前回「12.5話まんまるさがしのたび」の後編作です。(まだ前編をご読書してない方はそっちを先に読んでいただければ分かりやすいと思うので幸いです。)注意事項は以下のとおりです:実名する自動車の名前や小物の名前など数々出てきます。またキャラ崩壊や違い差や言葉のミスなどがあります。それをふまえてご了承してください。
原作:けものフレンズプロジェクト
作:もやしまる
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おしらせ
タイトル背景・アイコン募集中
🐉
フレンズピックアップ企画
週間フレンズ+月刊けものを統合し、総合ファンスレとしてリニューアル
詳しい事はスレで
秋イベント
けもがたり
変則隔週日曜日 22:00~23:00 けもがたりの場所
11・12月の予定 🐸<もう今年も終わりでありますなぁ
11/3 黄色い生き物の話 モンキチョウ、キビタキ、ウデフリツノザヤウミウシなど
11/17 赤い生き物の話 アカゲザル、タンチョウヅル、ベニザケ(繁殖期)など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12/1 緑・青色の生き物の話 ミドリムシ、ウグイス色のメジロ、アオツラカツオドリ、マルタタイガーなど
12/15 雪と氷と生き物と ユキヒョウ、ニホンザル、アザラシ、ワカサギなど
12/29 これまでのけもフレとこれからのけもフレ プロジェクト10周年!
けもがたり保管庫
(けもがたり過去ログまとめ)
内部リンク
外部リンク
日記
2024/9/9
久々の日記更新。この前三次コラボに行ってきました。親になると子供目線で施設を見たり色々と気付きが出てきますね。
2024/12/15
熱中症になった
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チェック:JPPR
「JジャパリPパークPパトRロール保安局」とはかつて日本が所有していた巨大総合動物園ジャパリパークに存在した政府組織であった。(略:JPPR)
役割はほとんど日本の警察と変わらずいざ異なっているとしたらセルリアン事案のみであった。
本部はパークセントラルにあり署は各島々に3つか6つほど存在した。
車両はほとんどが中古車や使われなくなった日本のパトカーを巻き上げた物が多かった。だがスポーツカーの車両やチェイサー(最終期型)は新車だった。
独特な車両の特徴は旧式のパトランプのクリアパーツを緑に改造し旧式のパトカーサイレンだった。
またステッカーも存在していて運転席/助手席のドアから後部座席のドアにはまるくらいのゴジック文字の大きな赤色で「JPPR」と貼ってありその下には「パトロール」と小文字でドアにハマるくらいのスペースだった。
車体カラーは全て黄色だった。
(※あたりまえですが全て架空です)
フェネックは日誌を読み終わった。
フェネック「(これも例のパークの危機に繋がる話かな。それにしてもすごい大惨事みたいだった感じだね··)」
アライグマ「フェネックー!これを持ってきたのだ!」
フェネック「んー?」
見てみると360のヘッドライトと方向指事機とブレーキランプだった。
アライグマ「きっとバスのパーツなのだ!」
フェネック「アライさん違うよ~···これはヤングと同じパーツだよ~。」
アライグマ「ええー!!」
フェネック「またやってしまったねアライさん~。」
アライグマ「ツラいです··。(ツラーイさん)」
フェネック「よしよーし~(撫で撫で)」
それから数分後色々探してみたがコンテナハウスにはほとんど目当ての物は見つからなかった。
二人はコンテナハウスから出てケッテンクラートに乗った。(収穫出来た遺物:大きいシャベル.360のパーツ)
アライグマ「ここにはあまり良いものはなかったのだ。」
