ここはジャパリ文庫
SSシリーズを投稿するスレです。
多分何言ってるかわからんと思うからざっくり説明すると、
出版社みたいにここでたくさんの作者さんがSSを投稿し、みんなを楽しませる感じのスレ、
個人で出すよりこういう感じで出した方が知名度も上がるかもしれないし、何より人気投票とかも取るつもりだから(取らないかもしれないけど)みんなももっともっとSSという存在に触れられると思うんだ。
だけど作者さんが傷つくようなことは言うなよ、おかしいと思ったらおかしいっていうのは悪いことじゃないがアドバイスって形で言ってよな
1・まず宣伝をする。
「漫画雑誌とかでいう読み切りみたいなの、ざっくりとしたあらすじとか書いたらいいと思う。[近々公開]とか[○月○日公開予定]とかも書いていいよ(これは好きな時に書いてね)」
2・投稿する。
「書いた自分の作品を投稿しよう。長さはどんだけでもいいしクロスオーバーでもいい、面白い作品を作ろう(読者さんは感想などを書こう。作者さん、喜ぶよ)」
3・続きを投稿する
「続きは一週間後くらいに投稿しよう。予定や気分で投稿できないなら作者かわかるようにしてから[今回は投稿できません]と書いておこう」
自分の作品を投稿して、君もスターになろう!!
・すでにSSスレで投稿している作品でも、こちらで投稿しても良いとする。(ただし、SSスレとここと両立されて投稿すること)
・すでにSSスレで投稿している作品をこちらで投稿する場合、すでに書いている話を一気に投稿しても良いとする
・一人につきSSは何作品も投稿しても良いとする
(投稿できないなどのことは自己責任でお願いします)
・クロスオーバー作品を書く場合はなんの作品とのクロスオーバーなのかを明確にする。
(タイトルの横に「けもフレ×???」という形で書いておくなど…)
・最新話を上げる時、前回のアンカー付けを忘れずに
・SSの最後に予告をつけてもいいとする。
又はつけなくてもいいとする。
・書けるSSは、けものフレンズのSSのみとする。
・ SSを投稿する場合は
ラベルをつけて投稿すること
《【現在連載中の作品】》
・【アラフェネぶらり旅〜まんまるを探して2周目〜】(完結)
・【サバずきんちゃん】
・【アナザーワールド・サンドスターストーリーズ】
・【けものフレンズ2】
・【虫喰いでないフレンズ】
アライ「ーと、ここで目が覚めたのだ」
フェネ「ふ~ん」
アライ (; ̄ー ̄A (もしかして全部話してないことに気付いてるのだ?)
【アラフェネぶらり旅 ~夢の続き~】
[12.22?話] 「せるりあん」 Aパート
アライ「う~ん、う~ん」ガバッ!(起き上がる)
ガサガサッ
アライ「うぁああ!食べないで下さーいなのだ!」
フェネ「食べないよ~」
アライ「え?」
フェネ「悪い夢でも見たのかな~、それと草むらの方も大丈夫だよ~」
アライ「セルリアンに食べられる夢を見たのだ…」
フェネ「それは困るな~」
アライ「フェネックが。本当のことは恥ずかしくて言えないのだ」
フェネ「ひどいよ~、アライさ~ん」耳ピコ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェネ「誰かが近くを通ったのかな~?」
そう言うと何かの物音を感じ取ったらしいフェネックは、別の草むらに入っていった。
しばらくしてフェネックは「問題なさそうだね~」と戻ってきた。
こころなしか機嫌がいいように見える。
アライ「何か良いことがあったのか?」と訊いてみたが、
フェネ「別に~」と軽くかわされてしまった。
フェネ「それよりどんな夢だったの~?」
詳しい内容を聞きたがったので途中まで話した。
フェネ「ふ~ん」
アライ (; ̄ー ̄A (もしかして全部話してないことに気付いてるのだ?)
フェネ「ーで? それで終わりじゃないんでしょ~?」
アライ(やっぱり... フェネックに隠し事は出来そうにないのだ…)
意を決して「夢の続き」を話し始めた・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それは見渡す限り一面の青い世界でした。
その中を私は、ただ なす術もなく漂っていました・・・ そして…
【アラフェネぶらり旅 ~夢の続き~】
[12.22?話] 「せるりあん」 Bパート
!
変な時間に目が覚めてしまいました。
まだ日は昇っていません。
薄暗い「じゃんぐるちほー」は、まだ眠っているようでした。
私には前世(?)の記憶があります。
その時のことを よく夢に見るのです。
ア???「変な夢だったなぁ」
生まれ故郷の「さばんなちほー」が近付いてきたからなのでしょうか?
今日は初めて「夢の続き」を見ました。
一瞬でしたが世界の外側(?)が視界に映ったのです。
見たことの無いモノだったので例えようがありませんが、緑色の何か。
それが滑空していました。 ひゅーっと…
がさがさ・・・ ごそごそ…
夜行性のフレンズはまだ起きているのかもしれません。
ふと、フォッサさんと ここを通った時のことを思い出しました。
そして、これまでの旅の記憶も一挙に溢れ出てきたのでした・・・
???「はあ、はあ…」
スタッ
????「ん? 見かけない顔」
???「わぁーー 食べないで下さーい!」
????「安心して。 食べたりしないよ」
??? ε-(´∀`*)
「そうですかぁ。 ところで、ここはどこですか? あなたは誰ですか?」
フォッサ「ここはジャパリパークだよ。 ⊂('ω') ⊃ 私はフォッサ」
???「フォッサ・・・さん?」
フォッサ
「その耳、そのしっぽ、キミはもしかして・・・
ううん。 「としょかん」に行って何のフレンズか訊くといいよ」
???「としょかん? フレンズ?」
フォッサ
「ちょっと遠いから途中まで付いてってあげるよ。
あと、フレンズ...については道すがら追々教えてあげる。 分かる範囲で、だけど」
???「ありがとうございます。 よろしくお願いします」
フォッサ「なんだかなぁ… もっと くだけた喋り方でいいよ」
???「はい。 わかりました」
フォッサ「・・・」
私たちはその後「よく喋るサバンナシマウマ」さん、「荒ぶるトムソンガセル」さん、「世話好きなカバ」さん
とも話をし、としょかんへの旅が始まったのでした。
?????「うぁああ! 食べないで下さーいなのだ!」
びぐぅ
???「なんですか? 今の」
フォッサ
「きっとアライさん・・・の声だろうね。
たくさん居るフレンズのコンビの片割れだよ。 とりあえず邪魔しないように行こう」
草むら「がさごそ」
???「びくびく そそくさ」
・・・・・・・・・・・
??????「なんだ頼み事か?」
フォッサ
「ーというわけでこの子が『としょかん』に行けるように手伝ってあげて欲しいんだよ。 キングコブラ」
???「よろしくお願いします」
キングコブラ「いいだろう。 『さばく』を越えて『こはん』まででいいのなら」
???「十分助かります。 ありがとうございます」
さばくでは砂嵐に巻き込まれたらしい方の声(アライさん?)は聞こえましたが、
それ以外のフレンズには出会いませんでした。
こはんでも『れずぱれす』と呼ばれている住居に立ち寄ってみましたが、
出掛けているのか誰も居ませんでした。
キングコブラさんにはそこで別れを告げ、1人で行くことにしました。
「へいげん」ではセルリアンに襲われ、食べられそうになったところを助けてもらいました。
その後ライオンさんを「ふすま」の隙間から見ました。
だらだらしている時と、迫力がある時のギャップには驚きました。
紹介されたハンターさんたちはキビキビしていて格好良かったです。
そして・・・とうとう「としょかん」に着き、
博士&助手に会い、私が何のフレンズなのか?
ナーバリがどこかなのか、を教えてもらいました。
やり直しをさせられるとは思いませんでしたが...
ハシビロコウさんに『こうざん』まで送ってもらいましたが、ずっと怖がっていて申し訳なかったと思います。
今度会った時にはもう少し話ができるといいな…
ショウジョウトキさんに「じゃんぐるちほー」に降ろしてもらい、
昨夜、もうすぐ出口という所まで来ました。
機会があれば、また旅に出て他のちほーや、まだ出会ってないフレンズさんにも会いたいと思いました。
でも、今は取り敢えず懐かしの「さばんなちほー」に向かって・・・
ア???「しゅっぱーつ! なのです」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
♪~ BGM「黒セルリアンのテーマ」
【アラフェネぶらり旅 ~夢の続き~】
[12.22?話] 「せるりあん」 Cパート
アライ「なんとかしなくては...なのだ」
ふと、大きな木が目に入った。
~ ♪ ~
アライ「今助けるのだ! フェネック」 (`・ω・´)」
木にしがみ付き懸命に登る。
アライ「のだのだのだのだーー!」
枝の先に向かって全速力で走る。
そして・・・ ジャンプ!
どぷん...
セルリアンの体内に飛び込んだ。
~ ♪ ~
必死に泳ぐ。 フェネックに手を伸ばし、抱きかかえる。
♪・・・
ん? BGMが やんでしまった…?
おかしい。 アライさんたちも、もう外に出てもいい頃なのに・・・
∑(゚Д゚) …気が付いた。
アライ「命綱を着け忘れたのだーー!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ「本当はこんな夢だったのだ…」 ///
フェネ「アライさ~ん、またやってしまったね~」
言葉こそいつも通りだったが 「ジト目でからかう風」ではなく、慈しむような目で優しい口調だった。
でも恥ずかしいことには変わりない。
それを振り払うように声を張る。
アライ「フェネックのためなら たとえ火の中、セルリアンの中なのだ!」
フェネ (゜∇゜;) !?
アライ(ん? 深く考えずに言ってしまったが、これはこれで恥ずかしいセリフ…なのか?)
フェネ
「もう。(o ′ω`o) アライさんには敵わないなぁ。 アライさんがいなくなったら私は…」
アライ「? 何か言ったか?」
フェネ「・・・別に~」
アライ(・・・)
「じゃあ、気を取り直して、しゅぱーつ!なのだ」
フェネ「は~いよっと」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コウテイ「次回で このSSも終わりか・・・ とうとう、ここまで来たな」
ジェーン「感慨深いものがありますね」
フルル「え~!? もうジャパリまんが食べられなくなっちゃうの~?」
プリンセス「あなたは相変わらずねぇ」
イワビー「じゃあ最後は皆でばっちりキメようぜ!」
コウテイ「そうだな。 せーの!」
PPP「「「「「次回、みみmなnみぃなーと!なぁと~」」」」」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アライ「gdgdなのだ!」
フェネ「最後にやってしまったね~」
アライ「こうなったらアライさんたちで予告をするのだ」
フェネ「はいよ~」
アラフェネ「最終回~、『みなと(皆と~)』 なのだ!」
~to be concluded~
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第1話 〈近い未来〉
11月4日。
昼下がり、
ここはジャパリ都パー区。
サイレンが鳴り響く
かばん「うわぁぁーー!!!」
サーバル「大きいよー!やばいよー!!」
ビルが立ち並ぶ、そのど真ん中。
何匹ものセルリアンが群れを作り、暴れている。
なぜ避難もせず、むしろ危険なところへ来ているかというと、
ことは1日前に遡る……
〜1日前〜
サーバル「あー!サンドさんだ!!お久しぶり!」
かばん「サンド……?え?知ってるの?」
サンドスター「お邪魔〜、サーバルちゃん、元気だねぇ」
かばん「え?え!?なんで!?」
屋上のお話の後、サンドスターは僕の家で細かい説明をしたいと言い出した。
それを聞いた僕はまことに受け止め、家に上がらせている。
リビングの椅子に座り、サンドスターが喋り出す。
サンドスター「じゃあまず本題なんだけど……」
かばん「サンドってなんですか?」
サンドスター「うん、わかった。それは俺の本名、サンドスターは長いからね」
サンド「こんな風にすると短くなるからね」
かばん「は……はぁ……」
サンド「で、本題なんだが……」
風の音が外から聞こえてくるほどに静かに、
僕とサーバルは本題を聞く姿勢に入った。
サンド「近い未来、俺は殺される」
その口から出て来た言葉は、実に唐突で驚けと言わんばかりのことがった。
サンド「ただし、それはもしかしたらの話だ」
かばん「ちょ……ちょっといいですか……?」
サンド「ああ、なんだ?」
かばん「それは一体……誰に……?」
サンド「【アークセルリアン】、アークとも呼んでおくか」
かばん「セルリアン!?セルリアンはサンドスターロウが無機物にあたることで発生するんですよ!?」
サーバル「え?サンドさん死んじゃうの?かばんちゃん!むきぶつってなに?」
サンド「ああ、そう設定してるからな」
かばん「じゃ……じゃあ、自分が作ったものに殺されるんですか……?」
サンド「いいや、アークは違う」
かばん「え……?」
サンド「アークは俺がサンドスターとして誕生する前に作られた……いや、来たと言っておこう」
かばん「来た?」
サンド「まぁ、長くなるからこれも読んどいてくれ」
サンドは一枚の紙を配る。
かばん「は……はぁ……」
サンド「さぁ、核心、つまりなぜ君たちを呼んだのかを教えよう……」
僕たちが息を飲む。
サーバルちゃんは真面目そうな顔をしてわかってない。
サンド「それは………」
・
今を見たら分かるだろう。
サンド「かばん!!やればできる!!!」
かばん「サンドさんも見てないで助けてくださ………うわぁぁぁ!!!」
地響きが鳴り響く。
サンド「サーバルを見ろ!!セルリアンに我ぞ我ぞと突っ込んでいってるだろ!!」
サーバル「かばんちゃん……今までありがとう…」
かばん「サーバルちゃぁぁぁぁん!!!」
サンド「うぅ……なんでだ……確かに彼女らを選んだのに……!サーバル!待ってろ!!」
サンドがサーバルに駆け寄り、担ぐ。
そのまま僕の方へ近づいてくる、
サンド「かばん!この量は流石に無理だ!!逃げるぞ!!」
かばん「ほらぁ!!」
僕はセルリアンとは逆方向に走り出した。
サンドもそのあとを追う。
かばん「この量ほっといていいんですか!?」
サンド「その辺は大丈夫だ!」
かばん「なんで!?」
サンド「あいつの餌になる」
かばん「え!?あいつって誰!?
