どうも車民でもありけもフレ民でもあるもやしまるです。このけもフレのトピックでSS小説を作るのは初めてです。(このサイトでは一度NFSMW2012のほうで小説を作らせていただきました。)物語の中に実車や少し破壊表現やキャラ崩壊?があると思いますがご了承いただければ幸いです。またこの物語はけものフレンズ「12.シリーズ」とは一切無縁です。エリア名.建物名.団体名は全て架空でウソっぱちのフィクションです。更新は不定期なので毎日更新出来ない可能性が高いです。
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週間フレンズ+月刊けものを統合し、総合ファンスレとしてリニューアル
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11/3 黄色い生き物の話 モンキチョウ、キビタキ、ウデフリツノザヤウミウシなど
11/17 赤い生き物の話 アカゲザル、タンチョウヅル、ベニザケ(繁殖期)など
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
12/1 緑・青色の生き物の話 ミドリムシ、ウグイス色のメジロ、アオツラカツオドリ、マルタタイガーなど
12/15 雪と氷と生き物と ユキヒョウ、ニホンザル、アザラシ、ワカサギなど
12/29 これまでのけもフレとこれからのけもフレ プロジェクト10周年!
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日記
2024/9/9
久々の日記更新。この前三次コラボに行ってきました。親になると子供目線で施設を見たり色々と気付きが出てきますね。
2024/12/15
熱中症になった
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応援してるぞー
ありがとうございます^^。
本日から連載開始です。よろしくお願いします。
よろしくやで~☺
巨大セルリアン消滅から3日後 キョウシュウ ゆうえんちエリア
横倒しになったバスの前にはコノハ博士とミミ助手とアライグマとフェネックが居た。助手の手には潰れたバスの前輪タイヤを持っていた。
博士「ではお前達、これを見つけてくるのです。」
助手「曲がってなくて新品で空気もあって汚れも付いていない物を見つけてくるのくるのですよ。」
フェネック「(そんなに細かいのはアライさんは無理だと思うな~w)」
アライグマ「よく分かんないけどわかったのだ!」
フェネック「はいは~い~、了解だよ~。」
助手「あと付け加えに丸い奴を持ってくるのです。」
アライグマ「了解なのだ!」
博士「あと出来れば色が同じなのを取ってくるのです。」
アライグマ「了解なのだ!(適当)」
助手「あと乗り物も我々が用意しといてやるのでとっとと行くのです。」
博士「ないよりはましだから感謝しろなのです。」
フェネック「はいはい~(適当」
それから数分後。ばすてきに乗った二人は道に迷っていた。
アライグマ「ここはどこなのだー····」
フェネック「迷ったみたいだね~。」
アライグマ「ツラいです··。(ツラーイ)」
二人が居るエリアは、はやしエリアであった。はやしエリアは名前の通り林が沢山あり森にも若干近い。
アライグマ「坂があるのだ。」
フェネック「看板が有るね~」
二人が見つけた坂は峠への入り口だった。看板の文字は錆びて消えかけていたが辛うじて分かるぐらいだった。(看板には京州峠と漢字で書かれていた)
二人は登って行くが、もちろんキツイ。
アライグマ「さ、坂はやっぱりキツイのだ···」
フェネック「き、キツいね~··」
お、始まった。
私怨・・じゃなかった。
支援!
