【注意】
「けものフレンズ」を題材とした二次創作のSSです
キャラクター崩壊の恐れや、一部オリジナルキャラクター、男性キャラクター、創作設定が登場します
BBSNEOや他の掲示板に掲載されているSSとは一切関係がございません
『アードウルフ』を主要としたフレンズと、飼育員の『サクヤ』たちが繰り広げるほのぼの日常系ラブコメとなっております
時系列や舞台設定などは詳しく設定していません
キャラクターの性格がアニメ版だったりアプリ版だったり漫画版だったりと入り乱れております
世界観的には、漫画版のように基本平和で、フレンズに飼育員が就くような形になっています
不定期更新、誤字脱字多数ですがご容赦願います
一応区切りはつけましたが、これからもちょいちょい更新して行きそうです
例えるならアプリ版メインストーリーが終わってキャラクエが更新されてる、みたいな感じで
~数日後、深夜~
カコ「…ミライ、成分解析できた?終わったらこっちに持ってきて…」カタカタカタカタ
ミラ「…出来ました…あ、左がフレンズ時、中央が動物時で右が一般的な成人女性です…」カタカタカタカタ
カコ「…おっけー…ここまで近いとなると可能かもしれないわね…」カタカタカタカタ
ミラ「…人体実験なんて反対ですからね…」カタカタカタカタ
カコ「…無論よ…1番問題なのは生命倫理よね…」カタカタカタカタ
ミラ「…ですよね…あ、計算出ました…確率はだいたい30%…卓上ではほぼ可能でしょうね…」カタカタカタカタ
カコ「…体外に摘出して人工的な実験なら…」カタカタカタカタ
ミラ「…ダメです…自然な状況と人間が手を加えた状況じゃ…」カタカタカタカタ
トワ「……なぁ2人とも」
カコ「…あらトワ。一瞬5人くらいに分身してるように見えたわ」
トワ「重症だな…相変わらず毎日貫徹か?何日連続?」
ミラ「…たぶん3?4?」
トワ「5日だぞ…目のクマがフェイスペイントみたいになってるぞ」
カコ「…寝てる場合じゃないわ、だって…アードウルフの素敵な…夢の…ため…」
トワ「遥やフレンズのみんなが心配するぞ?」
ミラ「…サクヤさんたちの幸せのためならえんやこーらですよ…」
トワ「ハァ、忠告はしたぜ。早く寝ろよ?」
カコ「…さぁミライ、まだまだ道のりは長いわ…」
ミラ「…了解でーす…」
~菜々の日記~
3日前、とうとうミライさんとカコお姉ちゃんが倒れた
数時間で目を覚ましたけど、寝落ちしたときに頭でキーボードの変なところを押してしまったらしく、1週間分のデータが全部消えてたらしい
そのあとショックで今日までずっと寝込んでた
徹夜対策か、トワ園長から職員の残業禁止令が出た
アードウルフとサクヤ君に、夢が叶う日が本当に来るかどうかは、また別のお話…
追伸
ちなみに『仮想空間夢再現装置~ドリ×ドリZ君Mk3~』はプライバシーの侵害になるためか夢を体験する機能を削除し、睡眠導入剤として1回100円で稼働してるとかなんとか…
本当の夢 END
補足~サアヤとツクミ~
夢の中に登場した2人の娘の名前は
サアヤ:「サクヤ」「アードウルフ」
ツクミ:「サクヤ」「ツチオオカミ」
から取っています
ちなみにチンパンジーをシーラの名前で採用したのは頭文字の都合上です(汗)
『カルチャーフェス』
ニホ「ふんふふんふふ~ん♪」ペタペタ
サク「ニホンオオカミ、何やってるの?」
ニホ「今度のけものカルチャーフェスに向けての準備だよ!」
サク「けものかるちゃーふぇす?」
ミラ「2週間後にパークで開かれるお祭りの事ですよ」
サク「あ、ミライさん」
ミラ「フレンズさんたちが集まり自主的に取り組んで、お客様や飼育員さんに向けて出店や出しもの、売店をやったりするんです!ご来場いただいた人達に人気投票も行うんですよ!」
サク「ほうほう…って、つまりは文化祭ですか?」
ミラ「ま、まぁそんなところです」
サク「なるほど…ニホンオオカミ、なにか手伝えることはない?」
ニホ「ダメ!カルチャーフェスは、フレンズだけで準備するって決まりなの!」
サク「そっかそっか…」
ミラ「一応、買い出しの同伴だけは許可されていますよ」
