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LAST RESORT #5 【 Vs.ゼフィリーヌ 】

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『LAST RESORT』 #5(第5話)の個別戦闘スレ

黒い羊
作成: 2024/02/08 (木) 18:56:07
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イペリ「――――!?(こいッつ…かッッッた――――!) どは…ッ……!!? (反撃の一撃の前に紙屑のように吹き飛ばされる)」

ノイン「不覚――――ッ!!( ズ ガ ア ァ ン ッ ! ! )(イペリと同タイミングで薙ぎ払われ、大木へ激突してしまう)」

ガレア「――――― づ ぇ ぇ ぁ ぁ あ あ あ あ あ ッ ! ! ! (その時だった。イペリとノインと入れ替わるように、再び前線へと復帰。大太刀をこれでもかと振りかぶった態勢でゼフィリーヌへと急接近し、その鎧諸共頭蓋をかち割らん勢いで斬撃を振り下ろした)」

.

――― ガ ッ ギ ィ ィ ィ ィ イ イ イ イ イ ン ッ ! ! ! (ガレアとゼフィリーヌ、互いの武器が衝突し合い、森林地帯に衝撃が迸る。ぶつかり合う鋼は火花と稲妻を散らし、大地を震撼させる――――!)
.

ガレア「ギリ、ギリギリィ…ッ……!!(空中静止したまま刃を押し込ませ、そのままゼフィリーヌを睨みつけている)今更「テメェら」と敵対することなんかどうでもいい!!機械生命体も、ゼレオロスも…んなことぁ俺の知ったことじゃねェ!!俺はただ…――――」

ガレア「―――――― 俺の"強さ"を見せつけるだけだッ!!もう誰にも舐められやしねェ……絶対的な強さをなァ!!!( ガ ギ ィ ィ イ イ ン ッ ! ! ! )(強い意志のみで拮抗するゼフィリーヌをその刃で殴り抜け、退かせる)」

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ゼフィリーヌ 2024/02/10 (土) 00:03:26

ゼフィリーヌ「随分丈夫な様だね、いや……上手く"受け"て居るんだろう、武道的な防御のアプローチだね。今の二人も、致命傷では無い、か……思いの他練度が高い様だけど……」

(振り上げたハルバードの刃と、ガレアの大太刀で押し合う形から……予想を超えたガレアの膂力に腕ごとハルバードを弾かれる形となり、その場から一歩退がり)

ゼフィリーヌ「……驚いたな……ここに来てまだそこまで力が出せるのか、そうであるならば私も……一段、出力を上げるとしようか」

勢い良く軸足を踏み込んだ瞬間、地面の土が一気に弾け飛び、地が揺れる。即ち……先程とは比べ物にならない程の筋出力で踏み込むと共に、滑らせる様にハルバードを長柄に持ち替え

ゼフィリーヌ「最も確実な"強さ"とは、"力"だと。可愛い可愛い姪っ子にも、そう教えたからね」

先程とは比べ物にならない程の膂力に任せて更に速度を上げ、片手で横薙ぎにハルバードを振り回してガレアへと襲い掛かり……同時にもう片方の手をガレアへと向け、その掌から人間大の魔力の光弾を放つ

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ガレア「なんッ――――― ガ ッ ギ ィ゛ イ゛ ン゛ ッ゛  !  !  (振り抜かれた横薙ぎを咄嗟的に縦に構え直した大太刀で受け止めにかかる。だが) しまッ―――――!!! (気づいた頃にはすでに遅かった。ゼフィリーヌのもう片方の手から伸び出された光弾が零距離で腹部にめり込む形で撃ち込まれてしまい――――)」

ガレア「―――― づ ぁ゛ あ゛ ぁ゛ ッ゛ ! ! ? ( ズ ガ ン ッ、 ズ ガ ァ ン ッ、 ズ ギ ャ ァ ン ッ ―――― ズ ガ ア ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! )(撃ち込まれた光弾に押し込まれながら次々と大木を貫きながら吹き飛ばされ、最果てのにて爆発した)」

キコ「ガレアちゃんッ!?」

五十鈴大智「ガレアッ!!」

イペリ&ノイン『――――!?』

.

吹き飛ばされたガレアを追いかけるように、四人が一度ゼフィリーヌから後退していく―――

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ゼフィリーヌ 2024/02/10 (土) 22:25:12 修正

ゼフィリーヌ「知性を持つタイプの生物には、こういった手が良く効く……とは言え、仕留め切れてはいないかな。残りの四人も此処で仕留めておきたいし……違和感の正体も気になる所だ」
(ぐっ、とその場で僅かに屈みこみ―――"強化"された膂力で跳ぶ様に駆け出し、踏み込みの勢いで土塊を飛ばし、進行上の木々を薙ぎ倒しながら四人を追い)

ゼフィリーヌ「……視界が良くないね、障害物も多い………"追い掛ける"なら、こうしようか」
(チーム・ガレアの面々との距離が縮まった途端、木々よりも高い高空へと一瞬で跳び上がり、ハルバードの穂先を地面へと向け……)

ゼフィリーヌ「出し惜しみは辞めておこう。これも彼女に教えたけれど……今頃、出来る様になっているかな……」
(ガレアに直撃させたものより、更に一回り大きな魔力の光弾をハルバードの穂先に発生させ)

―――パチン

ゼフィリーヌ「『ジェブローティン』
指を鳴らすと同時に、魔力の光弾が『弾け』……さながらクラスター弾での爆撃の様に森へと降り注ぎ、木々も地面も巻き込んでガレアの面々を吹き飛ばしに掛かる

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チーム・ガレア『  ! ! ! ! !  』

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オ           ゥ          ッ       !    !    !
(煌々たる光が弾けて、爆ぜる。森林地帯はおろか、プラリーニ王国の3分の2は呑み込むであろう光のドームが発生し、瞬く間に範囲内に存在するすべてのものが"無"に消え去った―――――――)

.

.

.

.

―――――― ギ ュ オ ゥ ン ッ (その直後だった。まだ、辛うじて原形をとどめていた範囲外の大地に、五つの影がその場に転送された)

.

