【注意】
「けものフレンズ」を題材とした二次創作のSSです
キャラクター崩壊の恐れや、一部オリジナルキャラクター、男性キャラクター、創作設定が登場します
BBSNEOや他の掲示板に掲載されているSSとは一切関係がございません
『アードウルフ』を主要としたフレンズと、飼育員の『サクヤ』たちが繰り広げるほのぼの日常系ラブコメとなっております
時系列や舞台設定などは詳しく設定していません
キャラクターの性格がアニメ版だったりアプリ版だったり漫画版だったりと入り乱れております
世界観的には、漫画版のように基本平和で、フレンズに飼育員が就くような形になっています
不定期更新、誤字脱字多数ですがご容赦願います
一応区切りはつけましたが、これからもちょいちょい更新して行きそうです
例えるならアプリ版メインストーリーが終わってキャラクエが更新されてる、みたいな感じで
『ジャパリパークの飼育員になって1年、今は遅めの春休みを満喫中です』
サク「えっーと、玉ねぎとパン粉と卵2パック…あとココアパウダーに生クリームっと、これで必要なものは揃ったかな」
『思い返せば1年色々なことがありました。アドちゃんはあれから僕の部屋で暮らしています』
サク「結局人見知りする性格はあんまり直ってないけどね…まぁそれがアドちゃんらしいといえばそうなんだけど」
『でも』
ガチャッ
サク「ただいま!」
『こんなに愛おしいと思えるのは、この』
アド「おかえりなさい、サクヤさん!」パァッ
『天使のように輝く笑顔のお陰なのでしょうか…』
パリーンッ
ニホ「うわぁぁ!お皿割っちゃったぁ!!」
アド&サク「えっ!」
アド「今ちりとり持って来ますねっ」
ニホ「ごめんなさぁ~い!」
『大変なこともたくさんあるけど、これからもがんばるぞ!』
ニホ「みんな集まった?」
サー「集まったよ~!」
キタ「カラカル、狭いからもうちょっとどいて」
カラ「しょうがないじゃない、ただでさえ1人用の宿舎の部屋で狭いんだから」
ナナ「合計10人以上だもんね、そりゃ窮屈よ…」
ミラ「まぁこういうものは人数が多いに越したことはありませんよ」
ブチ「ここが2人の部屋なのね、結構カワイイ感じの部屋じゃないの」
ユウ「アレ?タイリクオオカミはどこ行ったの?」
タイ「ほぅ…これがサクヤたちの寝室か。へぇ、ベッドは1つしかないみたいだね」
アド「たたた、タイリクオオカミさん!!」ポォォォ
タイ「あはは、バレちゃった」
サク「さ、料理が出来ましたよー!」
サー「おお!おいしそーな料理がたくさん!」
ユウ「これ全部アドちゃんが作ったの!?すごいじゃない!」
アド「えへへ…」
カラ「これを毎日のように食べてる誰かさんがうらやましいわね!」
ニホ「よーし、みんなコップ持った?じゃあアドちゃん、お願いね!」
アド「はい!それでは…サクヤさん」
サク「うん…!」
「「「飼育員1周年おめでとう!!!」」」
キミの手をとって END
…じゃないよ!まだまだ続くよ!