サク「わかりました。何か欲しいものだったり、必要なものががあったら言ってね」
ニホ「ありがとねー!」
~2週間後、カルチャーフェス当日~
サク「今日がフェス当日かぁ」
ピンポンパンポーン
ミラ『ただいまより、第4回けものカルチャーフェスを開催いたします』
ユウ「あ、サクヤ君じゃん」
サク「夕さん!以前はニホンオオカミたちのお世話ありがとうございました」
ユウ「いいのいいの、むしろアレで済んでホッとしたのが正直な気持ちよ」
サク「ユウさんもフェスを?」
ユウ「ええ、ヒマなら一緒に周ってもいいかしら?」
サク「どうぞ。あ、地図貰いました?」
ユウ「もう持ってるから大丈夫」ピラ
サク「いろんなところがありますね~」
ユウ「オオカミ連盟は…喫茶店をやってるみたいね」
サク「2人から聞きましたよ。ニホンオオカミは接客、アドちゃんは厨房担当だそうです」
ユウ「休憩にはまだ早いかしら?」
サク「じゃあお昼前にどこか見ていきましょうか」
ユウ「ここなんてどう?出店“ネコのしっぽ”たぶんにゃんにゃんファミリーの子たちじゃない?」
サク「行ってみましょう」
~出店『ネコのしっぽ』~
サー「あ、いらっしゃいませー!サクヤ君にユウさん!」
サク「やっぱりサーバルだったか」
ユウ「ここでは何を売ってるの?」
カラ「ふっふっふ…これよ!」バッ
サク「これは?」
サー「私たちネコ科のフレンズの抜け毛を集めて、しっぽ型のストラップにしてみたの!」
ユウ「へぇ、かわいいじゃない!」
カラ「私とサーバル、マーゲイとオセロットみたいにミックスもあって、全部で20種類以上!どれでも一律400円よ!」
サク「2人にお土産で買っていこうっと!じゃあ…ホワイトライオンとブラックジャガーのを1つずつ!」チャリン
サー「まいどありがとうございまーす!」
ユウ「これかなり売れそうね!早めに来てよかった~」
カラ「実は、開店直後に全種類3つずつ買っていったお客さんがいたんだけどね…どうにも“観賞用”“保存用”“布教用”で揃えたかったらしいわ」
サク「へぇ、すごい動物好きなひ…あ、誰かわかった」
ユウ「奇遇ね、私もよ」
サー「み、みゃははは…」
ミラ「ああ!もふもふでサイコーのさわり心地!うふふふ…」
~狐の遊戯場~
サク「ここはキツネのフレンズたちが集まって出してるみたいですね」
ユウ「遊技場ってことはアトラクションかなにか…ん?」
ヒメアリクイ「うぅ…負けちゃったです…」
ミナミコアリクイ「く、悔しいよぉ…」
オオアリクイ「2人ともよく奮闘したじゃないか。さ、次は美味しいものでも食べに行こう」
サク(結構難易度は高めみたいだな…)
ギンギツネ「いらっしゃい、ようこそ狐の遊戯場へ!」
ユウ「ここはどんなことができるの?」
キタ「ギンギツネが作ったオリジナルのゲームで遊べるよ」
サク「オリジナルのゲーム!?すごいね!」
ギン「簡単なゲームだけど、テストプレイも入れて10日かかったわ…」
キタ「ここにいる誰か2人に勝って、最後にボクに勝ったら豪華賞品が手に入るよ」
サク「なるほど…じゃあ挑戦させてもらおうかな!」
チベットスナギツネ「じゃあルールを説明しますよ。相手にダメージを多く与えて、ステージの外に吹っ飛ばしたら勝ちだと思いますよ」
サク「ん?それって…」
チベ「何かのゲームに似てると思いますよ」
キタ「ちなみにタイトルは『フレンズオールスター!大乱闘ケモノシスターズ』だよ」
サク「それってつまりはスマ…」
チベ「では1回戦は私が相手しますよ」
~十数分後~
サク「よーっし!2連勝!」
ホッキョクギツネ「お見逸れしました…」
ユウ「お、これは豪華賞品イケるかも?」
キタ「じゃあ最後はボクが相手だね」カチャ
サク「準備出来た?それじゃあ…バトルスタート!」
ギン(お、これなら問題ないわね)
キタ「……」カチャカチャカチャ
サク「あ、あれ!?」
ドコッバキッドカッ
サク「な、なんだこのコンボ!?」
キタ「エゾヒグマは空中前からかなり繋がるんだよね」
サク「つ、強い…!」
キタ「最後の決め技でとどめっと」
ドカーン!