サンドが斜め上に首を振る。
かばん「はぁ!?」
サンド「横を見ろ!」
僕は渋々横を見ると……
???「やぁ。ご無沙汰で」
僕は口を開けたまま走る。
緑色の髪で白衣を着た少女がいた。
直立で地面の上を滑るよう、いや、進んだ後には一本の線のように溝ができている。
地面から出てきたのだろうか?
かばん「だ……だれ?」
サンド「やぁ……アーク……」
かばん「え!?アーク!?」
アーク「サンス、この子はどうしたんだ?」
サンド「この子はあれだ、俺の仲間だ」
アーク「そうか、この量の発生は珍しいと思ったんだ。やはり君が動き出しからか」
サンド「ところでだがアーク、腹減ってない?」
かばん「え?このタイミングでお食事の誘い?って!この人敵なんじゃ……」
アーク「腹ならいつでも空かしてる。アレくれるの?」
かばん「え……?食べるの?」
サーバル「え!?あれってたべれたの!?」
サンド「ちがう、お前らは食べられるんだ」
アークはクスッと笑い
アーク「気になる?なら見せてあげるよ。僕の力を……」
めちゃくちゃでよくわからないのに、さらによくわからなくする。
〜《サンド「お前は選ばれたんだよ。その力は野心のままに使える」》〜
本当にそうなのか……?
アークは後ろを向き、徐々に下がって行く。
それはまるで戦闘機のような速さで、
セルリアンの群れの前に立ち止まり
アーク「おいで、僕の餌たち……」
そういうと、地面からウジャウジャと、
蛇のように長く、大きかったり小さかったり、
僕たちを呼んだ理由はアークを倒すため。
その光景は地獄絵図に近く、
それと僕らが対等に戦えるのか、と、疑問にしかならなかった。
僕らは立ち止まった。
サンド「絶望を覚えてはならない。希望を信じるんだ」
サンドがそういう。
果たして、それは本当に大丈夫なのか……
・
アーク「う〜ん……この味でこの量……悪くない」
バクバクと、アークはセルリアンを食べて行く、
それは【取り込む】ではなく完全たる【捕食】であった。
あー……もう、めちゃくちゃだよ……
みんなと同じように、情報処理ができたないのは僕も同じ、
こうなったのはなんでだろう?
僕にはわからない。
けど、これから起こることはこれより辛いのだろうか?
泣きたいを気持ちを抑え、僕らはまた走り出した。
第2話へ続く……
プリンセス「やっとの事で投稿したわ、このシリーズ」
とまと「おれ頑張ったんだぜ……褒めてくれよ……」
フルル「え〜?なんでこの人がいるの〜?」
とまと「だってほら、作者なのに出番ないじゃん」
コウテイ「作者ってだいたいこんなものなんじゃ……」
イワビー「ところで俺たちの出番はいつなんだぜ?」
ジェーン「まさかない訳……」
とまと「え?ないよ」
PPP「えぇぇぇぇーーー!!!???」
とまと「次回予告だけだよ」
PPP「えぇぇぇぇーーー!!!???」
とまと「次回、【ミッドナイ都ジャパリ】」
PPP「えぇぇぇぇーーー!!!締めたぁ!!」
これが最終章(仮)のつもりです!
よろしくお願いします!
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第2話〈ミッドナイ都・ジャパリ〉
人のいない街。
あれから一晩明けた今日。
セルリアンの影響は広範囲に及んでいた。
テレビ「午後7時のニュースをお伝えします。今日、セルリアンハンターの3人が昨日のセルリアン騒動にて、緊急記者会見を行いました」
昨日のあれにて、セルリアンハンターは出動しなかった。
多分それについてだろう。
サンド「セルリアンハンター……?そんなのがあったのか………」
サーバル「そうだよ!ハンターの人たちはね!すっごいんだよ!!どんな強い相手もぱっかーんってやっつけちゃうんだよ!!」
僕たちは作戦会議がてらテレビを見ていた。
テレビ「色々な任務が重なり、このような結果になりました。今回にて確認されている謎のセルリアンのうなぎ型についてですが、まだこちらの方で調べて居ります」
サンド「うなぎ型………ww」
かばん「あれってうなぎなんですかね……?」
サンド「今度アークに教えてやろーww」
サーバル「……ねぇサンドさん」
サンド「ん?なんだい?」
サーバル「なんでそんなに仲がいいのに殺されたりするの?昨日だって助けてもらってたりしてたし……」
サンド「まぁな、俺はあいつとは長い付き合いだかね」
かばん「長い付き合い?」
サンド「敵のくせに、俺があいつに怒ってる時も、【暇だからお話ししようよサンス】って、俺のところまで来てたんだよ」
かばん「え?来てたって普通のサンドスターのとき?喋れたんですか!?」
サンド「うん、喋れないことはないけど、今みたいな世の中じゃ、正直忙しすぎて喋れないけどね」
かばん「そうなんですか……」
サンド「俺は、その時まで、地球の中身を支配してたんだ、マントルとか色々。だけど今は違う…今はぜんぶアークが支配してる、中身もぜんぶ」
かばん「え!?この地球の下ってサンドスターだったのですか!!??」
サーバル「え!?アークちゃんってそんなに大きかったの!!??」
サンド「そうだぞ、アークは太陽を丸呑みできるくらい大きいんだぞー、今は何百分の一に縮めて固めてるだけなんだ」
かばん「だから地面からたくさん出て来てたんですね……」
サンド「だけど、それは非常にまずいことなんだ。この地球の中身がアークなら、あいつがこの星を野放しにした瞬間この星は終わる。この星の核も何もかもがあいつだかね」
かばん「じ……じゃあつまり……」
サンド「そう、この星の危機が迫ってる。あいつがここから出て行こうとしてるんだ」
かばん「ふえぇぇぇぇーー!!それ!サンドさんが殺される以前の話じゃないですか!正直、サンドスターがいなかったら僕たち死んじゃうみたいなノリでやってたけどこれは危機ですよ!パー区……いや地球の生命体の危機ですよ!!」
サンド「おお……結構がっつりくるねぇ……」
かばん「でもそんな人にどうやったら……」
サンド「ああ、そのための作戦会議じゃろがい」
サーバル「ねぇねぇ!なんか飛んで来たよ!」
かばん「え?」
サンド「はえ?」
ガッシャァァァ----ン!!!
かばん「うわぁぁー!!本当だったぁ!!」
サーバル「えぇぇぇぇーー!!なんでここに!!」
サーバルのいう「なんか」は僕たちの家に突っ込んで来た。
窓を破り、ガラスが散乱する。
飛んで来たものは地面に叩きつけられたが、僕たちを確認すると、すぐに立ち上がり、ドアの方へ逃げてった。
???「き……キシャー!!どこだここ!?」
サーバル「あ…….あなたこそ……誰……?」
蛇のような尻尾で、黒と茶色のフードをかぶり、尻尾をウネウネさせている。
???「………ん?お前は……まさか!ミライ!」
かばん「え?僕を知って………ますよね……テレビとか出てましたし……」
???「つまり……ゴーストタウンからここまで……」
サンド「ん?ツチノコ、ゴーストタウンってなんぞや?」
ツチノコ「なんで俺の名前を…?」
かばん「ゴーストタウンは危ないところですよ、ツチノコさんって言うんですね」
サンド「あたりめぇだ。こちとらだてにサンドスターやってたわけじゃねぇぜ」
ツチノコ「は?サンドスター?」
サンド「あ……やべ」
かばん「え?今のやばかったんですか!?」
するとテレビから警報音がし
テレビ「セルリアン速報!セルリアン速報!ゴーストタウンエリアに大型セルリアンが出現!」
画面に映るセルリアンは腕の生えた球体のよう
かばん「ゴーストタウンについてのニュースって初めて見たかも……」
サンド「じゃあ行くか」
かばん「は?ちょっと待ってください」
サンド「え?なんで?」
かばん「さっきゴーストタウンは危ないところですって言いましたよね?ね?」
サンド「ああ、セルリアンがいる時点でそんなの関係ないんだよ。支度しろ」
ツチノコ「え?俺も!?」
サンド「ああ、その義手は飾りじゃないだろ?」
ツチノコ「……飾りではないけど……」
サンド「よし、じゃあサーバル」
サーバル「はいはーい!」
サンド「財布を持ってくれ、帰りにコンビニ寄る」
サーバル「私の扱い雑くない!?」
サンド「よし!行くぞー!!」
サンドは勢いよく窓から飛び降りた。
かばん「ぼ……僕たちはエレベーター使いましょう……」
ツチノコ「あ……ああ……」
サーバル「……うん……」
第3話へ続く……
ジェーン「次回の!アナザーワールド・サンドスターストーリーズはー!?」
とまと「みんな!おっきなセルリアンにあったらどうする!?」
プリンセス「逃げるに決まってるわよ!」
コウテイ「・・・・・」
イワビー「おい!コウテイがまた気絶したぞ!」
フルル「コウテイはおっきなセルリアンにあったら気絶するんだー」
ジェーン「そんなこと話してるうちにおっきいセルリアンが!!」
プリンセス「ええぇ!!??」
イワビー「おい!今度は泡吹き始めたぞ!!」
フルル「そんな時は新作武器でおもてなしー!!」
とまと「次回!〈ジャパリ都パー区は眠らない〉!!」
コウテイ「さぁ………夜が来る!!」
一同「ええー!!起きたー!!」
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「
みなとゆうえんち」 アバンアライ「とうちゃーく! なのだ!」
フェネ「は~いよっと」
アライ「思えばまんまる探しの旅を始めてから、もうすぐ1ヶ月なのだ」
フェネ「いろいろあったね~。 3ヶ月くらいは経った気がするよ~」
アライ「さて、アライさんたちの船はどうなったのだ?」
博士「なにを ぶらぶらしていたのです」
助手「こちらは大問題が発生しているのです」
フェネ「どうかしたの~?」
ジャガー「かばんの船は出来上がっていて、あとは見つからないように運ぶだけ・・・なんだけどぉ」
プレーリー「アライ船の動力がないのであります」
アライ「どういうことなのだ?」
ビーバー
「あっちはジャパリバスの電池を流用して動くからいいとして、
こっちを動かすための使える電池は もう無いんっすよ」
アライ「ふぇねっくぅ... なんとかならないのか?」
フェネ「う~ん… 水蜘蛛の術を使ってみる~?」
アライ
「おぉ~!