中間で少し休み進んではまた休みの繰り返しでようやく峠を登りきった。
アライグマ「はぁはぁ··ついた··のだ··」
フェネック「そうだね~··。(坂はやっぱりキツい!)」
目の前にはヒビが入った舗装道路が一直線に続いていた。ヒビの間からは雑草が少し生えてる。
アライグマ「よし··!休憩も終わったし、行ってみるのだ··!」
フェネック「はいよ~。」
そしてまたペダルをこぐのを再開した。左右には木々が生い茂っており林から小鳥の鳴き声しか聞こえなかった。しばらくこいでいるとなにかが道路に停まっていた。
アライグマ「あれはなんなのだ?」
フェネック「くるまかなー?」
近づいて行ってみるとどうやらパトカーらしい。白と黒のボディーと横長式の赤い色褪せたパトライトが目立っていた。(車種:日産クルー)
二人は降りて車を見た。どうみても●●●県警と描かれたパトカーだった。
アライグマ「これはなんなのだ?この上に付いている赤い物が凄く気になるのだ。」
フェネック「見たところバスとは違うみたいだね~」
アライグマは色々触ってみた。だがもちろん分かる事は一つも無い。
アライグマ「なにもわからなかったのだ。これは動かせないのか···」
フェネック「動いたら面白かったよね~」
二人はボロボロのパトカーを後にし、再びペダルをこいで道を進んだ。
約15分後
道を進んでいると廃トンネルがだんだん先に見えてきた。
アライグマ「あ、大きい洞窟があるのだ!」
そして目の前までたどりついた。中は真っ暗でなにも見えない。
アライグマ「暗くてなんか怖いのだ···」
フェネック「でもアライさん~、この乗り物にヘッドライトと言う物が付いているじゃん~。それを使ったら~?」
アライグマ「なるほど良い案なのだ!···でもどうやって光るのだ?」
フェネック「はい。(ポチッ)」
真ん中に付いているボタンらしき物を押すとライトが光った。それと同時にトンネルの闇が打ち砕けた。
アライグマ「これなら安心なのだ。」
フェネック「機能が付いていて良かったねアライさーん~」
二人はトンネルの中に入りゆっくりゆっくりと進んだ。
数分後そろそろトンネルの中間辺りにさしかかろうとした瞬間突然ライトが消えた。
アライグマはパニックになった。
アライグマ「うわぁあ!なにも見えないのだ!」
そのまま少し進むとなにかにぶつかった。
アライグマ「な、なにかに当たったのだ···」
フェネック「でも見えないから分からないね~」
アライグマ「多分大きい箱なのだ。もう一回ぶつければ壊れるはずなのだ。」
フェネック「え~(明らかに箱じゃないような~····」
二人は少し離れて箱?かなにかにもう一回体当たりした。すると
ブー.ブー.ブー.ブー.ブー!!何かが鳴った。その音はトンネルの中に響き渡った。
アライグマ「な、なんなのだあ?!なんかブーブー言ってるのだ··!」
フェネックはなにかを思い出した。
フェネック「アライさん、これ車の盗難防止装置?て言うやつじゃない~?」
アライグマ「フェネックはそれだと分かるのか?」
フェネック「何回か旅の途中で聞いた事が有るからね~。」
アライグマ「そうだったのか···全然知らなかったのだ。」
フェネック「時々アライさんが全力疾走でぶつかった車も鳴っていたけどアライさんはそんなの気にせずにどんどん突っ走っていたじゃん~。だから分からないんだと思うよ~」
アライグマ「なるほど···」
二人の会話が終わったのと同時にばすてきのライトが復帰した。ぶつかった物の正体はボディー全体が黄色でドア部分に大きく赤も字のローマ字で「JPPR」とその下に「パトロール」とカタカナで小さく書かれていて天井には横長のグリーンのライトバーが目立ったジャパリパークパトロールの車両だった。(車種:トヨタチェイサー)
フェネック「ほら、やっぱり~。」
アライグマ「本当だー。でもこれは動くのか?」
アライグマはチェイサーの助手席のドアノブを引っ張ると、開いた。どうやら鍵はされていないようだ。
