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僕らの物語・第7章・Vs.アルフレッド

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僕らの物語・第7章の戦闘スレッド(試験的に実施中)

黒い羊
作成: 2023/10/03 (火) 23:08:28
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ヴィヴィ「経験があるならそれに越したことはありませんね……。(杖を一振り。先端から金の粉が撒かれメディのカチューシャに収束、それが白い花のブローチへ早代わり)ちょっとしたおめかしです、存分に踊ってきてください(最大5回分の身代わり用結界。装備者が受けたダメージを肩代わりし花びらが散っていく仕様……言わぬが花ですね、本人も気づかないぐらいが望ましい)

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仮面ライダータイラント「何をこそこそと――――しているのです!?(バシュンッ、バシュゥウンッ!!)(翻弄しながら接近を仕掛けるメディへ狙いを定めてエネルギーアローを何度も解き放っていく)」

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メディ「はっ―――ふ―――っ―――!(接近の最中に迫る邪悪な光矢を華麗な側転を交えたアクロバティックな回避術で受け流しつつ、少しずつ、確実に距離を詰めていく)――――(こちらと相手、互いの武器は同類系統。即ち獲物は互角。ましてやソニックアローの戦闘データは戦極凌馬との交戦から閲覧済み。よって―――)(回避の最中――スローモーションとなった世界で光矢を流し見しながら――思考回路を巡らせる)」

メディ「――――次は"そう"来るはずです!( バ シ ュ ン ッ ! )(タイラントが弓引く手、それが構えの体勢に入タイミングを見計らい狙撃する)」

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仮面ライダータイラント「んなッ―――――!?(メディの読み通り、弓引くその瞬間をピンポイントに狙われたことで大きく退いてしまう)小賢しい真似を…!フゥンッ!!(射撃から斬撃へと切り替えるようにソニックアローを振るい、接近してきたメディへ縦横無尽に刃を振り抜く)」

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メディ「ガギンッ―――ギッ――ギャギィィインッ―――ザギィィインッ!!!(真っ向からタイラントと同等系統の武器で斬り合うことで応戦する。その際に受けた微かな斬撃は、ヴィヴィが施してくれた結界魔法によって無効化され、その度に花弁を一枚、二枚と散らしていく)」

メディ「―――そこです!!(刹那、スカートを翻しながら繰り出す華麗なサマーソルトキックでタイラントの武器を上へと弾き飛ばし、大きな隙を創り出した)」

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ボン・クレー「が~~~はっはっはっは!!いくわよぉん!!!“蹴爪先(ケリ・ポアント)”ーーーッ!!!(「待ってました」と言わんばりにメディの背後から現れては隙の生じたタイラントへ回転を加えた爪先蹴りを叩き込む」

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ヴィヴィ「 -詠唱破棄  -英雄作成(偽)(イミテーション・プロダクトブレイブ)-(両手に握りしめた杖を床に打ち付ける。床に赤の魔法陣が展開され、渦巻く陣風が天井へ、天井からボンクレーの爪先へと集約。彼の全身が赤いオーラを帯、"英傑が如き剛力"を施す)

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仮面ライダータイラント「くぁ――――!(しまった――――ッ!!?)(メディに弾かれたことで生じた大きな隙。そこに繰り出されるは、ボン・クレーの強烈な一撃。ヴィヴィのバフを受けたその蹴りの一撃は更に苛烈さを帯びて自身の骨身を砕かん勢いで蝕み、そして――――)

仮面ライダータイラント「――― ぐ ふ あ゛ あ゛ あ゛あ゛ あ゛ あ゛ ッ゛ ! ! ! ( メ ゴ オ オ ォ ン ッ ! ! ! )(全身が「く」の字にくっきりと曲げながら強く蹴り飛ばされ――その際にソニックアローも手放されてしまい――、壁へ盛大に激突した)」