フェネック「じゃあ廃墟に行ってみようか~。」
アライグマ「うん。」
ケッテンクラートは再び廃墟に向かって雪景色の中を走っていった。
お知らせ:なぜか非表示になっていた話があったので解除しました。
それから数分後 ゆきやまちほー みずべちほー区間ゲート付近
フェネック「やっと廃墟についたね~。」
廃墟はギンギツネが言っていたとおり少し大きかった。外見はビルみたいな形で2階建て?だった。
ちょうど建物の横には1スペース空いてみずべちほーの区間ゲートがあった。
二人はケッテンクラートから降りて廃墟の中に入ってみた。中は結構痛んでいて窓ガラスが割れていて太陽の日差しが差し込んでいた。
アライグマ「中はいがいと広いのだ。」
フェネック「ちょっと暗いよね~」
二人は早速探索を始めた。探索していくと建物の裏には建物とくっついたガレージがあった。ガレージはシャッターと入り口のドアが閉まっていて開ける事が出来なかった為後回しにした。
しばらく探していくと階段も発見した。階段を登って行くと部屋が3つほどあった。
フェネック「部屋があるね~。探索する~?」
アライグマ「するのだ。」
フェネック「了解~。」
二人は最初の部屋に入った。中にはロッカーと机があってロッカーは倒れていた。
アライグマ「奥に進めないのだ··」
フェネック「これは諦めないと駄目だね~。」
二人は部屋から出て隣の部屋に入った。
次の部屋はあまり散らかってはなくて奥にも行けそうだ。
フェネック「ここは散らかってないね~。」
アライグマ「早速探すのだ。」
フェネック「はいはい~」
それから数分後。見つけたのはこれくらいだった。
(カメラ.誰かの写真.古いダットサンエンブレムの車の鍵.アンフィニRX-7のカタログ.ジャパリバスの説明書.ガムテープ.マグカップ)
アライグマ「分からないものだらけだが結構いっぱい見つけたのだ。」
フェネック「大量大量~。じゃあ一回ケッテンクラートにこれ置いてこようか~。」
アライグマ「了解なのだ。」
二人は一階に戻り玄関跡に停めていたケッテンクラートの荷台に乗せた。(その後箱に入れた)
チェック2:謎の2階建ての廃墟
今二人が探索している廃墟はかつてパーク業務員関係車両の第一倉庫だった。自動車のパーツも僅かにあって少し軽い損傷だと手軽に修復出来た。廃墟になった現在は地震などの揺れでパーツが落ちて破損したりしているので地道に少なくなっている。また鍵が掛けられたシャッターが物語中に出てきたが中身は不明のままだ。
そして再び建物に戻り階段をスッタラコッタラ登り廊下を歩いて一番奥の最後の3番目の部屋のドアを開けた。
中にはたくさんの本棚が左右に置いてあった。
アライグマ「本がぎっしりなのだ。」
フェネック「アライさん~、奥に何か光っている物が見えるよ~。」
二人は奥に進んだ。そこにあったのは何かの鍵だった。
アライグマ「鍵がのだ」
フェネック「また謎の鍵だね~」
その他に部屋の中を探してみたが結局見つけた謎の鍵しか見つからなかった。
フェネック「なにも見つからないね~」
アライグマ「あ!そう言えばバスのパーツってどこなのだ?」
フェネック「一階行ってみる~?」
アライグマ「うん」
二人は部屋を出て廊下を歩いて階段を降りて一階に降りた。ダンボール箱が乗った棚ばかりだった。だがその半分が地震の影響で中身が落ちて割れたりかけたりしていた。
二人は棚の箱を一個ずつ調べていった。だが目当てのパーツはなかった。
アライグマ「どれを探してもないのだ···」
フェネック「アライさん、さっき謎の鍵拾ったけどもしかしてあの鍵ってシャッターが閉まっている所のじゃない~?」
アライグマ「そうだとしたら早速使ってみるのだ!」
アライグマは全力疾走でシャッターの前まで来た。
そしてシャッターの前に立った。シャッターにはJapariparkと大文字で書かれていた。真ん中には鍵を差し込
