ケムリクサの感想は大事っぽいので記録として残しておきましょう。
(ひらがなおんりーじゃなくてもかまいません)
感想なので、賛否両論OKです。
(他の人へのコメントは慎重に・・・)
但し、中傷・人格否定、他作品をdisるのは やめましょう。
ケムリクサ以外のirodori作品の感想は別スレでお願いします。
(基本はアニメ版です)
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現在特に予定はありません。
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ここからもあなたのコンテンツ
なんか、もう、なんかね…
今回ひとつ失敗しました。
自分にわかる範囲ですべてを見逃すまい聞き逃すまいと正座して視聴してたんですが、
「りんさん、逃げて」の声のところ、「りりちゃん、逃げて」って思ってしまったこと。
ワカバさんの声にしてはりりちゃんが反応しないなとは思ったんですが…わかばくんのほうだったとは気づかず、おかげでラストの衝撃に不意打ちを食らってしまった…。
あのEDにつながるBパートラストに凝縮する「ここまでのすべてがりりちゃんの物語」って作りに感極まっていて完全に無防備でした。このED画面、最初からここでこう使うために作りやがったなチクショーって脱帽してたら…ED最後が、あれ?あれ?りんひとりになって?
・・・かーらーのー後ろから殴り殺されるようなショックのCパート!
しばし呆然とした後、まさかあの時のって、逃げてのところだけ再生して確認(まだ気持ちが落ち着かなくてとても最初から見返す気になれない)、あー、聞き間違えてた失敗したー!!ってなったとですよ・・・。
橙にあった「私たちの目的について」の消されてたとこ、
まー昔の人が書いたことだから過去は過去、今を生きる姉妹には縛られず生きてほしいくらいの削除だと、
実はさほど重要視してなかったんですが、ここまで重要な部分だとは・・・
少なくてもここまでの物語の全部がここに収束するくらいの2節の言葉。ワカバを思うりりちゃんの気持ち。
一方でそれが塗りつぶされている → 物語の結末はやっぱり今いる命たちが「好き」を抱いて未来に向かう物語になるんじゃないかと思うんだけどどうでしょうか。
いや、りりちゃんの思いを果たすためみたいなドラマも大好物ではあるんですが、なんとなくもう一歩前に進んだ方向にたつきはフィナーレを用意するような気がするというか・・・。
しかし、11話ショック来るぞ来るぞって言われてたけどほんっともうもうもぉおおおお!!!
・・・一週間後にはには「ケムリクサ」が『すでに終わった作品』になっているっていうのがちょっと想像できない、今からケムリロスの日々に不安を抱いています。
一週間は長いけど、3か月ってなんて短いんだろうね・・・。
ああ・・・今夜も眠れそうにない・・・
この話には偶然とかなんとなくとかそういうのが全然ないことを思い知らされました。
伏線がうまいとか考察できるとかそういうんじゃなく、全てが物語として必要なことで、
ケムリクサ的に言えば根が枝が葉がすべて幹と結ばれ大樹を成すっていう・・・
いや、物語っていうのは基本的にそういうものなんでしょうけど、それぞれが集まった全貌を見たときに、
なんて美しい樹なんだろう、こんなに美しい樹を自分は見ていたんだって・・・
そう思わせる作り手の魂と手腕に降参しているというか、
ああああああ、見てきて本当に良かった、見られて本当に良かったって・・・
今まで話を追う感じでやや流し気味に見てた事に後悔
1話から細部までしっかり見直して来週に備えたい
自分なりの感想も残しておこう
情報の波がわっと押し寄せて2周目でやっと理解
話の中身とは無関係な感想になるけど、何だろうこの異世界の存在感を理屈だけじゃなく心で掴める幸せ
壮大な設定を視覚で納得できる嬉しさ
なんかこう忘れてたフィクションにのめり込む感覚を思い出す
初めて見るのにノスタルジーを感じる。昔は心で作品を見てたなあ
思えば前作もこんな気分になったんだった
寒くないのに鳥肌が立つのは久しぶりだな。
ただただ素晴らしい。美しい。
何がすごいって11話で過去編をやって、後付けじゃなくて全部最初からあったっていうのが分かることだよね…
というかたった1話で回収される伏線の量が恐ろしすぎる…
「流石にけもフレ11話のような衝撃はそう何度も起こらないだろうな」とか内心思ってた自分が恥ずかしい…
けもフレというより、まどマギ10話に近いものを感じましたね。
1話から見直してる人が多いそうだけどご他聞にもれず自分もです。
つかこのところ放送見た後は毎回なんですが…すでに何回見たでしょうか。
「すでに完結した作品」になっていない貴重なリアタイ視聴、残されたこの時間もあとわずか…。
ワカバとりりのいきさつを知ってから見ると、これまでのあらゆる描写が全く違って響きますね。
最初に1話を見たころは、ほぼ同人版と一緒やな、ラブコメ要素は唐突やな、謎解きメインになるとちょっと好みじゃないかも、なんて、やや距離をおいてたなあなんて思い出したりして。
みごとに全部ひっくり返りましたが!!
