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僕らの物語・第7章・Vs.ムスカ

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僕らの物語・第7章の戦闘スレッド(試験的に実施中)

黒い羊
作成: 2023/10/07 (土) 19:48:32
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ヒロ「…………なんだ?(璃奈に続いて背後を振り返る)何者だ?」

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????→理香「これは失礼、自己紹介がまだでしたね。(2人の前に現れたのは、くせ毛の強い黒のショートヘアと美しい色白の肌が特徴的な、夏用の学生服姿の華奢な体型の少女だった)私は、ロスダルム私立恣慰ヶ丘学園2年の『久藤理香(くどう りか)』と申します。お2人…… いえ、"皆さま"のご活躍を学園で目の当たりしたあの時から、誠に勝手ではありますが後をつけさせていただいておりました。一度興味を持った事にはついつい首を突っ込みたがってしまうのが、私の悪い癖でして…… いやはや、困ったものですねぇ、クフフフ………。」

理香「……まぁ、それはそれとして。(ムスカの方に目を向けて)随分と楽しそうに語っていただいた矢先に申し訳ないのですが、貴方…… いや、貴方方の目論見は何としても止めてもらわなければ困るんですよね。この国だけをどうこうしたいというのであれば、こちらは関係ありませんし口を出すこともありませんが、全世界までとなると流石に見過ごせなくなりますよね?私の平穏な生活が、確実に脅かされるって事ですから…… なので、私はこのお2人同様、貴方の敵になる事を選びます。そして―――――(胸ポケットから謎の紙札を取り出して)貴方が惨めに敗北してくださるように、お2人を全力でお支えします。

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ヒロ「恣慰ヶ丘学園…………あっ!あの時の………(かつての記憶を思い返すように)いつの間にここまで後をつけていたんだ…?」

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天王寺璃奈「…恣慰ヶ丘…!あの学園祭の…!(過去に訪れた例の学園が過る)……そうだったんだ…(まるでタキオンさんを思い出すなぁ)(初めて会うはずの理香に対して何処か懐かしさを感じるような眼差しで相対していた)」

天王寺璃奈「…うんっ、ありがとう…♪ (頼もしい味方を新たに着けてムスカの方へと振り返る)」

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ムスカ「……君たちのアホ面には心底うんざりさせられる。大人しくエルメラの居場所を吐けば生かしてあげたものを…(璃奈、ヒロ、そして理香の3人を前に憐れむように首を振るう)」

ムスカ「私を拒むというのならば仕方ない。ここで全員まとめて焼き滅ぼしてやる!(口辺に忍ばせたカオスピネルの輝きが再び強く輝きだす――――)」

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キ ュ ガ ア ア ァ ァ ァ ――――― ッ ! (赤い光が強く瞬く、そして――――)

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ムスカ「 見せてあげよう ――――― "賢者の雷"を! 」

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――――― ズ シ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ン ッ ! ! ! (真っ赤な光が弾ける。それと同時に迸る衝撃。まるでそれは落雷のような轟音を立てて弾け飛び、空間一帯に凄まじい衝撃が迸った――――)

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天王寺璃奈「きゃんっ――――!?(直撃こそは免れたものの、まるで眼前で落雷を目の当たりにした衝撃にその身が吹き飛ばされかけた)」

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ヒロ「…璃奈ちゃん!!(吹き飛ばされかけた璃奈に向かって飛び出し、彼女を受け止める)」

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理香「これはこれは、凄まじいですね……(と言いながらも、衝撃にまるで動じていない様子で)まずは、あの攻撃を凌ぎ切る力が必要という事ですね、ならば―――― "バリエル〈護れ〉"!(呪文と思わしきものを唱え、紙札を前方に放り投げ)」

ヒュゥッッ………(紙札が高く舞い上がった、次の瞬間――――)  カッッ――――  ビュイイイイイイイッッ!!!(紙札に込められていた強い魔法の力が放たれ、放たれた魔力は瞬く間に強力な魔法バリアの膜となってヒロと瑠奈の全身を覆っていく)

理香「―――このバリアは、私たちに降りかかるありとあらゆる攻撃によるダメージをたった1度だけではありますが、完全に無効化してくれます。そして、これは攻撃力増強の魔法が込められた札です、あのカオススピネルとやらで強化されているであろう彼を確実に制圧するなら、これを併用して攻撃を叩き込むと効果的でしょう…… これらは、今まさにお2人を含めた大勢の方々が守ろうとしているこの国『マジルカ』で作られた魔法たちです、きっとお2人の思いに応えてくれますよ。(ヒロと瑠奈に赤い紙札を渡して)」