こむような穴があった。
アライグマ「鍵はどこに差し込んだらいいのだ?」
フェネック「真ん中に穴があるからそこに差し込むんじゃない~?」
アライグマ「ここなのかー?(カチャ)」
鍵を差し込んでみた。どうやら間違いもなく当たりだったみたいですんなり回った。
フェネック「おおー。回ったね~」
アライグマ「それよりどうやってこれを開けるのだ?」
フェネック「一番下のくぼんだ所を持って上に持ち上げるんだよ~。」
アライグマ「ここなのか?」
フェネック「そうそうそれ~。後は上に持ち上げるだけだよ~。」
アライグマはくぼみを持って上に持ち上げた。少しキシム音をたてながらゆっくりと開いた。
シャッターを開けると中にはダットサン(現:日産)サニートラックとダイハツミゼット(後期)のバス仕様があった。
アライグマ「乗り物があるのだー。」
フェネック「古そうだね~。」
二人は中に入り探索をした。
アライグマ「中々目当ての物が見つからないのだ···。」
その頃フェネックは
フェネック「んー?」
なんとなく落ちていたダンボール箱を拾った。中身を見てみるとバスのライトパーツだった。(中にヘッドライトとヴィンカーも含む)
フェネック「アライさん~あったよ~」
アライグマ「なぁにぃ?!」
フェネック「なんとなく落ちていたダンボール箱を開けるとあったよ~。」
アライグマ「ツラいです··(ツラーい)」
フェネック「また出てきちゃったね~ツラいさん~。」
その後、二人はケッテンクラートにパーツが入ったダンボール箱を荷台に乗せた。
フェネック「よーし····どうするアライさん?まだ探索する?」
アライグマ「いや、帰るのだ。」
フェネック「了解~。」
二人はケッテンクラートに乗った。
アライグマ「じゃあ温泉にレッツゴーなのだ!」
フェネック「はいよ~(ガチャ)」
トトトトトトトトト·····真っ白な雪景色を走って行く。
しばらくそのまま走っている昭和チックな商店街があった老朽化で建物が崩壊している所がほとんどだった。
二人はその商店街を通り抜けて再び雪景色の中を進んで行った。
そして少し進むと倉庫に向かう途中で見た交差点であった。相変わらず放置車には雪がどっしり積もっている。
アライグマ「ここまで戻ってきたら後は来た道を進んでいくだけなのだ。」
一方おんせんでは
キタキツネ「キミ···寒くないの?」
ヤング「へっちゃらさ。なにせ俺は車だからな~。」
キタキツネ「へぇ~···そう言えばキミって自分の事「俺」って言っているけど性格は男なの?」
ヤング「車に性格なんかないからな~···まぁ男と言う事にしといて(笑)」
キタキツネ「う、うん··。(声は少し幼い女の声なんだけどな····まぁ良いかな··)」
トトトトトトト···遠くからエンジン音が聞こえる。
キタキツネ「あ、帰ってきたかも···。」
ヤング「本当だー。」
キタキツネ「ギンギツネ~、二人が帰ってきたみたいだよ。」
ギンギツネ「わかったわ。後で玄関に行くわ。」
およそ約10分後
ようやくアライグマとフェネックの姿が見えた。そして温泉の玄関口付近に止まった。
ギンギツネ「部品はあったの?」
アライグマ「ああ、バッチリなのだ。」
ギンギツネ「なら良かったわ。セルリアンには遭遇したの··?」
フェネック「遭遇しなかったよ。」
キタキツネ「なんかおかしいね。この頃全然現れないよ。」
ギンギツネ「まぁ現れないぶん安心だわ。もし何かが起こったらハンターに連絡するだけだし。」
それからフェネックとアライグマとゆきやまコンビはケッテンクラートから箱を三つか4つほど運んでヤングに乗せた。
ギンギツネ「これで終わりかしら···?」
アライグマ「そうなのだ。もう荷台には何も残ってないのだ。」
キタキツネ「ボクもう疲れた~」
ギンギツネ「この荷物は全部博士に渡すんでしょ?」