5話のりつねぇの、「みどりちゃんを見つけたとき一目でこの子を育てるためにここに来たんだと思った」なんてセリフも、11話を見てからだとそういうことなのかなと思ったり。
初見ではさらっと見過ごしてしまう何気ない描写やセリフに物語全体を支えるような意味や思いが込められていて、見返すたびにどんどん作品やキャラに対しての愛情が深まっていくのが実感できて胸が苦しい…。
(そして多分12話を見た後はまた更に違う思いで見ることになるでしょう。早く見たいという気持ちもありつつ、あと2週間くらい反芻する時間が欲しい、終わりが来るのちょっと待ってほしいという気持ちも!)
あー、完結してから見ようとか騒動関係でちょっと引いてる人たちに、今からでもいいから見てくれと叫びたい!!!これを現在進行形で見る喜びを!!!
後になって見ても魅力は色あせないと思いますが、この、物語という旅を登場人物と共にしているという感覚をスルーするのはもったいなさすぎる…。
で思うのは、りく、りょう、りょくの3人があまりにキャラが立っていて、ここまでちょっとしか登場してないのがもったいなさすぎるなあと。話がここまで密度が濃いと3人に割く尺がなかなかとれなのはわかるし12話で何かしら描写されるとは思うのですが、2クールあったら絶対もうちょっと描写されるポジションだよなあもったいないなあって。
いや、3人のことだけじゃなく、どの要素にしてもみっちりキツキツで、いくらでも補足描写できるよなあって。いや、十分にサービス満点の作りになってるのはわかるんですが。
そういう高密度で駆け抜けていく流星のような輝きが本作の魅力の一側面なのかもしれないけど、
惚れ込んでしまった身としては、もっとこの子たちを見ていたい、この世界に浸っていたい、いっぱい掘り下げてほしいという気持ちも偽らざる気持ちなのです。
あと24分しかないなんて、嗚呼…。
>>裏姉妹の活躍を見たい、いやもっと続きを見てみたい!
そういう人のために「二次創作」はあるんやで。
イラストやマンガに描くも良し、SSを書くも良し、
ゲームを作ったり、ファンアート(グッズ)というのもある。
幸いここには「語り合える仲間」も居るからね👍
やってみたいですね。
まずは本編での描写をすべて見てからだぜと思うので、12話でどのくらい出してくれるのか期待してるのです。あと一回戦って終わるみたいなことを言ってたから出番はあると思うのです…が、
なにしろあと一回で語られるだろう要素がてんこもりなのでどのくらいになるやら。
あー、今から12話が2時間スペシャルになんないかなー。
逆にワカバとりりについては、今回の描写だけで全編の印象を塗り替えるほど深まったのはやっぱすごいです。
ある意味種明かし回で、たくさんの伏線回収を責務としながらけして説明的に感じさせず、間違いなくストーリーの核たる思いをこちらの心にぶっ刺してくれました。
特に最後の20秒のほんの数枚の影絵、これだけで、りりのわかばへの思いが、その決意が、痛いほどに伝わりました。あんなん泣くわ。
そういえば、空想世界のSF的説明って難しい専門用語や造語をいっぱい使いがちになるものだけど、
「ケムリクサ」というターム以外はほぼ平易な文言でやっている手腕もちょっとびっくりなんですよね。
『何を描くか』とともに『何を使って、どう描くか』という創作の両輪が卓越している…。ちょっと怖いくらいです。
今日も見返しているケムリクサ。
あかむしやヌシ戦を見て、「4話のヌシはシロだったんだよなあ、ぬしじかなぬしぞうかな」とか、
「前に倒されたというヌシもタガメ型のやつもみんなそうだったってことだよなあ」とか、「あかむしたちもシロたちの仲間だったのかなあ、8話で停止していったシロの仲間のように煙の命令より船長の命令が好き、生きがいって思っていたのかなあ」…などとつらつら思ってまた涙を流したのでした。
あと、配信版とかはCMや提供が入ってないんだろうなと思いをはせてみる。
12話のアバンラストの「帰ってきた、おーい」暗転からの「わかば!」で え!?ってなって「この番組は…」で切られ、CM明けまでぐおおおおってなるあの感覚は味わえないのかあと、そういう間まで含めての地上波の初視聴体験をちょっとうれしく思ったり。
うぁ…わぁぁぁぁぁぁぁぁ!(語彙消失)
視聴終了・・・。
CMが長かったから途中CM無しは読めてたぜ。