五十鈴大智「ハァ……ハァ……!間一髪だった……僕が独自に開発していた「転移装置」が間に合った…!(円盤状の装置がその手に握られていた)」

イペリ「ぜーっ…ぜぇ……危うく消し炭になるところだった……あんな風に……――――(地面に大の字で伸びていたが、その中でゼフィリーヌの一撃で滅んだ大地を横目に見つめた)」

ノイン「……敵の戦闘力…未知数…… 戦闘の続行、危険……(すでに崩壊寸前のガジェットに視線を落とす)」

キコ「…っ……もう、常備薬も底を尽きちゃった……私たちのガジェットも、さっきの衝撃で破損寸前……このままじゃ……(伏し目がちに項垂れる)」

ガレア「…ハァ……ハァ……何を、言っている…… まだ……『アレ』が、あるだろう…ッ……?」

五十鈴大智「――――!ガレア……まさか…ッ…!?」

イペリ「アンタ……正気かァ…!?アンタが『アレ』を使うということは、ウチらも必然的に使う、ってことだよねェ!!?」

ノイン「………」

キコ「………ガレアちゃん……お姉ちゃんは、ガレアちゃんの味方よ?ガレアちゃんの言うことなら、何でも聞くわ…だけど……『アレ』は……――――

ガレア「テメェら……これが、「さいご」だ…っ…。ここで部隊を降りるか、俺と共に命を散らせるか…選べ…ッ!」

五十鈴大智&イペリ&ノイン&キコ『………―――――――――――』

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名前なし 2024/02/13 (火) 15:55:09 修正

BGM♪:Kamen Rider Ghost OST [CD1] 20. 仮面ライダーネクロム 誓い
https://www.youtube.com/watch?v=8GHl1OJj_aw

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「あのA大を首席で卒業?」
「戦闘経験は皆無だが、持ち前の高い知能だけで政府解析班のエリートチームに入ったそうだ」
「お高く留まりやがって…」
「だが結局、誰も彼の高尚な頭脳にはついていけず、チームから追放されたとか…」

.

五十鈴大智「―――――――――――」

.

『お前の頭脳、俺が高く買い取ってやる。俺の右腕となれ』

『……「力」のみに頼る単細胞が…… だが、いいだろう。ならばこっちも、その「力」を利用させてもらうよ?
望んでも手に入らなかった、その「力」を――――!』

* * * * * 

「5冠を獲得した天才スノーボーダーが、ついに引退か…」
「あんなに情熱的な娘だったのに、何があったんでしょうね…」
「祝勝会にライバルに毒を盛られて、両足が麻痺……?どこのガセネタだ?何かの冗談だろう?」
「それが事実なら……」

.

イペリ「―――――――――――」

.

『お前が亡くした情熱は、俺が引き継ぐ。だから俺と来い。お前が挫折した未来へ、連れてってやる』

『はぁ…?意味わかんない…酔ってんの、お兄さん?ちょッ、勝手につれてくなよっ……はぁ……マジかよ……』

* * * * * 

「お前は「刃」だ。人を殺めることだけを考えよ」
「そのためにここまで育て上げてきた」
「感情など捨てろ、家族など忘れろ」
「そんなものは、お前には必要ない」

.

ノイン「―――――――――――」

.

『自分が解らなくなって逃げだした?己が何者なのかわからねぇのは当然だ。その答えを探しながら俺たちは生きている。探し方がわからねえのなら、俺と来い』

『……………… コ ク リ …』

* * * * * 

「あんなに献身的で誰にでも優しかったのに…」
「最愛の弟君を事故で無くしてから、生き甲斐を失ったって…」
「それからは毎日その弟にそっくりな人形を前に食事するようになったんだって」
「相当病んでいるわね…心配だわ…」

.

キコ「―――――――――――」

.

『……俺が?アンタの弟?人違いだろう。似ているからなんだっていうんだ。おい、何処までついてくるんだ。……チッ… 好きにしやがれ……』

『ガレアちゃんって言うんだ…お姉さん、君に一目惚れしちゃった…♪』

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「見ろよ、あれが噂の…!」
「ああ、確か「ライン・オーレット」だったか…?あの籠城事件以来、先輩後輩問わず今じゃ学園の人気者だな…!」
「バカっぽいけど、あの気さくな感じ……嫌いになれないよな?」
「ああ、まるで「誰かさん」とは違うな」

.

ガレア「―――――――――――」

.

『―――ガレア・ジェラクス、だネ』

『……なんだ、テメェは』

『レギュレイター入団試験に落選した君にチャンスを与える者サ』

『……なに…?』

『武勇も知恵も、その素質がある。だが、組織に属するには統率力が不可欠ダ。「4人」…君が選んだ人物を連れてボクのもとへ来るんだ。そうすれば――――』

『……舐められたもんだ。「あの野郎』にできて、俺にできねえことはない。今に見ていろ…』

* * * * * 

.

.

.

.

五十鈴大智「―――……まったく。いつから僕はこんな大馬鹿者になったんだろうね…」

イペリ「ッ~~~~~……むしゃくしゃするなぁ、もう…っ…… どうしてこうも思い通りにならねえんだ、私の人生」

ノイン「…………… コ ク リ 」

キコ「……わかったわ。『私たち』の意志は、いつだってガレアちゃんと一緒にあるのだから

.

ガレア「…………テメェら……」

.

テメェらの命 ――――――――

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.

ガレア「       俺についてこい       」

.

.

――――――― この俺に 預けろ

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コ ツ ン … ッ … ――――― (焦土と化した王国の大地。その更地を踏み鳴らす「五つ」の影が、ゼフィリーヌへと近づいていた)

.