理香「そして、そこの殿方。(部屋の隅にいた北条に目を向け)貴方にも、マジルカの恩恵とご加護を―――― "リグト・クーレ〈傷を癒せ〉"!、彼の方へ治癒の魔法が込められた紙札を呪文と共に放り投げる)」

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天王寺璃奈「―――――!(ヒロに受け止められたことで落下の衝撃が解消される)ヒロさん…!何度もありがとう…っ…! それにしても、今のは…雷……!?」

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ムスカ「アッハッハッハ…!見たまえ!この力を!これこそがケイオス創世記で描かれた、ソドムとゴモラを滅ぼした天の火だよ!ラーマヤーナではインドラの矢とも伝えられているがね。"外殻"だけでこの威力…!やはり「石」の力は素晴らしい…!やがてこの力をもって、全世界は再び「賢者の石」の力にひれ伏すことになるだろう!!」

ムスカ「これから王国の復興を祝って、諸君に「賢者の石」の力を見せてやろう!さぁ、何を躊躇う!?かかってこい!(すると再び光を放つカオススピネルより、今度は稲妻が4本の柱のように上下に迸りながら彼らに迫っていく)」

ムスカ「――――なんだとッ!?(だが、その稲妻を理香に遮られてしまう)くそぉ~…ッ!それしきの術で!私をあまり怒らせない方がいいぞ!!(バキュンッ、バキュゥンッ!!)(魔法が駄目ならと今度は銃撃で対応していく)」

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天王寺璃奈「……!このバリアは…君が…?わっ、ありがとう…!すごく、頼りになるよ…!(理香に感謝の視線を送るとヒロと共に立ち上がる)…マジルカで作られた魔法…ベールちゃんの生まれ育った故郷の… 私にも、その"想い"が伝わってくる…!(赤い紙札を受け取るとその全身にバリアを覆い銃弾を防ぐ)」

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北條透「……!(癒されていく傷に驚嘆するように目を見張った)…い、一体何が起こって…これが、「魔法」というものなのですか…!俄かには信じられないですが…身体の傷が、たちまち治っていく…!(理香の術によって重症だった全身の傷が瞬く間に完治された)」

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天王寺璃奈「……―――― ヒロさん、『これ』使って…!(「今がその時だ」と自分に訴えかけるように静かに頷くと、手元に出現させた四次元転送ボックスを展開。その中に収納されていた黒銀の『バット』を彼に促した)」

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天王寺璃奈「その武器の名前は―――――『 13ace bat 《 ベースバット 》 』! 13の機能を備えた戦闘特化型特殊金属バットだよ…!ヒロさんの為に、私とメディがヒロさんの過去の戦闘データを参考に作ったものなんだ…!今こそ…使ってほしい…!(その無垢な瞳で促すようにヒロの顔を見上げる)」

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ヒロ「…それは!(バットを見て)…………ありがとう(璃奈の肩に手を添え、軽く引き寄せてからポンと叩いて受け取る)……使わせてもらうぞ!そのバット!(スッとバットを突きつける)」

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BGM♪:Battle Against a True Hero - Instrumental Mix Cover (Undertale)
https://www.youtube.com/watch?v=G5xE4tl6fUU

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ムスカ「ハッハッハ…さっさと逃げればいいものを!私と戦うつもりか!?(バットを突きつけるヒロへ拳銃を手に猪突猛進) バ キ ュ ン バ キ ュ ン ッ ―――― グ ル ン ッ ―――― ハ ァ ッ ! ! (突撃の最中に発砲を交えたアクロバティックな旋風蹴りを繰り出し、ヒロを圧倒せんと迫る)」

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天王寺璃奈「――― ヒロさん、ウェポンチェンジ機能を使って!(ヒロに叫ぶ)」

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ヒロ「おう!(ウェポンチェンジ機能にてバットの先端を鎖に変換。旋風蹴りを喰らわせたムスカの足を絡ませようと繰り出す)今だ!奴に射撃を!」

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天王寺璃奈「うんっ…―――― えいっ!(ショットガンより土の拡散弾を解き放つ)」

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ムスカ「しまっ―――― グハァッ!!(振り抜いた右足に鎖が絡まったところに土で形成された散弾が腹部に炸裂。そのひとたまりもないダメージに吹き飛ばされる)」