サク「か、完封された…」ズーン
ギン「残念…惜しかったわね!」
ユウ「キタキツネが使ってるキャラクターってかなりチートなんじゃないの?」
オイナリサマ「キタキツネのキャラは総合的に見れば下の上くらいですよ。むしろサクヤさんが使ってるトナカイは最強クラスのキャラです」
ユウ「それでも勝っちゃうのね…」
サク「やっぱりキタキツネはゲーム強いな~!」
ギン「強くなってもらわないと困るのよ…なにせ景品がめちゃくちゃ高価で1つだけしかなかったからね」
サク「ちなみに景品は?」
キタ「3万円分のプリペイドカード」
ユウ「えぇ!?」
ギン「予算のほとんどがそれに当てられたわ…」
サク「もっと計画的に使いなよ…」
キタ「はい、参加賞のフーセンガム」
サク「…どうも」
サク「さて、そろそろお昼時ですしオオカミカフェに行ってみますか」
ユウ「場所は…ジャパリカフェを丸々スペースに使っているのね」
~ジャパリカフェ~
サク「到着~っと」
ユウ「あんまり見た目は変わって…あ、看板だけ出てるっぽい?」
ガチャ
ジャック・カレント「オイオイオイオイオイオイオイ!エイプリルフールは先月終わったハズだろ?あんなとこでコーヒー飲むとか信じらんねぇ…」
サク(な、何があったんだろう…)
ユウ「とりあえず入ってみましょうか」
ガチャ
ニホ「おかえりなさいませー!ご主人様ミ☆」
サク「…(絶句)」ポカーン
ニホ「お好きな席にどうぞー!」
ユウ「…えーーっとニホンオオカミ、その…ゴスロリっぽいメイド服はどういうことなの?」
ニホ「私たちはメイド喫茶“オオカミカフェ”を開くことにしたんだ!ささ、お好きなお席にどうぞー!」
サク「…ユウさん、僕こういうお店来たことないんですけど…」
ユウ「私に聞かないでよ、私も経験あるわけないじゃない…」
リカオン「メニューをお持ちしました、ご注文が決まりましたらこの鈴でオーダーをご申しつけください」
サク「えーっとじゃあ…ん?」
『☆どりんくめにゅ~☆
まったりかふぇおれ 200えん
みるくたっぷりここあ 200えん
ほっこりあーるぐれいてぃー 200えん
(みるくかれもんがえらべるよ!)
ひんやりだーじりんてぃー 200えん
(みるくかれもんがえらべるよ!)
しゅわっとこーら 200えん
すっきりれもねーど 200えん
さっぱりめろんそーだ 200えん
☆ふーどめにゅ~☆
なつかしなぽりたん 500えん
ふわとろおむらいす 500えん C
(けちゃっぷかでみぐらすがえらべるよ!)
すぱいしーやきそば 500えん
(そーすかしおがえらべるよ!)
みっくすふらい 500えん C
(そーすかたるたるかえらべるよ!)