フェネック「いや、ある程度の遺物はアライさんが宝物にしたいって言っていたから博士達に渡すのはパーツだけだね。」
ギンギツネ「そうなんだ··。ま、まぁ頑張って··!」
フェネック「ありがとー。」
約数分後
二人は博士達が居る遊園地エリアに戻る事にした。
アライグマ「さて、早速届けに行くのだ。」
フェネック「はいはい~···あ、二人とも乗り物貸してもらったりとかしてありがとうね。」
ギンギツネ「お安いご用よ、何か必要になったらまた貸すわ。」
キタキツネ「ヤング···少しの時間だったけどありがとう。楽しかったよ。」
ヤング「俺もお前と話とかして楽しかったぜ!またいつか会おうな···!」
キタキツネ「うん、約束だよ··。」
空はすっかりすっかり日が落ちて夕焼けになっていた。アライグマとフェネックはヤングのドアを開けて乗り込んだ。
フェネック「さて····行きますかねー(ガチャ)」
キュトトト.バラァン···エンジンが掛かる。
アライグマ「どうもありがとうなのだー!(窓を開けてゆきやまコンビに手を降る)」
それを見て二人も手を降った。
ガチャ(ギアを入れる).··バララララァ···エンジン音が遠ざかってやがて360の姿は見えなくなった。
キタキツネ「···行っちゃったね··。」
ギンギツネ「そうだわね··。」
キタキツネ「あの子達はなんか···その···いいコンビだなって··ね··。」
ギンギツネ「私達もいいコンビだわよ。まるで姉妹みたいに(ニッコリ)」
キタキツネ「ギンギツネ···うんボク達もそうだよね··。」
ギンギツネ「そうだわよ··。さてとりあえず寒いから中に入りましょ。」
キタキツネ「う、うん··」
一方フェネックとアライグマとヤング達は···
アライグマ「ぐぬぬ···暗くて何も見えないのだ··」
フェネック「そうだね~。」
気づけば日が落ちて夜が訪れようとしていた。二人はゆきやまちほーをとっくに抜けて森林地帯にやって来ていた。途中までアスファルトだったが次第に道が悪くなっていった。
ヤング「俺も多少は暗闇が見えるけどでもやっぱりほとんど見えない感じかな~··」
アライグマ?「どっちなんだよ。w(本人現れる)」
フェネック?「まぁまぁそこは堪えてよw。(本人現れる)」
ヤング?「台本がこれだからごめんなさいw。(本人現れる)」
テイク2ゥー
アライグマ「オワッタのだ···」
フェネック「今日はここら辺で休んだほうが良いよね~。」
ヤング「へたしたら事故るからね···ソシタラオレガシヌ(小声)」
アライグマ「じゃあ今日はここで停めて寝るのだ。」
フェネック「はいよ~。」
その場で停めた。
アライグマ「さてアライさんはもう寝るのだ~、(あくびをする)」
ヤング「俺も寝よう···。」
フェネック「じゃあ私も。」
アライグマ「じゃあ皆···おやすみなのだ···zzz」
ヤング「おやすみって眠りにつくの早w··!」
フェネック「まぁいつもこんな感じだよ。私はたいして珍しい事でもないし··。」
ヤング「マディカ」
フェネック「じゃあ私も寝るね··お休みヤング···」
ヤング「お、おう···(俺も寝ようっと··)」
外はとても静かでシーンとしていた。
ヤング「んー····は!···ここはどこ?なんかふと懐かしいような」
???「おーい!ヤン坊~!」
ヤング「ヤン坊···この声足音は···何もかもが懐かしいような···」
おじいさん「ヤン坊今日も仕事が盛りだくさんですぞ。島のパトロールや荷物やアニマルガール達の餌やあと··」
そうか···そうか思い出したぞ。俺がまだ完成してホヤホヤで新品のピッカピッカなまだ幼い頃に初めての俺の担当人···お爺さん···名前は未だに思い出せないがこの思い出事態を忘れていたな···。
ヤング「そ、そうだねお爺さん。今日も仕事が沢山だけど頑張っていこうよ!」
