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けむりくさの かんそうについて / 60

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ななしのひと 2019/03/27 (水) 23:40:57 5ac29@82d30

視聴終了・・・。

CMが長かったから途中CM無しは読めてたぜ。
前半の絶望的な戦いも、りりが目的を削除するのも、姉らが登場するのも、りんの「好き」がわかばになるのも想定の範囲内だったぜ。
シロが超メカになるのと、最後に船の外の世界に出るのは考えてなかったけど、まああることだなと思うんだぜ。
どっちかっていうとハードな最終回を期待していた向きには、ラストバトルとしては普通ね、ピンチ脱出もありがちね、と言われてしまう段取りかもしれない。もっと二転三転するハラハラバトルにしたほうがクライマックスとしての受けは良かったかもしれない。

でもワイは今うれしくてたまらない。
あいかわらずのわかばがあの窮地で壁を自分に使えと言われても迷わずりんに使ったこと、
りんがりりの思いを重ねつつも、わかばを大事だと自分の気持ちで動いたこと、
姉妹たちの言葉と行動がそのりんの「好き」を励ますように、導くように、収束していく。
目的を遂げたとはいえ水がもうないという事態にもデウスエクスマキナで救済が訪れる。
ぬるい?けっこう。むずがゆい?うん、そうだねw
そういう希望や愛情や、あったかくて直に言うのははずかしいような大事なことを
斜に構えずに「大事だから大事に描い」てくれたことがほんとにうれしいんだ。
わかばを好きだと気付いてからは、りんはそれを隠さない。
恋愛など知らないケムリクサ人間だからそう描写できるのかもしれないけど
最後、すべての重荷を解かれたりんの最高の笑顔とまっすぐな「好きだ」に行きついてくれたこと、
そこを最重要点としてぶれずにお話を紡いできてくれたことがうれしくてしょうがない。

いろんな伏線の貼り方、世界の謎の構築と、ともするととテクニカルな方面の腕前が評判になりがちだけど、
けもふれと、今回ケムリクサを見終えて確信した。自分にとってのたつき氏の魅力はこの光だ。
大事なものを大事だとかっこつけず言える創作者のポジティブな心だ。
この作品を見ることができて本当に自分は幸せだ。

とまあ、放送直後の感想はここまで!
これからこの宝物を胸の中でゆっくりと熟成させていくのだ…。

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    ななしのひと 2019/03/28 (木) 00:11:56 5ac29@82d30 >> 60

    自己レス、ちゃんねるのほうの感想をざっと見たら、やっぱりちらほら「アクションがもうちょっと」「ものたりなさが」という声が。
    わっはっはっは、まあそれはわかるというか、でもこれまでのを見てきたらそういう超絶アクション作画ものじゃないことは織り込み済みじゃないのというか、でも一般向けアピールとしてはそういうニーズにこたえられてないのはもったいないこととして認めるしかないというかw
    だがしかし、そのくらいのことはこの作品の美点に比べればいささかも価値を貶めることにはならないのですよ、余裕っすよwとか言ってみたり。

    逆に、この時代やっぱりパッケージの価値として作画も含めた全方面が際立ってないとというのなら、ぜひたつき監督の次回作にいっぱいの予算と時間をあげてほしい。
    現時点でケムリクサが商品利益見込みとしても作品評価としても成功してるのは間違いないのだから、これが追い風になって、より良い製作環境が提供されることを切に願うのですよ。
    でも個人的にはこの肌触りが好きだし、他の美麗CG超絶動きまくりの予算たっぷりCG作品のようにはなってほしくないんだけど😅