め~ぷるほっとけ~き 400えん C
たっぷりふるーつたると 400えん
しあわせだぶるくれーぷ 400えん
ご~じゃすぷりんぱふぇ 400えん
ちょこれ~とふぁうんてん 400えん』
サク(うっわぁ…目がチカチカして全部ひらがなで見辛い…)
ユウ(でも意外と思ってたより良心価格…)
サク「ちゅ、注文お願いしま~す」チリンチリン
ニホ「はいは~い!」
サク「じゃあ…お、オムライスとアイスミルクティーを1つ」
ユウ「カフェオレとナポリタンをお願い」
ニホ「わかりました~!オムライスのソースは何になさいますか?」
サク「デミグラスで…そういえば、メニューにある『C』って何?」
ニホ「コールのことですね!コールっていうのはソースをかけるときにメイドさんに好きな言葉を言ってもらえるんだよ!」ピラ
ニホ「この中から好きな娘を選んでね!」
サク「えーっとぉ…」
サク(正直だれでもいいかなぁ…)
サク「お、お任せします…」
ニホ「コールの内容は?」
サク「それもお任せで…」
ニホ「かしこまりましたー!」パタパタ
ユウ「…思ってたのと360°違うんだけど…」
サク「360だと1周してますよ、180です…まぁ確かにそうですね…」
~数分後~
アフリカゴールデンウルフ「おまたせしました、ふわとろおむらいすとひんやりだーじりんみるくでございます」コト
サク(よく噛まずに言えたなぁ…)
キンイロジャッカル「おまたせしました、まったりかふぇおれとなつかしにゃ…なぽりたんです」
ユウ(やっぱり名前に無理があるんじゃ…)
ニホ「コールの娘をお持ちしましたー!」グイグイ
サク「お持ちしました~って…」
アド「に、ニホンオオカミさん!私、厨房のお仕事だけで接客はしなくてもいいって…」
サク「あ、アドちゃん!?」ドキッ
ユウ「厨房係もメイド服なのね」
サク(か、かわいいな~…)
アド「さ、サクヤさんですか!?待ってください、心の準備が…!」
ニホ「見知らぬ人にやるよりかマシじゃん!それにきっと喜ぶと思うよ?」
サク「ストップストップ!さっきの表にもアドちゃんの名前載ってなかったんだし、無理しなくても…」
BGM:ゼノブレイド2 ノポンの少年
アド「わ、わかりました…じゃ、じゃあ…」
プニュ~
サク(け、ケチャップ文字?)
ユウ(デミグラスだけどね)
サクヤサマ
アド「え、えっとぉ…『らぶりーらぶりーまいはーと おいしくなぁれもえもえきゅんっ サクヤサマだぁいすきっ』」
アド「……か……完成…です…」カァァァァ
サク「…………………」
ユウ「おーい、サクヤ君?」トントン
バタッ
ニホ「わぁッ!?サクヤが急に倒れた!」
アド「サクヤさん!!」
ツツー
ユウ「す、凄い量の血よ!?何があったの?」
ブチハイエナ「落ち着いてユウ、左手の指先に血で何か書いてない?」
ユウ「ブチハイエナ?…ホント、何か書いて…」
ニホ「ダイイングメッセージってやつ?」
萌
ユウ「これって…」
ブチ「間違いなく鼻血の多量出血ね。本当に死んでたら『死因:萌死』って書かれるんじゃないかしら?」
アド「あ、あわわ…」
ニホ「どうやらサクヤにはあまりに刺激が強すぎたみたいだね…」
~30分後~
ニホ「サクヤ、鼻血止まった?」
サク「なんとか…」
アド「ご、ごめんなさい!」
サク「だ、大丈夫だよ…あはは…」
ニホ「でもサクヤは毎日アドちゃんの手料理食べられるし、いつでもやってもらえ…」
サク&アド「ダメだよ !」
ニホ「え?」
アド「恥ずかしいですよそんなこと!」
サク「あんなこと毎食やったら失血死しちゃうよ!」
ニホ「そ、そう…?」
『後日、人気投票が発表されました。男性部門はだいぶ接戦でしたが、1位はコウモリのフレンズたちがやっていた“暗闇ダンジョン”でした』
『そして以外にも女性部門1位は“オオカミカフェ”でした。どうにもタイリクオオカミのイケメンメイドが圧倒的女性人気を得たそうです』
『ちなみに某日、ミライさんの熱い要望によりメイド服を着たオオカミ連盟のフレンズたちの写真撮影会も行われたとか…』
カルチャーフェス END
【お知らせ】
なんと!このSSでお馴染みサクヤ君とアドちゃんがこちらのSSに登場しています!
この作品では味わえないようなスリリングな展開にサクヤたちが巻き込まれる!?
かなりおススメの作品ですので、ぜひ読んでみてください!