ムスカ「 ズザザァーッ…! (だがすぐに受け身を取ることで反動を解消する) “賢者の雷”!! (口辺に忍ばせたカオススピネルが発光。再びあの稲妻を繰り出そうとするが――――)」

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理香「……クフフフ…… どうやら、逆転のチャンスを作るお手伝いは十分に出来たみたいですね。良かった、良かった………(戦いをしばらく静観した後、その行く末を悟ったかのように呟き)ここから先は、お2人の力だけでも十分でしょう…… ムスカ大佐、でしたっけ――― もう、貴方の敗北は決定事項です。(蔑む様な笑みをムスカに向け)」

理香「………さて、私はせめて戦いの邪魔になりそうなものを片付けておくとしましょう……… ついでにまとめて治療してあげますか。(そう言って、負傷して倒れている警官たちを片っ端から部屋の隅へと運んでいく)」

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名前なし 2023/10/25 (水) 19:44:13 修正

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ヒロ「…あの光か!だが先に仕留めれば…!(鎖を離したと同時にムスカにバットの先端から出たボールを飛ばす)」

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ムスカ「……!(野球ボール…!?その程度の玩具で止められるものなど――――)――――― ボ グ ゥ ォ ン ッ ! ! ! ( ! ! ? )(だが、直撃する寸前で爆ぜるボールに呆気取られる間もなく爆撃されてしまい、稲妻を解き放つ前に吹き飛ばされてしまった)」

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カラン、カラン…ッ――――パリィィインッ…!(爆発の衝撃でムスカの口内から吐き出されたカオススピネルが地面に何度かバウンドした後、粉々に破裂したのだった)

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天王寺璃奈「やった…!「ボンバーボール」の効果は絶大だね…♪(起爆式野球ボールの火力を見て静かにガッツポーズをとる)

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ムスカ「……ぐ…ぅぅ…ッ…!おの、れぇ…――――― ガ バ ァ ッ ! ! (煙を上げながら起き上がる最中、ヒロを睨みつけて彼に突撃する…と見せかけて――――)」

ムスカ「  バ  ッ  !  !  (咄嗟的に璃奈の方へ腕を伸ばし、彼女を人質にとるようにその身に手繰り寄せる)」

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天王寺璃奈「えっ―――― きゃっ…!? (まさかあの爆撃を受けても立ち上がるとは思っておらず、驚いている隙にムスカに囚われてしまう)」
 
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ムスカ「 跪け!命乞いをしろ!!小娘の命と引き換えだ!!エルメラから石を取り戻せ!!!それとも…その金属バットで私と勝負するかね!?(人質に取った璃奈のこめかみに拳銃を突きつけながらヒロたちを脅す)」

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天王寺璃奈「ヒロさん…ッ…!(悲痛な叫びをあげる)

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ムスカ「さあ、どうする…!?選択を誤ればこの娘の命はないぞ!じっくり考えるといい、3分間待ってやる!」

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天王寺璃奈「……―――――――(ムスカの腕に囚われる中、ヒロにアイコンタクトを送る。彼のことを、心の底から信頼している眼差しで――――)」

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北條透「なっ…!?一般の少女を人質に…!?ムスカさん…貴方って人は…!(正義感から、その卑劣な行為に拳を震わせる)」

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ヒロ「璃奈ちゃん!!?(人質に取られてしまった彼女を前に尻込みしてしまう)…くっ、何処までも卑怯な奴だ…!!(璃奈ちゃんからもらったこのバットの機能で…いや、まだ何が搭載されているかも把握していないのに、それは危険だ…!どうすれば…どうすれば……!)」

ヒロ「……!(そんな焦燥感に苛まれている中で、璃奈の眼差しに気づく。自分のことを信じてくれている、その無垢な眼差しを)………そうか…そうだよな…!「こういう時」の為に、俺たちは強くなったんだ…!」

ヒロ「璃奈ちゃん、今…助ける!そして…(何もないその場で腕を目一杯振り抜き始める)」

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ムスカ「……?何をしようというのかね?そんなところから攻撃しようとも、この距離では無駄なことを!(ヒロの謎の挙動を嘲笑う)」

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ヒロ「―――――終わらせるッ!!!( “転移”!! )(その瞬間、人質に囚われた璃奈と自分の位置が"入れ替わる"。そして―――)――― ど ら ぁ ッ ! ! (振り抜いた腕から背後のムスカへ強烈なエルボーを予備動作もなく繰り出し、引き剥がした)」

