ
「大丈夫ですか?
あ、申し遅れました。 今日からまたパークの調査のために赴任したジョーンズです。
よろしく」
アライ
「アライさんの見せ場が取られたのだぁっ!」
フェネック
「いや~ SSがリンクしていたおかげで助かったね~」
アライ
「メタいのだ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「ジョーンズさんは命の恩人なのだ。
是非お礼をしたいのだ。」
ジョーンズ
「それなら長に挨拶に行きたいので道を教えてくれませんか?」
アライ
「そんなのお安い御用なのだ!
ってフェネック、どう行くんだっけ・・・?」
私はパークの地図を渡しながら[としょかん]の場所を説明する。
ジョーンズ
「なるほど。 よく分かりました。
ではこれでチャラということにしましょう」
そう言うと颯爽と去っていった。
アライ
「すまーとでくーるなだんでぃなじぇんとるまんだったのだ」
今度、缶コーヒー『ボス』を差し入れしておこう・・・
\ドーーン!/
アライ
「のだーーー!」
サンドスター山が再び噴火をした。
その音に驚いたアライさんがひっくり返る。
フェネック
「もしかしたら・・・
太陽みたいなものかも~」
アライ
「なんのことなのだ?」
フェネック
「太陽は沈んでも見えなくなるだけで、朝になったら登ってくるでしょ~
1日で、という訳にはいかないけど桜もそうやってまた咲くんじゃないかな~」
アライ
「そうか・・・サンドスター山も活動再開、なのだ」
????
「あの・・・」
アライ
「なんだ?」
????
「伝説のアイドルPPPが解散しちゃったって本当?」
フェネック
「・・・ちょうど1週間前にね~」
????
「あぁ、やっぱり遅かったのね…」
アライ
「?
無くなったのならまた作ればいいのだ」
????
「❗ そうね、その手があったわね!
ありがとう。 そうと決まれば・・・」 …走
アライ
「なんだったのだ?」
フェネック
「ふっふっふーw」
「ぷは〜! ライブ明けの一杯は五臓六腑に染み渡るわね〜」 (>_<)
「おい、一杯どころじゃないじゃないか! ピッチが早過ぎるぞ」
「もう完全に出来上がってますよね」
・・・・・・
「♪〜 もうすぐは〜〜るですねえ ふんふ ふふふふ ふふぅふん」
「だらだらしても怒られない… 毎日が花見ならいいのに…」
・・・・・・・
アライ
「フェネック、ちょっと気になったのだ」
フェネック
「な〜に〜?」
アライ
「フェネックの喋り方って最初からそうだったのだ?」
フェネック
「さぁ〜 どうだったかな〜?
そう言えばアライさんと会ったのも、このくらいの時期だったね〜」
願掛けみたいな理由で始まった言葉遣いだったが、なんのことはない。
どこまでも付いて行けばよかっただけだった・・・
もうクセになってしまったので今更変えようとは思わないけど。
アライ
「そうだったのだ! あの時はモノマネ芸人に飛ばされて大変だったのだ」
フェネック
「そこまで完全に間違えて覚えちゃってたらフォローのしようが無いね〜」
アライ
「ふぇねっくぅぅぅ!?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル
「あぁ、博士たち!
食べてるじゃなーい!」
博士「やべぇ」
助手「バレてしまったのです」
かばん
「博士たち!」
博士「シュ…」
助手「シュ…」
かばん
「今日はお花見だから大目に見ますけど明日からはきっちり1週間おやつ抜きですからね!」
アライ
「かばんさんは怒らせると怖かったのだ…」
フェネック
「意外だね~」
☁ポツ… ポツ・・・
ジョーンズ
「空模様が怪しくなってきましたね」
アライ
「じゃあそろそろ行くのだ」
フェネック
「はいよ~ アライさんについてくよ~
あ、ジョーンズさんコレ…」
つ缶コーヒー『ボス』
ジョーンズ
「はい?」
フェネック
「今度こそチャラだからね~」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ジョーンズ
「缶コーヒー『ボス』の差し入れもあったことだし、私も1つ桜餅でも頂くとしようか・・・」
【このろくでもない、素晴らしき世界】
缶コーh…
アルパカ
「ジョーンズちゃぁん、和菓子を食べる時はお茶に限るよぉ〜
はい、どぅぞぉ〜」🍵
ジョーンズ
「・・・そうですね…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そう。
晴れの日がいつまでも続かないように花もいつかは散る。
そしていつかはまた花開く
私たちも、この先散り散りになることがあっても。
今度は私から会いに行く。
何度だって巡り会ってみせるから・・・
ー完ー
<リンクSS>
>> 5
>> 77
いい話かと思ったらただのジョーンズ無双じゃねーか!