【Special Thanks】
ikapanさん
【5/23日はキスの日】
ニホ「サクヤサクヤ!」
サク「どしたのニホンオオカミ?」
ニホ「昨日は『キスの日』だったんだって!」
サク「へぇ、そうだったんだ」
ニホ「……」
サク「……」
ニホ「それだけぇ!?」
サク「え?何を求めてたの?」
ニホ「アドちゃん居るでしょ!何もなかっ…」
サク「あ、そういうことか!」ポン
ニホ「?」
サク「昨日スーパーで“鱚 ”が安かったんだよね!今度天ぷらにしようって言って…」
ニホ「違うでしょーがー!アドちゃんだよ?サクヤのカノジョでしょー?」
グニー
サク「ひへほわふぁわふぁそんなふぉふぉほうほふしふぁいふぇほー!(してもわざわざそんなこと報告しないでしょー!)」
ニホ「お、否定しなかったということは?」
サク「あっ、ちょ!今のなし!なーーしッ!」
【暑い日】
ニホ「あ゛つ゛い゛ぃぃぃぃぃ」
ニホ「おかしいよ…まだ6月にすらなってないのに滅茶苦茶暑いよ…」
アド「確かにそうですね…もう夏みたいな気温です…」
サク「今朝の天気見たときは29℃だって言ってたよ」
ニホ「サクヤぁ~エアコンつけようよ~…」
サク「ダーメ、今エアコンつけたら夏乗りきれないよ?」
ニホ「じゃあアイス~」
サク「昨日たくさん食べてたでしょ?もうないよ」
アド「あ、ごめんなさい…これラスト1個だったんですね、さっき食べてしまいました…」
ニホ「アドちゃんズルい~…」
サク「お金あげるから買ってきな?」
ニホ「や~だ~あ~つ~い~」
サク「ワガママだなぁ…ハイ、麦茶」
ニホ「ありがとぉ…」ゴクゴク
ニホ「なんか涼しくなる方法とかないかな~……サクヤは暑くないの?」
サク「まぁ暑くないっていったらウソになるけどさ…」
ニホ「サクヤはいつもアドちゃんとアツいから慣れてるのか~」
アド「に、ニホンオオカミさん!」カァァ
サク「あ、アドちゃん落ち着いて!体中真っ赤!」
アド「す…すみません…」
ニホ「あはは、ごめんごめん。暑いから水に流してね~」
サク「まったくぅ…ん、“水に流す”?」ピコーン
ニホ「サクヤ?」
サク「いいこと思いついた!ちょっと買い物行ってくる!」
アド「私も手伝います!」
サク「いいの?ありがとね!」
ニホ「何買ってくるの?」
サク「後でのお楽しみ~!」
~1時間後~
アド「ただいま帰りました」
ニホ「おかえり~、アイス買ってきてくれたの?」
サク「もっと良いもの!アドちゃん、こっち任せてもいい?僕は先に外で用意してるから」
アド「わかりました、鍋とまな板お借りしますね」
ニホ「何作るの?」
アド「ま、まだ内緒…です」
サク「ゲームでもやって待っててよ、じゃあ行ってきまーす」
ニホ「うーん気になる…」
~数十分後~
アド「完成…かな?」
ニホ「出来た?見せて見せて!」
サク「だーかーらー、まだ秘密~!」
ニホ「あ、サクヤ帰って来てたんだ」
サク「こっちもうちょっと準備かかりそうだから…ここに行ってみらた?」ピラ
ニホ「温泉タダ券?こんなに暑いのに?」
アド「なるほど、これの後なら美味しく頂けそうですね」
ニホ「うーん…まぁ、温泉は好きだしいいか!汗も流せそうだしね~!いってきまーす!」
~じゃぱり温泉~
ガララ
ニホ「まだ5時台だから空いてるね~」
アド「そうですね…あ、でもやっぱりカピバラさんはいる…」
カピバラ「よよよ~」
ニホ「それじゃあさっそく!」
アド「ニホンオオカミさん、先に身体洗ってからですよ」
ニホ「はいはーい」
ニホ「それじゃ…」ザパッ
ニホ「あづッ!」
カピ「いっぺんにじゃなくて、脚先からゆっくり入っていくんだよよよ~」
アド「こう…でしょうか」チャポ
カピ「最初は胸の高さくらいまで、数分もすれば慣れてくるからそしたら肩までしっかり浸かるんだよよよ」