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ムスカ「んなッ―――― グ ハ ァ ッ ! ! ? (少女と入れ替わる青年、その光景に驚愕する間もなくエルボーが腹部にめり込み、小さな呻き声を上げながら数歩ずつ退いていく)…ば…か…な……ッ…?!いったい、何が、起こったと、言うのかね……!?」

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天王寺璃奈「……!そっか、今のは…!ヒロさんの新しい力…“転移”!(地面に接触している周囲の人や物の位置を一瞬で入れ替えることができる能力…!だからヒロさんは、私と入れ替わる前に攻撃態勢に入って…“転移”直後に予備動作もなく相手に攻撃を与えられたんだ…!すごい…!)(ヒロの一瞬の判断を把握したのか、感心したように目を輝かせていた)」

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ヒロ「………見たかい、璃奈ちゃん……………(璃奈の様子を見て)俺に人質作戦なんて通用しない‥そういうことだよ!!!(バットの先端をビームソードに変え、ムスカに振りかざす)」

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理香「"リグト・クーレ〈傷を癒せ〉"―――(部屋の隅で警官たちを次々に治療しながら、今まさにとどめの一撃を振るわんとするヒロの姿を見て)………(……そう、それで良い…… そのまま一気に斬れば確実に奴の息の根を止められる…… 貴方の完全勝利です―――)………さようなら、愚かな殿方。(ムスカを見て、小さく呟く)」

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ムスカ「おのれぇぇぇぇえええええッ!!!(バキュン、バキュンッ!!)(肉薄するヒロへ何度も発砲する。だが銃弾は悉く弾かれてしまい―――――)」

ムスカ「 ぬぐああああああああぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ~~~~~~~~~~ッ!!!!! (詰められた距離から肩から脇にかけてノの字に斬り伏せられてしまい、ついにその手から剣銃がするりと抜け落ちた)」

ムスカ「……マジルカは滅びぬ…!何度でも、蘇るさ…!マジルカが齎してくれた「賢者の石」の力こそ、人類の夢…だからだ……――――― ド サ ァ … ッ … ! (最後の力を振り絞るように声音を震わせて、男はついにサングラスの内側で白目をむきながら仰向けに倒れ込むのだった―――)」

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北條透「………(気を失い卒倒したムスカのもとへ歩み寄っていく。そして…)――――― ガ チ ャ ッ (彼の手に、手錠をかけた)……午後23時20分、ムスカ大佐、逮捕…!(腕時計を見やりながらそう呟いた)」

北條透「……一警察官として、貴方がた一般人を巻き込ませてしまい、申し訳ございませんでした。ですが、貴方がたのお陰で、重犯罪者を逮捕することができました。ご協力…感謝いたします。(ヒロ、璃奈、理香の3人へ深くお辞儀する)……エルメラ・エスポワル… 我々は、彼女に対し大きな勘違いをしていたようだ。このマジルカさえも…。(目を伏せるように俯くが、すぐにその顔を上げる)」

北條透「……貴方がたには、行くべき場所があるのでしょう?どうぞ、行ってください。ここからは我々大人の仕事ですから。(気が付けば、彼と共に突撃していた警察官たちも含めて全員がヒロたちへ敬礼を送っていた)」

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天王寺璃奈「ううん…みんなのお陰で、私たちも助けられた。こちらこそ、ありがとうございます…!〖╹▿╹〗(北条たちや理香にぺこりと頭を下げる)」

天王寺璃奈「……行こう、ヒロさん!ベールちゃんと、この国を救いに!(そんな彼の手を引いて、奥の扉へと向かっていく)」

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ヒロ「………あぁ(璃奈に手を引かれつつ走り出す)」

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理香「クフフフ、礼には及びません…… どうか、お気をつけて。皆様の勝利を、陰ながらお祈りいたします……(瑠奈とヒロに手を振って)」

理香「…………ふぅ。(……さて、目当ての物は見れたことですし、長居は無用ですね…… ここから先も付いて行きたい所ですが、流石にラスボス戦の現場にまで出張ってしまっては、私が普通の人間でない事が確実にバレてしまう…… 今の私はあくまで、興味本位で旅の一行を尾行して来ただけの一般人…… 使った魔法も、マジルカで実際に売られている魔法しか使用してませんし…… まぁ、大丈夫でしょう…… 皆様の事は、すべてが終わった頃合いを見て、また追跡させていただくという事で――――)………あ、すいませーん、私も帰りたいので同行させてくださーい。(そう言って北条達の方へ駆け寄っていく)」