おじいさん「ははは、そうですなヤン坊。さて、今日も宜しく頼みますぞ。」
ヤング「こちらこそ宜しく~」
ドアを開けてお爺さんが乗ってきてドアを閉めた
バッタン
ヤング「は!···」
目を冷ますと辺りは森林だらけで空は夜が明けそうとしていた。また車内ではフェネックとアライグマがスヤスヤと寝ている。
ヤング「(なんだ夢か····でもあの時のパークは凄く栄えていたしまだセルリアンとかも出現していなかったし本当に平和な日常だったな~···)」
そう思ってヤングは再び眠った。
何時間経ったが分からないがヤングは再び目を覚ました。
アライグマ「ヤングー起きるのだー!」
フェネック「おーい~」
ヤング「んー?ああ、ごめんごめん(笑)ちょいと二度寝していたw。」
アライグマ「一回起きたのか?」
ヤング「明け方にちょっとねw。本当一回だけ目が覚めた」
フェネック「なるほど~。」
ヤング「それよりお前ら飯はもう食ったのか?」
アライグマ「もう食べ終わったのだ。」
ヤング「そうか。じゃあ出発しようか···と言いたい所だか、」
二人「所だが?」
ヤング「その前に俺に食い物(ガソリン)を補充してくれ//(テヘペロ)」
二人「どわぁ!(漫才のように滑り転ける)」
アライグマ「そ、それだけなのかw」
フェネック「じゃあw、燃料補給すw、するねw」
ヤング「フェネックお前凄く笑ってんじゃねぇかww。」
数分後 燃料が満タンになりやした
ヤング「よし、今度こそ出発しようか。」
アライグマ「了解なのだ!」
フェネック「じゃあエンジン欠けるよ~。」
ガヂャ、(鍵を回す)キュトトト.バラァン··バラバラバラ···
ヤング「さぁ、遊園地に向けてレッツゴーだ!」
フェネック「はいよー(ギアチェンをする)」
そして再びヤングは廃道を進んで行った。
廃道を約15分か20分ほど走っているとアスファルト舗装が見えた。勿論切れ目から雑草が生えている。
ヤング「やっと舗装道路に戻って来たかー。それにしても未舗装の泥だらけの道路ばっかだったからなんか嬉しい。」
アスファルトの上を走ると多少ガタガタしていたが泥道よりはマシだった。しばらく道のりに走って行くと古い型のスズキキャリイベースの荷台に動物用の檻が乗せられていた。屋根にはパトランプらしき物が付いていて片方のカバーが割れていた。そして左右のドアには動物保安局庁と寂れたステッカーが貼ってあった。
ヤング「動物保安局庁の廃車か····懐かしいな···」
アライグマ「動物保安局庁?って何なのだ?」
ヤング「昔まだパークが開園も間もない頃にね凶暴な動物や暴走している動物が居たら観光客の身の安全を守るために保護して檻の中に入れるか万が一人を襲ったりとかしたら射殺したりとかいわゆるパークレンジャー的な存在の組織だったね。そして数年後に山が噴火してサンドスターが降り注ぎ今のような安全なアニマルガールになっていったから次期にその組織は不必要となりジャパリパークパトロールに名前が変更されたんだ。まぁ要するにとても危なっかしい普通の動物を確保する組織だったて事。」
フェネック「なんか一部を誰かに聞いた覚えがあるような~··」
アライグマ「なるほどなのだ。ありがとなのだ。」
ヤング「さて、また寄り道していると日が暮れるぞー。」
フェネック「じゃあ再開~(ギアチェン)」
バラァーン.バラー····音が去った後にキャリイの後ろからはひょっこりと小さいセルリアン3匹が顔を出していた。
セルリアン同士ともなにか会話をしているように見つめ会って何かを伝えていた。
しばらく走っているとまた何かが見えた。どうやら古い6階立てのマンションの廃墟らしい。外見は既にぼろぼろに朽ち果てていて今にも崩れても可笑しくないぐらい酷かった。また壁には沢山の根っこが絡みついていた。
アライグマ「大きい建物なのだー」
ヤング「ここも多分沢山ヒトが住んでいたんだよ。俺は過去に一度しか通った事がなかったから記憶があまりはっきりしないけどね。」