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ボン・クレー「んがーーーーはっはっはっ!!どぅお~~~!?あちしたちの、かんっぺきなコンビネーション!!(豪快に笑いながらその場でバレエ回転している)」

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メディ「ええ、今のは確実に決まりましたね。ヴィヴィ様のサポートのお陰でかなりの痛手を与えられたはずです。あとは……(砂塵に紛れて姿が見えないタイラントの方角を冷静に見据える)」

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ヴィヴィ「いやいや、あはは……私のバフなんて誤差だよ誤差……(目を逸らし下っ端ムーブを醸し出す)……。(あれで終わるっっていう運命には見えなかった。第2ラウンドなんてあろうものなら"優先順位"を決めて始末しに来るはず……!私は徹底して木偶の坊を演るのですーー!!)」

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名前なし 2023/11/21 (火) 19:59:59 修正

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仮面ライダータイラント→アルフレッド「ぐぅ…ッ…!(砂塵をかき分けるように前線へと復帰した頃には変身が強制解除されていた)ゼェ…ハァ……!こんな、はずでは…!多額の資金を用いて強大な力を得たというのに…この有様では……――――(ここで一度俯きかける。だが、その内側で狡猾に口の端を吊り上げていた)」

アルフレッド「ッ…ッ…ッ…ッ……!いや、まだです…ッ!私はこんなところで諦めるわけにはいかない!私は執事として、マジルカの国王に長年仕えてきた…だが、願わくばいつかはその実権を奪い取り、私がこのマジルカを統べる者として君臨したかった…!そんな私に力を授けてくださったのが、マカオ様とジョマ様だった…!そしてあの男…戦極凌馬も然り…――――(激突の際にドライバーから外れ落ちたドラゴンエナジーロックシードを拾い上げ、回想する――――)

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~アルフレッドの回想~

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アルフレッド「こちらが開発資金の援助費用5000万円です。(何処かの一室。向かい合わせとなっている人物に対し多額の札束がぎっしり詰められたアタッシュケースをそっと差し出した)」

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戦極凌馬「―――― 確かに。(その鳥相手こそ、狂気のマッドサイエンティスト「戦極凌馬」であった)これで契約は完了だ。約束通り。そちらへ「ゲネシスドライバー」と「試作品のロックシード」を提供しよう。(するとこちらもケースを取り出し、アルフレッドへと差し出すようにその中を開封してみせた)」

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アルフレッド「……おお、これが…!(力への渇望。それを実現させる秘密兵器は、まさに喉から手が出るほど求めていたもの。内包されたドライバーとロックシードを交互に見やり、執事としての冷静な表情を保つことも忘れて無我夢中に興奮していた)」

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戦極凌馬「ただし、気をつけたまえ。その試作機は長時間の使用で変身者に凄まじい影響を及ぼす。何故ならロックシードとは本来、ヘルヘイムの森に成る禁断の果実のひとつから造り出されたもの…。それを人の身で扱うということは、相応のリスクがつきものだ。君がその力をどう使おうが私の気にするとこではないが、一応忠告しておくよ。(発言には似つかわしくないにんまりとした笑みを送る)」

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アルフレッド「……禁断の果実の、力…―――――(偶然手に取った、その赤いロックシードに視線を落とす)」

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Kamen Rider Gaim OST - Track 31 - 強力怪人
https://www.youtube.com/watch?v=rUIjvZGppd8

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アルフレッド「――――……こんなところで…こんなところでッ!私の野望が潰えてたまるものかッ!!そのくらいなら…ッ…!(するとロックシードを力強く握りしめて再びドライバーへ装填…することはなく、ただ天高く掲げた。すると――――)

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モ サ モ サ モ サ モ サ モ サ ァ … ッ … ! ! !(アルフレッドの手に握られたロックシードから、暴発するように植物が触手のように四方八方へと伸び出すように出現。植物はアルフレッドの身体を包み込み、その肉体を蝕んでいく――――)