前輪が沈む前に『ばすてき』を勢いよく漕いで、後輪を前に進めれば・・・・・・って
絶対沈むに決まってるのだーー!」
フェネ「アライさんは『ノリツッコミ』のできるフレンズなんだね~」
博士&助手&ビーバー&プレーリー&ジャガー「!!!!?」
博士「どう思うですか? アイツらの根性なら足漕ぎでも大丈夫そうですが」
助手「この『ばすてき』の動力機構を船に組み変えることはできるのですか?」
ビーバー「えーと、ここをこうして、あそこをああすれば・・・」 つ設計図
プレーリー「つまり、こういうことでありますな」 つ模型
フェネ「へ~。 そういうこともできるんだ~」
アライ「なんのことなのだ?」
ジャガー「ぜんぜん分からん」
ビーバー「とにかくその線で作業を進めるっす」
プレーリー「了解であります」
博士「画面に映っていない間に交代で作業するのですよ」
助手「かばんたちに見つからないよう上手くやるのですよ」
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「
みなとさばんなちほー」 Aパートア???「懐かしいなー」
とうとう『さばんなちほー』に帰ってきた。
ア???「挨拶に行っとこうかな」
水場にやってくると先客が居た。
サバンナシマウマさん、トムソンガゼルさん、フォッサさん。
そしてカバさんは「おでかけ」ということだった。
ア???「ただいま戻りました!」
シマウマ「お帰りなさい」
ガゼル「お帰りー」 ヘ(^^ヘ)(ノ^^)ノ
フォッサ「お帰り。 それで何のフレンズか分かったのかい?」
アードウルフ「はい。 わたし『アードウルフ』でした」
フォッサ「・・・ そうか…」
アード「ナーバリは『さばんな』なので、よろしくお願いします」
シマウマ「よろしく~」
ガゼル「よろみんみ~」
アード「ところで私、賃貸派なんですけど、空いてる場所ってありますかね?」
フォッサ「それなら『サーバル』がナーバリにしてた場所があるよ」
ののののののののののののののののの
サーバルさんが「QK所」と呼んでいる、という場所に来た。
フォッサ「その木の裏にもサーバルが物置に使ってる穴があると思うから、自由に使っていいよ」
アード「大事なものなんじゃないんですか?」
シマウマ「大したモノは置いてないと思いますよ」
ガゼル「しまってあることも忘れてるんじゃないかな?」
フォッサ「あの子は、しばらく帰って来ないだろうから、大丈夫だよ」
覗き込んでみると、いろんなモノが雑多に転がっている。
セミの抜け殻、ビー玉、穴の空いた昆布、干からびたジャパリまん・・・
一番奥に袋があった。
薄汚れているとはいえ袋に入っている分、他のガラクタに比べ明らかに扱いが違う。
中身を取り出すと沢山の緑色の紙が出てきた。
綺麗に折られ何かの形になったもの、それに似せようとしたものの どこか歪なもの、
そして1つだけ... 一部が焼け焦げたものもあった・・・
自然と涙が溢れていた。
アード「早起きしたからかな…」
きゃあああぁぁぁ…
アード「!」
♪~ BGM「セルリアンのテーマ」
表に戻ってくると、大きく青いセルリアンが目の前にいた。
フォッサ「きみたちは逃げろ!」
サバンナシマウマは早々に逃げ、どこにいるか見つけられない
セルリアンは動くものに反応するらしく、トムソンガゼルは「欠」の姿勢でじっと動かない。
私は車の前に飛び出してしまった『けもの』のように足が竦んでしまった。
セルリアンの触手が伸びてくる。
フォッサ「ぼーっとしない!」
私を突き飛ばしたフォッサさんが割って入り、襲い掛かるセルリアンの触手を掴む。
アード「あの、私も何か・・・」
すっ転んだ私はなんとか起き上がり、おそるおそる声を掛ける。
フォッサ「いいから逃げろ!」
そういうフォッサさんにも余裕があるようには見えない。
別の触手がフォッサさんを襲う。
でも目の前の触手を抑えるだけで精一杯のようだ。
アード「危ない!」
フォッサさんは触手を掴んだままジャンプして、もう1本の攻撃を躱す。
しかしすぐ次の攻撃が迫っている。
確かに、私には空を飛ぶ羽も、それほど早い足も、泳ぎに適したヒレもない。
自分の無力さに腹が立った。
ふと手元を見るとさっきの袋があった。
青い世界の中から見える「さばんな」・・・
赤いシャツを着た誰かが緑色の何かを・・・
我に返った。
ほんの一瞬の出来事だった。
袋の中をまさぐる。
取り出した緑色の何かを構え、夢の中の誰かを真似て・・・
投げる!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
時が止まった...
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
セルリアンは滑空するそれに気を取られ、動きが止まる。
フォッサさんも呆気に取られていた。
がさがさ...
オレンジ色でしなやかな体躯の何かが草をかき分けて走る音がする。
ジャンプ! してセルリアンに体を預けるように爪を立てた・・・・・・
ぱっかーん!!
そのオレンジ色のフレンズ(?)は何も言わずに去っていった。
耳の先の房毛が、とても印象的だった…
フォッサ「すっごーい!」
フォッサさんは空跳ぶ緑色がセルリアンを倒したと思ったらしい。
シマウマ「みんな無事ですか?」
ガゼル「なになに? ソレ」
あとで聞いたところによると「紙飛行機」というらしい。
それを教えてくれた博士と助手は懐かしそうな顔をしていた。
口々に「私もやってみたい」と言っては投げていたが、誰も上手く飛ばせなかった。
フォッサ「もう一回やってみてよ」
そう請われて何度か挑戦してみたが、今度は私も飛ばせなくなっていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
でも、一度は飛ばせたんだ。
やれば出来る。
そう信じて、今 自分にできることをしようと思った。
いつか出会うであろう大切な人のために・・・
ただ、その後... あの夢も、夢の続きも見ることはなくなっていた...
経過報告
けものフレンズ2の予想ss、2話目現在4200文字くらいまで書き終えました!
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第3話〈ジャパリ都パー区は眠らない〉
かばん「はぁ……はぁ……遠いですよ……」
鈍い叫び声が響き渡る。
僕たちはゴーストタウンまで走って行った。
ツチノコ「サンドスターがあの男で……ミライたちはそれに選ばれた……?は?」
サンド「まぁ、要するにこの星が危ないんだってこと」
ツチノコ「全然要してないだけど、その敵って、あのセルリアンを食べるセルリアンの事か?」
サーバル「え?セルリアンがお互い食べるのっておかしいの?」
サンド「ああ、おかしいさ、アークは捕食のためにセルリアンを食べている。体を大きくするためじゃないんだ」
ツチノコ「アークってのが例のやつ?そいつがどうなように地球に影響を及ぼすんだ?」
サンド「中身スッカスカになる」
ツチノコ「ごめん、また後でじっくり聞く」
たちまち叫び声が大きくなる。
ガガガガガガガッ!!
銃声がなった。
サンド「わ!なんだ!?」
ツチノコ「裏町のやつらが出て来やがった……」
ツチノコが立ち止まるとそれにつられるように僕たちも立ち止まった。
「うわぁぁぁぁぉーー!!!!」と、男の叫び声が聞こえると、たちまち骨が折れたような音が聞こえた。
サンド「おいおい…襲われたんじゃ……なんで立ち止まってんの!?」
ツチノコ「裏町だ、人が死んだくらいで騒いでるほど平和じゃない……」
かばん「裏町の友達がいるだけで就職できませんしね……」
サーバル「裏町は……すっごく危ないところなんだよ……入ろうとするだけで殺されちゃうんだから……」
サンドは黙ってしまった。
しばらくすると口を開き
サンド「おかしいだろ………」
と、呟く。
ツチノコ「ああ、あいつらはおかしい輩ばかりだ……もう少し待ってから行った方が……」
サンド「違う」
ツチノコ「……は?」
サンド「平和ってのはな、全てが平らなことを言うんだよ。この星の、生物の上下関係も何もかもが真っ平らな世界の事」
サンドが語りだす。
サンド「なのになんだよ……なんで所々で平和か平和じゃない場所やらがあるんだよ、全てが平らなことなのに平らじゃないじゃん」
かばん「……だけどサンドさん……ここはツチノコさんに従った方が……」
サンド「山も、谷もない。その上に俺たちが手を繋いでいる。みんなで助け合ってる。転んだら手を指し伸ばしてくれる。それが平和だ。この地球に平和じゃないところがあるなら、みんなで助け合えばいい、どうしようもないなら助けてやればいい、そうじゃないのか?」
ツチノコ「……じゃあ、俺らが裏町を助けるってこと?冗談だろ?」
サンド「なんだ?俺の言ったことが気にくわないってか?」
かばん「サンドさん、本当に危ないところなんです……本当に……ツチノコさんの言った通りにしないと……」
ツチノコ「違う、ミライ」
その場が凍りつく
ツチノコ「そういや、俺にも裏町の友達がいてだな、だから就職できねぇのかな……今までも、裏町なんか恐れずに突っ走ってたし……今はな、知り合いの学者のヒモとして暮らしてんだ……」
ツチノコは少し照れながらも話を続けた。
ツチノコ「サンドスター、お前の言うことは全部信じてやるし、色々聞かせてくれ……だから……
俺の命、この星の希望にしてくれないか?」
かばん「えぇ………」
サーバル「え?」
サンド「………フッ……」
ツチノコはにっこりと笑う
サンド「わかったよ、選ばれてはないが、その意思は人三倍強い」
ツチノコ「ありがとうな、サンド……」
かばん「なんでそうなるんですかね……」
ドゴゴォォォォォ---!!
僕たちの前に立っていたビルが突然倒壊した。
例のセルリアンの仕業である。
ツチノコは皆の前に行き。
ツチノコ「ジド、早速アレ使わせていただくぞ!」
耳を指で押さえ、ひとりでにブツブツ喋り出した。
かばん「あ!耳に通信機つけてる!」
ツチノコ「ごめんな、さっきの会話を少しだけ学者に聞かせてたんだ」
サンド「はぁ!?嘘だろ!?ちゃんと口封じしとけよ!!」
ツチノコ「だってさ、ジド」
ツチノコは何かしらのボタンを押すと、男の声が流れた。
ジド「おほん!やあ、僕の名前は沢渡ジドってんだ、この件は極秘にしとくけど、少しくらいは手伝わせてねー!」
サンド「おい!アレってなんだよ!何する気だ!」
ツチノコ「正直な話、俺も知らない」
ジド「最新兵器だよ、おもてなしさ」
するとポケットからスマホのようなものを取り出し、何かパスワードのようなものを打ち込む。
サンド「アレ知ってる、すめーとほんだろ?」
かばん「スマートにしましょうよ」
ツチノコ「おい、なんで俺のパスワードじゃないんだよ」
ジド「変えといた。パスワードは0721だよ」
ツチノコ「チッ……そろそろセクハラで訴えるぞ」
パスワードを打ち終わると
[パスワード入力完了、音声パスワードをどうぞ]
という音声がなった。
すると、ツチノコはスマホを前にかざし
ツチノコ「……ウェイクアップ!!」
そう言うと、
[battle、support、System、[BSS](バース)起動します。背後にご注意ください」
ツチノコの左右に火花を散らして穴が出現した。
スマホを投げるとその穴から四つの黒い塊が飛び、スマホを回収する。
それらはツチノコの両腕、両足にはまった。
ツチノコ「お……おぉ…すごいなぁこれ……」
かばん「あ……あが……」
サンド「えぇ!?」
ジド「battle support System、通称BSS、これを使いたかった……」
ツチノコは鼻で笑い
ツチノコ「さあ……夜が来る……!!!!」
第4話へ続く……
プリンセス「次回の!アナザーワールド・サンドスターストーリーズはー!?」
コウテイ「ちょっと待ってくれ!なんだあの機械みたいなの!?」
イワビー「ロックだぜー!!」
とまと「ロックってなんだろ」
ジェーン「ツチノコさんの武器ですよ、ジドさん頑張りましたね!」
フルル「なんで喋ったのー?」
とまと「喋る武器好きだから」
フルル「じゃあ仮面ライダーの変身音はー?」
とまと「歌ってくれた方が好き」
コウテイ「なんだこれ」
とまと「もちろん、みんなも好き」
イワビー「うわぁ……」
プリンセス「みんな真面目に次回予告やって!」
とまと「次回、「鉄と奇跡」お楽しみにー」
イワビー「まんぞく……」
ジェーン「えぇ!!??」
>> 345
息を呑む展開…素適ですねぇ…
(読み返しつつ)
※作品の投稿ではないためこっそりにします
只今
絶賛妄想により話が膨らんでおります。そのため更新が滞っていることを反省し、五話完成に向けて執筆しております。
ここからは予告になるのですが、全体では大きく四つに分けられるように進める予定です。
次はアニメでやっていたような旅編にしたいと思っています。
読んでいただいている方には申し訳ありませんが、今しばらくお待ちを頂くことになります。
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「
みなとゆうえんち」 Aパート-2サーバル「うわ~、もうすっかり始めちゃってるね!」
かばん「すごいねー、フレンズさんがいっぱい」
ビーバー「プレーリーさんはどこっすか?」
ボス「ここは遊園地だね。 色んな乗り物があるよ」
ギンギツネ「もう! キタツネったら またダラダラして」
ジャガー「お、主役が来たな。 マズい、作業中断だ」
カバ「みんな待ってますわよ? ほら、早く船を隠しなさい」
ののののののののののののののののの
プリンセス「あれから一ヶ月、遅くなったけど、無事セルリアンを倒せた&・・・・・」
かばん「縄張りはまだ決まってないですが、これから探そうと思います!これも全部皆さんのおかげで…」
博士&助手「「むぐむぐ」」
プリンセス「あー!」
博士「人は話が長ったらしいのです。 早く食べて作業に戻るのです」
助手「早く食わせろなのです。 お前たちも早く食べるのです」
サーバル「食べてるじゃな~い!」
博士「まったく、長の心を知らない子なのです」
助手「誰のためにやってると思ってるのですか」
かばん「じゃあ、いただきます!」
一同「いただきます!」
ののののののののののののののののの
コツメカワウソ「あっははははは!たーのしー!」
プレーリー「うおーー!待つでありまーす!」
ビーバー「プレーリーさーん!」
ヘラジカ「やっぱり強そうな腕だなー! もう一度勝負しないかー?」
ジャガー「え? えぇ…!? 作業が・・・」
アミメ「あなた、なぜ隠れてるの? 怪しいわね!」
ツチノコ「落ち着くんだよ! 余計なこと言うな、バレちまうだろ。 このポンコツ探偵が!」
ののののののののののののののののの
ビーバー「作業が進まないっす…」
プレーリー「私もすっかり遊んでしまって、申し訳ないであります」
ギンギツネ「あなたもサボってばかりで...」
キタキツネ「だらだら…」
ジャガー「これはちょっとキツいぞ~」
トキ「満遍なく映すから、なかなか抜けられないのよね~。 カメラマンは私のファンなのかしら?」
アライ「かばんさんと話さないでいるのも不自然なのだ」
博士「つまり、かばんたちをどこかに隔離すればいいのですね」
助手「それなら良い方法があるのです」
ごにょごにょ…
フェネ「分かった~。 それじゃあ私が言ってくるよ~」
ののののののののののののののののの
博士「これで『かんらんしゃ』が降りてくるまでは時間が稼げるのです。 作業に取り掛かるのです」
ぞろぞろ…
助手「全員で行ったら、かばんたちが戻ってきた時に怪しまれるのです。 何人か残るのです」
ガシャーン!!