エンディングテーマ:僕らの合言葉
乾燥した間奏 ~キョホャーンがやらねば誰がやる~
まず、自分の好みから話します(唐突)
自分は『おどおど人見知り&低自尊心系娘』が大好きなのです
昨年昨年の7月頃にけものフレンズにハマり、そして調べていくうちにアニメ第1話で食べられたのがアードウルフであることにも気付きました
調べていくうちに、彼女が自分の好みドストライク(死語)なことにも気付かされました
が
二次創作を探しているうちにあることに気が付きました
全体の半分ほどが『セルリアン』との絡みだということに…
アニメで唯一食べられてしまったということもあり、二次創作においても『セルリアンに食べられる』『セルリアン化して戻ってくる』など、割と過酷な目にあっていることが多いのです
けものフレンズぱびりおんにも登場し知名度は上がったものの、彼女に対するセルリアンのイメージが払拭しきれずにいました
好きなキャラクターなのに、自分好みの二次創作が作られないのはなかなか寂しいものでした
そんな中、北斗神拳を極めた友人がこんな言葉を送ってくれました
「お前も投稿するんだよ!!」
友人ってのはウソです、某ジャガーマン作品を見てただけです「書くかァーーーッ!!」
幸いにも自分は国語の成績で1を取った事があるのでSSを書くことにしました
そして月日は流れ今年の3月、頭の中で出来たストーリーをパパッとメモ帳に取ったものを挙げることにしました
それがコレです
で、乾草した換装ですが(激寒ギャグ)
書いててめちゃくちゃ楽しかった(小学生並みの感想)
やっぱり二次創作っていうのは自分が書きたいものを書いてこそだと痛感いたしました
アードウルフが劇中で活躍できなかった分を自分の中で活き活きと動かせて楽しかったです
1人で妄想をぶちまける程度に考えていましたが、皆さまから温かいご支援いただき本当に感謝の言葉しか出てきません
こんな拙い作品を見てくださった方、コメントをしてくださった方、本当にありがとうございました
後日、キャラクターの詳細とか小ネタ解説とかをしようかと思っています
ここまでご視聴ありがとうございました
くぅ〜お疲れ様でした!
アードウルフ「みなさん、見てくれてありがとうございました。
ちょっと腹黒なところも…あの、そこまで無かったと思うんですけど…」
サクヤ「いやーありがと!
僕のかわいさは二十ぶ…ん?かわいさ?」
ニホンオオカミ「見てくれたのは嬉しいし、恥ずかしくなんかなかったよ!」
サーバル「見てくれありがとね!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!………気持ち伝えるシーン?アードウルフのならあったけど…」
ブチハイエナ「…ありがと」ファサ
ブチ(こういうキャラじゃないと思うんだけど私…そこまで髪長くないし…)
では、
アド、サク、ニホ、サー、ブチ、ジャガー、ワイト、デビルマン、キャシャーン、タイガーマスク、なかやまおにいさん「皆さんありがとうございました!」
終
アド、サク、ニホ、サー、ブチ「って、なんでジャガーマンが!?」
ジャガー「ぜんぜんわからん!」
なかやまおにいさん「女の子やぞ」
ワイト「ワイトもそう思います」
タイガーマスク「タァーーッ!」
キャシャーン「く だ ら ん」
デビルマン「すマーーン!!」
お疲れ様でしたー長編でしたね
最初は三話くらいで終わる予定だったのに…どうしてこうなった/(^o^)\
ちなみにメモ帳に書き連ねてたのですが、最終的には116KBにまで膨れ上がってました(戦慄)
かいせちゅ♥
ストーリー全体について
基本的にはアプリとアニメみたいにほのぼのとした雰囲気で、後半に恋愛要素を強めに入れ込んでみました
なるべく殺伐としないように、episode5、last以外はなるべく暴力的描写を避けました
ぶっちゃけ、あとは頭の中で流れてきたものを書きたいように書いただけです、展開とかオチとかは知りません()
強いて言うなら、随所で伏線に成り得そうな台詞をいくつかブチ込んでおいて、最後の方で一気に回収したくらいですかね…
タイトルだけはどうしても回収したかった
BGMについて
さてはゼノブレイド好きだなオメー
そうだよ
というかBGMがマンネリ化してますね…(反省)
なるべくアニメやゲームのBGMで縛ろうと思った結果、自分がやってきたゲームやアニメにボキャブラリーが無さすぎて若干ゃ涙