中に入って見てみると後部座席には従業員のヘルメットと誘導棒があった。かなりホコリまみれだ。そして運転席にはピストルの球らしき物が散乱しておりパークのマップも一緒に置かれていた。鍵を射し込む所を見ると刺さったままだった。助手席のハッチバックを開けるとチェイサーの説明書とJPPR組織のルール事項みたいのが入っていた。
アライグマ「色々見つけたけど分からない物ばかりなのだ。」
フェネック「トランクを開けてみれば~?」
二人は後ろに回ってトランクの前に立った。そしてアライグマがノブを掴んで開けてみた。中には段ボール箱が沢山積まれていた。
フェネック「箱が沢山あるね~··」
アライグマ「こ、これだけの量は流石に無理なのだ··。」
二人はばすてきに戻りチェイサーを後にした。だが奥には沢山の車の列があった。どの車も2000年初期や前半のミニバンやセダンや軽自動車ばかりだ。
アライグマ「沢山車があるのだ··w。」
フェネック「これもあの異変の跡かな~?」
反対車線はズーと車列が続いている。また不自然なのは全部の車のドアやトランクがほとんど必ず開いた物が多い。
そうこいでるとどんどん明かりが見えてきた。出口だ。あと数メートルもない距離だった。
アライグマ「出口が見えたのだ!」
フェネック「でも車の列はまだまだあるね~」
そして二人は数分ぶりに外に出た。風景はまた左右に林が生い茂っていて真ん中に道路があるというさっきとほとんど変わらない。変わったとしたら反対車線にずらっとどこまでも車の列が続いている事だった。
フェネック「まだ車の列が沢山あるね~。どこまで続いているのかな~?」
しばらく行くと看板が見えた。そこには「キョウシュウエリアガイドセンター」と書かれていた。
フェネックはある程度字が読めた。そして納得した。
フェネック「アライさん、もしかしたらこの先になにかあるかもしれないよ~。」
アライグマ「なにかが有るって分かるのか?」
フェネック「さっき看板に書いていたよ~。せんたーて書いていたから建物じゃないかな~?」
アライグマ「なるほど、そうとなるとなんかワクワクするのだ!」
それから10分後
しばらくこいでいると反対車線になにかが見えた。近づいてみるとなにかに続くアスファルト道だった。二人が通ってきた道のアスファルトよりレベルが違うくらい傷み具合もマシでまだ綺麗だった。
アライグマ「どこかに続く道があるのだ···。」
フェネック「行ってみる~?」
アライグマ「う、うん··。」
二人曲がって謎の道に入った。木々に被われているせいか道が少し暗い。奥に進むと何かが見えてきた。そこは道の駅っぽい所だったが隣に観光用のトレーラー式バス(かばん達のバスと同じタイプ)の車庫っぽい所とJPTAXiの車庫ぽい所もあった。
アライグマ「なんかいっぱいあるのだ!?あ、バスもあるのだ!」
フェネック「よく分からない建物もいっぱいあるね~」
そして道の駅っぽい駐車場にはセルシオや純正のS14とカルタスと古い型のクラウンパトカーなど結構古い車が放置されボディーにはススみたいな黒い汚れとコケが少し生えていた。窓とかには野生動物の足跡や恐らくフレンズ達が触ったであろう手形も付いていた。
二人はそこにとりあえずばすてきを停めてどこを最初に探索するか話合った。
アライグマ「まず一言言いたいのだ。···看板に書いていた建物はこれなのか?」
フェネック「確かこれのはずだよ~。もしかしたらこの建物の中に一緒に入ってるかもしれないし~。」
アライグマ「じゃあまずこの大きな建物から探索するのだ!そうと決まったら早速行くのだ!(一目散に走って行く)」
フェネック「ちょ、ちょっと待ってよ~!ってあ~あ···行っちゃった。心配だしすぐ自分も追いかけようっと。」
二人は道の駅に入って行った。
道の駅っぽい所の中はとても暗くて恐らく店だった所がシャッターでしめられている。また入り口の自動ドアは開いたまんまんで窓のガラスなども老朽化の為半分われていた。床は当時の新聞紙や残留物が散らばっていた。
フェネック「あれ?もうどっか行ってる··。」