前半の絶望的な戦いも、りりが目的を削除するのも、姉らが登場するのも、りんの「好き」がわかばになるのも想定の範囲内だったぜ。
シロが超メカになるのと、最後に船の外の世界に出るのは考えてなかったけど、まああることだなと思うんだぜ。
どっちかっていうとハードな最終回を期待していた向きには、ラストバトルとしては普通ね、ピンチ脱出もありがちね、と言われてしまう段取りかもしれない。もっと二転三転するハラハラバトルにしたほうがクライマックスとしての受けは良かったかもしれない。
でもワイは今うれしくてたまらない。
あいかわらずのわかばがあの窮地で壁を自分に使えと言われても迷わずりんに使ったこと、
りんがりりの思いを重ねつつも、わかばを大事だと自分の気持ちで動いたこと、
姉妹たちの言葉と行動がそのりんの「好き」を励ますように、導くように、収束していく。
目的を遂げたとはいえ水がもうないという事態にもデウスエクスマキナで救済が訪れる。
ぬるい?けっこう。むずがゆい?うん、そうだねw
そういう希望や愛情や、あったかくて直に言うのははずかしいような大事なことを
斜に構えずに「大事だから大事に描い」てくれたことがほんとにうれしいんだ。
わかばを好きだと気付いてからは、りんはそれを隠さない。
恋愛など知らないケムリクサ人間だからそう描写できるのかもしれないけど
最後、すべての重荷を解かれたりんの最高の笑顔とまっすぐな「好きだ」に行きついてくれたこと、
そこを最重要点としてぶれずにお話を紡いできてくれたことがうれしくてしょうがない。
いろんな伏線の貼り方、世界の謎の構築と、ともするととテクニカルな方面の腕前が評判になりがちだけど、
けもふれと、今回ケムリクサを見終えて確信した。自分にとってのたつき氏の魅力はこの光だ。
大事なものを大事だとかっこつけず言える創作者のポジティブな心だ。
この作品を見ることができて本当に自分は幸せだ。
とまあ、放送直後の感想はここまで!
これからこの宝物を胸の中でゆっくりと熟成させていくのだ…。
自己レス、ちゃんねるのほうの感想をざっと見たら、やっぱりちらほら「アクションがもうちょっと」「ものたりなさが」という声が。
わっはっはっは、まあそれはわかるというか、でもこれまでのを見てきたらそういう超絶アクション作画ものじゃないことは織り込み済みじゃないのというか、でも一般向けアピールとしてはそういうニーズにこたえられてないのはもったいないこととして認めるしかないというかw
だがしかし、そのくらいのことはこの作品の美点に比べればいささかも価値を貶めることにはならないのですよ、余裕っすよwとか言ってみたり。
逆に、この時代やっぱりパッケージの価値として作画も含めた全方面が際立ってないとというのなら、ぜひたつき監督の次回作にいっぱいの予算と時間をあげてほしい。
現時点でケムリクサが商品利益見込みとしても作品評価としても成功してるのは間違いないのだから、これが追い風になって、より良い製作環境が提供されることを切に願うのですよ。
でも個人的にはこの肌触りが好きだし、他の美麗CG超絶動きまくりの予算たっぷりCG作品のようにはなってほしくないんだけど😅。
たつき監督ありがとう
好きだ。
この物語は、やっぱり「好き」の物語だったんだなって。
なんか元気いっぱいだったぜ
見る前は、今日は涙に震え、胸を締め付けられる思いに苦しむことにって思ってたけど、
ほんと元気でた、あったかい気持ちでいっぱいだ
よかったよ、本当に。
てかケムリクサの主人公はリン姉なんだなって思った
ちょいちょい足りないコメは見受けられるけど
100%絶賛の作品なんてないわけですから、BDでちょこちょこと修正すれば十分でしょう。
僕?映画観終わった後のような虚脱感に包まれてます。
始まる前から追い続けてよかった…
もうこれでケムリクサは終わってしまうのか…そう考えると、終わらないアゴニーです。
ちょっと落ち着いたので、もう少し。
物足りないという意見を自分なりにちょっと考えてみます。大きく4点。長くなったので折りたたみ。
1、11話が怒涛の謎解き回だったので、もっと設定が明かされたりさらなるどんでん返しを期待した
・・・こういう気持ちもわかるんです。あそこまで仕込んだなら、最終回はもっとすごいに違いないって。
りりやワカバのその後、姉妹誕生の経緯、ケムリクサの作用のさらなる言及、文化をサルベージした種族や船、地球の状況、裏姉妹について、わかば誕生のいきさつetc.