最後の最後で敵との対峙→Counter attackはずっと前からやりたいと思ってました
キャラクターについて
既存のキャラクター、オリジナルキャラクターと多々登場させました
既存、オリジナル両方含め多くの人物の名前に『時間を表す言葉』か『数字(奇数)』が含まれています
美嶋佐久夜
(3、夜)
主人公。まぁ一言で言ってしまえば没個性
ただ自分が思うには、こういった類の日常系(と恋愛系)の主人公はこれぐらいがが一番望ましい
個人的意見ですが、自分は最近流行っているようなラノベ系主人公が
『性格ゴミ野郎なのになんの努力もせずチート能力を手に入れ異世界で無双してる…にも関わらずそんなやつに勝手に惚れる女』
「キリトかなーやっぱw」「まるで将棋だな」「またオレ何かやっちゃいました?」
「止まるんじゃねぇぞ…」
は?(威圧)
こういうのは見飽きましたし、反吐が出るほど嫌いです(あくまで個人の感想です)
なのでこういったことが絶対に無いように、サクヤ君が嫌われないような性格を心がけました
あくまで恋愛系ストーリーなので『優しい性格』『相手の気持ちを理解する』『相手に寄り添ってあげる』といった“人に好かれる性格”(特に女性に)をまず最重視した
例えるならepisode1で、よくある話なら
イタリアがアドちゃんがいじめる→サク「やめなよ」→イタ「ごめんなさい」
みたいな感じがテンプレですが、これでは一方的に飼育員の立場を乱用しているだけ、後にイタリアとサクヤの関係がこじれる可能性ある
イタリアがry→サクヤがタイリクに仲介する→イタ「ごめんなさい」
とすれば、フレンズ同士の問題をフレンズ自身で解決できるし、しかも彼が職権乱用することもない
…とまぁここまで長々と書き連ねて来ましたが、結局のところ自分の中にある男性の理想像をキャラクター化しただけです
アードウルフ
メインヒロイン
(というか主人公のことを好きになるのはこの子だけだからメインってつける必要もないか?)
サクヤ君のことが好きだけど、あと一歩の勇気が踏み出せない感じを出したかった
ニックネームは『アドちゃん』以外にも候補があって『アードちゃん』『アーちゃん』というものが
『アードちゃん』だと微妙に語呂が悪く、『アーちゃん』だとぷよぷよかよってなったので(ネタがわからん!)
最終的にアドちゃんに決定
制作段階でアプリだと「私」ぱびりおんだと「あたし」でどっちにしようか迷ったけど、「私」のほうがしっくりきたので私を採用
ニホンオオカミ
なぜアードウルフに対してこの子?ブチハイエナじゃないの?と思われる人が多いだろう
アードウルフが内気な子だったので、明るく元気な子が欲しかったので採用
また、ぱびりおん内でアードウルフのセリフ「気にしないでくださいね…」と対になる「気になるよ!」というところから
純粋枠兼トラブル要員
episode4終わり際にあったようにサクヤに恋愛感情は無く、ニホンオオカミにとってサクヤは親友のような感覚
「付き合うんだったらもっとイケメンが良いなー」とか言ってそう
朝比奈 菜々
(朝、7)
サクヤの先輩ポジション
だけど結局振り回され役に
あまりに出番が少なかったため茶番(笑)に出てもらいました
(
ケータイ捜査官7かよ状況解説要因
出てくるフレンズが固定化されていたので動物解説が出来なかったのが少し心残り
サーバル カラカル キタキツネ
仲良し3人組(けものフレンズ)
カラカルはからかい要因として役立ってくれました
キタキツネはアニメ版か漫画版死ぬほど迷ったけどアニメ版口調で菜々と仲良しってことに
ギンギツネは犠牲となったのだ…市之宮 夕
(1、夕方)
先輩ポジ2人目
この人もあんまり出番がなかったので最終回に無理やり引き込んでみました
この人はキャラ制作段階でかなりさまざまな設定が練られてたけど、真面目すぎて鬱ってしまったということで最終的に常識人に
ちなみに『腐女子』『マッドサイエンティスト』『ぼっち』『むっつりスケベ』など多種多様な案がありました(笑)
昼間 悟郎
(昼間、5)
ちょいキャラその1
人生経験多そうなシブいおじさん…を演出しようとしたけど、口調のせいで結局ただ優しい感じのおじさんに
杉田 華子
(過ぎた、過去)
運営側の人間その1
最終回以外ほぼ空気
『ガイドブック版とだいぶ性格が違う』ってツッコまれたけど、コミュ症キャラだと話が進め難いと思ったので、ある程度ハキハキ喋るように
