【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Bパート
夜・・・
サーバル「なぁに? 話って…」
かばん「ごめんね? こんな遅くに」
サーバル「大丈夫だよ? わたし夜行性だから!」 b
かばん「はは、 そうだったね」
2人の間に沈黙が流れた...
サーバル「かばんちゃん、あのn…」
かばん「サーバルちゃん、これ!」
サーバル「帽子?」
かばん「もらってくれるかな?」
サーバル「どうして? 大事なものでしょ!?」
かばん
「アライさんとフェネックさんのプレゼント交換を見て・・・
僕もサーバルちゃんに何か、あげたくなって。
でも、かばんをあげる訳にはいかないし…」
サーバル「でも私はお返しできるものが無いよ!」
かばん
「いいの。 立派な船をもらっちゃたし。
それに、ここまで付いてきてくれただけで…」
サーバル「ねぇ… 私も付いていったら・・・」
かばん「ダメ!」
サーバル Σ(゚ω゚)!
かばん「あ……」
サーバル「どうして…」
かばん「・・・」
サーバル (・_・、)
「かばんちゃんがどうしてそんなこと言うのか... 分からないよ!」 …………走
カバ「サー…・・・?」
かばん「サー…」
博士「なぜ、あんなことを...」
かばん (;゚ロ゚)
助手「さすがに、あれは無いのです...」
かばん (゚ロ゚;) 歩… カバ「どうしたんですの? サーバルは」
かばん「皆さん、どうして?」
博士「お前たちがアラ… 争いごとを始めそうだったから止めにきたのです」
助手「・・・ 長として当然の努めなのです」
カバ「話してごらんなさい?」
かばん ( ._. )コク
「僕がいなくなった後・・・
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マーゲイ「これ、本当に明日までに間に合いますかね?」
スナネコ「やるだけやったから、まんぞく…」
ツチノコ「諦めてんじゃねぇよ!」
マーゲイ「出来上がっても漕いで追いかけなきゃいけないんでしょ?」
アライ「アライさんは徹夜も、そのまま旅に出るのも大丈夫なのだ!」
ツチノコ「皆が皆、お前みたいな体力お化けじゃないんだよ!」
フェネ「取り敢えずQKだね~・・・ってサーバル?」
スナネコ「どうしたんですかぁ? こんなところでぇ」
ツチノコ「・・・」
ののののののののののののののののの
サーバル「・・・って言われたの。 わたし嫌われちゃったのかなぁ?」
ツチノコ「お前の頭は飾りかー!?」
サーバル Σ(゚ω゚)
フェネ「かばんさんってサーバルの気持ちも考えずに、そんなこと言う子かな~?」
スナネコ「サーバルの想いってそんなものなんですか~?」
アライ「とにかく大事なのはサーバルがどうしたいか、なのだ」
マーゲイ「その気持ちは誰にも止められない」
サーバル「・・・よく分かんないや... ちょっと考えてみるね」
ののののののののののののののののの
ツチノコ「船を作って追いかけることを言わなくて良かったのか?」
マーゲイ「自分で答えを見つけて『追いかけよう』と思わないと」
フェネ「むりやり連れて行くわけにはいかないよね~」
アライ「もしサーバルが『行かない』って言ったらどうするのだ?」
フェネ「私たちが行く理由も無くなるね~」
アライ「ここで【アラフェネぶらり旅】 ~おわり~ なのか?」
スナネコ「ふあぁぁ~」
ツチノコ「おい! どっちにしろ俺たちは行くんだぞ? 分かってんのか!? あと仕上げも残ってんだぞ?」
ののののののののののののののののの
かばんちゃんの気持ち・・・
フェネ「かばんさんってサーバルの気持ちも考えずにそんなこと言う子かな~?」
嫌われたんじゃないってこと?
ちゃんと聞いてみなきゃ分かんないよね。
スナネコ「サーバルの想いってそんなものなんですか~?」
私の気持ち・・・
アライ「とにかく大事なのはサーバルがどうしたいか、なのだ」
付いて行きたい。
マーゲイ「その気持ちは誰にも止められない」
そうだ! 追いかけよう。
わたしだって紙飛行機を折って、投げたり、
火を使えるようにだってなったんだ。 あの1回だけ、だけど。
いつか船を作って、かばんちゃんの気持ちを聞きに行こう!
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サーバル「でも、船ってどうやって作るんだろう・・・?」