???「何か落ちてきたぞ! 博士たちぇ…」
ののののののののののののののののの
アライ「こうして無事、かばんさんに船を渡したのだ」
フェネ
「一番いいところを端折ってない~?
それに私たちが乗る用の船は、徹夜で仕上げないといけないけどね~
終わったら『あにさま』みたいになってそうだね~」
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Bパート
夜・・・
サーバル「なぁに? 話って…」
かばん「ごめんね? こんな遅くに」
サーバル「大丈夫だよ? わたし夜行性だから!」 b
かばん「はは、 そうだったね」
2人の間に沈黙が流れた...
サーバル「かばんちゃん、あのn…」
かばん「サーバルちゃん、これ!」
サーバル「帽子?」
かばん「もらってくれるかな?」
サーバル「どうして? 大事なものでしょ!?」
かばん
「アライさんとフェネックさんのプレゼント交換を見て・・・
僕もサーバルちゃんに何か、あげたくなって。
でも、かばんをあげる訳にはいかないし…」
サーバル「でも私はお返しできるものが無いよ!」
かばん
「いいの。 立派な船をもらっちゃたし。
それに、ここまで付いてきてくれただけで…」
サーバル「ねぇ… 私も付いていったら・・・」
かばん「ダメ!」
サーバル Σ(゚ω゚)!
かばん「あ……」
サーバル「どうして…」
かばん「・・・」
サーバル (・_・、)
「かばんちゃんがどうしてそんなこと言うのか... 分からないよ!」 …………走
カバ「サー…・・・?」
かばん「サー…」
博士「なぜ、あんなことを...」
かばん (;゚ロ゚)
助手「さすがに、あれは無いのです...」
かばん (゚ロ゚;) 歩… カバ「どうしたんですの? サーバルは」
かばん「皆さん、どうして?」
博士「お前たちがアラ… 争いごとを始めそうだったから止めにきたのです」
助手「・・・ 長として当然の努めなのです」
カバ「話してごらんなさい?」
かばん ( ._. )コク
「僕がいなくなった後・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
マーゲイ「これ、本当に明日までに間に合いますかね?」
スナネコ「やるだけやったから、まんぞく…」
ツチノコ「諦めてんじゃねぇよ!」
マーゲイ「出来上がっても漕いで追いかけなきゃいけないんでしょ?」
アライ「アライさんは徹夜も、そのまま旅に出るのも大丈夫なのだ!」
ツチノコ「皆が皆、お前みたいな体力お化けじゃないんだよ!」
フェネ「取り敢えずQKだね~・・・ってサーバル?」
スナネコ「どうしたんですかぁ? こんなところでぇ」
ツチノコ「・・・」
ののののののののののののののののの
サーバル「・・・って言われたの。 わたし嫌われちゃったのかなぁ?」
ツチノコ「お前の頭は飾りかー!?」
サーバル Σ(゚ω゚)
フェネ「かばんさんってサーバルの気持ちも考えずに、そんなこと言う子かな~?」
スナネコ「サーバルの想いってそんなものなんですか~?」
アライ「とにかく大事なのはサーバルがどうしたいか、なのだ」
マーゲイ「その気持ちは誰にも止められない」
サーバル「・・・よく分かんないや... ちょっと考えてみるね」
ののののののののののののののののの
ツチノコ「船を作って追いかけることを言わなくて良かったのか?」
マーゲイ「自分で答えを見つけて『追いかけよう』と思わないと」
フェネ「むりやり連れて行くわけにはいかないよね~」
アライ「もしサーバルが『行かない』って言ったらどうするのだ?」
フェネ「私たちが行く理由も無くなるね~」
アライ「ここで【アラフェネぶらり旅】 ~おわり~ なのか?」
スナネコ「ふあぁぁ~」
ツチノコ「おい! どっちにしろ俺たちは行くんだぞ? 分かってんのか!? あと仕上げも残ってんだぞ?」
ののののののののののののののののの
かばんちゃんの気持ち・・・
フェネ「かばんさんってサーバルの気持ちも考えずにそんなこと言う子かな~?」
嫌われたんじゃないってこと?
ちゃんと聞いてみなきゃ分かんないよね。
スナネコ「サーバルの想いってそんなものなんですか~?」
私の気持ち・・・
アライ「とにかく大事なのはサーバルがどうしたいか、なのだ」
付いて行きたい。
マーゲイ「その気持ちは誰にも止められない」
そうだ! 追いかけよう。
わたしだって紙飛行機を折って、投げたり、
火を使えるようにだってなったんだ。 あの1回だけ、だけど。
いつか船を作って、かばんちゃんの気持ちを聞きに行こう!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
サーバル「でも、船ってどうやって作るんだろう・・・?」
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Bパート-2
船出の朝が来た。
昨夜はサーバルちゃんと話す機会は無かった。
サーバルちゃんが、どこで夜を過ごしたのかは気になったが、
これからのことを考えると仕方ない、と思った。
サーバル「気をつけてね、お腹すいたら、ジャパリまん沢山食べてね!」
かばん「本当にありがとう!皆さんがいなかったら、僕…」
博士「お前なら、何だかんだ大丈夫ですよー!」
「サーバルの様子を見るに吹っ切れたのですか?」
助手「なのです」
「そのようです」
トキ「ほんとに一人で大丈夫…?」
かばん
「うん! 島がどんなところか、ほんとにあるかもわからないから、僕の都合で連れていけないよ…
そう、僕は間違ってないはず...
でもきっと、美味しいものとか、楽しいこと、持って返ってくるね!
帰ってきたらサーバルちゃんに僕の気持ちも ちゃんと言わないと…」
カバ「本当につらい時は、誰かを頼ったっていいのよ?」
「もっと早くこう言ってあげるべきだったのかしら…」
皆を・・・特にサーバルちゃんを安心させるためにキノヴォリを披露してみた。
かばん
「ご飯の探し方も教えてもらったし、安全な眠り方も聞いたし、
キノヴォリだって出来るようになったから。 だから大丈夫!」
意気揚々と船に乗り込む。
今度は振り向いたりしない。
ジャガー「おーい、平気かー!」
画面|ω・´)ツチノコ「だいじょぶそうか~!?」
「おい、こっちの準備もだいじょぶそうか!?」
そうして僕は大海原に漕ぎ出した。
ヒトは居るだろうか?
島はどんな場所だろうか?
何が待っているか分からないけど、きっと大丈...
ボス「デデデ、電池、バスの電池が…」
かばん「ここでー!?」
おわり【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Bパート-3
かばんちゃんが船出する朝が来た。
昨夜はかばんちゃんとは話さなかった。
かばんちゃんが、どうやって夜を過ごしたのかは気になったけど、
これからのことを考えると我慢するしかない、と思った。
サーバル「気をつけてね、お腹すいたら、ジャパリまん沢山食べてね!」
(良かった。 普通に言えた)
かばん「本当にありがとう!皆さんがいなかったら、僕…」
トキ「ほんとに一人で大丈夫…?」
かばん
「うん! 島がどんなところか、ほんとにあるかもわからないから、僕の都合で連れていけないよ…
サーバル「私に言ったんじゃないよね」
でもきっと、美味しいものとか、楽しいこと、持って返ってくるね!
サーバル「帰ってくるんだ… ううん、それまで待ってられないよ」
かばんちゃんのキノヴォリは、とても上手くなっていた。
かばん
「ご飯の探し方も教えてもらったし、安全な眠り方も聞いたし、
キノヴォリだって出来るようになったから。 だから大丈夫!」
まるで「私は必要ない」と言われているようだった。
船に乗り込む時も「さばんな」の時のように振り向いてくれなかった。
桟橋で帽子を持ちながら呆然と見送っていた。
サーバル「こんなので追いかけて行って、迷惑がられたりしないかな?」
思わず海を振り返る。
でも決めたんだ。
サーバル「いつか追いつくからね!」
しっかりした足取りで戻・・・
???「サーバル!」
サーバル「!?」
アライ「サーバル! こっちなのだ!」
サーバル「え? なにこれ なにこれ?」
フェネ「こんなこともあろうかと、もう一隻作っておいたのさ~」
サーバル「つくったーー!?」
スナネコ「乗らないなら置いていきますよ?」
マーゲイ「早く! 見失ってしまいます」
ツチノコ「考えるのは後でいい。 どうせ飾りなんだろ? とにかく乗れ!」
サーバル「ひどいよ~w」
ののののののののののののののののの
きこきこ…
サーバル「わ! やばいよ、こっちも止まらなきゃ! ストップ! ストーーップ!」
ガン!
かばん「いっ! わわわわ……あー ってサーバルちゃん! みんなー!」
ツチノコ「遺跡探索も終ったからな。 暇つぶしに付き合ってやるよ」
スナネコ「ツチノコが花を見に連れてってくれるのです」
ツチノコ「バk、それは『ついで』だって」
マーゲイ「まだ見ぬエリアでアイドル発掘を。 いつかパーク全土にアイドル文化を根付かせるために!」
<アハ、アハーーー!