紫薔薇 暮人
(紫、夕暮、9)
元ネタはもはや説明不要レベルに有名なフンボルトペンギン『グレープ君』
年寄り特有のしたたかな性格
た だ の フ ル ル 好 き
ブチハイエナ
ちょいキャラその2
アードウルフがニホンオオカミ以外友達が居ないぼっちみたいなキャラになりかねなかったので急遽出演
夕に似て常識人キャラだったので夕の担当フレンズにすることに(当初はタイリクオオカミとダイアウルフの予定だった)
相方をニホンオオカミにしたのに結局出るんか…(呆れ)
不良×3龍次 (2)、士郎 (4)、睦 (6)っていう数字付の仮名があったけど、ややこしくなるので没
けもフレにあるまじきハッキリとした『のけもの』をコンセプトに出来たキャラ
それぞれに
こいつらが100万単位の罰金が払えるかって?知るかそんなこと(他人事)
栄田 永久
(永久に栄える)
運営側の人間その2
名前はアプリ版のストーリー動画を挙げて下さった方の主人公の名前から
ちなみに他のSSに出てくるトワとは別人です。JPPに出てた人とも違う人です
責任感が強く、lastでは少しでも早くセルリアンの対策と取らねばと少々焦ってしまった(という設定)
栄田 遥
(かばん)
Last episode護衛対象
アニメと違って何もやってねぇな…それだけだと味気が無いので、ここで無理やりトワ×カコ要素をぶち込んでみる
なぜぶち込んだかってカコ博士を知ったときから『アニメのかばんちゃんは実はこの人から生まれたんじゃないか』と思っていて、じゃあいっそのこと二次創作なんだしカコの娘にするか!という経緯が
小ネタァーーッ!
prologue
・やりとり
漫画版第一話冒頭の菜々とキタキツネのやり取りのパロディ
episode1
・冒頭のやりとり
漫画版第一話のパロディ
・ジャパテンドーケモッチ
ニンテンドースイッチ
・ミライとニホンオオカミがやっていたゲーム
マリオカート
(スイッチだから8DX?)
episode2
・カラオケで歌っていた歌~中の人ネタ編~
I'mサンシャインガール 歌:尾崎由香(サーバル役)
ファッとして桃源郷 歌:三森すず子(キタキツネ役)
とまどい→レシピ 歌:照井春佳(アードウルフ役) 松井恵理子※ヒグマ役 吉田有里
・カラオケで歌って(ry ~歌詞だけ掲載編~
サーバル:空色デイズ (天元突破グレンラガンOP)
カラカル:悲しみたちを抱きしめて (ワンパンマン最終回ED)
菜々:青空のラプソディ (小林さん家のメイドラゴンOP)
佐久夜:Great days (ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けないOP)
ニホンオオカミ:デビルマンのうた (デビルマンOP)
キタキツネ:極楽浄土 ご く ら く ち ほ -
ちなみに上記の曲は全部けもフレ関係のMADがあったりします
半分くらいジャガーマンシリーズですやんかepisode3
・途中で聞いて回ったフレンズ
この掲示板のコテハンの方がコテハンやアイコンにしてたフレンズ
一部の人しか載せられなかったのは申し訳ない…
アデリーペンギン:アデリーさん
ツチノコ:ベジータさん、ばにらさん
トムソンガゼル:胃中フレンズさん
トラ:トラたぬさん
キタキツネ:けいちーさん
カムチャッカオオヒグマ:カムチャッカオオヒグマさん
フェネック:ふぇねっくーさん
アライグマ:Clover raccoonさん
シロサイ:お粥さん
エリマキトカゲ:エリマキングさん
・色々食べるのアードウルフ
元の動物のアードウルフが雑食のため
基本的にはシロアリを食すが、昆虫や小鳥、動物の死骸など幅広く食べる
episode4
・Light your heart upの和訳
かなり意訳しました(汗)
また、歌詞の一部を佐久夜やアードウルフ、けもフレ関連のワードにしたり…
(例:『I'll be your spark when you're lost in the dark』→キミが暗闇で迷ったら、ボクが“輝き”になるから)
・紫薔薇暮人の担当フレンズ
フルルとジェーンの担当
元ネタはかの90分番組、どうぶつ図鑑から
・タルに隠れる
ゼルダの伝説風のタクトの魔獣島にて、タルに隠れながら進む場面
・無視されるお面を付ける
ゼルダの伝説ムジュラの仮面のお面『石ころのお面』。人から無視される効果を持つ
・でも幸せならOKです!