ニホ「…ふぃ~~~…」
アド「身体も心も温まりますね~……」
ニホ「そうだね~…暑くてもお風呂だけは別格だねぇ~」
カピ「2人とも、暑くてお困りのようだねねね」
ニホ「そうなんだ、なにか良い方法知ってる?」
カピ「あそこ、入ってみるといいよよよ」チョイチョイ
アド「サウナですか?」
カピ「サウナに入ると体中の老廃物が汗と一緒に体外に流れ出るし、血流も良くなるし、サウナから出たら相対的に涼しく感じると思うよよよ」
ニホ「よーし!行ってみるよ!」ザパッ
アド「ありがとうございます、カピバラさん」
カピ「脱水症状と急激な温度差に気を付けてねねね~」
~サウナ~
ニホ「さ…さすがに…蒸し暑い…」
アド「この気温だと…やっぱり誰もいませんよね…」
ニホ「……」
アド「……」
ニホ「……ねぇアドちゃん?」
アド「なんですか?」
ニホ「最近サクヤとどんな感じ?」
アド「!?」カァッ
ニホ「やっぱり気になるじゃん、そういえば聞いたことなかったけどサクヤのどこら辺が好きなの?」
アド「えぇっと…それは…あの…か、からかわないで…ください…」
ニホ「ホントに気になるんだよ!人のことを好きになることは悪い事なんかじゃないんだよ?」
アド「その…初めて出会ったとき、私のことをちゃんと理解しようとしてくれました」
ニホ「うんうん」
アド「それからも、あの人は…サクヤさんは私の悩みに親身になってくれたり、私のためにいろんなことを…」
ニホ「ほんほん」
アド「もっ、もちろんサクヤさんは親切ですし、私以外のフレンズさんにもそうなんですけど…」
アド「私のことをここまで考えてくれる人は初めてで…気付いたら、頭の中から離れなくなってしまって…」ポォォォ
ニホ(…あれ?なんかサウナの温度が上がって来てる?)
アド「そのうちサクヤさんのことを考えると胸が苦しくなってきて…その…何度も…」
ニホ「あれ!?ホントに温度上がってる!メーター振りきれてるよ!?」
アド「あの日、想いを伝えられたまでは良かったんですけど…私なんかがサクヤさんなんかとお付き合いさせてもらうなんて不釣り合いなんじゃないかって…」カァァァァァァ
ニホ「ヤバイヤバイ!アドちゃん1回出るよ!」
ガシッ
アド「でもそれを相談したらサクヤさんはそんなことないって…」ブツブツ
ニホ「おわああ!アドちゃん熱ッ!と、とりあえず1回水風呂に!」
バシャーン!
アド「ひゃっ!わ、私は何を…」
ニホ「サクヤの魅力について語ってたら物理的に熱くなってたよ」
サク「ぶぇっくしょん!こんな暑いのにくしゃみした…風邪かな?」
アド「ご、ごめんなさい…」ブルッ
アド「ちょ、ちょっと冷えちゃいました。もう1回お風呂入ってもいいですか?」
ニホ「そうしよっか…」
~お風呂上り~
ニホ「いや~良い湯だった~!」
アド「ひさしぶりにこんなにゆっくりお風呂に浸かれた気がします」
ニホ「さーて、あったかくなったところで冷えたコーヒー牛乳でも…」
アド「ダメですよ、この後夕食なんですから」
ニホ「もしかして、さっき作ってたやつ?」
アド「はい!サクヤさんが宿舎の中庭で待ってるそうですよ」
ニホ「急ごー!」
サク「おかえり2人とも」
ナナ「あ、お邪魔してまーす」
ニホ「サーバルにカラカル!キタキツネも!」
サー「サクヤ君にお呼ばれしちゃった!」
アド「4袋分買ってきましたからね、せっかくですしみんなで食べた方が楽しいですし…」
ニホ「お!?このながーい竹のレーンはまさか、水に流すって!」
サク「そう!流しそうめんだよ!」
キタ「地味に流しそうめんって初めてやる気がする…」
サク「薬味とつけあわせもあるよ!」
サー「ネギにショウガ、ミョウガとニンニク、大根おろしに温泉卵!しゃぶ肉と野菜の天ぷら!納豆にカツオとブリの刺身!?めずらしいものまであるね!」