フェネ「今日はジャパリ便だよ~」
アライ「かばんさんにサーバルの配達なのだ!」
サーバル「えへへへへ、もうちょっと付いていこうかなーって!」
かばん「もう~!」
マイルカ「なになにー、どこいくのー?」
かばん「あ! あなたは、何のフレンズさんですか?」
サーバル「お友達になろうよ!」
つづく
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「
みなとうみ」 Cパート-1マイルカ
「じゃあ『おともだち』になった よしみで教えてあげるけど・・・
早くここから離れた方がいいよ?」
サーバル「どうして?」
マイルカ「もうすぐ『しけ』になるから」
かばん「シケってなんですか?」
マイルカ
「シケっていうのはねぇ、
風がびゅーって吹いて、雨がざーって降って、波がざっぱーんってなるの。
私も巻き込まれたくないから・・・ じゃあね~」
かばん「え? ちょ…」
サーバル「行っちゃったね」
ツチノコ「トモダチとは…」(哲学)
スナネコ「シケって『砂嵐』みたいなものですかぁ?」
マーゲイ「風だけならそうでしょうけど…」
フェネ「どっちかって言うと『台風』に近いのかな~」
アライ「ヤギなのだ!」
サーバル「ヤギだね!」
スナネコ「ヤギですね!」
ツチノコ「ちゃうわ!!」
そんなコントをしている間にも、風が強くなり、雨が降り出し、海が荒れだしました。
結論としては台風よりヒドいものでした。
なぜなら「足元」が揺れるからです。
かばん「このままでは船が沈んでしまいます。 荷物を捨てましょう」
サーバル「そんなぁ。 せっかく集めたジャパリまんが・・・」
マーゲイ「そんなことを言ってる場合ではありません!」
必要最低限だけ残し、荷物を捨て桶を畳む。
荒れ狂う波間に消えていく荷物の中、
飲みかけの水の容器だけはプカプカ浮きながら遠ざかっていった・・・
スナネコ「お~!」
ツチノコ「興味持ってる場合か!」
かばん「・・・」
ばっしゃーーん!
アライ「のだーーー!」
フェネ
「アライさ~ん、またやってしまったね~
かばんさ~ん、アライさんが海に落ちたよ~」
サーバル「えぇ!? かばんちゃん、どうしよう?」
何か手は?
周りを見回す。
残しておいた水の入ったペットボトルが目に入った。
かばん
「フェネックさん、容器から水だけを捨てて、
もう一度フタをしてからアライさんに投げてあげてください」
フェネ「はいよ~」
フェネックさんは空のペットボトルを持って海に飛び込み、アライさんに手渡していた。
かばん
「念のために皆さんも同じようにして持っておいてください。
海に落ちても、それに掴まれば体が沈まないようになるはずです」
一同「はーい!」
その後もシケは弱まることなく続いた・・・
ののののののののののののののののの
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Cパート-2
アライ「う~~ん」
目が覚めると、そこは砂浜だった。
向こうに桟橋が見える。
ここも「みなと」のようだが、船は見当たらない。
海に投げ出された後、激しい雨のせいで船も、他の皆も見失ってしまった。
がむしゃらに泳ごうとしたが、助けに飛び込んだフェネックに止められた。
そのまま潮の流れに身を任せ、しばらくして見えた島になんとか泳ぎ着いた。
がさがさ…
バッ!
アライ「うわぁ~~! た、食べないでくださいなのだー!」
フェネ「食べないよ~。 おはよう、アライさ~ん」
アライ
「フェネックだったのか。 おはようなのだ。
アライさんの方は一生分の塩を食べた気分なのだ」
フェネ「アクシスジカさんが知ったら『てんしょん』上がりそうだね~」
アライ「ところでここはドコなのだ?」
フェネ「さあ、探索の範囲を広げてみないと何とも言えないね~」
アライ「じゃあ、一刻も早く皆と合流するのだ!」
フェネ「はいよ~、アライさんに付き合うよ~」
ののののののののののののののののの
かばん「う~~ん」
目が覚めると、そこは砂浜だった。
遠くに桟橋が見える。
ここも「みなと」のようだが、船は見当たらない。
あの後、結局海に投げ出され、激しい雨のせいで船も他の皆も見失ってしまった。
潮の流れに身を任せ、しばらくして見えた島になんとか泳ぎ着いた。
かばん「ラッキーさん、大丈夫ですか?」
ボス「おはよう、かばん」
かばん「ここがどこか分かりますか?
ボス「検索中、検索中ぅ...ーん… 圏外のようだね」
かばん「そうですか…」
想定内とはいえ、やはりトラブルに遭ってしまった。
かばん
「これから先、海も島も未知の世界で何が起こるか分かりません。
そんな所にせっかく出来た『おともだち』と別れさせてまで連れて行けません。
ですから、僕がいなくなった後のサーバルちゃんのこと、お願いします」
・・・・・・・・・
沈黙が流れる...
カバ「そんなこと、私たちに頼まれても困るわね」
博士「我々の手に負えないのです」
助手「長の管轄ではありませんね」
かばん「えぇ…」
博士「それはサーバルが望むことなのですか?」
助手「お前もそれを本当に望んでいるのですか?」
カバ「あなたが初めて旅した時のことを想い出してみなさい」
かばん「僕の初めての旅・・・?」
がさがさ…
バッ!
かばん「うわぁ~~! た、食べないでくださーい」
サーバル「食べないよ! おはよう、かばんちゃん」
かばん「おはよー。 サーバルちゃんも ここに流れ着いたんだ」
サーバル「海って大きいし、しょっぱかったんだね。 きっと一生分の塩を食べたよ」
かばん「あは、あははは」
サーバル「笑い事じゃないよぉ! それに、これからどうしよう?」
かばん「そうだね。 皆と合流しなきゃね」
サーバル「おーー!」
そうだ。
僕も「さばんな」で生まれた時は、自分が何者か、自分がどこにいるかも分からなかった。
どんな人かも分からなかったサーバルちゃんに案内してもらい、
旅先のフレンズさんと助け合いながら、いろんなトラブルを乗り越えてきた。
そして、その「おともだち」と別れ、新たな旅に出ようとしていた。
なのに、そんな僕にサーバルちゃんは、ずっと付いてきてくれた・・・
かばん「サーバルちゃん、『お話』を聞いてくれる?」 正座
サーバル「なあに? かばんちゃん」 正座
かばん「これからも どうか よろしく・・・ お願いします!」
サーバル ( ´ω`)
「こちらこそ よろしくね! 私たちずっと『おともだち』なんだから!
♪~ ED「ぼくもフレンド」
【けものフレンズプロジェクトを作り出してくれた】
吉崎先生を始めとするスタッフさん、コラボ先の皆さん
【この『アラフェネぶらり旅』を書く場を与えてくれた】
元管理人:雛罌粟さん
現管理人:ばにらさん、トラたぬさん、ふぇねっくーさん、アデリーペンギンさん
たべないでください⁽˙³˙⁾◟( ˘•ω•˘ )◞⁽˙³˙⁾
スレ主:とまと仮面さん
【コラボをしてくれたり、アイデアを提供してくれた】
NEOの方々
みゅう、ちゃんねるの方々
二次創作フレンズの皆さん
(申し訳ありませんが、1人1人の お名前は割愛させて頂きます)
【素晴らしいキャラとストーリーを産み出してくれた】
たつき監督(irodori)を始めとするアニメスタッフの方々には厚く御礼申し上げます。
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「さばんなちほー」 Dパート-1
???「はあ、はあ…」
気が付くとそこは知らない場所だった。
いたるところに樹木や若干ゃ草が生い茂り、こころなしかキラキラしているように見える。
遠くには、頂上に虹色のブロックが積まれたような山が見える
ガサッ
???「!?」
何かの気配と音がした。
ガサガサッ
近づいてきてる?
???「わーーー!」 …走
怖くなって逃げ出した・・・
ーが、あっという間に追いつかれ、肩を掴まれた。
ア???「あなた…」
???「た、食べないでくださーい!」
ア???「食べたりしないよ?」
??? ε-(´∀`*)
「そうですかぁ。 ところで、ここはどこですか? あなたは誰ですか?」
アード「ここはジャパリパークだよ。 ⊂('ω') ⊃ 私はアードウルフ」
???「アードウルフ・・・さん?」
アード
「アナタは昨日の噴火で生まれた子ですね?
『としょかん』に行って、何のフレンズか訊くといいですよ」
???「としょかん? フレンズ?」
アード「ちょっと遠いから付いてってあげますよ」
???「ありがとうございます。 よろしくお願いします」
アード「あと、博士に教えてもらったら大げさに驚いた方がいいですよ?」
???「えぇ… 一体どういう人なんですか?」
アード「まぁ、その辺は追々…ね」
???「はい...」
アード「ねぇ、お互い喋り方を普通にしない?」
???「・・・ うん!」
アード「じゃあ改めて・・・おともだちになろうよ!」
???「うん! これから どうか よろしくね」
ののののののののののののののののの
【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「???」 Dパート-2
アライ「くんくん」
フェネ「どう? アライさ~ん」
アライ「これは・・・ パークの危機…かもしれないのだ!」
フェネ「パークの危機ねぇ。 アライさんに付き合うよ~」
アライ「よし、全力前進なのd!」
フェネ「まあまあ、アライさ~ん。 のんびり行こうよ~」
アライ「・・・ フェネックが言うならそうするのだ。 『ぶらり旅』も良いものなのだ」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうしてフレンズたちの旅はつづく。
誰かの綴る新たな物語へ・・・
♪~(ホルン)
うぇかとぅ ようこそ ジャパリパークへ
どったんばったん おおさわぎ! ~♪~ うーがお!! (じゃん♪)
~完~
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。
m(─ ─)m
お疲れ様です!
ありがとうございます。
文字通り疲れました…w
8888888888
(スタンディングオベーション)
>> 354
素適な作品を有り難う御座います。
復た、読み返し乍ら、感慨に耽ろうかと思います。
ありがとうございます。
拙い(と思っている)SSを気に入ってもらって喜ばしい限りですが、
自分では恥ずかしくて読み返せません… ///
完結おめでとうございます🎉
ありがとうございます。
各話の(軽い)プロットは出来ていたので、失踪する気はなかったのですが、
だからと言って、3ヶ月以上掛かるとは思っていませんでした…w
おお、完結なさったのですね!長い事お疲れ様でした!🎊
飛び飛びで読んでいたので、暇をみてまた読み返させていただきます
次回作も楽しみにしています!(圧)
フェネ「どうもどうも ありがと~」
アライ「ところで『じかいさく』ってなんなのだ?」
フェネ「さあ、なんだろうね~」 (すっとぼけ)
アライ「フェネックにも分からないことがあるのか!?」
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第4話〈鉄と奇跡〉
ジド「以前あったバーストをパワーアップして【フルバースト】として改良!そしてブーストは【マルチブースター】として進化!!なんと前回ではなかった両手両足の武装!!!」
ヘリのスポットライトに照らされ深夜。
その黒き鉄の武装はより輝きを増す。
サンド「だ……大丈夫なのか……?」
ツチノコ「技名だけ聞いてもピンとこないが、まぁ任せとけ」
崩れたビルから、自分の何倍もの大きさのセルリアンが顔を出し、目を丸めた。
クッカッカッカッカッカッ………
何かしら鳴き声のようなものをあげ、
襲いかかってきた。
恐竜のように大きく、牙までついた触手である。
ツチノコ「バーストは!?どうやるの!?」
ジド「パスワード114514だ!右腕についたスマホに打て!!」
ツチノコ「人間の屑がこの野郎!」
サンド「仲良しかよ」
自分の方へ向かって来る触手をジャンプして避け、空中でコードを打つ
触手は地面にめり込んだ。
[パスワード認証確認。フルバースト、起動します]
ツチノコ「うぉっ」
右手のBSSはジェットを吹き上げ触手へ一直線に
ツチノコ「うわわわわ!ちょっと待て!」
[ジェット、停止」
ツチノコ「うおぉーい!!」
ジェットが止まり、ツチノコは地面に落ちてしまった。
サンド「おい」
サーバル「どうしてぇ!?」
ツチノコは立ち上がると、地面にめり込んでいた触手が抜け出し、そして他の触手も合わさってさらに大きな触手となった。
ツチノコ「……んん……?」
その触手は案の定こっちに急接近
かばん「あ……危ない!!」
[フルバースト発動制限まであと10秒]
ツチノコ「は?……え!?……あれ?」
ジド「あと10秒以内になんか殴れ!さもないと死ぬ!!」
ツチノコ「は!?は!?」
目前に迫る触手。
[カウントダウン、5]
ツチノコ「え……!え……!?」
[4]
ツチノコ「ちょちょちょ!うわぁぁ!!」
[3]
サンド「おい!ツチノコ!!!」
[2]
バクン!!
サーバル「ツチノコちゃーん!!!」
[い………]
サンド「食われた……かばん!下がってろ……」
かばん「え!?……え……?」
サーバル「私は!?」
サンド「あんたはもう下がってる……」
サンドは中腰の体制をとり、触手を見つめる。
サンド「くそッ!間に合え!!」
サンドは走り出した。
その表情はヤケクソ混じりであった。
ボコッ……
サンド「え……?」
触手の一部分が膨らんだ。
ボコッボコッ……
それはだんだんと多くなり
ボコボコボコボコボコボコッ!!!