episode5
・ジャパリ警察
アプリ版のクエストで登場した機関
登場したフレンズはその中で一部出てきたフレンズ
・ジャック・カレント
ikapanさんが執筆しているSS『けものフレンズ JPP ~Japari Park Patrol~』の登場人物
ikapanさんご協力ありがとうございました
ホント、マジで面白いから見て。
Last episode、epilogue
・アードウルフを助け出した佐久夜
アニメ版で救われなかったから、その真逆ということで
・「絶対に嫌ァァァァーーーッ!!」
・(突然バリアーのようなものが…!)
アプリ版のアードウルフのスキル『絶対拒否バリアー』
ちなみに『20秒間味方全体の防御力が10%上がる』という効果だが、純粋なA○フィールドみたいな感じ
・アードウルフのメルアド
アードウルフは“ツチオオカミ”とも呼ばれている
・最後のナレーション
漫画版の最終回のやりとりのパロディ
今後の予定
さて、一応最終回を迎えたわけですが
これからも続く予定です
例えるならアプリ版メインストーリーが終わってキャラクエが更新されてる、みたいな感じで…
不定期更新で、いつ更新が止むかも定かではありません…あとPIXIVで上げてる小説もまだ書いている途中で、そんな中ゼノブレイド2を買ったり…
また、もっと短いギャグ系SSとクロスオーバーSSを考えてたり…
つまるところ未定だけど一応続くよ、ってだけです
ここまで見てくださり本当にありがとうございました
続きか、もしくは別の作品でお会いできれば幸いです
いや~。おもしろかった!!お疲れ様でした。
やはり他の人の作品に触れるのは良いことですね~
ジャパリパークでの明るい平和な日常は見ていて安心しました。(陰の部分は私にお任せを...笑)
JPPでのサクヤ君の活躍はもう少し待ってね!!
私はどうしても洋楽風なセリフ回し、カーチェイスやドンパチ、喫煙シーンを入れてしまうのでけものフレンズ要素が薄いんですが、いつかこんな話が書けるように展開をもっていかないと...
ご愛読ありがとうございました!
自分は頭脳がコツメカワウソなので難しい展開とか書けないからこんな平和になっただけなんですけどね一応サクヤも銃が使える(?)ということなので平和なパートでも戦闘に駆り出してもOKですヨ
セリフ回しやドンパチ等は、けものフレンズではあまり見ないものなのでかえって新鮮な気持ちで見られて非常におもしろいと思いますよ!
二次創作だって『姿形も十人十色』ですからね
本当の夢
~佐久夜療養中~
サクヤ「………暇だ…」
サク「アドちゃんとニホンオオカミは買い物に行っちゃったし、やりたいゲームも全部クリアしたし…夕さんから借りた“ジャガーマン”も全巻読み終わってしまった…」
サク「脚もほとんど治ってるけど、あと1週間は自室にこもりっぱなしかぁ…」
コンコン
サク「はーい」
サク(あれ?たしか鍵ならアドちゃんが持っていったはず…)
チンパンジー「お邪魔するよ!」
サク「チンパンジーのシーラ?僕に用があるなんて珍しいね」
シラ「どうせ暇してるんだろうと思って、ちょっと実験台になってほしいんだ!」
サク「?」
サク「…この布は?」
シラ「ふっふっふ…括目せよ!」
バサッ
サク「機械?」
シラ「私の世紀の大発明『仮想空間夢再現装置~ドリ×ドリZ君Mk3~』だ!」
サク「え?ドリ…なんだって?」
シラ「この装置は装置をセットした人やフレンズの夢…つまりは“本当の望み”を夢として再現し、それを“他者に仮想体験”させる装置なんだ!」
サク「…?」キョトン
シラ「ともかく!この装置の実験をしたいから君を呼んだんだ!」
サク「…つまり、これを使った感想を聞きたいってこと?」
シラ「そういうこと!安全性は園長に実験してもらって実証済みだから安心して!」