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アルフレッド「―――― ウ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ッ ! ! ! ! (奇妙な植物に絡まり、縛られ、圧されていく我が身。その姿形が完全に覆われた時、植物の間隙より怪しい光が迸る――――!)」

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やがて光は弾け、空間に白い硝煙が拡散する。そこに映る影は人の姿形―――――とは思えぬ輪郭を象っていた

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アルフレッド → オーバーロード≪タイラント≫「 ブ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ ォ゛ ッ゛ ! ! !  (禁断のロックシードより解放された新たな力は、彼を仮面ライダーではなく、「怪人」へ変貌を齎したのだった。筋骨隆々の肉体、それに相応しい白い大剣。対峙する者を圧巻させる気迫さが、そこにはあった)」

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オーバーロード≪タイラント≫「オ、オ、オオオォォォ…ッ……!素晴ラシイ……!!コ、コレガ…禁断ノ果実ガ齎ス「力」…!マカオ ト ジョマ様カラ頂イタ魔力ガ無ケレバ、理性マデ奪ワレソウダ…!!(身体の底から溢れ出る膨大な力に大興奮するかのように全身を震わせている)モハヤ何者モ私ヲ止メルコトナドデキヤシナイ!フハ、フハハハハハッ!!(両腕を広げて、愉悦に高らかと笑いあげる)」

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ボン・クレー「ぎょええええええ~~~~~~!?!?!?!?!?じょ~~~~~だんじゃないわよぉ~~~~~~ッ!!!!(怪人の姿に変貌した相手にムンクの叫びみたいなポーズで悲鳴を上げる)なんなのよぉアレェ!!?あちし、聞いてないわよぉ~~~~~ん!!!」

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メディ「――――!(さすがに予想外だったのか、アルフレッドの変貌に対し静かに驚愕する)……ライダーシステムから逸脱した戦闘力…そうですか…やはり彼もまた、あの男(戦極凌馬)に利用されたということですか…大いなる野心は身を亡ぼすと言いますが…よもやその通りになってしまわれるとは…(憐れむように目を伏せる)」

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ボン・クレー「だったらもう容赦しないわよぉ~~~~!“お控え・ナ・鞭打(フェッテ)”ーーーーーーーッ!!!(跳躍後、タイラント目掛けて踵落しを繰り出そうとする)」

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名前なし 2023/11/21 (火) 20:32:58 修正

Kamen Rider Gaim OST - Track 33 - 怪人出現
https://www.youtube.com/watch?v=OsdkQKDVvus

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オーバーロード≪タイラント≫「 ド ゴ ォ ン ッ ―――― シ ュ ゥ ゥ ゥ … ッ … … ! (ボン・クレーの痛烈な踵お年が右肩へ炸裂する。しかし、その部位は一切の凹みを見せず、ただ虚しさを表す小さな硝煙のみが漂っていた)……ソンナ攻撃、効カンッ!!!(大剣を振り回してボン・クレーへ強烈な横薙ぎを叩き込んだ)」

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オーバーロード≪タイラント≫「フハ、フハ、フハハハハッ!!イイゾ…ッ…!コレコソ私ガ求メテイタ「力」ダッ!ヘルヘイムの森に住マウトイウ超人的存在「オーバーロード」!ソノ存在ニ私モ近ヅイタトイウコトニナルノダッ!大イナル「力」ノ為ナラバ、人間ヲ捨テヨウガ構イヤシナイ!貧弱ナ貴様等ト、私ハ違ウッ!!!ッハアァ!!!!(バキバキバキバキィッ!!!)(たった一振りの拳で床を叩き割り、幻想的なその空間を崩壊させていく)」

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ボンクレー「うご…ォッ……!?(―――― ド ゴ ォ ォ ォ オ オ ン ッ ! ! ! )(タイラントより振り回された剣で全身が直角に曲がったまま大きく吹き飛ばされ、壁に激突した)……い、一瞬だけ…お花畑が見えた、わ……(プルプル…)(一撃で瀕死寸前に追い込まれてしまったのか、激しく痙攣している)」