時間があったならもっと描写して欲しかったことはいくつもあります。それは確かに惜しい。もったいない。
多分たつき監督の頭の中にはいずれもしっかりあるんだろうと思うと、全12話と最初から決まっていた中でバランスがいい描写配分ではなかったかもしれません。
ちょっとずるいのですが、この作品の企画経緯の事情も関係してくることだなと思います。ケムリクサは最初から12話作品として企画されたものではない、同人作品をテレビ用にしたものだと。
それを考えれば、限られた尺で描かれたものからだけでも納得できるだけの取捨選択はされていたし、これ以上詰め込むよりもドラマの核を直球で見せることに専念したことは、良判断だったと思うのです。
わしらはああもあったろうこうもあったろうと悶々としながら、このあとも考察したり2次創作をしていくという楽しみ方を続けていく道があって、ネットなどでそれを共有できる今の時代には結果的にこれは合った作りなのかとも思います。(狙ってる?)
まあ…期待させておいて~という声は…やっぱ無理ないところかも。がんばれ考察班。
2、りりの思い、ワカバとの関係をもっと見たかった、りりが報われる結末が見たかった
これも11話ショックを受けたファンには、もうちょっとなんかあってもいいんじゃないかっていう…
ひじょーーーにわかる・・・特にりりがワカバの死を見るシーンなんかは衝撃が大きい割にあっさりですぐ記録の書き換えをして回想終わりって…あまりにかわいそうで思い出すだけで辛い…
これも時間的な苦しさがあったんだろうなあ、最終回前までにここまでやれてたらまた違ったんだろうなあと思うんです。EDラストに2人が会うシルエットが(りりが大きくなっていることをチャンネル情報で知った!!)多少救ってくれているとはいえもうちょっとなんとか…。
ただこれも、1と同じく最終回に入れる事項の取捨を考えると、クリエイターとしては意図的に比重を減らしたんじゃないかなって思うのです。
りりの物語として完結させない、りんのわかばくんへの思いをりりの思いに従ったものとしての印象を薄め、今を生きるりん独自の思いとしてはっきり描きたかったんだろうなあって。
過去の因縁を成就させる結末もドラマチックで泣けますが、この物語はそういう閉じた輪を美しく飾る方向ではなく、そこから抽出されたその先の、好きなものを大事にして生きることのまぶしさ・素晴らしさを描く方向を向いた作品だったと感じているわけです。
りりの最後の「好きに生きて」が、単にワカバがもう死んだからの諦めとしてではなく、「好きを大事にして生きて」という風に今は聞こえてなりません。
3回目視聴、りりの最後の言葉は確かに絶望にもとづいて発せられ書かれていると思うのだけれど、それが今を生きる者たちによって「『好き』に生きる」に意味が転じているようで、実は結果的にりりの願いの芯のところでリンクしているっていう超絶ストーリーテリング。この辺まだうまく言語化できないので評価班の発表を待つ!
作品のメッセージ、もしかしてこれ(「好き」に生きて)かもって思うんですが、どうか?
いろいろそぎ落としてもそこははずせない、りんに絞ったエンドはそれを汲み取るに十分な潔さと本気を感じました。「重荷を解かれたりん」と前に書きましたが、それはりりの思いを責任としてではなく輝く道しるべとして受け取った姿でもあったんじゃないかと。それがすでに過去の悲劇を経てもなお今におけるりりの救いでもあるし、だからEDのシルエットも(けしてせめてものという作り手のお情けではなく)成長したりりがワカバの腕に飛び込んでいけたのだと。
あ・・・また泣けてきた・・・。
続く
3、ラストあっさりしすぎ?りんとわかばの距離はこれからどうなる?外の世界を前にみんなはこれからどうするの?