サク(園長も身体張るなぁ…)
シラ「そうだ!なるべく多数の条件で実験したいから、協力してもらえそうな人呼んできてくれる?」
サク「わかった」
~数分後~
サー「ねぇねぇ、この機械ってどんなことが出来るの?このスイッチ押すの?」
カラ「まずは電源入れないとでしょ?」
ナナ「むやみに触らない方が…」
ニホ「どんなのなんだろー!気になる気になる!」
ミラ「ニホンオオカミさん興味津々ですね!実際私も気になります!」
アド「あの、これって本当に大丈夫なんでしょうか…?」
サク「一応大丈夫らしいよ…たぶん」
シラ「まず、夢を再現する人はこのヘッドギアを付けるよ!そこから微弱な電波が…」
サク「あ、待って!」
シラ「?」
ミラ「サクヤさん、この前の怪我で頭を4針縫ってるんですよ…昨日取れたばかりですし、頭部に負担がかかるのはまだ…」
シラ「そっかー…じゃあサクヤは見る側に回ってもらうよ!」
サー「はいはーい!私がやる!」
シラ「よーし!じゃあサーバルはこれ被って!耳はこの穴から出して…セットしたらそのベッドに横になって!」
サー「おー!それでそれで?」
シラ「次に夢を見る人達はここに立って!」
カラ「こんな感じかしら?」
シラ「OK!さっそくスイッチオン!」ガチャッ
ポワワワワ
サー「あれ?だんだん眠く…」スヤァ
~サーバルの夢の中~
ナナ「…あれ?ここは?」
アド「レストランでしょうか…?」
シラ『みんな入れた?』
ニホ「うわ!頭の中にシーラの声が響く!」
シラ『そこはサーバルが望んだことが再現された夢の中の世界!つまりはサーバルの夢はレストランに関係があるってことだね!』
サク「なるほど…」
シラ『基本的に他人の夢の中では君たちは干渉できないよ。声をかけたり、物を触ったりできないってこと。OK?』
ミラ「わかりました…あ!サーバルさんがいますよ!」
カラ「普通に座ってるだけっぽいけど…あ、ウエイターが出てきた」
店員A「お待たせしました、ハンバーグでございます」
サー「うみゃー!おいしそー!いただきます!」モグモグ
サク「…これがサーバルの夢?」
店員B「かぼちゃのスープをお持ちしました」
店員C「温泉卵のサラダでございます」
サク「どんどん料理が出てくるね」
店員D「海鮮パエリアでございます」
店員E「エビチリをお持ちしました」
店員F「フライドチキンを…」
店員G「カルボナーラを…」
店員H「ミックスグリル…」
サー「わーい!どれもおいしそー!」
ニホ「うわぁ、すごい勢いで頼んでるよ!?」
アド「もしかしてサーバルさんの夢って…」
ミラ「きっと“おいしいものをたくさん食べる”ことなんでしょうね…」
ナナ「内容がファミレスで注文できるレベルって…夢ならもっと豪勢なものかと…」
店員I「バナナパンケーキでございます」
店員J「レアチーズケーキをお持ちしました」
店員K「プリンパフェでございます」
店員L「イチゴのパンナコッタを…」
カラ「デザートにまで手を出し始めたわ…」
ナナ「今晩はどこかバイキング形式のレストランに連れて行ってあげよう…2000円くらいするイイのを…」
シラ「お、帰ってきた帰ってきた」
ナナ「なんか意外とショボい夢だった…」
カラ「これって本当に自分の夢を再現するものなの?」
シラ「失礼な!園長で実験したら成功したぞ?」
サー「ふぁぁ~よく寝た!おいしいものいっぱい食べる夢を見たよ!」
サク「確かに、当の本人は満足そうだけど…」
シラ「よし、うまく行ったみたいだ!次いってみよう!」
カラ「次は誰の夢にする?」
ミラ「はい!私もやってみたいです!」
シラ「じゃあガイドさん、そこでさっきみたいに横になって」
ニホ「私たちはここに立てばいいのかな?」
シラ「OK!じゃあスイッチオン!」ガチャッ
ポワワワワ
ミラ「はい、おやすみなさぁ…ぃ…」
ビリビリビリビリビリビリッ!