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メディ「ボン・クレー様!?(慌てて彼?のもとへ駆け寄っては急いで応急処置を行う)……っ……(この被害、生身の人間であれば確実に致命傷…っ……下手に受けるわけにはいきませんね…)(ボン・クレーの治療を行いながら、タイラントの驚異的な潜在能力を危惧する)」

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メディ「……それに、ヴィヴィ様の恩恵を受けた状態で繰り出されたボン・クレー様の蹴り技も、あの強靭な肉体では通用しなかった。となれば、必然的にそれよりも火力が劣る今の私のスペックでは抵抗も困難。先程の連携通りに進めていては難航を極めるでしょう…(遠目にタイラントの姿を観察しながら次の手を討とうと思考回路を巡らせている)」

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ヴィヴィ「ッ―――――――!! バッ ボンちゃ……!(髪が翻り側を何かが駆け抜ける。振り返ればそこには満身創痍で横たわるボン・クレーの姿。行動不能、格好の的。そこから連想される最悪の事態) ッ!! 脱出用の切り札だったのに……っ~~~~~!! あーもうッ!!(頭巾袋から一瞬だけ布のように見えた何かを取り出し、それを床へ放る) ブリキ!木偶の坊!ゴクムス!(続けざまに三体の卵型の身体に手足が生えたようなマスコットを投げ捨てる。そこへ先程放り投げた布状の何かが覆いかぶさり、マスコット諸共消え失せた)よし、これでボンちゃんはひとまず、大丈夫、な、はず……」

ブリキ・木偶の坊・ゴムス「 カタ カタ カタ …("透明マント"で姿を隠した三体のマスコットは、ムカデのように行進しボンクレーへ接近。彼を透明マントの中に引きずり込み、再びその場から移動する)

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ヴィヴィ「(さて……と) 装備の無力化は考えたけど、まあ無理だろうね。あそこまで行くともう装備って言うより肉体を構成する要素になっちゃってる。執事ごとあのインチキ呪いの防具を破壊するしかない。(メディへ耳打ちしつつ、オーバーロード≪タイラント≫を注視)アレの戦闘経験はあるんだよね。作戦の立案はお願い―――――!(そう言うやタイラントへ矢の如く飛び出し肉薄。頭巾袋から紫色のキノコを放ると同時にスライディング)」

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ヴィヴィ「 "ウルのソリ"!(床へ青いビー玉を投擲。床に凍結したレーンを敷き、スライディングの滑り込みを加速させ、一気にタイラントの後方へ移動) "メラ"!!(背腰に先程投擲した紫色のキノコへ杖を向け、火炎弾を飛ばす。 それは雷属性のキノコへ光熱を与え、エネルギーの過負荷によって……) パチ  バッグォォ ォ ンッッ!!!! (スタングレネードと催涙弾の効果をかけ合わせた、視覚・聴覚・嗅覚の3つを麻痺させる爆発を撒き散らす)

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メディ「……!ヴィヴィ様…!(率先して前線へと狩り出すヴィヴィを呼び止めようとするが―――)

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ボン・クレー「――― ガ シ ッ (彼女を制そうとするメディの腕を掴んだのは、満身創痍のオカマ)……ぜぇ…ぜぇ……やらせてあげなさいよ… ぜぇ、はぁ……あの引っ込み思案なヴィヴィちゅわんでもね、"本気(マジ)"になれることはあんのよぉ…!」

ボン・クレー「…迷ってたら…躊躇ってたら…その間でも、時間は過ぎていくのよぉん…!だからみんな、いつだって目の前のことに本気(マジ)になるのよん…!一生後悔しないように…!後になって亡くさないようにねぇん…!(かつて、自分がいた世界に「親友」がいた。その者は大切な肉親を失った。その事実を知った時、まるで自分のことのように胸が張り裂けそうになった。それ以来、何かに"本気"になることに躊躇うな。そう持論付けたのだった――――)」