サンド「うわ…キモ……」
全体に広がると
パッカァァァン!!!!!
かばん「うわぁぁ!!」
サーバル「す………すっごーい……」
ツチノコは拳を大きく振り上げ立っていた。
[フルバースト、命中しました]
サンドはいても立ってもいられなくなりツチノコまで走って行った。
サンド「お……おい!これは大金星だぞ!すごいなそれ!!」
ツチノコは拳を下ろした。
ツチノコ「まんぞく………」
サンド「へ?」
ツチノコ「うおー、誰ですかー?あたりが光ってますねー」
セルリアンの残骸であたりがまだキラキラしている。
サンド「あ……あんたが倒したんだよ!」
ツチノコ「え?僕がですかー!?」
サンド「そ……そうだ!お前より何倍もおっきいセルリアンを倒したんだよ!!!」
ツチノコ「あっそう」
サンド「おい」
サーバル「飽きたー!?」
かばん「早いよぉ…」
ジド「あ……あれ!?ツチノコ!?どうしたの!あれ!?あれ!?」
ツチノコ「お?ここから鳴ってるんですか?」
ジド「おい!!やめろぉやー!!!」
サンド「アホか」
バシッ
ツチノコ「はっ!俺は!…え!?」
サンドがツチノコの頭を叩いた。
ジド「おい!大丈夫か!?」
ツチノコ「あれ?なんで通信機外してんの?おい、なんでそんな目で俺を見てるんだ?」
みな、ぽかーんとしている。
かばん「あの……大丈夫ですか?」
ツチノコ「だ……大丈夫だが……」
サーバル「もうそれ、使わないほうがいいんじゃない?」
ツチノコ「え?なんで?」
サンド「疲れてるなら相談乗るぞ、一応助けてくれたんだし」
ツチノコ「ええ!?」
少し間を置き
ジド「……そうだ!」
ツチノコ「ん?どうした?」
ジド「サンド?さんだっけか、君たち一旦僕の家に来てよ」
サンド「は?なんでよ」
ジド「さっき大金星って言ってたよね?僕たちはさっきの話を誠に受け入れよう。だから、もっと詳しく聞きたいんだ。手伝うし、今回の件が本当ならこれはピンチすぎる、何より味方にミライがいるのが信憑性しかない」
サンド「………あんなもん見せられたらまぁ、従うのがいいかな……」
サーバル「さっきのすっごかったもんね!!」
サンド「だけど、一つ言うことを聞いてほしい」
ジド「ん?なんだ?」
サンド「ミライのこと、【かばん】って呼んでくれ、あんまし呼び方がぐちゃぐちゃすると集中できなくなる」
かばん「え?…いいですよそれは……」
ジド「ああ、分かった。約束しよう。じゃあツチノコに案内してもらってくれ、夕食を作って待ってる」
かばん「そういや、夕食まだでしたね」
ツチノコ「あいつが作る夕食?」
サンド「まぁ、取り敢えず案内してくれ」
ツチノコ「あ……おう、分かった」
僕たちの戦い、
始まったばかりだが、なんだがいける気がして来た。
BSSの力はとてつもなく高く、僕たちの心に響く。
少し、希望が湧いて来た感じがした。
夜の8時。
僕たちはジドという男の家まで、歩いて行った。
第5話へ続く……
コウテイ「次回のアナザーワールド・サンドスターストーリーズは?」
フルル「ねー、ジドってどんな料理作るのー?」
とまと「てことで、今回はジドくんにゲストとして迎え入れてまーす!俺は用事があるんであとはよろしく!」
ジド「やぁ。」
ジェーン「で、どんな料理を作るつもりなんですか?」
ジド「豚の角煮かなぁ」
プリンセス「なんで豚の角煮なのよ」
ジド「豚のフレンズがいないから」
イワビー「随分とロックな答えだぜ……」
コウテイ「色々とわからないところがあるが、そこらへんは次回聞くのか?」
ジド「そだねー」
フルル「ということで次回、〈試された友情〉お楽しみにー」
ジェーン「結構今回ざっくりめですね……」
プリンセス「短かったわね」
イワビー「本編終わったのになんで俺たちこんなに喋ってるんだ……?」
虫喰いでないフレンズ
四話→>> 327
マイ「わたしの名はコノシマ・マイ。君にフレンズとして再び命を吹き込んだ張本人だ」
ドブネズミ「おまえか、わたしをこんなところによんだのは」
マイ「そうだ」
ドブネズミ「再び命を吹き込んだとはどういうことだ?」
マイ「死体だった君の体をサンドスターの力で生命体としたということだ」
ドブネズミ「サンドスター?」
アフリカゾウ「ねえドブネズミちゃん、自己紹介は…」
マイ「アフリカゾウ、それについては問題ない。先ほども言った通り、わたしがドブネズミをフレンズとしたのだからな。おっと、アフリカゾウは掛けておいていい」
アフリカゾウ「うん…」
マイはアフリカゾウに座るように言い、アフリカゾウはすぐに近くのイスに座った。
マイ「そう、サンドスターとは動物やその遺物と反応しヒトの姿に変化させるものだ。そこで変化した動物をフレンズまたはアニマルガールとよぶ。君の場合はドブネズミという動物のフレンズだ」
ドブネズミ「ドブネズミか…。サンドスターが当たると生まれると言ったが、サンドスターとはどこにあるものなんだ?」
マイ「この下だ。この研究所の地下はサンドスター採掘場になっている」
アフリカゾウ「はいはーい!サンドスター採掘場なら行ったことあるよ!」
ドブネズミ「どんなところだったんだ?」
アフリカゾウ「採掘場ってのは石を掘り出すところらしいんだけど、とても石を取ってるようには見えなかったな~」
ドブネズミ「なんだって?」
マイ「採掘場というのは建て前のようなものでね。石と同じ鉱物には違いないんだが地下を流れるサンドスター・ロウという物質を浄化してサンドスターに変換するというのが正しい。ほんの少しずつしか採れないがね」
ドブネズミ「よくわからんが、サンドスターとかいうものに当たってわたしがこうなったというんだな。ではそのワケを訊きたい。わたしがこの姿にされた理由だ」
マイ「そのようなものは無い、というのが普通のフレンズの場合だが君は違う。明確に君には『その姿になってほしかった理由』がある」
ドブネズミ「そうか。それはなんだ」
マイ「単刀直入に言おう。
セルリアンと戦ってもらうためだ」
このときドブネズミには複雑な感情が湧き上がった。
死体だったという自分が再び生きることを赦されたのは自分とは直接関係ないはずのセルリアンと戦うためだけなのかという混迷の奔流が頭に渦巻いていた。
マイ「ヒトの社会はヤツらに苦しめられている。しかし対抗しようにもヤツらには我々の武器が効かない。ヤツらが鉱物だったからなのか、無機質同士には相性が悪い。フレンズが戦うことで強大なセルリアンを倒すしかないことがわかっているために君のようなフレンズを生み出したというわけだ」
ドブネズミ「…なるほど、フレンズとはヒトに利用されるためにいるのか」
アフリカゾウ「ち、違うよ!マイも誤解されるような言い方しないで!」
マイ「ここまでだとそう思うのも無理はない。フレンズとは元々ヒトの意志とは無関係に突然現れた生き物だった。だが、わたしの技術によってフレンズを意図的に誕生させることが可能になった今は前のようにはいかない。わたし一人でどうとでもなるのならセルリアンなどとっくに此の世に居らん」
ドブネズミ「本当にそうか?わたしを作ったというくらいだから何とでもなると思っていたが」
マイ「我々ヒトはセルリアンの脅威に晒されているのも、セルリアンにフレンズが有効であるのも事実だ。わたしはこの法則のようなものを利用しようとしているだけだ。だが、フレンズが一方的にセルリアンに有利なわけではない。そこでスタンドという存在を知った」
ドブネズミ「そのスタンドを知る経緯が気になるが、気にすることじゃあないな。要するに、わたしを作ったのはヒトだけのために戦うためじゃあないと言いたいということか。フレンズがセルリアンに襲われているところを見たことがないから実感が湧かんな」
マイ「そうだったか。実はわたしは今日の戦いを観させてもらったが、アフリカゾウがセルリアンを一方的に倒してしまったが故に危機感が薄いようだな」
アフリカゾウ「は、ははは…」
ドブネズミ「でも、ひとつ分かったことがある。おまえ、わたしの『ラット』のことも知っているだろ?奴らには弱点があってそこを破壊されると即座に崩壊するからわたしのラットがセルリアンに有効だと思ったな?」
マイ「…鋭いな。全くもってその通りだ。君はやはり期待通りだ。実は折り入ってそんな理想的な君にお願いがある」
ドブネズミは「わたしにか」と返した。
理想的というのが褒められているのか道具のように思われているだけなのかわからないというモヤモヤが残ったままに。
そこに何故かこれが自分のためになる何かかもしれないという直感が働き、素直に従うのも悪くないと思った。
マイ「目的は何回か言っている通り、セルリアンを調査するためちょっとした旅に行って欲しい。アフリカゾウと二人でね」
アフリカゾウ「私も?」
マイ「そう、ドブネズミ君はフレンズ解放エリアのことを知らないからだ。出発は明日の朝だ。今日はこの研究所の宿舎で寝泊まりしてもらうことになる」
アフリカゾウ「あーあ、せっかく戻って来られたのにまた旅か~。でも、帰ってこられるって信じてるからへーきへーき!任せて!」
ドブネズミ「おまえは行かないのか?何故わたし達だけに行かせるんだ?」
マイ「目的はセルリアンの調査だ。厄介なセルリアンに遭遇すると生身で戦えないわたしが君達の足手まといになってしまう」
ドブネズミ「決定した気になっているようだが、わたしが嫌と言ったら?」
マイ「ずっとここが君の住処になる。あとはスタンド使いのフレンズ研究に協力してもらうことになる」
ドブネズミ「冗談だ。その断った後の方がマズそうだし旅はくださいなんかわたし自身のためになる気がするから、セルリアンを調べてきてやるよ」
アフリカゾウ「ドブネズミちゃん!良かった~」
マイ「今度こそ決まりだ。それじゃあ、これからしなければならないことをこの三人でする」
ドブネズミ「なんだ?」
←To be continued…
やっとこさ投稿できたぜ…
しかしこれは今書いているものを途中まで切り取って一つの話としたものなのです…
要領の悪さが投稿の遅れに大きく影響していることを白状しても何にもならないので六話を完成させるべく執筆します…
(より不安定なこの先、大分後にやりたかったことがあるのでそこまでは漕ぎ着けたい)
構想3日!
【アラフェネぶらり旅】の作者が贈るSS第二弾!
近いうちに投稿開始! ・・・するかも?
コウテイ「早くも新作の構想が ほぼ固まったらしいな」
プリンセス「大丈夫かしら? メタネタ満載のコメディらしいけど」
イワビー「またかよ!」
ジェーン「なんでも前作に、ミライさんを出してあげられなかったのを結構 気にしてるとか・・・」
コウテイ「なるほど、それでミライさんが主役か。 斬新だな」
フルル「ミライさんって誰~」
イワビー「なんで知らないんだよ!?」
ジェーン「今度は短編~中編レベルの『ぼりゅーむ』を想定、ですって」
コウテイ「さすがに長編には懲りたみたいだな」
イワビー「そんなこと言って、結局ズルズル長くなっちゃうんじゃねえの?」
フルル「ねぇ、『おーさか』ってなぁに~? それってオイシイのぉ?」
イワビー「どこだよ!」 プリンセス「そろそろオチがないとマズいわよ」
<そんなことより、私たちの出番は、ここだけらしい。
一同
「え~? 本編には出r・・・
マーゲイ「あの、皆さんタイトルコールを…」
・・・なにそれぇ ひどーい・・・」
アライ「またgdgdなのだ」
フェネ「まあ、これもPPPらしい魅力じゃないかな~」
アライ「フェネックは優しいのだ...」
フェネ「じゃあ、そろそろ尻拭いのタイトルコールをしようか~」
アライ「・・・辛辣な掌返しなのだ…」
フェネ「せーのぉ」
アラフェネ「「未来のぼうし~」なのだ!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フェネ「ところで私たちの出番も、これだけらしいけどね~」
アライ「何ぃー!?」
<出荷を再開した#獺祭でも飲まないと、やってられないのだ…」
フェネ「まあまあアライさ~ん。 一杯付き合うよ~」
プリンセス「私も行くわよ!」
楽しみに待っとります!