サー「う゛み゛ゃ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛」
カラ「あ゛は゛は゛は゛は゛は゛は゛は゛」
シラ『あ、大事なこと言うの忘れてた。見る夢の中に自分が出てくる場合、その人は入ることが出来ないんだ』
カラ「夢の中で2人目は入れないってこと…?」プスプス
サー「そういうのは先に言って…あとなんで電撃が…」コゲコゲ
~ミライの夢の中~
ナナ「あれ?サーバルとカラカルがいない…」
シラ『たぶんこっちの夢の中で出てくると思うよ』
サク「そうなんだ。ここは…なんかもふもふな雰囲気な部屋だけど…」
アド「あ、あそこ…ミライさんです」
ミラ「さぁみなさん!私の胸に飛び込んできてください!」
「「「「「ミライさーーん!」」」」」
ニホ「うわ!たくさんのネコ科のフレンズが!」
サー「ミライさん!ミライさん!」ギューッ
ミラ「うふふ、私はここにいますよ」
カラ「ミライさんあったか~い!」
オセロット「あったかにゃんにゃん~」
ライオン「ふぁぁ~落ち着く~」
ジョフロイネコ「ここでみんなでお昼寝するでち!」
スナネコ「いいですねそれ!賛成です!……ではおやすみなさい」
ニホ「えっと、ミライさんの夢ってのは…」
アド「“たくさんのネコ科のフレンズさんたちに囲まれる”…でしょうか」
サク「ミライさんらしいといえばらしいね…」
シラ「お、戻って来た戻って来た」
サー「ねぇねぇ!ミライさんの夢ってどんな感じだったの!?」
カラ「私たち入れなかったのよ!」
ニホ「にゃんにゃんファミリーのみんなにもふもふされる夢だったよ」
カラ「なるほど、そりゃ入れないわ」
シラ「夢の中には2人以上同じ人は入れないからね。よーしどんどん行こう!」
『その後もフレンズや飼育員たちの夢の観察が続いた』
ニホ「いやー面白いね!」
サー「さっきのニホンオオカミのやつおもしろかったね!」
ミラ「ジャングルだったり都会だったりUFOの中だったり…なかなか混沌 でした。まさに気になること尽くしでしたね」
カラ「それを言ったら、私は菜々さんのが1番好きね」
ニホ「ハンモックで寝たり、浜辺で寝たり、紅葉の木の下で寝たり、こたつで寝たり…」
サク(きっと毎日大変なんでしょうね…)
ナナ「次の長期休暇は夏休みかぁ…遠いなぁ…」
シラ「さて、サクヤは出来ないから…次がラストのアードウルフ!」
アド「わ、私ですか…その、私は今に満足してるというか…そんなに望みっていう望みは無いと言いますか…」
シラ「と、思ってるでしょ?実はこの機械は元々そういった人の本心を暴く…もとい、見つけ出した上げることをコンセプトとして開発したんだ!」
サク「つまり、これがあればアドちゃんの本心がわかると?」
シラ「そういうこと!さ、つけたつけた!」
アド「は、はい…」カポッ
シラ「それじゃあスイッチオン!」ガチャッ
ポワワワワ
アド「ふぁ…ぁ…」
ビリビリビリビリビリ
サク「た゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
シラ「おや、最後はサクヤが入れなかったみたいだね」
サク「ケガしてるのにこの扱いは…」プスプス
BGM:ゼノブレイド Beyond the sky
~アードウルフの夢の中~
ミラ「ここは…丘みたいですね。のどかな雰囲気でいいですね~」
ナナ「あ、お花畑!こういうところでのんびりしたいな~」
サー「あれ?サクヤがいないよ?きっとこっちで出てくるのかな?」
カラ「ん?あれは…」
タッタッタッタッ
「わー!キレイなお花畑!」
ニホ「あれ、アドちゃん!?」