うーん、これについてもいろいろ書こうかと思ってたんですが、これも1,2で自分の中では言い訳がついちゃった感が…
これも、りんがまっすぐにわかばを好きだと伝える物語の到達点の前には些細なことのように思えてきてしまったんだよよよ…
もちろんりつやりな(とシロ!)とともに、みんなの行く先は気になる、12,1話大歓迎だし妄想もはかどるし、出来事を描くストーリーとしてはここで終わり?という喉の渇きもあるんだけど、一番大事なことは描き切った!乱暴に言えば、この後を描くのは主題を薄める蛇足だ!・・・とはさすがにまだ言い切れない、やっぱぐぬぬ…という感は残るのですがw
それはおかわりをよこすのです的な、作品が良かったからこその欲求であり、けして期待外れだった・肩透かしを食ったっていう不満でないのは確か。
お客はあれもこれも食べたかったけど、閉店直前に店主はきっちり主菜は出したよ!って感じ?うーん、しっくりこない喩ですね。
4、山場としてのバトルシーンがいまいち
死にそうなわかば→大丈夫でしたを2回、赤い樹の攻撃が単調、もうだめか→裏姉妹の救援は定番すぎ、後方りつたちの死闘も見せろ・・・こんなとこでしょうか。
これは、そういうのがうまいスタッフならもっとメリハリをつけて盛り上げただろうな…とは思います。
それこそ戦闘シーンが「神アニメだこれ!」って崇められる作品はいっぱいありますからね。
そうは言っても必要十分な盛り上がりはあったし、迫力も絶望感も爽快感もあったかと。りんの気持ちの揺れ、わかばの変わらぬ挺身、裏姉妹の個性あふれる戦い方、後方部隊描写。
もっとって言い出したらきりがないのですがね。
うむむむ、個人的にりょうのアクションは絵的にもうチョイ…
けもふれもそうですが彩のモデリングってちょっと体の線が生々しいというかマンガ的にすらっとしてないのと、カメラがとても客観よりなんで、
アクションアニメのように主観と誇張を駆使した演出で大迫力っていうのを期待するには苦しい気ががが…
いや、事態の全体をその場で見るようなその感じがいいんだ!とも思うのですが、
最終決戦的には思い切ってのめりこませてくれるような熱さ優先でもいいんでは?という気持ちもあり…。
好みにもよりますかね。
例によって放送直後のダメダメ印象で書いてるので、今後全然違うこと言うかもしれませんが
将来「最終回はもう一歩」みたいな評価が出てくるような気もする周囲の反応だったので、リアタイ時、自分はそのへんについてどう思ったかの記録としておきます。
書くことで自分の中のぼんやりした気持ちの輪郭が見えてくるのでみなさんにもお勧めなのな!
駄文おつきいただいた方、ありがとうございました😅
長文お疲れ様。
11話がピークで、最後はちょっと失速したかな?という感は否めませんが、
まずは「完走おめでとう」とスタッフさんたちには言いたいですね。
「ハードな世界観のSFに恋愛要素を入れてみました」
という作品だ、というのは監督のミスリードだと思います。
実際は全く逆で、
「不器用だけど姉妹思いで真っ直ぐな女の子が『自分の好き』を見つける純愛ストーリー」
に理論武装ガチガチのSF設定をくっ付けてみました、と。
そう考えれば、ラストシーンとあのセリフ以外、何が要るんだ?
って話なんですよね。
そこはちゃんとブレずに描き切った! と思います。
あとは考察班さん、お願いします!