床をみると靴の後みたいなのが一つ奥に続いていた。恐らくアライさんだろうとフェネックは思った。その靴跡をたどって行けば居るだろうと直感的で分かった。早速その靴跡をだどり始めた。奥までずっとシャッターざんまい。気味が悪くて怖い。だがアライグマを探さないと次の探索する所までは行けない。少し不安になりながらもたどった。すると奥から音がした。なにか走ってくる。
フェネック「(アライさんかな··)」
姿がだんだん見えてきた。やっぱりアライグマだった。
アライグマ「あ、フェネック。」
フェネック「心配したよ~。無事で良かった~。」
アライグマ「ごめんなさい···なのだ」
フェネック「で、なにか見つけたの~?」
アライグマ「それが··カクカクヘラジカ···」
フェネック「へぇ~、やっぱり全部閉まっていて駄目なんだ~。しょうがないね~。」
アライグマ「ツラいです(ツラーイ」
フェネック「まぁまぁ、とりあえず気をとり直して次の探索に行こうよ~。」
アライグマ「そ、そうなのだ。次こそはなにかあるはずなのだ··。」
二人は道の駅ぽい所を出た。
そして二人はバスの青空車庫にやって来た。どのバスも錆が酷いがかばん達の物と比べるとこっちのほうがかなり錆びてしまっている。
アライグマ「バスが数えきれないほどあるのだ!··は、もしかしたらここにまんまるが有るかもしれないのだ!そうだとしたら早速探すのだ!」
フェネック「はいよー。」
数分後
アライグマ「ないのだ···」
フェネック「あったよアライさーん~」
アライグマ「ふぇぇえー!?」
駆け足で行ってみると黄色いでピカピカのホイルがあった。
アライグマ「ど、どこにあったのだ··?」
フェネック「そこのまんまるが沢山ある所だよ~」
それはタイヤのスクラップ置き場だった。そこに新品のホイルもあった。新品は袋が被っている為ホコリが入らないようになっていた。
そして空を見るといつの間にか夕暮れになっていた。
アライグマ「もう日が沈むのだ。」
フェネック「じゃあバスの中で今夜は寝ようか~。」
アライグマ「そうしようなのだ。」
二人は少しジャパリ饅を食ってそれから話して眠りについた。
翌朝。一番に目が覚めたのはフェネックだった。
フェネック「ふぁ~(背伸び)あれ··?いアライさんまだ寝ているんだ。いつもなら先に起きているのに。」
アライグマはすやすや眠っている。
フェネック「でもなんかこうやってアライさんの寝顔を見るってだけでもなんかホッとするね//··」
するとなにかが森の奥から聞こえた。まるで地震のように地面が揺れてその物体はやって来る。
フェネック「うわ?!なに急に?!···もしかしてセルリアン··?」
そして遂にその謎の物体は姿を表した。それは大きい野生のフレンズ化していない普通のアフリカゾウだった。かなり図体がデカイ···。もし突進されたら怪我だけじゃ済まないはずだ。
フェネック「アライさんー!起きて、起きてー!(小声)」
アライグマ「うゎあ!!な、なんなのだフェネック?!」
フェネック「シー!静かに!今野生のゾウがここに居るけどなんか機嫌悪そうだから見つかったら襲いかかってくるよ(小声)」
アライグマ「わ、分かったのだ。(小声)」
二人はバスの影からそっと様子を伺っていた。象は今だにどこかへ行く気配がない。すると象は遂に放置されているランエボIIを破壊して投げた。ランエボが直撃したのは二人のばすてきだった。ばすてきとランエボは一番奥まで吹っ飛ばされた。
アライグマ「あ!ばすてきが~···!」
フェネック「どうするアライさん~?このままじゃ帰れないよ~。」
アライグマはそっと静かに青空車庫の中を探した。すると奥にバスの影に隠れるかのようにバス仕様のスバル360が止まっていた。どうやらヤングSS仕様のラリータイプだ。ボディーはかばん達のバス同様でイエローに黒点で天井に耳が付いているが少し小さい。また電工掲示板は付いていない。
アライグマ「フェネック!バスに似た乗り物があったのだー!」
フェネックが静かに駆けつけると360を見た。
フェネック「へぇ~。まだこんなのあったんだ~。」
アライグマ「この乗り物の鍵みたいなのがそこの机に置いていたのだ!」