見えたマンションの奥をなんとなくアライグマは見ると奥にも同じ形のマンションいくつもの雑草に埋もれていが道があった。
アライグマ「あの奥にも沢山同じ建物が有って道が続いているのだ···。昔は行けたのかー?」
ヤング「多分行けたんだろうね。俺は本当に丁度1号のマンションが出来た頃の時しか通っていないからね~··。その時はまだ道も無かった気がするんだよなー。」
アライグマ「なるほど···ありがとうなのだ。」
そして時間が過ぎていった
しばらく走っていると区間ゲート跡が見えてきた。
フェネック「ゲートが見えてきたね~。」
ヤング「やっとか~、本当にこのエリア無駄に広くて道が長いw。」
アライグマ「ようやく出られるのだ!」
彼らはようやくエリアから脱出できると思った。
そしてゲートを突破して遊園地エリアに戻ってきた。林を抜けると住宅街が左右に広がっていたまるでパークに来ているとは思えないほど景色が変わっていた。道路には少し雑草が伸びているだけで道はほぼ当時の面影を残していた。
ヤング「ここは昔島に直接住んでいたヒトが暮らしていた集合住宅街だよ。ここには学校も病院もJPPRの署とスーパーなどもあったからほぼ本州と変わらなかったみたいだね。(あと遊園地も)俺は何回か通った事があったから今でもハッキリ覚えているね。当時は本当に賑やかで明るかった。でも多分あの例の異変から変わってしまったんだね_。」
アライグマ「そんな所だったのか····アライさんも一度は見たかったのだ。」
フェネック「でもアライさん、その当時まだ私達生まれて無いんじゃないかな~。」
アライグマ「そうだったのだ··w。確かに生まれて無かったのだ。」
ヤング「でもこの住宅街で一回だけお前に似た同じアライグマのアニマルガールと話した事はあったぞ。口癖も「なのだ」だったな。」
フェネック「お~、もう一人のアライさんがその時代に居たんだね~。」
アライグマ「な、なんか怖いのだ··w。」
住宅街にはヤングのエンジン音の反響音しか聞こえず辺りはシーンとしていた。
およそ約30分後。ようやく住宅街を抜けて遊園地が見えてきた。入場ゲートには「ジャパリランドヘようこそ」と寂れたロゴが残っていた。彼らはそこを通り遊園地の中に入った。
彼らは遊園地に入ると一番中央の広場にやって来て停めて降りた。
アライグマ「博士ー!どこなのだー?」
博士「我々はここに居るのです。」
アライグマ「へ?」
後ろを振り向くとヤングの屋根に二人が居た。
フェネック「あ、博士と助手~。パーツは無事に見つけたよ~。」
博士「おおー。ならば早速見せるのです。」
助手「あくしろなのです。」
ヤング「アノソロソロオリテクレマセンカネ···」
アライグマは車内からパーツが入った段ボール箱を取り出してきて博士達の目の前に置いた。
博士「では、早速。(箱を開ける)」
箱を開けると勿論パーツが入っていた。
助手「ほぁ(小声)··博士、これは。」
博士「あの二人は中々やるのです。合格なのです。(小声)」
助手「でもこのパーツを付けるのにはどうしたら良いのですか?(小声)」
博士「ラッキービースト達に任せるのです。どうせ我々も分からないんですから(小声)」
助手「なるほど、さすが博士なのです。(小声)」
二人はアライグマ達のほうを向いて口を開いた。
博士「お前達····合格なのです。」
助手「報酬も少しおまけ付きであげるのです。」
アライグマ「おお~!」
フェネック「よかったねアライさん~。」
ヤング「俺にカスタムパーツは欲しかったゾ···」
その日の夜
アライグマとフェネックは疲れきって早くも寝ていた。その頃ヤングは観覧車の隣に停められていた。
ヤング「さてと、俺も寝ようとしようかな···」
そしてヤングも眠りについた。
ヤングの夢の中