五十鈴大智「  コ ツ ン  (その青年は、力を求めた。調べ尽くしても解明することのない未知の領域に達するために――)」

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イペリ「  コ ツ ン  (その少女は、情熱を求めた。かつてあったもの、だが今は失ったもの。口では平気を装っても、今の自分を形作ったものへの気持ちは偽れなかった)」

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ノイン「  コ ツ ン  (その少女は、自我を求めた。機械的に生まれ、育てられた自分に目覚めた得体のしれない感情、その正体を知るために――)」

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キコ「  コ ツ ン  (その女性は、愛を求めた。支えがなければ不安定な心のよりどころとなるものに、縋るために――)」

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ガレア「  コ ツ ン  (その青年は、高みを求めた。何者に嘲られることも、虐げられることもない唯一人になるために――)」

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チーム・ガレア『    ザ ッ ! ! ! ! !    (五つの影が並び立ち、再びゼフィリーヌと対峙する。誰も彼もが、恐怖も焦燥も捨てきった強い眼差しをしていた―――)』

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ゼフィリーヌ 2024/02/13 (火) 23:03:32 修正

ゼフィリーヌ「………普段使う機会が無いと、加減をするのが下手になっていけないな。現場に出るばかりで、我ながら修行が足りない……彼女を見習って、もっと研鑽を積まないとね」
(地形を吹き飛ばすと共に、ガレアの面々が跡形も無く消し飛んだと判断してか……何も無くなった大地にふわり、と降り立ち)

ゼフィリーヌ「愛する人々を守る為と言えど、何も残らないのは虚しいものだ。 …美しい私を飾る物も無ければ、後に続く者が歩く場所だって平らな地平に変わってしまう……何時もの私ならこんな事はしないのに、どうも焦ってしまっているのかな……今日の私は調子が悪いのかもしれないね」
(まるでミュージカルの様に、踊る様に身振り手振りで感情を表現しながら一人で話し続けていた、が)

ゼフィリーヌ「……………耐えた?いや、違うな。別の移動手段を持っていたのか。恐らくは……瞬間移動、転移に類する物かな…?変わりはしないか。悪党らしくそのまま尻尾を巻いて逃げず、戦って死を選んだのは褒めなければね」
(歩いてくる五人が目に入り、踊りを止めてそれぞれに順に視線を向け)

ゼフィリーヌ「――――いや、違うな。生き恥から逃れたが故の眼ではない……明確な意志を持って立つ者の眼だ。悪党にも五分の魂と言った所か……いや……悪党……?(何故…?今私は何を思った、何を以て思考、判断した…?いや、余計な事を考えるな。恐らくこの違和感の正体は……"敵"の干渉に依る物だ。今は、脅威の排除を優先しなければ)」

ゼフィリーヌ「良いだろう、全力を以て……君達を排除しよう」
(先程までの余裕と芝居掛かった態度は鳴りを潜め、ただ冷徹な殺意を込めて五人を見据え)

―――――そう…一人ずつ、確実に

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BGM♪:決戦アデルフィア
https://www.youtube.com/watch?v=VHcskMr3q6c

ガレア「 構えろ、お前ら ―――――― ザ ッ (己を筆頭に、チーム全員が何かを取り出すように身構えた。それは―――)」

.

――――  ジ ャ ラ ァ … ! (―――― 帝国兵が使用していた『 プロトユナイタルウォッチ 』だった)

.

ガレア「……―――――」

* * * * *

ルクエス「………ご苦労様。ラボの抜け道を推したとはいえ、よく痕跡を残さず回収してくれたネェ。(団長席に両肘を突き、眼下に転がる「5つのプロトユナイタルウォッチ」に不敵な笑みを浮かべている)」

ガレア「……『そんなもん』を俺たちに盗ませて、どうするつもりだ。」

ルクエス「―――― キミたちに使ってもらうためだヨ。

ガレア「なッ………!?」

ルクエス「既にご存知の通り、、「コイツ」はあの『ユナイタル』に変身するためツールであり、その力は絶大的ダ。
キミたちもマリマロンで経験済みだろうが、純正のユナイタルより性能は劣るものの、そのスペックは既存のガジェットや現代兵器を凌駕すル。「力」を欲するキミなんかにはちょうどいい代物だろウ?」

ルクエス「ただし気を付けてくれてヨ。設計によれバ…プロトユナイタルウォッチを一度でも起動しユナイタルに変身した後、そこから過度なダメージを追えばそれだけ肉体にかかる負荷も尋常ではなイ。現に、アサルトが全員、"ブースト"による攻撃に耐え切れずにユナイタルを強制解除された後…不死身であるはずの奴らの身体が"灰化"しタ。驚異的な防御力を得るものだとしても、過剰損傷は自らを死に追い込むと同義なんダ。そのリスクを、背負う覚悟があるのなら―――」

ガレア「……――――― ガ ッ (目の前に転がる内の一つを手繰り寄せ、懐中時計の盤面を睨みつけるように見つめた)……『アイツ』を越えられるのなら、どんな手段を使ってでも俺は成し遂げる。今更恐れをなすことなどあるか。」

ルクエス「……後悔するヨ。ボクについてきたこト。」

ガレア「かもな。だが、感謝もしている。」

ルクエス「…感謝?キミが?へぇ…珍しい物言いだネ。」

ガレア「正直に言えば、アンタは人の上に立つような人間じゃねえ。だが、「俺たち」のように路頭に迷っていた奴らを導いてくれた。アンタにとってはいつもの"気まぐれ"なんだろうが、少なくとも、俺は変わった。」

ガレア「強さを……「力」を手にすることの充足感を、俺を虐げてきた奴らを出し抜く優越感を知った。そして…更なる高みへ登ろうとする高揚感を。お陰で俺は、もっと強くなれる。

ルクエス「……いい「眼」になってきたじゃあないカ。やっぱりボクが見込んだだけのことはあるヨ、キミは――――」

* * * * *

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ガレア「―――………たとえこの身が朽ち果てることになろうが、それでも俺は"死なねえ"。生きて…この世に俺の強さを知らしめる…!」

五十鈴大智「いよいよこの僕もその「力」を得る時が来た!ああ、興奮してきたよ…!」

イペリ「どいつもこいつもマジでキッショい…私はもうこれ以上"熱く"なりたかねーんだよ…」

ノイン「バイタリティ急上昇。万全な戦闘態勢を維持。「変身」段階へ、移行。」

キコ「私、何処までついていくからね…ガレアちゃん…!」

.

