それは見渡す限り一面の青い世界でした。
その中を私は、ただ なす術もなく漂っていました・・・ そして…
【アラフェネぶらり旅 ~夢の続き~】
[12.22?話] 「せるりあん」 Bパート
!
変な時間に目が覚めてしまいました。
まだ日は昇っていません。
薄暗い「じゃんぐるちほー」は、まだ眠っているようでした。
私には前世(?)の記憶があります。
その時のことを よく夢に見るのです。
ア???「変な夢だったなぁ」
生まれ故郷の「さばんなちほー」が近付いてきたからなのでしょうか?
今日は初めて「夢の続き」を見ました。
一瞬でしたが世界の外側(?)が視界に映ったのです。
見たことの無いモノだったので例えようがありませんが、緑色の何か。
それが滑空していました。 ひゅーっと…
がさがさ・・・ ごそごそ…
夜行性のフレンズはまだ起きているのかもしれません。
ふと、フォッサさんと ここを通った時のことを思い出しました。
そして、これまでの旅の記憶も一挙に溢れ出てきたのでした・・・
???「はあ、はあ…」
スタッ
????「ん? 見かけない顔」
???「わぁーー 食べないで下さーい!」
????「安心して。 食べたりしないよ」
??? ε-(´∀`*)
「そうですかぁ。 ところで、ここはどこですか? あなたは誰ですか?」
フォッサ「ここはジャパリパークだよ。 ⊂('ω') ⊃ 私はフォッサ」
???「フォッサ・・・さん?」
フォッサ
「その耳、そのしっぽ、キミはもしかして・・・
ううん。 「としょかん」に行って何のフレンズか訊くといいよ」
???「としょかん? フレンズ?」
フォッサ
「ちょっと遠いから途中まで付いてってあげるよ。
あと、フレンズ...については道すがら追々教えてあげる。 分かる範囲で、だけど」
???「ありがとうございます。 よろしくお願いします」
フォッサ「なんだかなぁ… もっと くだけた喋り方でいいよ」
???「はい。 わかりました」
フォッサ「・・・」
私たちはその後「よく喋るサバンナシマウマ」さん、「荒ぶるトムソンガセル」さん、「世話好きなカバ」さん
とも話をし、としょかんへの旅が始まったのでした。
?????「うぁああ! 食べないで下さーいなのだ!」
びぐぅ
???「なんですか? 今の」
フォッサ
「きっとアライさん・・・の声だろうね。
たくさん居るフレンズのコンビの片割れだよ。 とりあえず邪魔しないように行こう」
草むら「がさごそ」
???「びくびく そそくさ」
・・・・・・・・・・・
??????「なんだ頼み事か?」
フォッサ
「ーというわけでこの子が『としょかん』に行けるように手伝ってあげて欲しいんだよ。 キングコブラ」
???「よろしくお願いします」
キングコブラ「いいだろう。 『さばく』を越えて『こはん』まででいいのなら」
???「十分助かります。 ありがとうございます」
さばくでは砂嵐に巻き込まれたらしい方の声(アライさん?)は聞こえましたが、
それ以外のフレンズには出会いませんでした。
こはんでも『れずぱれす』と呼ばれている住居に立ち寄ってみましたが、
出掛けているのか誰も居ませんでした。
キングコブラさんにはそこで別れを告げ、1人で行くことにしました。
「へいげん」ではセルリアンに襲われ、食べられそうになったところを助けてもらいました。
その後ライオンさんを「ふすま」の隙間から見ました。
だらだらしている時と、迫力がある時のギャップには驚きました。
紹介されたハンターさんたちはキビキビしていて格好良かったです。
そして・・・とうとう「としょかん」に着き、
博士&助手に会い、私が何のフレンズなのか?
ナーバリがどこかなのか、を教えてもらいました。
やり直しをさせられるとは思いませんでしたが...
ハシビロコウさんに『こうざん』まで送ってもらいましたが、ずっと怖がっていて申し訳なかったと思います。
今度会った時にはもう少し話ができるといいな…
ショウジョウトキさんに「じゃんぐるちほー」に降ろしてもらい、
昨夜、もうすぐ出口という所まで来ました。
機会があれば、また旅に出て他のちほーや、まだ出会ってないフレンズさんにも会いたいと思いました。
でも、今は取り敢えず懐かしの「さばんなちほー」に向かって・・・
ア???「しゅっぱーつ! なのです」
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