サク「それじゃあそろそろ流すよー!」チョロチョロ~
カラ「お、来た来た!」
サー「以外と早い!」
キタ「ゲームで鍛えた動体視力を発揮するときがきた…」
ツルツルツル
ニホ「んー!冷たくておいしー!」
アド「お外で頂くとより一層美味しいですね!」
ナナ「ただ水で流してるだけなのに楽しいね!」
サク「喜んでもらえてよかったよ!」
ニホ「サクヤ、アドちゃん、ありがとうね!」
サー「サクヤ君、もっともっと流しちゃって!」
カラ「私も食べるわよー!」
ニホ「私も私も!」
アド「食後に、冷えたスイカもありますよ!」
サク「その後、そうめんとスイカの食べ過ぎでお腹を冷やしてしまったニホンオオカミはしばらくトイレに籠ることになった…」
【暑い日】END
【Festival?】
ニホ「サクヤサクヤ!とうとうけものフレンズfestivalが配信されたよ!」
サク「へー…そーですかー…」ズゥゥゥゥン
ニホ「うおッ!?サクヤが珍しく凹んでる…」
サク「そう…?」
ニホ「放っておいたら上空300mから紐無しバンジー始めそうな顔してるもん!何があったの?」
サク「…ニホンオオカミはもうfestivalプレイした?」
ニホ「うん!とりあえず1話はクリアしたよ」
サク「そっか…ならもう言う必要もあるまい…」
ニホ「まさか、アドちゃんがサーバルに取られちゃったこと落ち込んでるの?」
サク「わざわざ言わないでって言ったのに…」ドズゥゥゥゥゥゥン
ニホ「って言っても~…アドちゃんとこのアードウルフは別人でしょ?」
サク「それでもさぁ…ねぇ…?」
アド「あの~…どうしたんですか?」
ニホ「あっアドちゃんちょうどいいところに!ちょっといい?」
アド「あ…あの…なんだかサクヤがずいぶん落ち込んで…」
ニホ「そうそのこと!それで…」カキカキ
ニホ「これを読みながら、サクヤのことガバッ!と」
アド「えぇっ!?で、でもぉ…」ポッ
ニホ「言ったらサクヤきっと元気になるよ?カンペ見ながらでいいから!」
アド「じゃあ…し、失礼します…」ギュッ
サク「!!」
アド「えーっと…ど、『どんなことがあっても私はサクヤさんのそばに居ますよ』…?」
サク「あ…アドちゃぁん…!」メソメソ
アド「そ、それと…『私はサクヤさんのことが大好きですから』……ふぇ!?」カァァァ
サク「うわぁぁん!アドちゃん大好き愛してる~~!!」ギュ~ッ
アド「ひゃぁぁぁ~!」ジタバタ
ニホ「一件落着!じゃあ私おやつ食べてくるねー」
サー「ぶぇっくしょい!」
カラ「あら、風邪でもひいたの?」
【ぱびりおん?】
アド「サクヤさん!とうとうけものフレンズぱびりおんでニホンオオカミさんが実装されましたよ!!」
サク「へぇ、良かったね」アッサリ
ニホ「えーっ?せっかく私が出たんだしもっとノッてくれてもいいじゃん!」
サク「今僕は人生の中で指折り数えるレベルの大勝負に勝ったんだ…!」
ニホ「何に勝ったのさ?」
サク「ふふふ…これを見よッ!」バッ
ニホ「けもフェス…?って『サマーアードウルフ』じゃん!当てたんだ!」
アド「あ、あわわ…」カァァ
サク「いやーこのカワイイ水着になんとも言えぬ表情!たまらないなぁ…」ニヘ~
ニホ(文字だけでは伝わりきれないくらいふやけた顔してる…)
ニホ「ってか本人居るんだし本物着てもらえばいいじゃん?」
アド「恥ずかしいですよぉ~!」
サク(でもいつかは…っていかんいかん)
ニホ「っていうか私だよ私!今日のメイン私!」
サク「あ、ごめんごめん」
ニホ「しかしこれでとうとう私もみんなのトークに参加できるってわけだ!」
アド「…あの、ニホンオオカミさん」
ニホ「どったの?」
アド「肝心の私たちのトークはなさそうです…」
ニホ「えっ!?」
アド「しかもニホンオオカミさんのトークの7/8はおそらくあーかいぶです…」
ニホ「ええっ!!?」ガーン