と思ったら最終的にはいい話で面白かったです
時間が押して、思わずジョーンズに縋ってしまいましたw
結果的にトリプルリンクSSならでは、になったかと
良い話だなーそしてジョーンズ強すぎぃ!
やぱり伏線?管理が上手なフレンズですね
アラフェネは尊い。 ジョーンズはチート。 はっきり分かんだね。
ありがとうございます(後で修正出来なくなるので大変ですけどね)
二人にはそんな過去が…とても良いお話でした!
一期はキャラが立っているので「その後」の話も膨らませやすいですが、
「こんな過去が?」という話も作れるのが強いですね
>> 14>> 58の続き
列車出発まで残り僅かのころ。
月光
「指定席の番号がわからないものは私か明星に相談するように!さあ車内へお進みください!」
明星
「焦らないでくださいね。車内混雑するのでなるべくお早めに自分の席へとどうぞ!」
こだま
「出発まで残りあと3分です。お乗り間違えの無いようにご乗車ください!」
やくも
「月光号車両乗車完了確認!ドア扱い行います、折戸ですので扉にご注意ください!」
案の定駅はフレンズたちによってごった返していた。
明星
「出雲君、瀬戸君、いる?」
出雲 瀬戸
「なんでしょうか?」
月光
「お前たちの車両に指定席がなかったフレンズたちを乗せてくれ!これじゃ大混乱になるぞ!」
出雲 瀬戸
「了解しました!」
そうして何とかすべてのフレンズを載せた後...
やくも 瀬戸
「はい、安全ヨシ!」ガタン!(乗務員扉を閉める)
月光&出雲
「出発進行!」
駅出発後
明星
「皆様こんにちは。特別列車「夜桜号」、発車いたしました。
これより先、特別区間へと入ります。特別区間内ではカーテンを一度閉めさせていただきます。定点に停車した後、カーテンをすべて開けさせていただきます。席の移動は自由です。しかし眠っているお客様もいるのでご配慮をお願いいたします。ご利用ありがとうございます。まもなく特別区間に入ります。今から乗務員のこだまと車掌明星がカーテンを閉めに行きます。しばらくお待ちください。」
そうしてすべてのカーテンが閉まり、特別区間へと入るのであった...。
続く
いよいよ夜桜列車出発やな
賑やかそう!
>> 14>> 58>> 96の続き
明星
「特別区間に入りました。にしても灯篭だけでもきれいですね。」
月光
「ああ。こりゃすげえな。」
出雲 (無線)
「おーこりゃきれいですね。」
瀬戸 (無線)
「何度か桜が咲いてる区間を見たが、これはすごいな。」
こだま
「とりあえず証明は付けずにカーテンを開けるか。」
やくも (無線)
「そうですね。それじゃあ開けに行きましょう。」
そしてすべてのカーテンが開き終わった後....
明星
「それじゃあライトアップしよう。」
やくも (無線)
「あ、でもそういえば出雲と瀬戸にライトつけてたっけ?」
出雲 (無線)
「大丈夫、こんなこともあろうと明星さんに頼んで両方の車両につけてあったんだ。」
月光
「じゃあスイッチを入れるぞ。」
カチッ
明星
「おほー。こりゃすげえや。」
やくも (無線)
「さすがだな。これで満足するかな?」
月光
「車内結構盛り上がってるぞ。そろそろドア開けてやるか。」
出雲 (無線)
「じゃあ僕らも桜見ようか。」
明星
「そうしよう!」
そして夜桜号は大成功を収めた。
おわり
成功でなにより 夜桜っていいよね
フレンズ達は楽しめたかな?おつかれさまでした!
春のSS祭りは終了いたしました
投稿いただいた皆様ありがとうございましたー