そして、五人はウォッチを構える。
各々に覚悟の火を灯して。そして―――――――

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「 「 「 「 「     変    身     」  」 」 」 」

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ド   オ   ゥ   ッ   !   !   (懐中時計を起動した五人。時計より迸る神々しくも歪な閃光が、彼らの身を包み込む。周囲に散りばめられた星座の空間。各々に異なる点と点の位置が光の一線によって結ばれて、描かれた星座から装甲が現出し、彼らの全身に装着されていく―――)

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五十鈴大智【スコーピオン】「   キ  ュ  ィ  ン  ッ     (蠍座の星座が重なり―――――)」

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イペリ【パイシス】「   キ  ュ  ィ  ン  ッ     (魚座の星座が重なり―――――)」

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ノイン【ヴァルゴ】「   キ  ュ  ィ  ン  ッ     (乙女座の星座が重なり―――――)」

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キコ【アリエス】「   キ  ュ  ィ  ン  ッ     (牡羊座の星座が重なり―――――)」

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ガレア【アクエリアス】「   キ  ュ  ィ  ン  ッ     (水瓶座の星座が重なり―――彼らはかつてアサルトが顕現した『ユナイタル』にへと変身を遂げたのだった)」

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ガレア【アクエリアス】「  ここからが俺たちの 爆走時間(ブレイクタイム) だ  」

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ゼフィリーヌ 2024/02/17 (土) 22:32:16

ゼフィリーヌ「その、光は……装甲は……ユナイタル……? 何故だ…?それは……確か……」
(まず、変身への驚き。そして自らの記憶、認識……それらから来る違和感と困惑に、思わず顔を顰め)

ゼフィリーヌ「―――――――いいや、今それを考えるべきではないね。悪党達がどんな手を使おうと、何も変わらない……変えてはならないんだ。君達の様な者の悪意に依って皆が傷付く事など、あってはならない事だから」
(周囲を呑み込むかのような、莫大な魔力を身に纏う。その魔力は『ユナイタル』と化したガレア達にも劣らない程の輝きを見せ……さながら後光の様に彼女を飾る)

ゼフィリーヌ「悪党の野望は、この私が打ち砕く。歌われるべきは葬送歌でなければならないよ」
右手一本でハルバードを握ったまま魔力を込め、同時に空いた左手に魔力を集中させ……魔力の剣を生成。強大な魔力を持つ二振りの刃を構えながら、五人に向かって悠然と歩を進め……)
超高速でハルバードを横薙ぎに振る。その斬撃の一瞬、インパクトの瞬間のみ…ハルバードに纏わせた魔力の刃を薄く、長く伸ばしす事で更にリーチと切れ味を増した一閃を放ち、ガレアの面々を切り裂きに掛かる

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名前なし 2024/02/20 (火) 03:22:45 修正

BGM♪:Danball Senki WARS Original Soundtrack - 28. 決戦、変革の境界にて
https://www.youtube.com/watch?v=dSZhzZGyoKs

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ガレア【アクエリアス】「―――――!(ゼフィリーヌの微弱な指先の動きから、この後に繰り出されるであろう攻撃を察知したように微動し――――)―――――― 散れッ!!包囲して叩くぞッ!!(その合図とともに五人全員が散開。逸早い号令によって五人とも間一髪遠距離に及ぶ凶刃から免れることに成功する)」

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ノイン【ヴァルゴ】「 降下―――― 急 襲 ッ ! ! ! ( ザ ッ ギ イ イ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! ! )(上空へと飛び上がるように回避した後、空を旋回しつつその勢いを乗せた急降下落下からゼフィリーヌへ目掛けてあらかじめ握られていた赤いユナイタルソードを振り下ろす)」

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イペリ【パイシス】「舐めんなよ…こう見えて水泳にも覚えがあんだよこっちはッ!!( ド ッ パ ア ア ァ ァ ア ン ッ ! ! )(地中へ潜ることで回避に成功した自身は、ゼフィリーヌの足元の真下から勢いよく跳び出して、ノインとタイミングを合わせてその巨大な魚の尾で薙ぐように強く振るった)」

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五十鈴大智【スコーピオン】「 ギ ャ ガ ガ ァ … ッ … ―――― いよいよこの僕にも力が…!さあ、見せてもらうよ…『ユナイタル』のパワーを!!( ビ ュ オ ッ ! )(その両手に黒棒を生成し、その先端に黄色のユナイタルソードが合体することで槍へと変形。その長柄を巧みに振り回しながら、三手目としてゼフィリーヌを刺し貫きにかかった)」

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キコ【アリエス】「お姉ちゃんが援護するわね…ッ…!( バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン … ッ ! ! ! )(全身のハッチが一斉展開され、そこから顔を出した赤い球体が発光。蓄えた光は無数のレーザーとして放出され、ノイン、イペリ、大智が近接攻撃を仕掛けた後にゼフィリーヌへ雨の如く降り注ぐ形で解き放った)」

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ガレア【アクエリアス】「――――  ブ  ゥ  オ  ン  ッ  !  (そして、レーザーの雨によって生じた土煙の中で機体の持ち味である"高速移動"で瞬間的にゼフィリーヌの懐へ潜り込むと―――)―――― ぬ お ら ァ゛ ッ゛ ! ! ! ( ド ッ グ ゥ ォ オ ン ッ ! ! ! )(至近距離からその腹部へ目掛けて強力なニーキックをお見舞いする)」

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ゼフィリーヌ 2024/02/22 (木) 01:58:05

ゼフィリーヌ「(ハッタリでは無い、動きも指揮も、確実に速くなっている……!)散った…?いや、回避と同時に私を包囲した……?狙っていた様だね、数の優位を活かしに来たのだろうが…!」
(散開した五人の行先を目で追い、その内地中へと潜ったイペリとガレア以外を捉えることに成功。急降下しながら振り下ろされたノインの刃に対して、右手に持ったハルバードの柄の先を横から叩き付ける様にして斬撃を逸らし)
  