またあの日の事を色々思い出してしまう···
ラジオ放送「キョウシュウエリアはほぼ壊滅的にセルリアンに侵略されました。」
「住民や観光客の避難は出来たか?···そうか分かった。じゃあな···。」
ヤング「俺はどうしたらいいのか?」
「少し待っといてくれたら必ず帰ってくるから、な?」
結局アイツは戻って来なくて何年も古びた青空ガレージで過ごしたんだよな~·····
翌日
アライグマ「ふぁー(背伸びをする)···よく寝たのだ。」
フェネック「そうだね~」
するとそこに博士達がやって来た。
博士「そういえば今朝の明け方にサンドスターが噴火したのです」
助手「もしかしたら新しい新人フレンズが居るかもしれないのですからもし声をかけられたらなにかそのフレンズに教えてあげろなのです。」
二人「はいはいー(なのだ。)」
博士「では我々は失礼するのです。」
そう言って博士達は飛んでいった。
アライグマ「とりあえず散歩でもするのだ。もしかしたら新しいフレンズが居るかもしれないから楽しみなのだ。」
フェネック「了解~」
二人は散歩に出掛けた。遊園地の中をあっちらこっちら歩いた。その日は珍しくアライグマは突っ走らずフェネックと並んで歩いていた。
しばらくして二人はヤングの事を思い出した。
フェネック「そういえばアライさん、ヤングの事すっかり忘れているよね_」
アライグマ「あ!そうだったのだ!すっかり忘れていたのだ···いっけねぇ~なのだ··。」
フェネック「アライさんまたやってしまったね~」
アライグマはそのまま一目散にヤングが停まっている観覧車の裏に向かって走った。フェネックも同じくアライグマを追って向かった。
そして数分後。
ようやく観覧車の裏まで来た。ところがヤングの姿がなく誰も居ない。二人は焦った。
アライグマ「あ、あれ···?居ないのだ···。」
フェネック「ヤバイね~···一回大きい声で呼びかけたら~?」
アライグマ「そ、そうするのだ···」
アライグマは息を一回大きく吐いて口を開けた。
アライグマ「ヤングー!どこに居るのだー!」
声が大きく遊園地内に響く。辺りはシーンと静まり返っている。
フェネック「返事が帰って来ないね~」
アライグマ「うわぁぁヤングゥ~(号泣)」
「おい。」
アライグマの後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
アライグマ「は!ヤングゥー!·····へ?」
振り替えるとそこには博士達ぐらいの幼い少女が立っていた。服装は黄色い半袖のTシャツに360ヤングSSの斜めストラップのステッカーが入っていた。ズボンは短パンで靴は赤のアスリート系シューズだった。また頭部にはヘルメットがあって飾りの獣の耳が付いていた。
アライグマ「お前は···誰なのだ?!」
ヤング?「俺だよヤングだよ。」
アライグマ「お前がヤングな訳じゃないのだ!」
ヤング?「とりあえず黙って聞いてくれ!(怒鳴り声」
アライグマ「は、はい(ショボン」
フェネック「はいはい~」
ヤング?「じゃあ話すぞ。朝起きたら何か違和感があって目線が何故か地面に付いていたから「あれ?おかしいな」と思って少し辺りを見回すとなぜか自分の身体が人間の姿になっていたんだよね。その瞬間俺は少しパニックになって辺りをなんとなくうろちょろして回っていたんだよね。そしてお前に呼ばれて今に至るって事だ。」
アライグマ「じゃあお前はヤングなのかー?」
ヤング「だからそうだって··」
フェネック「まさかヤングがフレンズになるなんて思ってもいなかったよ~」
ヤング「ああ、俺もなる前は思っていたんだけどまさかね··w」
3人は気づいたら笑っていた。ヤングもフレンズになって初めての笑顔を見せた。
それから約3、2週間後
アライグマ「明日にはいよいよかばんさんは去ってしまうのだ····悲しいのだ····」
フェネック「そうだね~····」