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メディ「……"本気"になる、こと……――――(その言葉の意味を噛み締める。ヒューマギアの自分には、あくまで使命として、自身の役目を全うする義務がある。だが、それがボン・クレーの口にする人間の「本気」に直結するとは思えない。使命でも義務でもない、自らの「心」に純粋に問い質した先にあるもの、それが「本気」であるということだと――――)」

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メディ「……ボン・クレー様、ありがとうございます。お陰でまた一つ、人間(ひと)の「心」を理解することができました。ならば私も…全身全霊……―――― "本気"になりましょう…!(ヒューマギアモジュールに手を触れながら立ち上がると、今まさに交戦しているヴィヴィたちを見据えた)」

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ボン・クレー「………アンタ…―――――「良い目」になったじゃない…♪(立ち上がるメディへ不敵な笑みを送る)」

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オーバーロード≪タイラント≫「グゥ…ッ……!小癪ナ真似ヲ…!ダガッ!(人間の五感を狂わせる爆発を受けて、それらをうざったそうに腕で振り払う)言ッタハズダ!!私ハ人間デアルコトヲ捨テタノダ!!ソンナ小細工ガ…効クカァッ!!!( グ ゥ ォ ン ッ ―――― ズ シ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ア ア ン ッ !  ! ! )(大剣を大きく振りかぶり、空間を一刀両断。その余波だけでヴィヴィのような少女を人形のように軽々と吹き飛ばしていく)」

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Blue Garnet / ISAo【30分耐久】
https://www.youtube.com/watch?v=Zwuj9OkGisU

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メディ「(璃奈様…主様… あなた方の不在でも、私は、私の意志で―――)――――この「心」のままに奔走します!!
インジェクションバンカー 』を申請!( ガ ギ ャ ァ ン ッ ! )(四次元空間より転送された大型の注射器型パイルバンカーを右腕へ装備し、大胆に振り回しながら身構える)」

メディ「―――― 発 進 ッ ! ( ド ォ ゥ ン ッ ! ! )(崩れかけた地盤を蹴り上げて、大型武器をその手に装備した状態で駆け出していく)」

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オーバーロード≪タイラント≫「……何ヲ持チ寄ッタカト思エバ…ソンナ小サナ身体デ鈍重ナ武器ヲ!ソンナ不釣リ合イナ態勢デ私ヲ穿トウト…!?笑ワセルナァ!!(メディとは異なり、こちらは体格も武器もそれに見合ったものだ。故により正確に、より強い一撃を、相手に叩き込むことができる。再び大剣を振り上げて真っ向からメディを叩き割らんと迫るが――――)」

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ヴィヴィ「 あ" く"…… ァ" ッ!! (タイラントの意図通りヴィヴィの身体は木の葉のように軽々とふっ飛ばされる。床をバウンドし、壁に叩きつけられ血糊を滴らせ崩れる) ジ  ジッ (だがタイラントの振り払った熱は床に染み渡り高熱を帯びさせた)」

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ヴィヴィ「―――――――――――  カツ ン   ビシ ャ ッ (床に突っ伏しながらも床へ向かってビーカーを放り投げる。砕け飛散した中身は、熱せられた床で蒸発し……) "ファタフォルトゥナ"  (水蒸気は"蜃気楼"へ転じる。それは"遠近感"の認識を狂わせ、 タイラントから視認できるメディとの間合いは、実際のそれより遠く錯覚させられる

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オーバーロード≪タイラント≫「――――!?(ナンダ…コノ、感覚ハ…!?視界ガ…歪ンデ……ッ…?!)(攻撃を繰り出そうとするのその間際、緩慢化した世界の中でヴィヴィにより齎されたその奇妙な空間魔法の違和感に気づいて意識の中で困惑する)」