ゼフィリーヌ「後二人居たはず、どこから………がッ……!?地下…ッ!?」
(頭上から襲い掛かってくるノインに対応していた事が災いし、地中から飛び出してきたイペリの尾が脇腹に直撃。意識の外からの攻撃であった事もあり、衝撃で鎧が割れ、身体がくの字に折れ曲がり、痛みに顔を歪ませて数歩よろめく。だが……

ゼフィリーヌ「―――っ…だが、君と、もう一人は見えていた」
三手目。体制を崩しながらも、瞬間的に左手の魔力の剣を伸ばし……視界に捉えていた五十鈴の槍による突きが、鎧を貫通して右胸に突き刺さる。が……その突きとすれ違わせる様に剣を振り上げ、その身体を脚部から縦に両断しに掛かる

ゼフィリーヌ「(大胸筋、小胸筋まで抜かれた。肺まで達しているな……ここまで止められなかったか、此処まで鋭い攻撃だとは…!)今度は、光線の掃射か……!遠方からの砲撃でカバーに徹したか、だが…!」
(キコとは反対側の方向に高く、速く跳び……レーザーの雨からの被弾を減らしつつ、ハルバードを身体の前面に構えて防御態勢を取る。それでも尚、防ぎ切れないレーザーによって鎧と表皮を少しずつ削られるも、間隙を縫ってキコに向かってハルバードを構えて反撃を狙う。その瞬間……)

ゼフィリーヌ「しま…………っ゛……!!
(土煙から一瞬で現れたガレアへの反応が遅れ、ニーキックが腹部に直撃。イペリの打撃による衝撃と合わさり、鎧の腹部パーツが砕けると共に猛烈に吹き飛ばされ――派手に土煙を上げながら、地表へと叩き付けられる)

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五十鈴大智【スコーピオン】「 (決まった…ッ、これは強い手応えだ――――!?)(ゼフィリーヌの胸を深く突き刺したことで勝機を見出すも―――)    ザ   グ   ン   ッ   !   (右肩から斜めに向けて胴体が真っ二つに両断されてしまい、切断部から火花がまるで血飛沫のように撒き散らされていく)」

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五十鈴大智【スコーピオン】「…が…ぁ゛……(…勝利とは……犠牲の上に、なりたつものだと……!だからッ…)―――― 勝負には負けても、この戦争(たたかい)は僕たちが勝つさ…ッ…!!!この計算に…狂いは……ない…ッ―――――― ズ ボ ガ ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (その最期を華々しく散らせる。弾け飛ぶ装甲の残骸に紛れて、「罅割れた眼鏡」が焼け焦げた大地に転がったのだった――――)」

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ガレア【アクエリアス】「―――――――(爆散する大智へ一瞥を与えるが、何かを想うように一度だけ頭を項垂れて、すぐにその顔を上げた)―――― 抜かりのねぇ野郎だ。( ダ ァ ン ッ ! )(それだけを吐き捨てて、再びゼフィリーヌの周囲を旋回。再び致命傷を与えるためにその出方を伺う)

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ノイン【ヴァルゴ】「――――っ゛!( ガ ッ ギ ィ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! )(空中からの斬撃を弾かれて吹き飛ばされかけるも――)――― バ シ ュ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン ッ ! ! (バーニア噴射でその反動を和らげて緊急停止し、再度上空へと舞い上がる) ガ ギ ョ ン ッ ! (折り畳むような起動音と共に飛行形態へと変形し、鮮やかな空中移動から勢いをつけると―――)」

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ノイン【ヴァルゴ】「―――― 特 攻 ッ ! ! ! (  ギ ュ オ ォ ゥ ッ ! ! ! )(地面すれすれのところまで急降下しつつ、低空飛行を維持しながらも"捨て身"を覚悟した急速度の突撃を真正面から繰り出した)」

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ゼフィリーヌ 2024/02/26 (月) 01:34:51

ゼフィリーヌ「ハァ………グッ…フッ……ハァ………ハァ………!先ずは一人、けれど、まだ一人……斃れる訳には行かないな…!!」
(血反吐を吐きながらもハルバードを杖にして立ち上がり、五十鈴が沈黙したのを確認。深々と刺さった五十鈴の槍を力任せに引き抜き……飛行するガレア、そしてノインを視認)

ゼフィリーヌ「…………(他の二人が見えない、まだ恐らくは、息を潜めて機を窺っているか……隙を見せたくない、回避行動を取ればその瞬間を狙われるだろう。ならば……確実に、頭数を減らすべきだ)……良いだろう、君の捨て身の策に乗って見せようじゃあないか…!」
ハルバードを手放し……仁王立ちしてその身で正面からノインの突撃を"受ける"。しかし、衝撃で骨が何本も折れ、口から血を吐きながらも……ノインの身体を"抱き締め"

ゼフィリーヌ「がっ………ふ、ふっ……スモウレスラー達は……こういうのを、"鯖折り"と言うそうだよ……」
(血反吐を吐き、顔には苦悶が滲んでいながらも笑顔を作り……常軌を逸した膂力でノインの身体を圧し千切る程の勢いで締め上げると共に、直接ノインの身体に魔力を流し込む事で……その身体を内外から破壊し尽くしに掛かると同時に、他者の攻撃からの盾にする事を狙う

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名前なし 2024/02/28 (水) 14:42:45 修正

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ノイン【ヴァルゴ】「…ッ゛……ァガ……ッ…!!(ボキ…ッ……ベキィッ…ボギ…ッ……!!)(全身にかかる圧力に骨身が装甲の破裂音と共に悲鳴を上げているのがわかる。生身であればこの時点で既に昇天していてもおかしくはない)」

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キコ【アリエス】「……!?ノインちゃん……ッ…!!(締め上げられる彼女を見て閃光による攻撃を中断してしまう)」

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イペリ【パイシス】「―――― 躊躇ってんじゃねえッ!!( ザ ッ パ ア ァ ン ッ ! ! )(地中から水を弾くような音共に跳び上がり、真っすぐにゼフィリーヌへと遊泳しながら突撃していく)―――アイツはもう、"そのつもり"なんだよッ…!!