その鍵にはスバルのエンブレムの六連星が付いていた。ロゴのカラーは青じゃなく赤だった。SSを意識するカラーだ。
フェネックは鍵を見てこれだったら動かせそうと思った。二人は360のドアを開けて乗った。運転席にはフェネックが座った。
アライグマ「フェネックはうんてん?が出来るのかー?」
フェネック「前に図書館で少し車の操作方法の本を読んだからね~。」
アライグマ「おお~!さすがフェネックなのだ!」
フェネック「はいよ~。(鍵を差し込む)」
キュトトトトトト、ブルップスン··。エンジンは長年放置されていたせいか掛からない。
フェネック「あれ?···もう一度··!」
キュトトトトトトトトトト、プスン。
すると象が二人を見つけた。象は見ている。
アライグマ「フェネック!!」
フェネック「掛からないんだよアライさん···」
象はゆっくりゆっくり近づいて来ている。
フェネック「お願いだよ~····」
キュトトトトトトトトトト、ブルッ、ブルーン!エンジンが掛かった。
フェネック「アライさん少し捕まっておいてよ~··(ガチャ)」
ギアを入れて急発進し、象の横を通った。
象はゆっくり振り向き360が通り抜けた方向を向いて全速で走ってきた。
アライグマ「き、来てるのだ···。」
フェネック「大丈夫だよアライさん、象は大きいから追いかけられなくて諦めると思うから~」
そして象との距離はどんどん離れていってしまいには諦めたようだ。
アライグマ「もう追って来ないのだ。助かったーなのだ···。」
しばらく行くと出口が見えてきた。フェネックはハンドルをきって左に曲がった。
バラララーン、ババララ···林には360のエンジン音が響いている。道はガタガタな為、車体が結構揺れる。
????「おい!」
アライグマ「んー?(後ろを振り向く)」
だが誰も居なかった。勿論後部座席にも。
アライグマ「(あれ?今声が聞こえたような···)」
????「おい!聞こえてるんだろ?」
アライグマ「ふぇ??」
????「数十年振りに起こしといてとぼけるとかないぜ。なぁ?」
アライグマ「お前は誰なのだ?!」
????「俺はな、お前たちが乗っている物だぞ。」
アライグマ「···もしかして車なのか?」
ヤング「大当たり。俺はヤングだ。やっぱり走ると楽しいから黙ってはいられなかったぜ!」
フェネック「へぇ~。」
アライグマ「フェネックも聞こえていたのか?!」
フェネック「そうだよ~。凄く聞こえているから多分皆にも聞こえると思うね~」
アライグマ「そうか!それは楽しみなのだ!」
ちなみにヤングの声は幼女みたいな声だった。
ヤング「ところでヒトはこの島ではまだ居るのか?」
アライグマ「ヒトはかばんさんしかもう居ないのだ。」
ヤング「かばん?」
フェネック「少し謎が多い子なんだけどね··。さばんなで記憶喪失?とか色々··。」
フェネックは路肩に寄せて止まった。
フェネック「は~、少し休憩~···」
アライグマ「ところでヤングはなんであそこに居たのだ?」
ヤング「えっとねー···まぁ話してやらん事もないから話すよ。」
今から数十年前 200X年前期 平成1X年 キョウシュウエリア
???「おい!起きろよーヤング!」
ヤング「んー··?なんだもう朝か。早いなー。」
俺には相棒が居た。奴の名前はタムラだった···はず。でも確かにそうだった気がする。タムラは男だった。笑ったり喧嘩したり色々あったがタムラは優しかった。(口はちょっとあれだったけど···
タムラ「聞いて驚くなよヤング、今日もスケジュールどっさりだw。」
ヤング「ええー!昨日の仕事の続きとかは···」
タムラ「ある」
ヤング「マジかよ···w。またあんな急な見塗装な坂を登らないと行けないのか···はぁ~。」
タムラ「でも頑張ったらオイル交換してもらって上手いガソリンが貰えるらしいぞ~···」
ヤング「?!そうと決まったらやるしかねぇ!さっさと準備して行くぞー!」
タムラ「はいはい。」
そのあとタムラは準備して俺に乗った。
タムラ「さぁ行くぞー。」
キュトト、バララーン!