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メディ「―――――(同様に、スローモーション化した世界の中でタイラントの目と鼻の先まで迫るように対峙。だが、その手には…あの体躯に似つかわしくない鈍重な武器が消失しており、生身の態勢で掌底を繰り出す態勢へとシフトしていた)」

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オーバーロード≪タイラント≫「――――バカメ!ココハ既ニ私ノ射程範囲ダッ!!!(ヴィヴィの魔術に翻弄されていたこともあり、メディの武装が消失していることには気づけていない。その余裕すら、生前の理性と共に捨ててしまったのだろう。今の怪人態である自身の視界は更に狭まっていたのだ)」

オーバーロード≪タイラント≫「――――ムゥンッ!!(先手必勝―――メディが繰り出すよりも先にこちらからけしかけるように大剣を豪快に振り回して蹂躙する)」

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メディ「――― メ   ゴ  ォ ッ ! ! ! (成す術もなくタイラントの重い一撃に全身が直角に曲がりだす。そのまま断裂されん勢いで吹き飛びかけるが――――)」

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メディ?「――――――――― ニ ヤ リ (機械少女の口角が不敵につり上がった)」

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メディ? → ボン・クレー「 引 っ か か っ た わ ね ぇ ん ! ! !  (自身の頬に手を触れるとその正体を明かす。ヴィヴィとの交戦中に死角に隠れて変装を行っていたのだろう。タイラントを見事に出し抜いてしてやったりに舌を出して挑発した)―――― 今 よ ぉ ん ッ ! ! (タイラントの大剣をがっちりと全身で掴み三かかった状態で背後へ叫ぶ)」

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メディ「 ガ ッ ギ ィ ン ――――― ! ! (ボン・クレーが呼び叫んだ先には、あの巨大なパイルバンカーを装備したメディ本人が、ようやくタイラントへ迫ろうとしたところだった)」

メディ「 射 出 ッ ! ! (  ド  グ  ゥ  オ  ン  ッ  !  ! )(タイラントの急所に狙い定め、先端部の槍を突き出して爆発的射出による突貫を炸裂させる)」

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オーバーロード≪タイラント≫「 ン グ ゥ エ ェ ア ァ … ッ … … ? ! !  (爆裂的な突貫にその屈強な肉体を穿ち抉られて、全身を仰向けに逸らしながら嗚咽のような叫びを張り上げた)ガ…ァハ……ッハァア…ッ……?!(炸裂部位へ手を強く押さえつけながらよろよろと後退していく)バ……カナ…ッ……!?ダ、ガ……コレシキノコトデ……――――ッ!!?(だがここで、衝撃の事実に気づいた。被弾部位から溢れていたのは真っ赤な血でもバケモノ由来の体液でもない。溶解した自身の肉片が液状化したものだったのだ――――!)」

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メディ「気づいたようですね。『インジェクションバンカー』の最たる脅威は突貫による破壊力ではありません。突き刺した対象物に対して、兵装先端部から高密度の酸性を持つ猛毒を注入させることです。その溶解力は…鋼鉄さえもものの数秒で蒸発させるほどです。

メディ「貴方のように頑丈な肉体を持っていようとも、一瞬でその硬さを脆弱させる。よって、今ならどんな攻撃を受けても一突きで脆く崩れることでしょう。今です、皆様ッ!

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ボン・クレー「がーーーーはっはっはっ!!これが友達(ダチ)との友情パワーよぉん♪いっくわよぉ~~~~ん! オカマ拳法!“あの夏の日の回想録(メモワール)”~~~~~ッ!!!!!( ド ゴ ォ オ ッ ! ! ! )(爪先を軸に高速回転し、その勢いのままに突進してタイラントを強く蹴り払った)