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ノイン【ヴァルゴ】「ッ゛…ァ゛……ゥ゛――――― キ ュ ガ ア ア ァ ァ ァ ア ア ア ア … ッ … … ! (悲痛な怨嗟を押し殺しながら、その体が赤熱を帯びて白く発光していく。それはゼフィリーヌによって注がれた魔力の影響か…否、違う。捨て身で特攻した自身が選んだ、最期の策――――“自爆”機能の起動であった)」

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ノイン【ヴァルゴ】「 理解、完了…! 自身の、"存在意義"…ッ……!よって、その"使命"、完遂…果たす…ッ…!!! 」

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―――― ボ ッ グ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! ! (破裂寸前であったノインの盛大な自爆。その爆炎はゼフィリーヌをも呑み込だのだった――――)

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イペリ【パイシス】「 まだ終わらねえんだろッ!?一緒に楽になろうや…ッ……!! (ノインの自爆によって黒煙に覆われたゼフィリーヌ。彼女がそれで倒れるとは思っていないと理解した上で勢いを殺さず突進し―――)―――― ジ ャ キ ィ ン ッ ! ! (人型形態から全身を銛のような鋭い形状に変形させ、ゼフィリーヌを真っ向から突き刺しにかかった)」

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ゼフィリーヌ 2024/03/01 (金) 01:29:22 修正

ゼフィリーヌ「(判断を誤った。捨て身の覚悟で向かって来る相手に、ヒューマンシールドが通じる訳も無い……ああ、今日は何度も……この様だ。いつもならば、"こんな日もある"と笑い飛ばしたい所だったが……ここまで来てしまうと、ね……)」

(―――――イペリ達の推測が当然の様に、爆炎の中で立っている。熱と爆風で使い物にならなくなった鎧を投げ捨て、その眼は未だ彼らを見据えていながらも、全身に火傷と裂傷が見て取れ……既に鎧を失っていた腹部、そしてノインを捕えていた腕は特に酷く焼け爛れ、裂けた肉からは夥しい程の血を流している)

ゼフィリーヌ「(……まだ足が思う様に動かない。肉体の防御性能も随分落ちている様だ……相手は速いな……この攻撃は避けられない、防御も難しい…やむを得ないか)がッ……!!ふ、ふふっ……――勿論、まだ終わるつもりは無いさ。それに、"楽になる"という言い方は好きじゃあない」

イペリの身体に腹部を貫かれるも……彼女の身体を両手で挟み込む様に掴み、突進の勢いを強引に止めつつ、そのまま怪力に任せてその身体を潰しに掛かり……

ゼフィリーヌ「誰もが最期まで為すべき何かの為に生き、戦う……"楽になる"だなんて、そうやって生きる事を放棄しているみたいじゃないか」

空いたイペリの正中線。突進の勢いが止まったのを見逃さず、右手を一度イペリの身体から離し、直後に彼女の胸の中心目掛けて右手でアッパーカットを放ち……その心臓を貫きに掛かる

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イペリ【パイシス】「がッ……ふゥ…ッ……!(バキボキメギィ…ッ゛…!)(両サイドから挟まれた尋常ではないかりきに酔って走行はおろか、その内部の骨身まで軋みを上げだす。知花と共に亀裂内部から微かに鮮血が飛び出しているが―――)――――― バ キ ャ ア ァ ン ッ ! ! (そこに、ゼフィリーヌのダメ出しのアッパーカットが胸中を貫き、ついに走行の破片と一緒に肉片までもが飛び上がった)」

イペリ【パイシス】「(……それでも――――)―――― ゼー…ッ……ゼー……ッ……!"楽になること"が…生きることを放棄する…だぁ…ッ……?ハッッッ……!ちげーよ、バーーーカ…ッ…!!私も、あんたらも…みんなァ……!!そうやって"楽になる"ために、こんなクソッタレな今を生きてんだろうがッ!!!( バ ア ァ ン ッ ! ! )(もはや限界を迎えているにもかかわらず、魚の尾で大地をはたくように、その勢いを乗せて跳び上がった)」

イペリ【パイシス】「 ここまで生き抜いたんだッ…!"さいご"くらいこんな自分を労わせろよッ!!! (天で折り返り、再びゼフィリーヌへとその脳天目掛けて頭部の銛で突き刺しにかかる) ザ グ ゥ ン ッ ! (だが致命傷を受けていたこともあり狙いは定まらず、彼女の目の前の地面に突き刺さる形で最後の攻撃が失敗に終わ―――――)」

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イペリ【パイシス】「――――――――――― お先に、ってな 」

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チ ュ ボ ガ ア ア ア ァ ァ ァ  ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ン ン ッ ! ! ! ! (―――らなかった。突き刺さっていたイペリの全身が瞬く間に赤熱を帯びて発光し…その最期を、魚雷の如く華々しく散らせたのだった)

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ガレア【アクエリアス】「――――――(各々に自爆を選んだノインとイペリの最期を見届けるように戦況を見据えていた)―――― テメェらの生きた"証"、確かに見届けたぞ。 キコッ!! ( ギ ュ オ ン ッ ! )(二人によって大きな致命傷を負ったゼフィリーヌへと高速接近していく)」

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キコ【アリエス】「―――― 任せて、ガレアちゃん!( ダ ァ ン ッ ―――― シ ュ ビ ビ ビ ビ ビ ィ ッ ! ! ! )(ガレアに応答すると跳躍し、滞空状態から全身より無数の赤い閃光弾を広範囲に拡散し、ゼフィリーヌを牽制していく)」

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ゼフィリーヌ 2024/03/04 (月) 02:51:49 修正

ゼフィリーヌ「ガフッ……ふ、ふふっ…私は………そうは思わないよ。例外なく、生存には痛苦を伴うものだ。だからこそ、苦しんで、戦って……それでも美しく在りたい、愛する誰かの為に生きたい。だから、ここで……君が言う様に楽になる訳には行かないな…!」
(イペリを打ち貫いた右手で、彼女が自爆する直前に再び掌底打ちを放ち、彼女の身体を吹き飛ばす事で、微かにでも爆心地から距離を取り)