ヤング「お前らもしかばんについていける方法があったらどうする?」
二人「えw?!」
ヤング「実はなコッソリ作ったんだよ。バスの荷台のトレーラーをベースにね(小声)」
二人「マジか」
ヤング「マジや。で、その作った奴はもう海に浮かばせといてカバー掛けて見えなくしているw。」
アライグマ「おおー流石ヤングなのだ!」
フェネック「じゃあ明日かばんさんが出発したらコッソリ後ろからついて行く感じで行きますかね~」
ヤング「それで賛成だ。」
アライグマ「じゃあアライさんは明日に向けて早速寝るのだ。おやすみ····zzz」
ヤング「おい、早すぎんだろ寝るのw。」
フェネック「まぁいいんじゃない?」
ヤング「そうだな···w。まぁ空は夕方だし寝るのには早くもないかな。」
フェネック「じゃあ私達もあと少ししたら寝よう(笑」
ヤング「そうだなw。」
そして数分立っ二人も寝た。
翌日
アライグマ「zzzz····」
ヤング「おい、起きろよ起きろよ。」
アライグマ「んー···?もう朝····は!か、かばんさんは?」
フェネック「まだ出発してないよアライさん~。それより荷物と身仕度をしてね~。」
アライグマ「了解なのだ。」
アライグマは素早く身仕度をした。
ヤング「お前らジャパリマンは持ったよな?」
二人「勿論!(なのだ」
ヤング「じゃあ乗り物まで出発するぞ。なるべく早足でなー」
3人は波止場に向かった。
三人は遊園地エリアの住宅街を通り抜け波止場がある方面に向かった。やっと波止場についたら林から顔を覗かせて辺りを見た。まだ辺りには誰一人も居なかった。
ヤング「よし、誰も居ない。行くぞ。」
アライグマ「了解なのだ。」
フェネック「はいよー。」
3人は林から出てきて少し早足でトレーラーに乗った。カバーはまだ外さなかった。
ヤング「じゃあしばらくここで待機だ。かばん達の声が聞こえなくなったらすぐカバーを外して出発するぞ。」
二人「うぇい。」
それから約1時間間15分後
「皆さん本当にありがとうございました!本当になんて言ったら良いか····言葉が戸惑うほど感謝しきれないです!」
ヤング「かばんが来たみたいだぞ。去った後にカバー取れるように準備しとけよ(小声)」
二人「了解(なのだ(小声)」
遠くでバスのエンジンがかかった音が聞こえたそし後に他のフレンズ達の声。遠くのほうで「ピ.ピッピ.ピー」とクラクションの音が聞こえて段々遠ざかって行った。フレンズ達が帰っていく足音も聞こえた。
ヤング「よしカバーを素早く取って出発するぞ!」
フェネック「これって引くだけで良いんだよね。」
カバーを引くとスルッと外れて姿を表した。
ヤング「あとこれはペダル式だから自力でこいで動かさないといけないぞ。」
アライグマとフェネックはペダルが有るところに座った。
アライグマ「もう動かして良いのか?」
ヤング「良いぞ」
アライグマ「じゃあしゅっぱーつなのだ!」
ドコン!上から何かが降ってきた音が聞こえた。
フェネック「あれー?もう一人旅仲間が増えたみたいだね。」
「3人ともコッソリこん物作っていたんだね!すっごーい!」
それはサーバルだった。
ヤング「まぁ作ったのは俺だけどな//」
サーバル「ほら早く行こうよ!」
ヤング「話を聞けよw」
こうして4人はいや、かばん達の新たな旅が始まったのである。(おわり)
原作:けものフレンズプロジェクト
作:もやしまる
提供:マツダ.トヨタ.スバル.日産.その他の小物会社様
コメント:約1ヶ月に渡って後編を作らせていただきました。おそらくほとんど車の事ばかりで訳が分からない事が多かった人が沢山だと思いますw。けもフレ関連の小説はしばらく作らないか最悪これらだけで最後かもしれません。(どうせ作ったとしても自動車ネタばかりですけどねw)まぁとりあえずそんな事はさておき今までご読?いただきありがとうございました!