ほんとにそう思います。物語のすべてはあのラストカットに行きつくために。
だから
>「ハードな世界観のSFに恋愛要素を入れてみました」
を本当にそうとらえて、だからケムリクサはいまいちだった、って評価が出てきたら残念だなあ、ちゃんとやりきってるって理解されてほしいなあと思います。
ただ、そう思われがちじゃないかという理由はあまりにそっち要素が魅力的なのと、出し方が巧みすぎてそっちに期待させられてしまうっていうたつき監督の罪でもあるのが😅
かといって最初からストレートに本題を描いても、今の時代舌の肥えた?擦れてる?視聴者が、どれだけ食いついてくれるかっていう問題もあると思うので難しいところですね。(連続作品では…単発の映画作品ならいけるかも)
この2作でたつき監督が「伏線を盛り込むのがうまい、考察し甲斐がある」部分ばかりが評価される事態にならないよう願っています。たぶんファンの大部分はわかってると思うので大丈夫だと信じてるぅ。
おまけ
戦いの果て生き延びた主人公が、人工世界から脱出して初めて目にする自然の中に踏み出すってラストシーン、実にSFっぽいなあと思いました。
ハインラインの宇宙の孤児とか…。
りんたちの心が解放されるラストに状況的視覚的にも開放される「外」を持ってくる采配も見事すぎる。
りりのした事は過ちだったのかもしれないが、それが無ければ姉妹やわかばの物語は生まれなかったのよなぁ
神々(ワカバとりり)の話ではなくあくまで現人類の話としてブレずにしっかり描いてくれた事は個人的にとても好きだ
最初は「男キャラいらん」「うざい」言われてたわかばくん、どんどん物語の希望になっていったわけですが、
最終回、りんの「好き」がクローズアップされていく中で、わかばくんについてはもう希望とか優しいとかかっこいいとかを超えて、好かれて当然というポジションになっているあたり…たまらんですのう。
最初は敢えて一面的な部分しか描写せず、
「何やコイツ?」と思わせておいてから、徐々に情報を小出しにする。
中盤では「なんや、ええヤツやん→そこそこ頼りになるやん」
7話では完全に視聴者も毒されてましたよねw
これって実生活や、アニメ視聴にも同じことが言える、と思うんですよね。
第一印象で切っちゃうと「良いところ」なんて分からない。
ましてや「好き」を見つけるには時間と理解が必要。
そういうことを文字通り「体を張って」教えてくれたように思います。
自信と、視聴者への信頼がないと、なかなか出来ないことです。
#こちらでも おおむね高評価で一安心
良くないと思う点についてもただ合わない嫌いとかじゃなく根拠をもって書かれているのがいいですね。
それらについて思うことを書いたらまた長くなったので別レスに。
こういうのを読むと、自分の中での考えもさらに深まるし、やっぱりいろいろな方の意見を聞くことができるのっていいなあと思うのでした。
CGの弱さについてはやっぱり言われてますねw海外の反応とか見てもそこがダメって意見が多いですし。
ワイはきらびやかでヌルヌルの一流CGアニメもあまり好ましく思ってないクチなので、ケムリクサがそういう方向だったらなあとはかけらも思わないんですが、手書き作品だったらもっとこうだったろうにとは思います。
別に手書き信奉者じゃないけど、3Dモデルアニメってどうしても有りものの人形を操ってる感がぬぐえなくて。
「アニメーターは役者だ」って言うように、そのカットだけのために思いを込めて表現された絵や動きのほうが、伝わるものは大きいよなあって思ってます。描き手の力量にもよりますし、予算や人手、製作期間的に今は手描きでよいものを作るほうが贅沢な話なんだとわかっちゃいるのですけどね。
(ガルパンの戦車がCGなのはまさに適材適所の采配だと思うのですが、キャラがもし同監督のコトブキみたいなCGだったらあそこまでの出来になっていたかな、と。コトブキファンごめんなさい)
そんでむしろirodori的には、同人的規模・同人的製作能力で、省予算省人手でも(だからこそ?)このくらい作れるぞっていうところからのスタートだというのは忘れないでおきたいところです。
irodoriの制作体制(3D)は変えないでしょうね。
なぜならフットワークの軽さ、脚本・構成力を最大限に発揮出来る武器だから。
スポンサーのコスパも2Dに比べて良いはずだし、
何より、やらしい話をするとスタッフの手取りも格段に良いはず。
ただ、体には気を付けて欲しい。
頼むぞ、福原P!