ゼフィリーヌ「――ハァ……ハァ……ガッ……ははっ、まだ守るべき物がある、戦う理由がある……!君達を此処で斃し、まだ戦い続けてやろうとも…!」
結果的に右手を捨てる形で自爆の直撃を受け、右肘の先が吹き飛ぶ。それを一瞥もせず、爆風に乗る形で後方へと敢えて吹き飛ぶが……

ゼフィリーヌ「(全員が捨て身で攻撃を仕掛けてきている、恐らく此方に突っ込んで来る黒の個体の援護に、あの緑色の砲撃担当が就いている……もし逃走を企てられれば、今の私が追い掛けるのは難しい、か……)………私の一族の頑丈さを、もう少し信じてみようかな」
(短くなった右手を捨てる様に、ガレアに対して右肩を突き出す様に身体の向きを変え、空いた左手をキコに向け)

ゼフィリーヌ「今の私でも、狙えば仕留められるだろう……『ペネタジオ』
被弾し、身体を文字通り削られながらも…それを意に介さず、キコに人差し指を向け、その指先からレーザー状の魔力弾を放つ。そのまま指先でレーザーの軌道を動かし、その身体を切り裂きに掛かる

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名前なし 2024/03/04 (月) 18:57:30 修正

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キコ【アリエス】「 っ゛ ―――――― ズ ッ バ ン ッ ! ! ! (閃光弾を射出仕切ったその直後、ゼフィリーヌより放たれた鞭の如き機動力を持つレーザーによって胴体を切断され、真っ逆さまに墜落してしまう―――)」

キコ【アリエス】「(ごめんね…ガレアちゃん……お姉ちゃんにしてあげられるのは、もう"ここ"まで――――――)キ ュ オ ン ッ ――――― ビ ィ ヨ ォ ン ッ ! ! ! (最後の力を振り絞るかのように腕を交差し、振り抜くと同時に解き放たれた蒼い閃光。それはゼフィリーヌではなく、ガレアの機体に向けて高速度で追跡し、自身に残された残存エネルギーとして彼に注ぎ込んだのだった)」

キコ【アリエス】「……私は……いつでも……いつまで、も……ガレアちゃんの味方、だから、ね……―――――― ズ ッ ガ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ン ッ ! ! ! ! (そして、胴体が地面に墜落するよりも前に機体は爆散し、その残骸が花火のように儚げに散っていくのだった――――)」

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ガレア【アクエリアス】「 キ ュ オ ン ッ ! ! ! (キコの残存エネルギーを注がれたことで機体の輪郭が蒼く発光。機体内部で起動音が激しく鳴り響き、全機能が最大出力に到達したことを示していた―――)―――― あとは俺に委ねろ。テメェらの命も、奴の命も…すべて…俺が貰い受ける…ッ!!!( ズ   ド ガ   ァ ン ッ   ! ! )(踵部バーニアが盛大に火を噴き、人型でありながら最高速度を達するバイク形態に比肩する高速移動を獲得し、刹那の内にゼフィリーヌへと肉薄する)」

ガレア【アクエリアス】「 ギ ュ ル ル ル ル ギ ャ リ リ ィ ィ ッ ! ! ! (高速移動の最中に両腕に顕現した斬撃性を伴うリングエネルギー。それは回転式チェーンソーの如き苛烈さを帯び始め――――)―――― ウ オ オ ラ ァ ァ ァ ア ア ア ッ ! ! ! ! ( ズ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ギ ャ ァ ァ ア ア ッ ! ! ! )(ゼフィリーヌの周囲を高速旋回しつつ、彼女の屈強な肉体を四方八方から斬りつけていく)」

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ゼフィリーヌ 2024/03/07 (木) 00:46:42

ゼフィリーヌ「—————仕留めた……いや、これは………っ!もう一人の強化…!そういう事も出来るのか…っ!!(また、読み違えた……私が、彼らを…っ!)」

(————完全なる、誤算。キコの最期の一撃を予測していたが故に、ガレアへの対応が遅れ……容易に彼の接近を許す形となり)

ゼフィリーヌ「ぐあ……っ―!!が―――あっ―――――ッ!!!
(常軌を逸した防御力、そしてまともな人間であれば疾うに事切れている筈の負傷……其れでも尚飄々とした表情で立って居たが……既に限界に近付いているのか、ガレアの斬撃を受ける度に鮮血を噴き出し、苦悶の叫びを上げ)

ゼフィリーヌ「(思考が纏まらない、集中する事が出来ない、身体の強化も、治療も、纏まらない……!だが、斃れる訳には行かない、私には、まだ……っ!)まだ……ァ…!
(まさに、苦し紛れ。しかし、確かに、正確にガレアの両腕に向かって、自らの両腕を突き出し……ズタズタの右手、そして肘から先が消し飛んだ左手を"縦"に深々と切り裂かれながらも、彼のリングエネルギーの回転を強引に止め、更にはその動きすらも抑え

ゼフィリーヌ「ガ……ア…ぐ、うっ………はは、ふふっ………君は、"SUMOU"は、好きかな……?」
(相撲で言う、"手四つ"の様にガレアの右腕を自らの右腕に、逆の左腕もまた自らの左腕に、深々と食い込ませて押し合う様な体制となり)
(既に死に体の身体。絶対の自信を誇っていたその顔は血反吐と負傷、そして泥で汚れ、苦痛を滲ませながらも、無理矢理に笑みを浮かべ)

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ガレア【アクエリアス】「 なんだと…ッ゛…!?(勢いを乗せた怒涛の進撃を、"受け止められた"。だが、ここで退くわけにはいくまいとバーニアの噴射の勢いを殺さず、尚も点火状態を維持して圧倒せんとするが―――)―――知らねえな、これから散りゆく野郎に戯言などッ!!!(ゼフィリーヌの笑みとは対照的に憤るような叫びをあげる。たとえ両腕が抑えられていようが、一歩、また一歩と動かせる足を踏み鳴らしていく)」

