MCパートが始まった
コウテイ
「じゃあここからは、皆お待ちかねのトークタイムだ」
観衆「ゴクリ…」
プリンセス
「ちょ…アイドルのライブでMCパートが一番楽しみっておかしいでしょ」
ジェーン
「歌や踊りみたいに、お喋りももっと上手く出来るといいんですが…」
フルル
「このグダグダさ加減がクセになってるっていう子もいるんじゃないかな~」
イワビー
「お前が言うなよなぁ」
プリンセス
「まったく。 相変わらずね、この子たち・・・て、今日はどうしたの? みんな」
コウテイ
「そう言えば何か雰囲気がおかしいな。 最初から」
ジェーン
「お通夜みたいなオーラが出てますよね」
イワビー
「なんだぁ、お前ら? 調子でも悪ぃのかぁ?」
フルル
「ジャパリまん食べる~?」
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プリンセス
「ちょっ・・・マーゲイ? 台本と違うわよ」
マーゲイ
「今日は何月何日か知っていますか?」
マーゲイは構わず続ける。
ジェーン
「4月1日ですよね」
フルル
「あ~」
イワビー
「なんだ、フルル。 お前何か知ってるのか?」
マーゲイ
「今回、パーク中に張り出した告知ポスターがコチラ。
<PPPかいさんライブ>
そしてコウテイさんに見せた見本刷りがコレになります。
<PPP海産ライブ>」
コウテイ
「それが?」
マーゲイ
「実は今日、4月1日はヒトの風習でエイプリルフール・・・嘘をついてもいい日なんです!」
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観客「・・・」
コウテイ「ほう」
プリンセス「つまり」
イワビー「オレたちを騙した、と」
ジェーン「ファンの皆さんまで不安に陥れて・・・」
フルル「がっで~む」
パン! パン! パン! パン! パン!
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・・・観客はドン引きだった。
そして更に衝撃の事実が明かされる。
マーゲイ
「実はこの企画、博士たちにも手伝ってもらったんですが・・・」
博士
「あ、バカ」
助手
「なんでバラしてしまうのです」
サーバル
「そう言えば博士たち、カフェで・・・」
博士
「あ、あれは『解散』という言葉をネット辞書の受け売りで解説しただけで・・・」
助手
「誰もPPPのことだとは言ってませんよ?」
かばん
「2人とも・・・」 (^∀^#)
この後、博士たちは1週間おやつ抜きの刑に処されたという・・・
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観客「つまり、どういうことーー!?」
プリンセス
「心配かけたわね」
ジェーン
「活動は続けます。 つまりはこれからもどうかよろしくお願いします!」
フルル
「え…あれぇ? もしかして私たちドッキリに引っ掛かってたってこと~?」
コウテイ
「みんな! ウチのマネージャーがお騒がせてしてすまなかった! だが・・・
PPPは永遠に不滅だ!」
\おーーー!/
カバ
「そのセリフもどうなのかしら~?」
アルパカ
「ある意味フラグを折ってるのかもしれないにぇ~」
ー完ー