【PPPかいさんコンサート】
アライ
「やっと着いたー! のだ…」 orz
かばん
「お疲れ様です」
サーバル
「だから途中で代ろうかって・・・」
フェネック
「気にしないでいいよ~ アライさんはフィジカルだけが取り柄だからね~」
アライ
「そうなのだ。 アライさんは無敵なのd…」 。( ̄□ ̄ *)( ̄□:;.:. .. ( ̄:;....::;.:.
ボス
「アワワワ… サンドスターが枯渇かけてフレンズの形が保てなくなってるヨ」
フェネック
「・・・」 ( ꒪⌓ ꒪)
かばん
「あぁっ! フェネックさんの目のハイライトまで・・・!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ
「危ないところだったのだ」
フェネック
「アライさんはいつもムチャするんだから~ 気を付けてよ~」
ジョーンズ
「アルパカさん、ちょっといいですか?」
アルパカ
「なにかなぁ~」
ジョーンズ
「自販機くんのラインナップに『ボス』が無いんですが・・・」
アルパカ
「そうなのぉ~? 考えたことなかったなぁ~
午後の紅茶じゃダメなのぉ~?」
ジョーンズ
「クラフトボスか、せめてリプトンを・・・」
アルパカ
「分かったゆぉ~ 後でボスに頼んどくにぇ~」
サーバル
「あ、ジョーンズちゃん。 来週のお花見には来れそう?」
ジョーンズ
「はい、行きます。
ただ雨がちょっと心配ですね」
かばん
「そうなんですか?」
ボス
「4月2日の降水確率は50%だヨ」
サーバル
「え~!? それって降るの? 降らないの?」
フェネック
「100%で降らないこともあるし、0%で降ることもあるからね~」
アライさん
「お~ さすがフェネックは何でも知ってるのだ。
まるでどこかの『きょぬーでメガネの三つ編み委員長』みたいなのだ」
フェネック
「・・・今では随分イメチェンしちゃったみたいだけどね~」
サーバル
「かばんちゃんだってアイデアや発想力ぅでは負けないんだから!
お尻だって大きいし」
かばん
「サーバルちゃん… 嬉しいけど恥ずかしいよぉ」
サーバル
「あ、PPPの新しいコンサートポスターだ!」
アルパカ
「あぁ、それにぇ~
マーゲイちゃんがさっき貼っていったんだゆぉ~」
サーバル
「え~っとぉ『PPPかいさんコンサート』だって」
かばん
「え・・・?」
サーバル
「どうしたの? かばんちゃん」
かばん
「ほんとだ。 確かに『かいさん』って書いてある」
サーバル
「それがどうかしたの?」
博士
「集会・行事などが終わって、集まっていた人が分かれてばらばらになること。
会社・法人・結社などの『団体組織を一定の手続きにより解消させる』こと」
助手
「解散にはそういう意味がありますね」
サーバル
「よく分かんないけど・・・?」
かばん
「PPPさんたちがアイドルをやめちゃうかもってことですか・・・?」
サーバル
「え~!?」
アルパカ
「あら~」
トキ
「そう。 ライバルがいなくなるのは少し残念だけど・・・私のファンがまた増えてしまうわね」
ショウジョウトキ
「時代が私に追い付いてきたんですけどぉ!」 ドヤァ
かばん
「あの、アルパカさん。
マーゲイさんは何か言ってませんでした? 様子はどうでした?」
アルパカ
「んん? 普通だったと思うけどぉ?
イワビーちゃんのアイデアを取り入れたとかで、
『これまでどのフレンズも見たことのないようなライブにします!』って張り切ってたゆぉ~」
サーバル
「ホントだ。
会場はいつもの[みずべステージ]じゃなくて[ひので港]特設ステージだって」
フェネック
「日取りは~?」
サーバル
「4月1日・・・
って、お花見の前の日だ!」
かばん
「確かお花見にはPPPさんたちも来るって言ってたよね?」
アライ
「それって気まずい雰囲気になったりしないのか?」
サーバル
「よく分かんないけど、コンサートは絶対見に行かないとね!」
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ーこの噂は瞬く間にパーク中に広まったー
「ねぇ、ホントにPPP解散しちゃうのかな?」
「これから何を楽しみに生きて行けばいいのー!?」
「プリンセスが肝臓壊したとかかな? だからあれほどお酒は控えてって・・・」
「コウテイのどことは言わない部位が大きくなりすぎて衣装が着れなくなったんだよ、きっと」
「それは痩せるとか、衣装のサイズを大きくすれば済む話じゃ…?」
「ジェーンちゃんも『普通の女の子に戻りたい』のかなぁ~?」
「イワビーが別のバンドグループに移籍・・・?」
「そう言えば時々居なかったよね」
「フルルがとうとう寿退所!」
「え、それってちょっと前から付き合ってるって噂のファンクラブ会長と・・・?」
ファンたちが解散の理由について侃侃諤諤 の議論を戦わせる中、とうとう当日を迎えるのだった。
ライブは、最後だからと気合が入っている様子も、悲壮感が漂っているようにも見えず、
大方の予想に反して普段通り進行していた。
いつもと違うのはディナーショーのようにテーブルと椅子が用意されていることくらいだ。
マーゲイ
「オープニング曲は初代PPPのカバー曲で『my graduation(SPEED)』でした。
続いては2代目PPPのカバー曲『春一番(キャンディーズ)』です!」
カバ
「選曲や原作のグループに何らかの意図を感じるような気がしますわね」
アライさん
「そうなのだ?」
フェネック
「・・・2代目PPPの解散コンサートでもコレを歌ったんだよ~」
アルパカ
「やっぱりアイドルを卒業しちゃうのかにぇ~」
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マーゲイ
「続いては今ライブのメインイベント!