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ゼフィリーヌ「(彼も恐らくは、自爆で私と刺し違えようとするだろう。だが、逃走の可能性も捨て切れない……今の私に、彼を追うことは出来ないだろうから)」

(踏み込んで来るガレアにも文字通り"動じる事は無く"至極単純な力勝負でその身体の動きを止め続け)

ゼフィリーヌ「(ならば、どうするか?生半な攻撃では、仕留めることは難しいが……私の身体も限界が近い。故に困難であっても尚、確実に彼に致命傷を与えた上で何らかの形で離脱する必要がある。ならばどうするか……)いいや、戯言ではないさ。SUMOUというのは神に捧ぐ神事であり、同時に誇りと礼節を以て立ち合うものだ。私は愛する人のため、彼女にまた会う為……全力を以て君を倒すことを、神の前で改めて示すまでだよ」

(深く息を吸い込んだ直後、さらに鮮血を撒き散らしながら両腕だったものを引き抜き、一瞬で姿勢を低く――――地面に頭が付く程まで屈み込み、ガレアの両足の間に頭を入れ、両腕だったものでその両足を抱える様に持ち)

ゼフィリーヌ「一瞬で、君の半身を砕く……残骸は、捨て去ってしまえば良い……!!」

(ガレアの身体を持ち上げ、"居反り"……プロレスにおけるバックドロップの様に自らの身体を跳ね上げると共に後方へ反らす。その身体能力が故に、まともに動作が完了すれば稲妻の様な速度でガレアの身体は頭部から地面に叩き付けられ、更にゼフィリーヌの放つ魔力が追い打ちの形で襲い掛かるであろう事は、容易に悟ることが出来るだろう)

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ガレア【アクエリアス】「んなァ―――――!?(咄嗟の挙動から一瞬で持ち上げられた一連の行動を瞬時に把握できず呆気にとられたところに―――)―――― ガ ァ フ ゥ ァ゛ … ッ゛ … … ! ! ( ブ パ ァ゛ … ッ゛ … ! ! (脳天から大地へ真っ逆さまに叩きつけられ、激しく吐血する。頭蓋が半壊する程に大きな軋みを上げた。脳みそはもはや潰れてもおかしくはないその一撃を受けて一瞬だが意識が飛びかけた)」

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ああ……クソ……こんな時に……―――――――

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「学業も経験も頗る高い。だが、それに見合うだけの実績が乏しい。本番に弱いタイプなのだろうか。」

「……ッ………」

「件のテロ事件に挑んだというあの青年…だったか…。成績としてはあまり芳しいものではないが、あれだけの行動力は現代社会においては求められるものだ。君も精進したまえ、ガレア。」

「…………」

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「な、なんだよお前…っ……?」

「俺はお前を認めない…!ライン・オーレット…!」

「いつかテメェを越えてやる。俺の前を行くというのなら、俺はその二歩先に君臨してやる…!」

「底辺野郎に出し抜かれるほど、俺は落ちぶれていねえからな…ッ!!」

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――――― そのムカつくツラ引っぺがすまで、俺ァ…諦めねえからな……

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ガレア【アクエリアス】「―――――― ン な ァ ッ ! ! ! (激昂の如き叫びを張り上げて、失意の果てに覚醒を迎える。相対するゼフィリーヌがそうであるように、装甲を纏う自身もまた人としての肉体意地に限界点を達していた。それでも己が矜持のために確固たる信念を駆り立てる。何物をも凌駕するための、圧倒的な地震の存在意義の鼓舞を――――)」

ガレア【アクエリアス】「 ヌ゛ ギ ェ゛ ァ゛ ァ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! ! (逆さまにめり込んだ状態から繰り出す不意の肘打ちをゼフィリーヌの首筋に炸裂させ、拘束を無理矢理解いた)ズ ザ ザ ァ … ッ … … ―――― テメェ゛も゛ッ゛…あの野郎も゛…ッ゛……!!越えね゛えと……越えて…越えて……ェ゛……!!」

ガレア【アクエリアス】「 俺 の 強 さ を 示 す ん だ ァ゛ ァ゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! ! ( ギ ュ ル ル ル ル ル ゥ ッ ! ! ! ! )(跳ね上がるように態勢を整え直すと、激転する両足のエネルギーリングが地盤を抉り削り、猛速で彼女へ肉薄する。そして―――――)―――― ド   ッ゛   グ   ゥ゛   ォ゛   オ゛    ン゛    ッ゛   !  !  !  !  !  (勢い殺さぬ助走をつけた、全身全霊のストレートを、ゼフィリーヌの顔面へと――その拳をめり込ませる程に――叩き込むのだった)」

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ゼフィリーヌ 2024/05/05 (日) 21:53:56

ゼフィリーヌ「(肉が潰れる音と、空気が吐き出される音……だけではない。確かに声帯から発された"声"が聞こえた。つまり……まだ、生きて……っ!!)――――ッ!やはりか、こいつ…まだ………!!」

(現在の身体の状態でも、頭部を砕く事は……最低でも、完全に意識を奪い去る事は出来ると想定していた。しかし、想定を超えたガレアの"意地"による肘打ちでの反撃が首へと炸裂し、衝撃で大きくよろめき、体勢が崩れる)

ゼフィリーヌ「――――カ……ッ……!?

(完全に想定外の一撃で体が麻痺し、薄れゆく意識の中……それでもガレアの姿を認め、防御態勢を取ろうとする、が……)

ゼフィリーヌ「……しまっ……はは、っ……ガ、バッ……!

――――ゴ ッ シ ャ ア ァ ァ ! !
(反射的に振り上げた左手は、とうに肘から先が失われている。故に、ガレアの一撃を防ぐ事は当然叶わずに拳が顔面の中心部へと突き刺さり、その勢いで後頭部から派手に後方へと吹き飛ばされ

(踏ん張る事も、受け身を取る事も出来ず……仰向けに倒れた)