タムラ「今日は一発だなかかるの。」
ヤング「気分が良いからな~♪さぁ出発ー!」
それから数時間かけて昨日の仕事をしていたところに先に行って後からその他の仕事を片付けたな。
そして全ての仕事が終わってガレージに戻っているとタムラがなにか無線でやりとりしていた。もう内容ははっきり忘れている所があるがどうやらセルリアン達が暴走し始めたらしい。
タムラ「すまんなヤング、オイルは無しでガソリンだけになりそう。」
ヤング「あーいいよ。またオイルは違う日にやってくれれば良いし今はセルリアン事案のほうが優先だしな。」
タムラ「スマンな···」
道の駅に戻ってくると自衛隊と米軍と都道府県の警察官とかいっぱい居たね。すごい数だったのをいまだに覚えてるよ。そしてガレージに戻っていつもの場所に駐車してタムラは降りてガソリン缶を持ってきてくれて入れてくれた。
タムラ「どうだ?旨いか?」
ヤング「今日はなんか味が違うな~。でもこれ旨いw。」
タムラ「今日はちょっと高級だからな。生丸ごとだ。」
ヤング「はへぇ~··」
タムラ「じゃあ俺は事案に行ってくる。···また明日な?」
ヤング「おう。」
タムラの姿がどんどん離れていく。
もちろんきっと明日もあるっと思ってたがそれは間違いだったらしい···。セルリアンは大漁に出現し島はパニックになった。夜空は少し紫が入ったような色だった。数日後には米軍と自衛隊が撃墜してある程度セルリアンは破滅して騒動はおさまったようだが残念な事に島の警戒レベルが最高度になってしまったのとおまけにパークが閉園になっちまったのさ。そして数年間ずっとあの車庫で眠っていたて事さ。
ヤング「まぁこう言う事だ。結局タムラは亡くなったみたいだったがな····」
アライグマ「そんな事があったのか···。やっぱりセルリアンは最低な奴なのだ····」
フェネック「それは災難だね····」
ヤング「知った時は凄く悲しかったし悔しかった··。だがもうタムラは居ないから帰ってこない··。」
少し回りのムードは重くなった。
ヤング「さーてと、出発しようか。」
アライグマ「そうだな。」
二人はヤングに乗ってエンジンをかけて再び走り出した。前には荒れた舗装道路と左右には木々が広がっている。サスペンションはキシキシと音をたてている。
ヤング「そう言えばお前達はどこに向かっているんだ?」
アライグマ「ゆうえんちなのだ。博士達にまんまるを渡すのだ。」
ヤング「まんまるって?」
フェネック「あの後ろに積んでいる黄色くて丸い物だよ~。」
ヤング「なんだタイヤの事か。」
アライグマ「そうのだ。」
そしていよいよ昨日二人が通ったトンネルが見えた。トンネルの前でヤングは止まった。
ヤング「暗いな。それよりさっきから放置車の列が長いな。」
アライグマ「トンネルの中にもまだあるのだ。」
ヤング「ふーん··(ライトを点ける)」
トンネルの中が照らされた。明る差ははすてきより明るかった。さらにもっと奥まで明るかった。
ヤングはトンネルの中に入り暗闇を進んだ。車の列は変わりなく続いている。
ヤング「こんだけ放置車があるとなんか気味悪いなー··」
アライグマ「アライさん達も来る時はそう思ったのだ。」
そして前方に黄色いJPPR保安局のチェイサーが変わらない位置にあった。
ヤング「これ、通るのにギリギリだなー···」
アライグマ「慎重になのだ··」
フェネック「はいよ~。」
アクセルをゆっくり踏みつつハンドルをきった。横幅はあと数センチで当たりそうだったがなんとかのりきれた。
ヤング「ふー、ヒヤヒヤしたゼ···。」
アライグマ「よしのりきれたのだ。後は遊園地まで帰るだけなのだ。」
フェネック「トンネルを抜けて坂を降りたら少し道が小さいからゆっくり行くよ~。」
数時間後 一方博士達は
博士「うーん···」
助手「どうしたのですか博士。」
博士「あの二人が少し心配なのです··。本当にタイヤを持ってくるのか··。」
助手「多分きっと持ってきますよ。てか、まだ昨日出発したばかりですよ。」