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ヴィヴィ「ゲホッ……ゲホッ………ナイス弱化です。そうですね……ボンちゃんの言葉を借りるなら"友情は時間じゃねえ"ですってことですかね……(バックルに詰めた聖水を床へ放り中身をぶちまけ、杖を突いて立ち上がる)ゾ ゾ  ゾ ゾ  ゾ (深海のように暗く、黒く、青く淀んだ聖水がヴィヴィを中心に渦巻く。飛沫が飛散した部位から"星空"に染まり侵食する奇っ怪なその液体はヴィヴィの杖へ集約され、別の形状へ歪めていく)」

ヴィヴィ「――――――――あなたが本件の黒幕なら二度と帰れない"底"へ突き落としてやるとこです。相手が私程度であったことに感謝してやがってください……ネ」

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ヴィヴィ「    "フィヨルドの槍(海淵の鍵)" ("圧縮"完了。魔力で生成された海水を凝集し生成、加えて電流を帯びた漆黒の長槍。文字通り岩山をも穿ち得る矛を生み出し、それを宙空に固定。) ギュ ル  ン ギュ ル ル  ル ルルルルル…   オ  ンッッ  (空間をも巻き込んで回転するそれは、浮遊する渦潮を発生させながらアルフレッドへミサイルの如く飛来する)」

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名前なし 2023/11/27 (月) 21:11:02 修正

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オーバーロード≪タイラント≫「 グ フ゛ ェ゛ ア゛ ア゛ ァ゛ … ッ゛ … … ! ! ! ! (ボン・クレーの強烈な蹴り技によって上空へ吹き飛ばされた後、そこにヴィヴィが齎す漆黒槍が全身を貫通し、鮮血のような奇妙な液体を爆発的に散乱させながら激しい断末魔を上げた)」

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メディ「 タ タ タ タ ッ …――――― タ ァ ン ッ ! (二人が紡いでくれたこの瞬間を待っていたと言わんばりに駆け抜けて、上空にて海老反りになったタイラントの頭上へ跳び上がる。その時点で掌底を構えた態勢で眼下のタイラントに狙いを定め―――その腕で穿たんと豪快に振り下ろした)」

メディ「――――― 髄 液 排 出(スパイナルドレナージ)  ―――――( ズ ド ン ッ ! ! ! )(タイラントの、崩壊しかけるその体にダメ押しと言わんばかりの掌底をめり込ませる勢いで叩き込む)」

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ド ッ グ ン ッ ―――― ! (だがそれはただの打撃に非ず。タイラントの体内にめり込んだメディの掌から放たれた波動によって、彼の全身を蝕むロックシードの副作用…即ち、ヘルヘイムの果実の浸食が体液と共に体外へと排出されていくのだ。それにより彼が得た屈強な肉体…怪物としての姿が、みるみると元の姿へと回帰していく――――)

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オーバーロード≪タイラント≫ → アルフレッド「…ガ…ア………ぁ……っ……―――――!(気が付けば、その体は元の人間体に戻っていた。皮肉にもその事実に気づかないまま、メディの掌底によって凹んだ全身を仰向けに――――)―――― ド サ ァ … ッ … … ! ! (―――気を失った執事は床上へと墜落したのだった)」

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メディ「 ス タ ン … ッ … ―――――(着地後、気絶した執事の脈に触れてまだ息をしていることを確認すると、安心したように目を瞑っては立ち上がった)………お二人とも、ご協力のほど感謝いたします。このお方の始末は警察の方々に任せましょう。我々は一刻も早くベール様たちの元へ向かわねばなりませんから。(奥の扉へ視線を促しながら)」

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ボン・クレー「が~~~~~はっはっはっ!あちし等の友情パワーの勝利よぉ~~~ん!(勝利の喜びでバレエダンスを踊っている)そぉ~~~だったわねぇん!イワ様やニューカマーのみんなも心配だわぁん!行くわよヴィヴィちゅわん!回る回る!今日はいつもより盛大に回っているのよぉ~~~~~ん!(その勢いを殺さない回転力を維持したまま扉の向こうへと進みだす)」