ナナ「…にしてはやけに子供っぽいような…見た感じ4~5歳くらいの…」
ミラ「子供のころに戻りたい、というのが夢でしょうか?」
サクヤ?「サアヤ、走ると転んじゃうよ?ツクミもそんなに早く歩けないんだから」
ミラ「あれ!?サクヤさん!?」
カラ「こっちはむしろ大人っぽくなってる…パッと見た感じ、いつものサクヤから5、6年経ったみたいな…」
ツクミ「ねーね、あってー。ちゅくみもー」
サー「今度はもっと小さいアードウルフ!?こっちは2歳に満たないくらいじゃ…」
サアヤ「そっか、ごめんね!ママも安静にしてないとね!」
ミラ「ママ…?これって…」
アードウルフ?「ふふ、サアヤも足が早くなったね。ツクミもちょっと前まで1人じゃ歩けなかったのに」
サー「アードウルフ…が大きくなってる!」
カラ「身体だけじゃないわ、あの大きなお腹…もしかして!」
サク「大丈夫?ちょっと休憩する?」
アド「大丈夫です、産婦人科の先生からもなるべく動けるときは動いたほうが良いって言ってました」
ポンポン
アド「あっ、今ちょっと動いた…!」
サク「ホント!?」
サア「あたしも聞きたーい!」
ツク「ちゅくみもー」
ナナ「……なんか、心温まる光景ですね」
ニホ「アドちゃんもサクヤもとっても幸せそうだね」
サー「アードウルフの夢って…」
ミラ「『大好きな人と幸せな家庭を築くこと』ですね」
サク「そろそろこの子の名前、考えてあげないとね。アドちゃん…ううん、ママ!」
アド「はい、サクヤさん…いえ、パパ!」
シラ「お、おかえり。どうだっ…ん?」
ミラ「うぅ~…」
ナナ「はぁぁ…」
カラ「ふふふ…」
サー「にへ~…」
ニホ「ふんすふんす!」
サク「泣いてるミライさんと菜々さん、ニヤニヤしてるサーバルとカラカル、興奮気味のニホンオオカミ…い、いったい何が…」
シラ「あ、アードウルフも起き…ん!?」
アド「あああああああ……」ポォォォォォォォ
サー「ア―ドウルフの顔がイチゴみたいに真っ赤に…」
アド「ちちちちち、違うんです…あ、アレは…」
シラ「どんな夢を見たかは知らないけど、その人の嘘偽りない本心を映すはずだよ」
アド「はわわわわわ…」カァァァ
サク「どんな夢を見たんですか!?」
ナナ「ごめん…これだけは言えないわ…」
サク「な、なぜですか?」
カラ「乙女の秘めたる願い…軽々しく口にすることは出来ないわ…」
サク「う~~ん…き、気になる…」
ニホ「あのね!アドちゃんはサクヤと3人もごごご」
カラ「こら!言ったそばからバラそうとしてるんじゃないの!」
サク「僕と3人…わかった!」
アド「!!」
サク「アドちゃんは僕とニホンオオカミの3人で…うーん、ゲームしたい!もしくはどこか旅行行きたい!とか?」
カラ「そんなんじゃないわ、もっと素敵でロマンチックで…思い出すだけで背中がむずがゆくなるわ!」
サー「ホント、幸せ者だよサクヤ君は~」
サク「うぉぉぉ…めちゃくちゃ気になるぅぅ…」
~夜~
ミラ「よし、お仕事終了~!いやー今日はいいものを見させてもらいましたね~!」
カコ「何がいいものだって?」
ミラ「か、カコさん!実は今日シーラさんから…」
カコ「もしかしなくてもこれのことかしら?」
ミラ「USB?」
カコ「あの機械の中に入ってたデータをコピーさせて見せてもらったわ」
ミラ「そうだったんですか!各々フレンズさんの素敵な夢が…」
カコ「その夢、叶えてあげたいと思わないかしら?…とくに最後の彼女の夢なんて、とくに」
ミラ「!!」
カコ「かなり長い道のりは確かよ。それでもついてくるというなら…」
ミラ「このミライ、全身全霊を持ってアードウルフさんの夢を支えさせて頂きますッ!」
カコ「その言葉が聞きたかったわ、ミライ!」