博士「あ、そう言えばそうだったのです。まぁアイツらはやっぱり心配することないなのです。」
助手「そして噂をすれば帰ってきたみたいですよ。」
博士「はぃ?!」
バラララーン··エンジンの音が近くなってくる。そして姿が見えた。
アライグマ「まんまるGETしてきたのだー!」
バララ···キィ。ブレーキをして二人が降りてきた。
フェネック「いやー結構大変だったよ~。」
アライグマ「これだけ頑張ったんだから報酬をくれなのだ。」
博士「それよりお前達、ばすてきはどーしたのですか··?」
アライグマ「それが··カクカクシカジカ··」
博士「なるぼど、突然野生の象が現れ暴走してばすてきを投げられ潰れたて事ですか。」
助手「それでこの"ポンコツ„に乗って帰ってきたのですか。」
ヤング「おい誰に向かってポンコツだ。こう見えても俺は凄いんだぞ。」
助手「は、博士?!の、乗り物が喋ったのです··?!」
博士「なにバカな事言ってるんですか。乗り物が喋る訳t」
ヤング「俺は喋れるゾ。」
博士「ほ、ほ、本当なのですぅ?!(シュット小さく)」
アライグマ達がなんとか説明。
フェネック「と、いう事なんだよ~。」
ヤング「そうだそうだ。」
博士「なるほど、林の奥にまだヒトの遺産が残っていたのですか。そして謎の建物にそのヤングと言う奴が居たのですか。」
助手「それにしてもまだはやしちほーにヒトの乗り物は沢山残っているんですね。」
アライグマ「まぁそう言う事なのだ。ほぃ、まんまるなのだ。」
博士「うんうん、サイズも形もバッチリなのです。」
助手「お前達には感謝するのですよ。」
アライグマ「えへへ//」
フェネック「よかったねアライさん~。」
ヤング「(少しこいつらの話についていけん···)」
バスの右側にタイヤを差し込んで助手がナットを閉めた。
博士「じゃあ次はバスを起こすのです。」
助手「お前達もカムバックなのです。」
二人「はぁーい。」
ヤング「俺は?」
博士「出来るのならお前も手伝うのです。」
ヤング「仕方ねぇな~···(バララ···)」
皆はバスのところまでやって来て手で背筋を伸ばすかのように手を置いた。
博士「じゃあいきますよ。せーのっと!!」
皆「ふーーん!!うーー!」
バスは重くて中々起き上がらない。
ヤング「じゃあ俺も手伝うよ。」
ヤングも並んだ。
博士「もう一度なのです!せーのっとー!」
皆「ふぃーー!!」
バラン!バラララーン!ヤングのエンジン音が少し大きくなる。
ヤング「起き上がれー!」
キュキュキュ!しまいにタイヤが空回りしてタイヤから白煙が出てきた。
博士「凄いパワーなのです··?!」
そしてバスは少し悲鳴をあげながらガッシャンと言う音と共に起き上がった。
アライグマ「おおー!」
助手「さすが··ヒトが作っただけあるのです··。」
博士「化け物なのです··」
ヤング「チビのSSをナメンナヨ~!!」
するとほんの僅か数秒後にボスがやって来た。
アライグマ「あ、ボスなのだ。」
ヤング「ボス?このチビが?」
博士「正式にはラッキービーストなのです。」
ヤング「あ~なるほどね。数年前に少し名前は聞いた事があるけどまさかのこいつなんだ··w。」
ボスはバスをスキャンした。そして赤く光った。
助手「まだパーツが駄目なところがあるようですね博士。」
博士「残念なのです··。」
ボスの小さなモニター?にはバスの構造が載っているが赤くなっている所があった。どうやらヘッドライトの部品らしい。
博士「ライトの電球と指示器の黄色い電球ですか。」
助手「これなら確かゆきやまちほーにあったはずですよ。」
二人は一瞬だけアライグマ達を見た。
助手「(どうしますか博士。)」
博士「(ここは奴らにまた任せますか?)」
助手「(でもどうやって?)」
博士「(そんなの簡単なのです。報酬を倍にすればいいのです。)」
助手「(なるほど、いい案なのです博士。)」
博士「(当然なのです。我々は賢いので··。)」
助手「(賢いので。)」
博士「(なら決定なのです。)」
助手「(分かりました。)」
二人はアライグマ達の方向を見て口を開いた。