キャラクターが一様、ストーリーが平板。・・・そうかもしれないです。
極楽とんぼだったサーバルが必死に敵にしがみつき、燃える紙飛行機を投げる。
自己評価が低くアイデンテティを希求するかばんが、それを求めるより仲間を救うことを選ぶ、
また、ヒグマをごまかしてまでもノヴォリ走り飛び泳ぎサーバルのもとに飛び込む。
物語において、登場人物が事態やストーリーの進行の中で見せる変容がドラマとしての共感を呼ぶものです。
一方、ケムリクサ。
りん以外の姉妹たちにはすでに揺るがぬ「好き」があり、生死についてさえ達観している感がありますし、
わかばも一貫して優しさと思いやりの人でした。
りんだけが責任感と使命感という鎧から一歩踏みだしたという、これは12話もかけての大変ミニマムなお話と言えると思います。
全体を見たときに「山も谷もなく」「平坦なストーリー」という評価が出るのも間違ってるとは思わないし、むしろよく見ているなあと感じます。一方で、複雑に盛り込まれた世界描写に「推理小説を読むように描写を読み取っていけばいいのだろう」という声が出るのもまあわかります。
で、ここまで書いて逆に自分なんかは得心した部分があるんです。
ケムリクサは、最後のりんの変容だけを描くための物語だった。・・・最後まで見てそれが一番胸に残った作品の核だと思いました。
で、作り手はそのために、そこまではストーリーに余計な凹凸を入れずに一直線に進む必要があった。
そしてそういったシンプルな物語を興味をもって最後まで見てもらう…ラストまでたどり着いてもらうためには、それ以外の要素にいっぱい仕掛けを施して引っ張り、万全の態勢でりんの一歩に備える必要があった。
閉じた世界と迷いのない周囲のキャラクターを用意周到にぶれずに描き、りんが変容する結末と、そこに閉じた世界の小さな出口を配した。
こういう意図だったのかな、と。
12話かけての山あり谷ありのドラマでなく、最後のこの一点に向けて逆算して構築された非常にストイックな作品だったんじゃないかなあ、と思うのですが、どうでしょう。
そうだとすると連続娯楽番組としては非常にアンバランスだし、冒険的すぎて、ともすれば「構成が下手」と見られかねない作りではあります。
けれど、実際視聴者として「ああ、ここに行きつくために…」と感じることができた身としては、そのミニマムな物語に大きな感動を受けることができたことを幸せだと思うし、それを受け止めてもらえることを信じて貫いたクリエイターに拍手を送りたい気持ちでいっぱいなのです。
ストーリーが平板というか、
前半1〜3話は正直心配になるくらい波がなかったし、
あっさり終わった、感もあります。
しかしキャラに関しては、姉妹は一様と言われても仕方ないにしても
(元同一人物なんだから当たり前なんだけど)
りんとわかばの関係性の変化は見事だったし、
わかばの評価の上がり方(特に他の視聴者の反応)は見てて笑えるくらいの手の平返しで
人物描写の手腕が光りました。
でも刺さらない人や、好みが合わない人も居るでしょうから、
仕方ないんですけどね。
>前半1〜3話は正直心配になるくらい波がなかったし
同人版を見てしまっているので、あれの延長だなあっていう気持ちは正直ありましたね。
だから自分の場合テレビ版だけについての公平な見方ができてなかったところがあると思うんですが、テレビだけを見ていた人にも「波がない」って感じ方だったのか気になるところではありますね。上の評価サイトでそう書いていた方はそんな感じかな。
序盤でもう一つだ・離脱したという方、やっぱり確実にいるのかと。
考えてみればけもふれもそういうとこあるな…。
やっぱりリスク込みの作りなのでしょうね。
たつき監督はそうでない作品作りも今後やっていくのか、ふるい落としてでもこの作風を貫くのか、めっさ気になるぅ~。
実際1話切りをした人が半分くらい居たみたいです。
でも4話辺りから切り返し。
中盤からは右肩上がり、11話で残留率が100%超えてたそうなのでw
今作を「半信半疑」「お手並み拝見」で観ていた人
(業界人・スポンサー含む)は慣れたでしょうし、
監督も手応えは掴んだでしょうから、手法は変えないと思いますね。
いくつか確認しようと最終回を再生したら、またガチで見てしまう…。
りんが、りりの時とまた一緒だと絶望し、りつらのところに戻ると言うところからの、再びわかばをって流れ、
りんも、その背中を押すりつもりなも裏姉妹もみんなりりであり、いわばりりのリターンマッチなのね。
あの時はダメだった、けど今度は失いたくない。
それを成す動機が、それがりりの願いだからではなく、
「好き」を思うことだということと、
そしてその願い自体がもとを返せばワカバの願いだったことっていうのががモーレツに心を揺さぶります。
あのEDラストのシルエットは、単なる慰めの救済じゃなかった。
りりの願いもワカバの願いもかなったんだなって。
姉妹たちの中で、りんだけがほかの姉妹の「好き」を優先して、自分は「好き」に生きていなかった。
その責任感や使命感、姉妹を失いたくないという気持ちは、りりの自責の念を引き継いだものかもしれません。
縛られた自分を、ワカバの願いを体現した自分がその背中押す話でもあるという…。
そしてその対象が、ワカバの言う「きっとまた会える」の存在のわかばくんであるってさあ…
わかばくんが現れなかったらりんは「好き」に生きられないままみんなと1島で終わっていたんじゃないか
食べること、育てること、触れること、挑むこと、知ること、
りりの(人の)「好き」に生きることは分割された姉妹たちに引き継がれていて、
あえて言うならりんは、大事な人を守ること、なので誰よりも姉妹を失うことに神経をとがらし強くあろうとした。
誰かを好きになることは、その誰かがいなければできない。
そしてこの世界にはもともとりりとワカバしかいなかった。
わかばが現れなかったら…Oh…
って、もうさあ、ちょっとこのプロット見事すぎませんことこれ。
#誰かに伝えたい
#この感動を...
