【アラフェネぶらり旅】
[最終話] 「みなと」 Cパート-2
アライ「う~~ん」
目が覚めると、そこは砂浜だった。
向こうに桟橋が見える。
ここも「みなと」のようだが、船は見当たらない。
海に投げ出された後、激しい雨のせいで船も、他の皆も見失ってしまった。
がむしゃらに泳ごうとしたが、助けに飛び込んだフェネックに止められた。
そのまま潮の流れに身を任せ、しばらくして見えた島になんとか泳ぎ着いた。
がさがさ…
バッ!
アライ「うわぁ~~! た、食べないでくださいなのだー!」
フェネ「食べないよ~。 おはよう、アライさ~ん」
アライ
「フェネックだったのか。 おはようなのだ。
アライさんの方は一生分の塩を食べた気分なのだ」
フェネ「アクシスジカさんが知ったら『てんしょん』上がりそうだね~」
アライ「ところでここはドコなのだ?」
フェネ「さあ、探索の範囲を広げてみないと何とも言えないね~」
アライ「じゃあ、一刻も早く皆と合流するのだ!」
フェネ「はいよ~、アライさんに付き合うよ~」
ののののののののののののののののの
かばん「う~~ん」
目が覚めると、そこは砂浜だった。
遠くに桟橋が見える。
ここも「みなと」のようだが、船は見当たらない。
あの後、結局海に投げ出され、激しい雨のせいで船も他の皆も見失ってしまった。
潮の流れに身を任せ、しばらくして見えた島になんとか泳ぎ着いた。
かばん「ラッキーさん、大丈夫ですか?」
ボス「おはよう、かばん」
かばん「ここがどこか分かりますか?
ボス「検索中、検索中ぅ...ーん… 圏外のようだね」
かばん「そうですか…」
想定内とはいえ、やはりトラブルに遭ってしまった。
かばん
「これから先、海も島も未知の世界で何が起こるか分かりません。
そんな所にせっかく出来た『おともだち』と別れさせてまで連れて行けません。
ですから、僕がいなくなった後のサーバルちゃんのこと、お願いします」
・・・・・・・・・
沈黙が流れる...
カバ「そんなこと、私たちに頼まれても困るわね」
博士「我々の手に負えないのです」
助手「長の管轄ではありませんね」
かばん「えぇ…」
博士「それはサーバルが望むことなのですか?」
助手「お前もそれを本当に望んでいるのですか?」
カバ「あなたが初めて旅した時のことを想い出してみなさい」
かばん「僕の初めての旅・・・?」
がさがさ…
バッ!
かばん「うわぁ~~! た、食べないでくださーい」
サーバル「食べないよ! おはよう、かばんちゃん」
かばん「おはよー。 サーバルちゃんも ここに流れ着いたんだ」
サーバル「海って大きいし、しょっぱかったんだね。 きっと一生分の塩を食べたよ」
かばん「あは、あははは」
サーバル「笑い事じゃないよぉ! それに、これからどうしよう?」
かばん「そうだね。 皆と合流しなきゃね」
サーバル「おーー!」
そうだ。
僕も「さばんな」で生まれた時は、自分が何者か、自分がどこにいるかも分からなかった。
どんな人かも分からなかったサーバルちゃんに案内してもらい、
旅先のフレンズさんと助け合いながら、いろんなトラブルを乗り越えてきた。
そして、その「おともだち」と別れ、新たな旅に出ようとしていた。
なのに、そんな僕にサーバルちゃんは、ずっと付いてきてくれた・・・
かばん「サーバルちゃん、『お話』を聞いてくれる?」 正座
サーバル「なあに? かばんちゃん」 正座
かばん「これからも どうか よろしく・・・ お願いします!」
サーバル ( ´ω`)
「こちらこそ よろしくね! 私たちずっと『おともだち』なんだから!
♪~ ED「ぼくもフレンド」
【けものフレンズプロジェクトを作り出してくれた】
吉崎先生を始めとするスタッフさん、コラボ先の皆さん
【この『アラフェネぶらり旅』を書く場を与えてくれた】
元管理人:雛罌粟さん
現管理人:ばにらさん、トラたぬさん、ふぇねっくーさん、アデリーペンギンさん
たべないでください⁽˙³˙⁾◟( ˘•ω•˘ )◞⁽˙³˙⁾
スレ主:とまと仮面さん
【コラボをしてくれたり、アイデアを提供してくれた】
NEOの方々
みゅう、ちゃんねるの方々
二次創作フレンズの皆さん
(申し訳ありませんが、1人1人の お名前は割愛させて頂きます)
【素晴らしいキャラとストーリーを産み出してくれた】
たつき監督(irodori)を始めとするアニメスタッフの方々には厚く御礼申し上げます。