こちらにご注目ください!」
マーゲイの差し出した手の先にはオーロラビジョンがあり、PPPの面々が手を振っているのが映った。
録画映像のようだ。
面々は思い思いに海に飛び込むと
縦横無尽に泳ぎ回り、生きた魚を手掴みしたり、海女さんのように潜水して貝を獲ったり、
マグロの一本釣りまで披露する。
観客「漁業アイドル!?」
タライやザルに入った新鮮な魚介類、そして超大物のマグロを前に
PPPたちが[すしざんまいポーズ]をキメたところでVTRは終わった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
舞台上ではヒグママによるマグロ解体ショーが始まった。
ヒグマ
「なんで私が…」
リカオン
「ひゅーひゅー」
キンシコウ
「ほら笑って笑って~」 REC
切り分けられたマグロ、そして先ほどVTRの中に出てきた魚介類がPPPの手で各テーブルに配られる。
サーバル
「みんな生き生きしてるね」
かばん
「うん。 とてもこれで解散するグループ、とは思えないんだけど…」
MCパートが始まった
コウテイ
「じゃあここからは、皆お待ちかねのトークタイムだ」
観衆「ゴクリ…」
プリンセス
「ちょ…アイドルのライブでMCパートが一番楽しみっておかしいでしょ」
ジェーン
「歌や踊りみたいに、お喋りももっと上手く出来るといいんですが…」
フルル
「このグダグダさ加減がクセになってるっていう子もいるんじゃないかな~」
イワビー
「お前が言うなよなぁ」
プリンセス
「まったく。 相変わらずね、この子たち・・・て、今日はどうしたの? みんな」
コウテイ
「そう言えば何か雰囲気がおかしいな。 最初から」
ジェーン
「お通夜みたいなオーラが出てますよね」
イワビー
「なんだぁ、お前ら? 調子でも悪ぃのかぁ?」
フルル
「ジャパリまん食べる~?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「それは私から説明しましょう」
プリンセス
「ちょっ・・・マーゲイ? 台本と違うわよ」
マーゲイ
「今日は何月何日か知っていますか?」
マーゲイは構わず続ける。
ジェーン
「4月1日ですよね」
フルル
「あ~」
イワビー
「なんだ、フルル。 お前何か知ってるのか?」
マーゲイ
「今回、パーク中に張り出した告知ポスターがコチラ。
<PPPかいさんライブ>
そしてコウテイさんに見せた見本刷りがコレになります。
<PPP海産ライブ>」
コウテイ
「それが?」
マーゲイ
「実は今日、4月1日はヒトの風習でエイプリルフール・・・嘘をついてもいい日なんです!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観客「・・・」
コウテイ「ほう」
プリンセス「つまり」
イワビー「オレたちを騙した、と」
ジェーン「ファンの皆さんまで不安に陥れて・・・」
フルル「がっで~む」
パン! パン! パン! パン! パン!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・観客はドン引きだった。
そして更に衝撃の事実が明かされる。
マーゲイ
「実はこの企画、博士たちにも手伝ってもらったんですが・・・」
博士
「あ、バカ」
助手
「なんでバラしてしまうのです」
サーバル
「そう言えば博士たち、カフェで・・・」
博士
「あ、あれは『解散』という言葉をネット辞書の受け売りで解説しただけで・・・」
助手
「誰もPPPのことだとは言ってませんよ?」
かばん
「2人とも・・・」 (^∀^#)
この後、博士たちは1週間おやつ抜きの刑に処されたという・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
観客「つまり、どういうことーー!?」
プリンセス
「心配かけたわね」
ジェーン
「活動は続けます。 つまりはこれからもどうかよろしくお願いします!」
フルル
「え…あれぇ? もしかして私たちドッキリに引っ掛かってたってこと~?」
コウテイ
「みんな! ウチのマネージャーがお騒がせてしてすまなかった! だが・・・
PPPは永遠に不滅だ!」
\おーーー!/
カバ
「そのセリフもどうなのかしら~?」
アルパカ
「ある意味フラグを折ってるのかもしれないにぇ~」
ー完ー
ちゃんと海産ライブですからある意味嘘ついてはいないですねw
ギリギリ言い訳の立つレベル・・・にしたはずが、
PPPの逆鱗に触れたマーゲイにはご褒美、
かばんの躾により博士たちには罰が与えられることに…w
PPP解散しないんやよかったぜー
ジョーンズどこいったんや!
ちょっとしたドッキリでしたね
ジョーンズちゃんは、お花見にはちゃんと来てましたよ
解散しないんかーい(だがそれがいい)
そんな意見は、意に介さん!(気にしない)
うそというか、解釈の違いですね!
PPPは絶対に解散しません!
たとえ解散しても、pppは何度でも蘇るさ
なぜならパークの夢を司る存在だからだ!