虫喰いでないフレンズ
五話→>> 366
マイ「それじゃあ、これからしなければならないことをこの三人でする…いや君たちが先にすることだ」
ドブネズミ「なんだ?」
マイ「二人とも外に行っただろう。体をキレイにしなければならない。その後のいいことのためだ」
ドブネズミ「…」
アフリカゾウ「いいこと!なにかな?」
マイ「晩御飯だ。せっかくココまで来てもらってるから夕食を一緒に食べようと思っていたんだが、どうだ?」
アフリカゾウ「わーい!食べるー!ドブネズミちゃんもどう?」
ドブネズミ「どうと言われてもだな、ここの事はまだほとんど何も知らない。しばらく様子を見る」
マイ「ふむ、君ならそう言うだろうと思っていた。今夜はいいものが食えるはずだから楽しみにしていてくれ」
マイはそう言うとドブネズミとアフリカゾウを連れ近寄りがたい雰囲気の部屋に来た。
マイ「ここの機械に少し入ってじっとしてればいい。アフリカゾウは知らなかったか」
アフリカゾウ「うん…わたしも初めて」
ドブネズミ「箱…?」
マイが解錠して扉を開けると部屋には大きな箱が2つある。
どちらも天井ギリギリまで高く幅はアフリカゾウ(もちろんフレンズの)が腕を広げた程度に見える。
マイは壁の操作盤を開いて箱を起動した。
起動した箱は前面の観音開きの扉が開き、いかにも一人でそこに入って使うという空間になっていた。
さらに箱からは運転音がして、静かなときよりも物々しさを増したように感じられる。
ドブネズミ「ひょっとすると、ここの機械ってこれか?」
マイ「ああ。すぐ始めるから二人は一つずつ入ってくれ」
ドブネズミ「何をさせるかと思えば、こんなに見え見えの罠にそう安安とかかりにいけというのか?」
マイ「私をまだ疑っているようだな。わたしがこれに入っても何も起きないが、君たちには外の汚れが付着している筈だ。その場合洗剤を浴びてもらうことになる。その後自動で元の乾いた状態に戻される。当然死にはしない」
ドブネズミ「わたしにはそれを確かめる術がない」
結局、ドブネズミの要求によりアフリカゾウと同時に入ることになった。
ドブネズミは二人一緒に出てこられれば安全とみなすと言い、マイは了承して二人で入ることにしたのだ。
箱の扉が閉じ完全に入ると予想通り外が何も見えない閉鎖空間になっていて入ったことを後悔しそうになったが、万が一にはラットで脱出する覚悟を決めた。
一人で考え込んでいると知らない誰かの声が聞こえてきた。
《FCB(フレンズクリーニングボックス)へようこそ。これからスキャンを開始します。合図があるまでなるべく直立の姿勢を保ってください。座り込んだり、壁に貼り付いたりしないでください。スキャン終了後は洗浄を行います》
《「楽勝楽勝!大丈夫だよ、ドブネズミちゃん!」》
ドブネズミ「その声は、アフリカゾウ?」
《アフリカゾウ「こっちは誰か知らないヒトの声がしたんだけど何か言ってた。せんじょー?だとか」》
《マイ「聞こえるか?二人とも。暫くじっとしてくれればいい。スキャンが完了したと言われたら首から下、頭、顔の順番で洗われる」》
《アフリカゾウ「そうなの?あっ、何か出てきて…」》
ドブネズミ「アフリカゾウ?どうした!?あっ」
《スキャンが完了しました。洗浄を開始します》
洗浄が終わって二人とも出てきたときには入る前より小綺麗になっていた。
アフリカゾウ「いやー、またすぐ入りたくなるとはねー。せまいところだと思ったらジャバジャバってなってブワーだもんね」
ドブネズミ「わ、分からなくはない」
マイ「フフフ。気に入って戴けたようでなによりだ」
検査という入浴を追えると三人は食堂へと移動した。
食堂着くと丁度ディナータイムでヒトがごった返している。
ドブネズミはそこに自分の姿を見た者がいることを記憶していた。
少なからず白い目で見られることを覚悟していたはずだったのだが…
マイ「わたしはここではそれなりに強い権力を持っていてね。ドブネズミ君のようなフレンズには手出しをゆるさないんだ。新しく生まれたフレンズがジャパリまんじゅう以外の美味しいものを食べられないのはかわいそうだからと思ったから、ここの食堂に連れてくることにしている。君も脱走したとはいえフレンズだ。軋轢が生じてはならない。いつも余計なことでなく新しいフレンズとの思い出作りを考えてもらってるんだ」
ドブネズミ「流石にあんだけ暴れたわたしにそう易々と馴れるのか自分でも疑問なんだが」
マイ「なあに、君のことなら心配無用だ。その脱走劇そのものが思い出だからな。何度も施設を破壊されると流石に困るが」
ドブネズミ「悪い気がしてきた…」
マイ「フッ、みんな本当はフレンズが大好きだから気にしないでいい。そろそろ順番だ」
教わってもいないのにドブネズミは自分とアフリカゾウに倣って列に並んでいた。
食堂に来る前から列になってはいたのだが、ドブネズミは集団に馴染んでいるかのようかな行動を無自覚にしている。
ドブネズミという動物の習性から社会性の高い行動をするのは難しいという予測であったにも関わらずだ。
マイはそれに疑問を抱くが、ここで触れることではないとして食堂の案内に専念することにした。
マイ「ここではメニューから一品ずつ選んで自分の献立を決められる。だがドブネズミ君は今日が初めてだからわたしと一緒に選ぼうか」
ドブネズミがタッチパネルのメニュー表を見て写真から興味のある品を指差すとマイは動物性か植物性かや味付けなどを解説した。
食べられるものは食べてきたドブネズミは好み通りに選べることを久々の幸せのように感じながら説明を聞く。
こうしてドブネズミの献立は好み、もとい食性から肉が多めのチョイスになった。
ののののののののののののののののののの
ドブネズミのチョイス:カツカレー、魚のフライ、ポトフ、ビーフステーキ
アフリカゾウのチョイス:野菜スティック(大根と人参とキュウリ10本ずつ)、オニオンスープ、カットリンゴ一個分
マイのチョイス:白米、大根とじゃがいもの味噌汁、小松菜と油揚げの煮浸し、白身魚のムニエル、キュウリとレタスのサラダ、ヨーグルト
ののののののののののののののののの
この研究所の食堂はある程度まで調理された状態から自動で仕上げた料理が出てくる。
マイとアフリカゾウはプレートに乗った料理を受け取ったりコップに水を汲んだりしてドブネズミの分を運ぶのを手伝った。
ドブネズミ「ありがとう、アフリカゾウ」
アフリカゾウ「いいのいいの!私にはこのマフラーがあるからね」
マイ「ドブネズミ君、まだまだ料理はあるぞ!」
食堂を見渡すと長いテーブルの端の方が空いていたのでアフリカゾウが席をとった。
ドブネズミは座るとき尻尾を気にしたが、イスはベンチのような背もたれが無いもので圧迫されず後ろの席との感覚は十分に広いので踏まれる心配もないとマイは説明した。
マイ「ここのイスの背もたれは尻尾をもつフレンズが座ることを想定しているんだ」
アフリカゾウ「助かるよ〜。背もたれのあるいすは尻尾が潰れて座りにくいよね〜」
ドブネズミ「わたしの尻尾はアフリカゾウのよりも長いから、背もたれなんかあったら余計無理がありそうだな」
そのときのマイはドブネズミセレクションの相当な量を食べ慣れていないヒトが胃もたれしそうな迫力に圧倒されそうになっていた。
そこにいつの間にか置いた食器について説明しておかなければならなかったため、マイは気を取り直してドブネズミに話しかけた。
マイ「うん、ドブネズミはよく食べるというのは分かっていたつもりだったがここまでとは驚きを隠せないな。
でもいいかいドブネズミ。この箸とナイフとフォークとスプーンという道具を使って食べるんだ。素手で食べた後あちこち触られたら汚れて困るし洗ってない素手で食べることは病原体を体に入れることになる。さっきキレイになってもらったとはいえ用心するに越したことはない」
ドブネズミ「この変な棒がしらんうちに置いてあるから何かと思えば全部使うんだな」
マイ「そうだ。あとは、挨拶を食べる前にしておこう。アフリカゾウは憶えているかな?」
アフリカゾウ「あっ、『いただきます』だっけ?!忘れてたー!」
マイ「案ずることはないよ。簡単だから忘れさえしなければすぐできることだ。さあ、手を合わせて」
マイ「いただきます」
アフリカゾウ「いただきます!」
ドブネズミ「いた…だき…ます?」
マイ「よし!食べるぞ!君たちを待ってる間お菓子を切らしてたことを思い出したから空腹感でいっぱいだったよ」
アフリカゾウ「やー、私に負けず劣らずよく食べるねえ。ドブネズミちゃんは」
ドブネズミ「なあ、こいつらどうやって使うんだ?」
ドブネズミは箸でステーキを捲り上げてかぶりつこうとしていた。
そのままではステーキはテーブルの上に滑り落ちてしまうだろう。
マイ「そうだったな、使い方を言っておかなくては。ステーキはこの先が分かれたフォークで押さえて、ギザギザしたナイフで引き切ると上手く小さくできる」
マイは一つずつ持って指差しながら説明した。
おかげでドブネズミは間違った使い方をしなくて済んだ。
ドブネズミ「じゃあこれはいつ使うんだ?」
マイ「それはな……」
ドブネズミはマイの口頭での説明と実際の使用風景から食器の使い方を憶えていった。
しかし食器を全て使ってもガツガツとした食べっぷりのままだった。
その夕食に町のゴミを漁りタンパク質を求める生活を忘れさせられていた。
ドブネズミ「ふう、食ったァッ!肉を満足に食ったのはいつぶりか忘れるくらい美味かった」
マイ「それは良かった」
アフリカゾウ「ムグムグ…あんなに多かったのに早いなんてムグムグ…私には無理ぃ~ムグムグ…」
アフリカゾウは大量の野菜スティックをマフラーで持ってボリボリと押し込んでいた。
それはまるで自動の鉛筆削り機に鉛筆を押し込んでいるようだった。
一方マイは既に完食していた。
ドブネズミ「アフリカゾウ、おまえがうまそうに食べてるの見てるとなんだか羨ましくなってくるな」
アフリカゾウ「そぉ?これ食べる?」
ドブネズミ「いや、大丈夫だ…」
アフリカゾウ「?」
マイ「ドブネズミ君、食べ始めるときに挨拶すると言ったが食べ終わったときの挨拶もある。」
ドブネズミ「それはどんなんだ?」
マイ「『御馳走様でした』」
ドブネズミ「『ごちそうさまでした』…」
マイ「この一連の挨拶は外でもやれと強制するわけじゃないから忘れても気に病むことはない。ただ、心の整理をつけ食事の時間を楽しむためになることだとわたしは思っている」
ドブネズミ「そうか。わたしも今度からやろうかな」
アフリカゾウ「ふぅ、ごちそうさま。わたしから教えてあげられたらよかったんだけど、あのときはセルリアンが来てて余裕がなかったよねドブネズミちゃん」
ドブネズミ「うんまぁ、そうだったな。すぐボスがうるさくなってセルリアンが来てたからな」
マイ「ん!そのときのセルリアンのことを詳しく聴きたいんだがいいか?」
アフリカゾウとドブネズミは思い出せるだけ詳しく話した。
ドブネズミはフレンズの姿での初陣であったからか、鮮明に憶えていた。
話していくうちにアフリカゾウをよく知るマイもいるのでアフリカゾウが豹変したことについて聞こうと思った。
ドブネズミ「アフリカゾウ、ちょっと聞きづらいことを聞くがいいか?」
アフリカゾウ「なあに?」
ドブネズミ「セルリアンが来たときあたりからアフリカゾウのしゃべり方が変わったんだが、なぜだ?」
アフリカゾウ「それは…」
マイ「ドブネズミ、それを今聞くのは良くない。また今度にしてくれないか?」
ドブネズミ「お、おぉ」
(やっぱりこれは何かあるのか…?隠したいのか、聞かれるのが嫌なだけかわからん。
しつこく聞くのはいい気がしないしマイのいないところのほうが聞けるかもしれないからいつか聞いてみるか)
食事を終えた三人は食器を下げた。
何の違和感もなくドブネズミがプレートを持って下げる。