上の評価サイト以外でも、アマゾンとかのレビューなんかでもさらに直球で厳しい批評もちらほら目に付くようになってきました。(ツイッターとかの言いっぱなしのはそれとして)
作品を愛する身としては読んでいて、うぎぎ、辛い…という気持ちも湧きつつ、いろんな考えの人がいるということは知れてありがたいし、受け入れられなかった人もその人なりの考えの上で語ってくれている文はなるほどなと思うこともあるのでした。
欠点として挙げられている点に、そう感じることの納得はしつつ、それを上回る魅力を自分が何に感じているのかをあらためて客観的に見直せたり出来て、うむ、マイ評価は揺るぐどころかますます太くたくましい幹になっていくのでありました。ぶははは。
こっちか趣味のアニメスレか迷ったのですが、あっちはツイッターに上がったほうかなと思いこっちに。
最近予想通りロスに襲われてて、(次回作はいつだあ、また2年後かあ?)
半年ぶりに同人版ケムリ草を視聴しました。
テレビのほうと印象や感想、考察なんかが混ざらないよう意図的に離れてたんですが、そろそろいいかなって。
テレビの1話は、番組紹介やキャラ絵公開とかがあったのですんなり入って、うん、同人版と大体同じかななんて思ったんですが、今見ると同人版は絵にしろ展開にしろかなりエッジが立っているというか、ナマっぽいというか、挑発的な作りになっていたんだなあと。
テレビ版はここから時間もあり、一般視聴者用にキャラの雰囲気や謎の見せ方などの間口も広くし、12話引っ張るために洗練されているんだなあと感じました。このへん、けもふれを経て、テレビ作品としてのアピールの仕方を財産にできたっていうのは確実にありますね。
それはそれとして、同人版はそのナマっぽさに作り手の意図がより直接的に見える気もして味わい深いのです。
完結したテレビ版を頭において、さて同人版も当時から同様の物語背景を考えて作られていたのか、逆に同人版を見ることでテレビ版の理解が深まったりするだろうか、そのへんを気にして見たのですが…どちらかというと今回は相違点を確認した結果になりました。
例えばテレビ版でははっきりとは時間や年月については触れないようにされていましたが、
同人版では「20年ぶりかな」「50年だな」とか「月に一度が目安かにゃ」などと言っていること。村と呼ぶ拠点やりつの能力(マーカーとか)などにはテクノロジー的な描写が目立つことなど、よりSF的雰囲気が強いです。あと(わかばへの)バイオレンス描写がきついとか、よりハードな感じとか。
それを削ったテレビ版は、一見さんお断りにしないこと、また、注目させたい情報は厳選して散逸させないことを狙ったと思われ、効果を上げていると思います。
が、こちらもなかなか捨てがたい😆
テレビ版を見て理解が深まったのは細かいところですが、りなこの最後のセリフだけ「な」の口癖でなかったところ。同人版の本には口癖の件も書かれていたそうですが、持ってませんので…。
と、まだまだ見方が浅いのですが、テレビ版も同人版も、まだこれからじっくり見ていくのだ、時間はたっぷりあるのですから(でもはやくおかわりがほしい!)。