博士「お前達には少し面倒ですが仕事が増えました。」
助手「お目当ての物はこの透明な丸い物とこれのイエローバーゲンなのです。勿論今回も綺麗なものですよ。」
アライグマ「ハードなのだ···」
ヤング「(自分で取りに行けよこの鳥··)」
助手「でも報酬は倍にして渡すのです。」
博士「場所もある程度分かっているのです。ゆきやまちほーのどこかに倉庫があるはずなのです。多分鍵がかけられている可能性が高いかもしれないのでこれを持って行くのです。」
そう言って博士はバールをアライグマに渡した。
アライグマ「なんなんだこれは?」
博士「ばーるなのです。これで隙間に差し込むかして無理やり開けるのです。」
アライグマ「なるほど、ありがとうなのだ。」
助手「これはこの乗り物の餌なのです。」
ガソリン缶はフェネックに渡した。
助手「これはフェネック、お前が補給するのです。お前のほうが一番しっかりしてそうなのです。」
フェネック「でも今一入れ方が分からないんだけど···」
ヤング「その時は俺から教えてやるから大丈夫だ。」
フェネック「ありがとう。」
博士「あ、それとこれを持っていくのです。」
そう言って博士はジャパリ饅5つと細かく載っているがエリアの地図を渡した。
博士「じゃあお前達。また頼んだなのですよ。」
アライグマ「分かったのだ。フェネック行くのだ!」
フェネック「はいはい··」
二人はヤングのドアを開けて乗った。
フェネック「また宜しくねヤング。」
ヤング「ああ、こちらこそな。また旅が出来て少し嬉しいぜ。」
フェネック「ふふ(ニッコリ)」
アライグマ「よし、レッツゴーなのだ。」
ヤング「おう。」
キュトトトトトト··パルンパル、バララーン!エンジンが掛かった。相変わらず旧車ながらの音だ。
フェネック「よし、」
バラララーーン、バララァ···どんどん音が遠ざかっていく。そんな中博士と助手は見ていた。
博士「くるまって本当に良い乗り物ですよね。」
助手「そうですね博士。確かに車は人々に無くてはならない物だと言う事が分からなくなくも気がしてきました。」
博士「本当に車は便利で快適な道具だと思いますね。」
助手「いつか我々もバスでも良いので乗ってみたい物です。」
博士「それより助手、」
助手「はい」
博士「車って喋る物なのでしょうか?」
助手「いや、···それは違うと思いますよ。」
博士「でもあのポンコツは喋っていたのです。」
助手「多分あのポンコツは何かしらの奇跡が起きて喋れるようになったのですよ。そうとしか考えられないですよ。」
博士「た、確かに···。」
助手「それとまぁ今回はあの二人は大丈夫でしょ。ポンコツが居ますから。」
博士「ですね助手。今回は安全なはずです。多分ですが··。」
助手「まぁあまり心配する事ではないですよ博士。で、話は変わりますが今日もかばんにご馳走になりますか?」
博士「なにを言っているのですか、当たり前ですよ。今日もぶっかけて行くのです。」
助手「さすが博士なのです。今回はタイヤが治った祝いとしてとびっきりのご馳走を頂きましょうか。」
博士「そうですね助手。今日は祝いなのです!」
助手「そうと決まったら早速かばんのもとに行きましょうか博士。」
博士「ですね助手。美味しい物を食べてこそ人生なのです!」
END····?
原作:けものフレンズプロジェクト
自動車企業様:スバル.日産自動車.本田技術研究所(ホンダ).トヨタ自動車.スズキ.マツダ 様でした。ありがとうございました。
あとがき:12.5話「まんまるのたび」の前期の連載が終わりました。作っていて色々楽しかったですw。後期は少し休んでから新しいトピックを作り12.6話として連載しようかなと考えています。(タイトルはまだ決めていません)それまで少し間が空いてしまうと思いますがまた12.6話のほうでも楽しんでいただけましたら嬉しいです!ではまた12.6話でお会いしましょう!ありがとうございました!
あ、今さら気づいたのですが今朝に更新した物語の中に色々ミス語がちょくちょくありますが気にしないでください(笑