フレンズ化したばかりなのにもかかわらずここまで器用なことについてマイは考え込み、食器が危うくプレートから落ちそうになった。
器を割らずには済んだが、勘の良いドブネズミに気づかれそうになったことの方を心配した。
ドブネズミ達は三人で食堂から出ると共に宿舎へ移動した。
マイ「ところで君たちは眠くないか?フレンズがここに寝泊まりするために余分に宿泊用の部屋があるんだが、今からそこに行って使い方を教える。宿舎の使い方を知らないまま使わせたくはない。アフリカゾウは憶えているかな?」
アフリカゾウ「もちろん!憶えてる…と思う」
マイ「建物中がまた穴だらけになるとドブネズミ君を一日でさえここに居させるのはわたしでも厳しいからな。守ってもらわなければならないルールを覚えてもらいたい」
ドブネズミ「ああ…わかってる」
ドブネズミにわかりやすいよう、マイが直接ドブネズミが使う部屋で部屋中の物の目的・使用法・注意事項を説明した。
ドブネズミ「これは何だ」
マイ「あぁ、テレビだ。映像を観ることができる。一番右の小さいボタンを押すと点く。もっかい押すと消える。地理的な理由と予算の都合上、JPHK(ジャパリ放送機構)のチャンネルしか流れないのは許してくれ。ニュースはヒトのことがわかるから詰まらなくはないだろう。あとは何か」
ドブネズミ「こっちは」
マイ「あぁそれは…」
︙
︙
マイ「これで一通り説明し終えたかな」
ドブネズミ「まったく、どんだけあるんだよ」
マイ「全部使ってる物だから仕方ないが、壊されては堪らない。分からなければ電話すれば答える」
アフリカゾウ「私もここを使ってたことはあるとはいえ大変だったこと思い出してきて不安になるっ…」
マイ「まぁ、最悪力任せに使わなきゃいいってことだな。そろそろわたしは用事があってここにずっとは居られない。朝になったらまた会おう。じゃあ、二人ともお休み」
そう言ってマイはどこかに行ってしまった。
アフリカゾウは背中に向けてマフラーを振って見送ったが、ドブネズミは相変わらず棒立ちでマイを睨んでいた。
アフリカゾウ「おやすみ、マイ!」
ドブネズミ「…アフリカゾウ、わたしはまだ眠れそうにない。気になることがありすぎる。心配をかけるが気にせず眠たかったらすぐ寝るんだ」
アフリカゾウ「大丈夫だってば。ドブネズミちゃんもすぐねて明日元気に出発しようね。それじゃあおやすみ」
ドブネズミ「『おやすみ』」
ドブネズミは部屋に入るなりテレビを点け夜中じゅう観ていた。局自体は一つだが3チャンネルあり番組の内容で飽きなかったせいで時計の短針が右側に傾いても眠らずに視聴していた。
ようやく眠気を覚えたときには短針が下側を向いていたのだが、時計での時間の感覚が無いせいで「針が動いていたか」というリアクションに留まった。
︙
︙
︙
その何時間も前、自分の個室にいたマイはある書類になにかを書き込みながら独り言を呟いていた。
マイ「まだドブネズミ君の『仲間』が必要だ…より戦力を増やさねば…」
←to be continued…
あとがきを開いていただきありがとうございます。
食事回でしたが、メニューのバランスを自分なりに考えたつもりです。
マイは人間なので普通の献立になっているはずです…
フレンズの二人は好みに全振りしているため栄養バランスは全く考えていませんが、これから完全栄養食の生活になるのでこれくらいはいいかと思います。
アナザーワールド・サンドスターストーリーズ
第5話〈試された友情〉
ジド「え……えーと……君がサンドさん?」
サンド「ああ、そうだ」
ジド宅
ついたのは8時20分
ジド「ちょっと服装ダサくない……?」
サンド「何がダサいってんだ」
サンドの今の服装は、白T、短パン、腰ローブと、謎な服装であった。
ジド「服だよ服服、昭和のガキかってんだ」
サンド「あんただってピンクのエプロンつけてんじゃん」
ジド「いつもな訳ないでしょ、大体ピンクのエプロンって可愛いじゃん」
ツチノコ「気持ち悪……」
かばん「まぁまぁ、せっかく夕食作ってくれるんですし、そんなに喧嘩しないでくださいよ」
サーバル「ねぇねぇ!豚の角煮だよ!これ作ったのー!?」
ジド「元気な子だなぁ……そうだよ」
かばん「豚の角煮作るのって結構すごくないですか……?」
サンド「え?そんなにすごいの?」
ジド「おいおい、どことなく馴染んでるけど、その服装だとやけに目につくんだよ」
サンド「じゃあどうしろってんだ」
ジド「食後にお着替えだ、僕の服をやる」
ジドがご飯を並べ終えると、席に座った。
ツチノコ「……ジド……お前なんでそんなに喋れんだ?」
ジド「ん?まぁ、対面は初めてだが、話すのは初めてじゃないだろ」
ツチノコ「そうか……」
ツチノコも同じように席に座った。
ジド「何突っ立ってんの、早く座って座って、一緒に夕食でもとりましょうや」
かばん「は……はい」
サーバル「うみゃー!おいしそー!!」
全員が椅子に座るとジドとツチノコは一斉に食べはじめ、僕たちにも食べるように合図した。
特になにもなく、無言で夕食を済ます。
こんなに静かなのは初めてだ。
サンド「ごちそうさん、美味しかったぞ」
かばん「じゃ……じゃあ僕も…」
さらに豚の角煮が一つ残ってる
サーバル「じゃあもらうね」
ジド「どうぞ。ツチノコ、僕は少しサンドと話をする、かばんとサーバルは頼んだよ」
ツチノコ「なにをそんな子守みたいな言い方してんだ…」
ジドは立ち上がり、
ジド「サンド、飯を食べたなら来てくれ、少し聞きたいことがある」
サンド「……ああ、わかったよ」
サンドも立ち上がり、廊下に出て別の部屋へ入った。
サーバル「………どうしよう…喧嘩かな……」
ツチノコ「マリカーやろうぜ」
かばん「空気ぐらい読んでくださいよ…」
・
〜一方部屋では〜
・
ジド「これを着ろ」
サンド「なんだこれ?」
差し出されたのは服
なんの変哲も無いただの服
・
〜一方ツチノコたちは〜
・
ツチノコ「あー、あったあったマリカー」
かばん「それマリオパーティーですよ」
ツチノコ「中身マリカーだから」
かばん「なんでそうなるんですか……」
・
〜もう一方では〜
・
サンド「おお!さっきのやつより断然着やすい…」
ジド「ふっ、さすがだ僕。買って一度も来てない服がここで役に立つとはな」
サンドはダサい服装から一変し、漫画とかに出て来そうな服装になった。
フードのついたジャケットの下には「I'mさんどすたー」の文字がのぞいている。
少しはマシな方と短パンに腰ローブ
ジド「ん?そんなに自分がサンドスターなのを公表したいのか?」
サンド「いや、夜歩いてたらこんなシャツを着た男がいてだな」
ジド「え?それをパクったの?」
サンド「同じのを買ったんだ、自分に合ってるな…と、思ったんでね」
ジド「なにそれ普通……」
・
〜もう一方では〜
・
サーバル「ねーねー!まだー?」
ツチノコ「待ってろや!どうなってんだぁ?」
かばん「……コードが一本抜けてますよ……」
・
〜場面を戻して〜
・
ジド「サンド、僕は君にいくつか聞きたいことがある」
サンド「ん?なんだ?」
ジド「今回、晴れて正式に仲間に加わったわけだが、今回の件での影響も、僕たちがするべきことも、なにもわかっていない」
サンド「ほー、教えろと」
ジド「ただし、それらは憶測でなんとかなる」
サンド「じゃあなんだよ」
ジド「かばんとサーバル、なぜこの二人を選んだ?正直言って、あの二人はBSSシステムの足元にも及ばない、はっきり言って雑魚だ」
サンド「たしかに、足手まといといえば足手まといだな」
ジド「ではなぜ、彼女たちを選んだ?」
サンド「選んだんじゃない、選ばれたんだ」
ジドは首を傾げた
サンド「俺がサンドスターになって何万年も経った、俺はこの力を使いこなせてない、ただし、サンドスターロウを大量に摂取でき、なおかつそれを使いこなせるフレンズがいれば、それをフェアできる」
ジド「サンドスターロウの大量摂取?それは野性解放でいいのでは?」
サンド「野性解放は単なる力任せに過ぎない、本当の力はさらに上にある」
ジド「さらに上?そんなものがあるのか?」
サンド「【野心覚醒】、本能ではなく、我が身の欲望を表に出す技だ、これを使うには大量のサンドスターロウの貯蓄量に、それを使いこなせるスペック、そして【平和を信じる思い】が必要になる」
ジド「野心覚醒…それになぜ平和を信じる思いが必要なのだ?はっきり言って必要ないだろう」
サンド「我が身の欲望を表に出す、それは自分の本能を超えた欲をさらけ出すことになる、まっさらな平和を思うことがそれを緩和する役目になるわけ、奇跡も、その思いが強ければ強いほど反応する」
ジドは座ると、サンドも座った
サンド「あの二人には互いを狂うほど信じっている、フレンズが持っていい心じゃない、二人が平和を信じ、奇跡を信じることは可能なはずだ、それに、計り知れないほどの希望も感じだった…」
サンドが長々と説明する
ジドは深くため息をつき
ジド「馬鹿馬鹿しい、なにが奇跡だ希望だ、聞いて呆れた。これじゃまるで宗教じゃないか、挙げ句の果てに信じる……過去にもその野心覚醒を成し遂げたツワモノがいるのか?信憑性がない」
サンド「・・・・」
ジド「ほら、いないじゃないか、君がサンドスターだってことも嘘なんじゃないか?」
サンドがうつむく
サンド「いや、いるけどさ」
ジド「え?いるの!?誰なんだ!!??」
サンド「あの二人だよ」
ジド「てか何年まえだ!?」
サンド「成し遂げたのは大体去年かな」
ジド「きょねん!!??はぁ!!??誰だ!」
サンドは立ち上がり、窓を見た。
そこには異様に輝く星が二つ
ジド「なんだ……あれ……」
サンド「【アライグマ】、【フェネック】そう言っておけばいいだろうか……」
ジド「アライグマ……フェネック……?それって……まさか!【銀髪のゴーレム】!?」
サンド「その名は彼女たちも気に入ってる」
ジド「あの異常なサンドスターロウは野心覚醒によるものなのか……?じゃああの星は…まさか!」
サンド「いや、あれはただの星だけどさ」
ジド「ただの星かい」
サンド「だが、もうすぐ応援に来る。二人が来てからが本番だ」
ジド「その……アークセルリアンとの戦いか……」
サンド「正直、あの二人でもアークには勝てないだろう……」
ジド「え!?そんな相手……」
サンド「だからかばんとサーバルが必要なんだ。俺はあいつらの友情を信じてる、どこまで行けるか試してる、だから、あいつらは俺の期待に応えてくれるだろうな……」
サンドはジドの方を向く
そして、しばらく見つめた。
サーバル「うみゃー!!強いよー!!」
ドア越しに声が聞こえる。
サンド「本番までのリハーサルはほどほどな、今は遊んでおこう」
ジド「サンド……」
サンドはドアの方へ歩き出す。
ジド「僕はまだ、君を信じきってない、それだけは忘れるな。ただし、本番は確実に迫ってる。僕もできることはやろう」
サンドは鼻で笑い
サンド「なら、俺はそれを信じてやる」
ドアを開け、サンドはみんなのいる方へかけてった。
ジド「サンド…それが本当なら……」
着実によるが過ぎてく
今夜も、今朝に変わろうとしている。
なるべく今を楽しめるだけ楽しもう、
明日が不安だから。
かばん「うわ!なんかすごく服変わってる!!」
・
第6話へ続く……
フルル「次回の、アナザーワールド〜?」
プリンセス「サンドスターよ!(小声)」
フルル「次回の、アナザーワールド・サンドスターはー!?」
とまと「結局違うやん」
次回から新展開!!
コウテイ「おっ、なんかテロップ出てきた」
かばん、サーバルの運命はいかに!!
ジェーン「なんか私たちの出番いらなさそうですね」
サンドスターの力が今!覚醒する!
イワビー「あ、なんかカンペ出てきた」
コウテイ「どれどれ?」
ジェーン「次回!〈星に願った特異点〉、お楽しみにー!」
プリンセス「ちょっと!終わったんですけど!!」
とまと「まじかー……ネタがないからな」